Top雑感2020年12月(1日〜10日)

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12月1日 新語・流行語大賞
 12月に入るとこういうのが出てくる。今年の漢字とかもそのうち発表されるが、先陣を切ったのが新語・流行語大賞だ。年間大賞は「3密」とのことだ。
新型コロナウイルス感染症がうつりやすい環境として、密集、密接、密閉を挙げて、それを指す言葉として出てきたものだ。ただ、どうにも途中から意味が
変わってきたような印象を受ける。最初は3つの条件が重なるところだったのだが、「3密を避けてください」という表現がされるようになり、1つでも該当
するとダメというような空気になったのだ。言葉の定義が失われて、何となくで理解されてしまった典型例かもしれない。他にも「アマビエ」のように
年末なった今では何だったのか?と思うようなものや、「アベノマスク」なんて懐かしい言葉もトップ10には入ってきた。例によって、来年には忘れている
んだろうな・・・。

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12月2日 師走が正念場
 新型コロナウイルス感染症について、日本医師会は医療体制が崩れ始めている地域もあることを挙げた上で、師走が正念場だと述べて、改めて感染予防の
徹底を呼びかけたという。政府は1週間くらい前に3週間が大事だと述べていたし、その前にも、この1週間がとか、この連休がというのは何度も聞いた
気がする。結局は大きな波を覆すことはできず、何となくピークアウトしていくということを繰り返しているだけだった。それは今回も同じことになりそう
で怖い。権威ある人たちが言っても現状は何も変わらないということが続けば、オオカミ少年のようになっていく可能性があるからだ。結局、これまでの
行いがこの状況を作ってしまったわけで。誰が悪いというわけでもないが、残念だなぁ、と。

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12月3日 大阪府
 大阪府が独自の基準である「大阪モデル」で、新型コロナウイルス感染症について赤信号という基準に到達したと発表した。重症病床の使用率なども
勘案した基準になっている。これお受けて。大阪府は12月15日まで、「できる限り、不要不急の外出を自粛すること」を呼びかけるという。合わせて、
アルコール類を提供する飲食店の時短営業の要請も12月11日までであったが、15日まで延長するという。今回の流行の波で都道府県単位でここまで強い
メッセージを出したのは初だと思う。流行の初期では北海道なども同じような呼びかけを行なっていた記憶がある。問題はこの要請にどこまで大阪府民が
従うのかということ。降って湧いたような外出自粛だが、週末に予定を立てていた人もいるだろうし、ちょっと移動したら隣の県という人もいるだろう。
北海道は、その点では大きな島なので意外と連携が取りやすいと思う。さて、今は第3波と言われているが、果たしていつピークアウトするだろうか。
もうしばらく増え続けそうだけど。

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12月4日 外れたカバーは?
 那覇空港を離陸した飛行機のエンジカバーが外れるという事態が発生した。飛行機は那覇空港に引き返して30分後には緊急着陸したという。写真を見ると
エンジンのカバーが大きく外れており、内部の部品がむき出しになっている。搭乗していた人によると、突然ドーンという爆発音がして大きな衝撃があった
とのことなので、なかなかの衝撃だったのだろう。無事に着陸して怪我人もいなかったということなのでとりあえずは一安心というところだ。気になるのは
落ちた部品がどこに行ったのかということ。那覇空港の北100 km、高度5000 mというので海の上であろうことは想像に難くないのだけど、海に落ちたから
別にいいやという話でもないだろう。仮にこれが市街地の上だったらとか考えたくもない。国交省は重大インシデントとして調査官を派遣するとのこと。
再発防止策も策定も難しいのだろうけど・・・。

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12月5日 ふるさと納税とは?
 もともとは応援する自治体に寄付をすることで応援し、その返礼品として当該自治体の地場産品を送るというものだった。返礼品競争が過熱して、寄付額
に対する上限が設けられるなど、揺れに揺れた制度だ。今度は大前提だと思っていた地場産品という条件すら無くなりかけているようだ。山口県内で
つくられたおせち料理が8つの自治体で返礼品として提供されているという。一部に当該地域の特産品を使い、町の紹介冊子を同封しているので問題ない
といのが自治体の言い分だ。総務省は明らかに不適切でない限りは自治体に判断を任せているという。これでいいのか?という感じだ。総務省が
これを放置するのであれば、自治体としてはどうとでも解釈できるわけで。またしてもよく分からない制度になってしまいそうな感じだ。本当に自治体を
応援する制度なのだろうか。どこか焦点がずれているような気がしてならない。

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12月6日 マスク笑顔
 今、航空会社のCAでもマスクの着用が普通になっている。その中で乗客に笑顔であることを伝えるにはどうしたらいいかという問題が起こっているようだ。
口角と目尻の角度、上の歯が見えているかといった要素で人は笑顔を認識するらしいのだが、マスクをしているとそのうちの2つは封じられることになる。
その中で笑顔を伝えるのが難しいということらしいのだ。昨日から今日にかけて飛行機に乗っていたのでCAさんの動向を見ていたのだが、確かに目しか見えて
いないのに笑顔で接客しているのは分かるというのが凄いなと思っていた。だが、同時に、やり過ぎではないか?と感じたことも事実だ。飲み物の提供などの
乗客サービスをしている時と、ドアレバーのセットなど、航空保安業務を行なっている時のギャップが凄いのだ。まぁCAは元々保安要員なので分かるのだが、
その差から、あまりにもわざとらしく感じてしまったのだ。悪いとは言わないが、CAの本来の保安要員としての本来の業務を強く出してもいいのではないか、
と思ったのも事実だ。CAというとおもてなしの達人というイメージがついているのはどうかと思うのだ。まぁ飛行機にサービス担当と保安要員の両方を乗せろ
とは言わないが。いわゆるLCCも保安要員に徹底している感じではないわけで。色々と考えさせられるものがある。

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12月7日 ピークシフト
 JR西日本は、ICカードICOCAの定期券利用者に、ラッシュ時間帯を避けて乗車すれば運賃や買い物に使えるポイントを還元することを検討しているそうだ。
新型コロナウイルス感染症の感染防止策として、通勤通学客の分散を促すことが目的であり、早ければ来春にも試行を始めるという。JR東日本でもラッシュ時
とそれ以外で運賃に差をつけることなども検討しているというので、それと同じ流れなのだろうと思っていたが、どうやら定期券ではないICOCAには
すでにポイント還元のシステムがあるらしく、同じシステムを応用するらしい。JR西日本の方が一歩先を行っていたということだろう。確かに分散にはなる
のかもしれないが、労働者の労働時間はどうなるんだろう、という疑問が浮かぶ。多分、日本人のことだからラッシュ時を避けるとなると早い時間に通勤
するようになるが、結局早く帰ることができずに、トータルで長時間勤務になるのではないだろうか。。。全体を見た上で考えないといけないのでは?
という気がしてしまった。

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12月8日 エベレストの標高
 ネパールと中国はエベレストの標高について、新たな測量に基づいて8848.86 mとすると発表した。ネパール政府によるとこれまでより86 cm高くなった
という。これまでは1954年にインドが測定した8848 mを公式としていたが、2005年に中国が氷雪部分を除いて8844.43 mと公表していた。ネパールは
昨年、中国は今年それぞれ測量のための登山隊を登頂させてGPSも活用して測定したという。山の標高については国際機関の承認は不要とのことで
今回の数字が正式な標高になるのだとか。まぁエベレストは土地が隆起し続けているような場所にあるので、これまでの測定が誤差で低いのか、本当にその
数字だったのかは分からないのだけど。ところで、もっと簡単に測れないものだろうか。それこそGPS発信機を山頂に置いておけば、常にアップデート
できそうな気がするのだけど。今ならセンチメートル単位で測定できるだろう。なぜこういうところは昔ながらの方法で行うのか。謎だ。

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12月9日 紅白歌合戦
 今年の残り日数もあとわずか・・・という感じになってきているのだが、あまり話題にならない紅白歌合戦のニュースが出ていた。今年は無観客で実施され
コロナウイルス感染症予防を徹底した演出になるとか。しかも個別のシーンはどうなるかまだ決まっていないことも多いとのこと。NHKホールだけでなく
様々な会場から中継するらしいという噂も出ており、よく分からない状態になっている。まぁここまできたらやらなくてもいいんじゃない?とか思って
しまうのはダメなのだろうか。見なくなってしまったのでどうでもいいというのが大きいのだが。大晦日は特に面白い番組もないので、Macに向かって
黙々と作業をしているというのがここ数年の傾向。歌番組なのにフルコーラスではなく演出にこだわり、時には口パクっぽいこともあるとなると
何が何だか・・・。そろそろ見直す時期なのでは?

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12月10日 勝負の3週間
 政府の分科会が酒類を提供する飲食店の営業短縮など、3週間程度の集中的な取り組みを求める提言をしたのが11月20日。11月25日には担当大臣が、
記者会見で「3週間が勝負だ」と宣言した。その宣言からまもなく3週間だ。現状、日毎に明らかになるコロナウイルス感染者数は過去最多を更新し続けて
いくし、東京都ではついに600の大台を超えた。世間的にも「勝負の」という掛け声だけで何もしていないという声が上がっている。それは事実なのだが
それ以上に問題なのが、そろそろ国民が政府の言うことを聞かなくなってきていると言う点だ。営業短縮も応じられないとしているお店があったりするし、
春の不要不急の外出を控えると言われた頃よりも明らかに人出が多い。どうしてこうなった?というか、春とは何が違う?と言う感じだ。まぁ、なんにせよ、
政府の信頼が失われているのだろう。

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