Top雑感2020年8月(1日〜10日)

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8月1日 梅雨明け
 ここ数日でバタバタと梅雨明けが進んだ。7月28日に九州南部、30日に九州北部、四国、中国地方、31日には近畿ときて、今日8月1日で東海地方と関東甲信
での梅雨明けが速報として発表された。わずか5日で九州南部から関東甲信まで、日本の本土の約半分を縦断したことになる。まぁ平年でも7日くらいなので
あまり差はないのかもしれないが。最終的に修正されることはあるものの、あまり違いはないのだろう。そして、梅雨が明けた途端に猛暑日になるところも
出てくるような気温差。この急激な温度変化がこの季節の特徴と言えるかもしれない。ここから本格的な夏が始まることになるのだけど、嫌な季節だ。
ところで、本来はこの暑さの中でオリンピック、パラリンピックの競技が行われていたはずであり、来年は競技をおこなうのかもしれない。なかなか
恐ろしい気がする。歩いているだけでも辛いというのに・・・。

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8月2日 お盆の帰省
 新型と呼ばれ続けるのもいつまでだろうと思いながらも、まだ世間的には新型コロナウイルスと呼ばれているので、続ける次第だ。この新型コロナウイルスの
感染が収まっていない中でお盆を迎えようとしている。そこで、担当大臣がお盆休みの帰省や旅行に関して今週中に専門家による分科会を開いてどうするかを
判断したいと発表した。このことについて、既に国内では意見が真っ二つに分かれている。政府が後押しするGoToトラベルキャンペーンとの整合性が取れない
という人たちと、高齢者であろう両親と会うのと旅行に行くとは違うということを唱える人たちだ。まぁ分からないではない。そういう見方もできるだろう。
だが、最大の問題はそこではない。来週から始まるお盆の帰省やら旅行やらについて、まだ決まっていないという事実なのだ。直前になって政府の方から
やっぱりダメですと言われても困るのだ。1ヶ月前というのは今の状況を考えると難しいのは分かるが、あまりにも直前すぎると思うのだ。その辺をどうにか
してくれないと困るわけで。国会議員は特別なフリーパスで移動したい放題かもしれないが、そんなに単純な話ではないのだ。まぁ、どちらにしても
帰省しない私には関係ないけど。

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8月3日 要請に応じない人たち
 新型コロナウイルスの感染状況の悪化が止まらない。そのため、東京都ではようから酒類を提供する飲食店とカラオケ店に対して、今月31日まで営業時間を
午後10時までとするように要請することにした。都のガイドラインを守っていてステッカーを掲示し、短縮営業に応じた中小事業者には20万円の協力金を
支払うとしている。だが、感染予防効果に疑問があるとか、20万円では固定費に全く届かないなどの理由で要請に応じないところもあるという。これで
集団感染の火種となった場合には店も被害を受けるだろうから、感染対策には気をつけるのだろうけど、そう考えると営業するも、しないも選べない状態
という気がする。すでに都としても財政が厳しいので協力金を上乗せするのは難しいだろうし。どちらが間違っているとも言い辛い現実がそこにある。
インフルエンザのように、夏になったら収まっているのではないかと思っていた時期があったなぁと今になって思う。全くダメなわけだけど。

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8月4日 同時流行に注意
 日本感染症学会がこの冬に、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合に備えて、医療機関が取るべき対応をまとめた提言を公表した。
発熱や咳などの症状のみでインフルエンザと診断すると新型コロナウイルスの患者を見逃す可能性があるということだ。具体的な内容まではここで触れる
ことはしないが、なぜか今シーズンはインフルエンザはそこまで大きな流行はしなかったので、混乱はしなかった。コロナウイルスに気をつけて、マスクと
手洗いを徹底したからという話もあるのだが、確かなことは誰にも分からない状態だ。来シーズンも同じように抑制できるとは限らないので、感染症学会が
早めに指針を作ったというところだろう。やっぱりこうあるべきだよなと思った。先を見越してガイドラインを作っておく、という。実際、今度の冬には
どうなっているのだろうか。半年も待たずにやってくるわけだけど・・・、恐ろしいな。

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8月5日 人口減少社会
 総務省が発表した住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数によると、今年1月1日時点の国内の日本人は1億2427万1318人であり、前年比0.40%、
50万5046人が減っているという。11年連続、減少数、減少率共に過去最大。都道府県別に見ると東京、神奈川、沖縄以外は全て減少だという。それだけ
人口が集中しつつあるということだろう。実際、都道府県ごとの人口の割合を上位から並べてみると、東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉、兵庫、北海道
の8都道府県で半分を占めている。なかなかの集中っぷりだと思うわけで。それにしても、人口減少のフェーズに入ったとは言われていたのだが、11年も
続いているとは思わなかった。総務省が発表している資料を見ると緩やかな減少のカーブが見えるわけで。実際には日本人の他に外国人住民もいるわけで、
そこを含めると増加している都道府県はもう少し増えるわけで、実際前年比約20万人増えている。もう日本人だけで統計を取る時代ではないのかもしれない。

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8月6日 語り部
 広島に原爆が投下されてから75年だ。その特集として、朝のニュース番組で原爆被害の語り部になろうとしている大学生が紹介されていた。実際の被爆者が
高齢となり、直接話を聞ける最後の世代とも言われているわけで、3年の修行を経て語り部になろうとしているということだった。今は特に直接会うのも
難しい状態で苦労しているという話だ。こういう語り部が増えるのは情報の伝達という意味ではいいことなのかもしれないが、やはり本人が語るのとは
重さが全然違うという事実をどうやって克服するのだろうか。そこには高い壁があるような気がするのだが。重要な記憶の風化という言葉で言われてしまう
のかもしれないが、世代が変わっていく以上は仕方ないことなのでは?と思ってしまうのだ。そこを許容できない人たちが語り部として受け継いでいく
のだろうけど。果たして次の世代にも受け継がれていくのかと聞かれると、なかなか自信を持ってYesと答えられる人はいないのでは?少なくとも世代を
重ねるごとに少なくなっていくことは想像に難くないだろう。

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8月7日 郵便物量
 日本郵政が2020年4〜6月期連結決算を発表した。純利益が前年同期比41.7%減とのこと。今期の決算はどこも厳しい数字が出ているのだが、日本郵政も
例外ではないようだ。曰く、新型コロナウイルス感染症の影響で国内郵便量が減少、国際物流事業の業績が悪化、ゆうちょ銀行は低金利で運用に苦しみ、
かんぽ生命保険は不正販売問題に伴う営業自粛で新規契約件数が94.4%減だという。これだけ見ていると、どこで収益が出るんだ?という感じだが、
気になるのは郵便物が減ったのか、ということ。少なくともその実感は無い。経済が動いていなかったので郵便自体が減るかと言われると疑問は残る
わけで、定期的に届くお知らせ的な郵便はそのままだったし、受け取る側としては特に変わりはなかった。世の中で請求書とか納品書とかのやりとりが
どれくらい郵便で行われているのかに依存しているのかもしれない。元々、郵便の数は少ないので収益の何%だったのかという話でもあるのだけど。
かんぽ生命保険が一番大きいような気がする。

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8月8日 カラオケ大会
 今、COVID-19の拡大防止は飛沫の防止に重点が置かれている。結果、大きな声を出すものは控えるように言われている。そんな中、石川県のカラオケ店で
歌謡大会が行われ、13人が感染していることが明らかになった。さらに他に39人が参加していたと見られており、同様にこの大会で感染しているのではないか
ということで、検査の実施を行っているという。これだけ騒がれているときに何故敢行した?という気がしてしまう。やってしまったものは仕方ないの
だけど、よりによって今の時期に・・・という気はする。この手の感染経路の追跡で大きな問題は、本当にそこで感染したのかが明らかではないという点に
ある。これだけ出ていれば間違いないと思いたいのだが、全員が別の場所で感染していたという可能性もあるわけで。潜伏期が明確になっていない今の状態
では、同じ場所にいたという事実を突き合わせて推測するしかないわけで。これが対策を難しくしているのだろう。とりあえず、感染が収まる気配はまだ
見えていない。

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8月9日 渋滞
 今年の夏はコロナウイルス感染症対策で人出が全く予想できないとして、高速道路各社は渋滞予想を発表していない。実際、昨日はそれほど長い渋滞は
発生していなかったようだし、今朝の情報番組では生放送で東名高速を走って放送時間内にどこまで行けるかをやっていた。結果、途中で全く渋滞に遭遇
することなく、2時間で東京から静岡県の富士川SAあたりまで行けてしまった。まぁそんなもんかなと思っていたのだが、今日になって渋滞が発生した。
午前中は下り線が、夕方〜夜にかけて上り線が渋滞していたのだ。まぁそれでも例年のお盆に比べれば短く、せいぜい行楽シーズンの日曜日の夕方くらい
の長さではあったが。やはりなんだかんだ言っても人は動くんだなというのがよく分かる。梅雨が明けて天気が良くなって、3連休の真ん中、巣篭もりで
溜まっていたストレスを発散しに外へ・・・というのは自然な流れだろう。明日はどうなるだろうか・・・。

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8月10日 交流試合
 今年の春の選抜高校野球では、出場校まで決まった上で中止になった。それを受けて、出場校32チームによる交流試合が今日から甲子園球場で始まった。
トーナメント戦ではなく各校1試合ずつの試合を行う形式だ。スタンドは当然のように空、無観客で行われていたようだ。元々、高校野球を見るわけでも
ないので、日中にチラッと見た程度でしかないのだが、スタンドからのブラスバンドの応援が無いくらいで、普通に試合が行われている感じであった。
まぁ野球の試合ってそんなもんだよな、と思った次第だ。今年は夏の甲子園は地方大会ごと中止になっているので、それに代わる大会は行われないのだが
春の選抜は出場校が決まった後での中止だったのでこのような特別措置が取られたわけだ。まぁ気持ちは分かるのだが、野球だけ特別扱いというのも
少し違う気がするのだ。他のスポーツはことごとく中止になっているわけで。日本はなぜか野球は特別扱いなんだよな・・・。

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