Top雑感2020年12月(21日〜31日)

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12月21日 受け入れ協力金
 COVID-19対策もここまで来てしまったか、という感じだ。東京都は年末年始に患者を受け入れた医療機関に対し、重症の場合は1人1日当たり30万円を、
中等症、軽症の場合は7万円を支給することを決めた。年末年始に病床の確保がより困難になるとの見通しも示されている中で、逼迫する医療機関を守り、
東京都民の命と安全を守るという名目のようだ。協力金を支給することで医療体制を確保したいという思惑のようだ。もうここまでしないと受け入れて
もらえないということなのだろうか。最も、医療機関としてお金を受け取ってみても、医師や看護師といった医療スタッフを確保できなければ、受け入れを
したくてもできない状態にあるわけで。どちらかというと、医療機関ではなくて医療スタッフに支給される仕組みを作って欲しいものだと思う、難しいのは
分かるのだけど。

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12月22日 真剣勝負の3週間
 政府が勝負の3週間と言ったのはいつだったか。それに対して何か特別な対策も打たず、当然のように感染者数は増加し、世間では不戦敗とさえ揶揄された。
それを意識してかどうか、東京都医師会が緊急記者会見を開き「真剣勝負の3週間」という言葉を使った。これから年末年始を迎えるにあたり、医療機関も
貧弱になっていく中で、感染者数が増え続けると本当に医療が崩壊するということで、東京都民に行動変容を強く呼びかけた形だ。東京都医師会なので
行政のような力は持っていないので、特別な働きかけもできないのだが本気だということを伝えているわけだ。まぁそれくらいしかできないわけで仕方ない
とも言えるのだが。それにしても、今更そういうキーフレーズだけを打ち出されても誰も行動に移さないというのがパターンが定番になっているわけで。
今回も果たしてどうなるのか。年末年始で人の動きが減れば感染者も減るかもしれないが・・・。何となく何も変わらない気がする。

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12月23日 元天皇誕生日
 今日は何かの日だったなと思っていたのだが、元々は天皇誕生日であったことを昼くらいに思い出した。年末の忙しさで今日が元々は休日であったこと
なんてすっかり忘れてしまっていた。昭和天皇の天皇誕生日は、その後も祝日として残っているので、天皇誕生日がそのまま平日になるというのは、私には
経験のないことだ。まぁ、今は上皇さまとなっているが、お亡くなりになった場合には何らかの祝日になる可能性もあると考えられるのだが。それにしても
12月23日が平日というのも意外とあっさりと受け入れるものだなと驚いてしまった。忘れていたくらいなので、気にもしなかったのだろう。仕事が忙しくて
1日でも惜しいというのもあるのだろうけど。どうしても年末に向けて忙しさが加速しているのが気になって仕方ない。もう少しなんとかならないもの
だろうか・・・。

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12月24日 お年玉もキャッシュレス?
 この年末は新型コロナウイルス感染症の関係で、帰省を自粛する動きが出て来る。子供たちにとっては帰省してお年玉をもらうのが楽しみの1つだと
思うのだが、来年の正月はキャッシュレス化が進むかもしれないという話が出ている。感染リスクが抑えられて、帰省できなくても渡せるという声がある
そうだ。一方で味気なくて寂しいという賛否両論の状態。キャッシュレス決済を使って払う方法が紹介されていたのだが、それって本当に子供に渡るのか?
という疑問が。まぁ通常のお年玉も100%子供に渡っているかは分からないのだが。中には形式を重視して、ポチ袋に入れて現金書留で送るという人も。
そこまでいくとそろそろ何なのか分からなくなりそうだが、まぁ考え方の問題だろうか。今度の正月は初詣の形も変わりそうだし、色々と変革のある
年始になりそうな予感がある。定着するかどうかは別問題だけど。

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12月25日 ワクチンの優先接種
 まだ日本で承認はされていないのだが、優先接種の対象者の具体的な範囲の議論が始まった。まぁ早めにやっておかないといざ始める時に困るからという
のはよく分かるので、特に異論はないわけだが。対象は医療従事者、高齢者に続き、慢性の心臓病や腎臓病、糖尿病、がん、肥満など14種類の基礎疾患の
ある人という話になったようだ。この基礎疾患については証明書は求めずに自己申告にするという。さて、この自己申告がどういう流れになるだろうか。
肥満のように見た目でもすぐに分かるようなもの以外はほぼ判別不能と考えていい。感染が怖いので偽ってでも早めに摂取したいという人が出てきても
不思議ではないと思うのだが、果たしてどうなるだろうか。少し前に行われた世論調査では積極的に接種したいという人は意外と少なかったのだが。尚、
今のところ来年2月下旬の接種体制確保を目指しているというのだが・・・。今の状況、1ヶ月先ですら分からないからなぁ・・・。

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12月26日 鎖国
 政府が11月1日から緩和していた海外からの新規入国を12月28日から来年1月末までの間一時停止すると発表した。ただし、政府間で合意している11の
国と地域との間のビジネス関係者らの往来は認めるという。新型コロナウイルスで感染力が強いとされる変異種が国内でも見つかったことについての対策で
水際対策を強化するという。これまで結構のらりくらりとかわし続けていた海外からの入国緩和策をついに引き締めの方向に動かした形だ。まぁ既に国内に
入ってしまった以上は遅いのかもしれないが。ただ、比較的近い日程からの停止措置を打ち出しているのは、これまでになく珍しい形だと思う。まぁ最近の
状況で年末年始に海外旅行をしようという人はほとんどいないと思うのだが、いた場合のキャンセル料はどうなるんだろうとか、航空会社の収入的に
どうなんだろうとか、空港使用料が徴収できない空港の運営会社の経営はどうなんだろうとか、色々と思うところがある。でもまぁ、そんなことを言ってる
場合ではなくなったんだろう。これで感染者数がどうなるか。

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12月27日 感染者数
 東京都がCOVID1-19の状況をアップしているWebサイトでの数字の疑惑がにわかに世間を騒がせている。昨日の発表では陽性者数は949人だったのだが、
都が運営するWebサイトでは一時的に1248人と発表されていたのだ。この数字に対して、上方修正とか、数字を操作しているのではないかとか、色々な
疑惑が噴出しているのだ。まぁそんなに騒ぐ話ではないのでは?と思っている人がどれだけいるのかは分からないのだが、おそらく実態は以下の通りだろう。
東京都は午前9時に締め切って集計、午後3時に速報値として発表している。949人もその時に発表されたものだ。しかし、Webサイトが更新されるのは午後8時
頃だ。そこに約11時間の時間差がある。その間に保健所から報告として上がってきたものも集計に入れてしまったものがWebサイトに掲載されたのであろう。
特に数字の操作とかではなく、日次で発表している以上はどこかで期間を区切る必要があり、その差異が発表した数字とWebサイトに出た数字の違いだったの
だろう。なぜそれが起きたのかは別問題として、あまり変な陰謀を疑うものではないだろう。で、陽性者数は全く減る気配がないのだけど・・・。

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12月28日 おにぎりの消費期限
 大手コンビニチェーンのセブン-イレブン・ジャパンでおにぎりの消費期限を約2倍に延ばす方針を明らかにした。これまでは店頭で販売できる時間が18時間
程度だったものを1日半〜2日程度に延ばすという。食品ロスの削減が狙いで、保存料の使用ではなく、包装する際に窒素を入れるなどして鮮度を保つ方法を
検討しているという。ただし、包装方法が異なる商品があるため、商品ごとに鮮度の意地が可能かのテストを行なっているという。果たして窒素の封入で
そんなに効果があるのか?という疑問がどうしても残る。コンビニのおにぎりのパッケージってそんなに密閉されていたっけ?という話だ。パッケージを
通じてでさえ、少しずつ気体は入れ替わっていくはずなのだが、それ以前に外気が簡単に入るような状態ではなかったっけ?という話だ。菓子パンなどは
封じられているので、包装を通じての入れ替えだけだと思うのだが。スーパーのお惣菜と違って安易に値引きという方法が取れないのがコンビニの難しい
ところなわけで。さて、どうなるだろうか。

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12月29日 シベリア高気圧
 今、シベリア高気圧の中心気圧が記録的な値になっているとして、気象関係者の間で騒がれているようだ。日本時間で今日午前3時の天気図では1084 hPaと
表記されているのだ。元々、この時期は寒気がシベリアに溜まっているので、高気圧として観察されるわけだが、それにしても高い。そして、それは同時に
それだけ強い寒気が溜まっているということを意味しているわけで。実際、日本でも年末年始は強烈な寒気が入り込むとして、気温の低下や大雪に警戒する
ようにニュースでしきりに呼びかけている。穏やかな天気は今日までで、明日は午前中は雨、夕方から夜にかけて寒気が入り込み、明後日以降は冷え込む
という予報になっている。コロナウイルス感染症が落ち着かない今の状況を鑑みて、家で大人しくしていろということなのかもしれないが、まぁそれなら
それで、という感じだ。年末に済ますべき用事は今日までで終わらせたし、年始の初詣をどうしようかと思っているくらいだから。。。

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12月30日 餅の危険性
 餅を食べる機会が多い時期に、窒息による死亡事故が毎年のように起こっているのはよく知られていることで、消費者庁が注意を呼びかけている。ただ、
その内容が少し気になったのだ。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で、特に高齢者は運動不足が懸念されており、口の中の筋力が衰えて窒息の危険性が
高まっている、というものだ。運動不足で全身の筋力が低下しており、かむ力、飲み込む力も弱まっているということだ。管理栄養士が指摘しているので
まるっきり外れているということは無いと思うのだが、運動不足では食事はきっちりとっていれば、噛む、飲み込むという動作はずっと行なっていたわけで
そこの筋力は落ちないのではないか?という気がするのだ。まぁ、どういう理由であれ、毎年のように窒息の事件は起こっており、特に今シーズンは
コロナウイルス感染症で医療現場が逼迫しているので、余計な負荷をかけさせないことが大事なんだと思うわけで。餅を食べる人には気をつけて頂きたい。

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12月31日 最終日に
 個人的にはあまり年の区切りは意識していないのだが、どうしても世間的にそういう流れなので、書かざるを得ないかな、と。今年は結局新型コロナウイルス
感染症に振り回された1年だったなという感じだ。国内の最初の感染報告は1月15日だった。そこから増減を繰り返し、バタバタと対応して気づいたら第3波と
言われる感染の流行の真っ只中で年の区切りを迎える。今日、東京都の陽性者数は1337人とこれまでの最高値であった949人の1.5倍弱まで大きく更新した。
国内はというと、新聞社のまとめで4188人と、こちらも初めて4000人を突破。厚労省の数字とは集計のタイミングの違いなどで同じ数字にはならないのだが
大台を越えたことは確かだろう。海外諸国に比べるとまだまだ少ないのだが、大台を越えることは、やはり人々の精神的にダメージを与えることになる。
そろそろ東京では医療崩壊も叫ばれてきているし。来年1年間でも終息しないのではないかと言われていたりするし、恐ろしいな。

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