Top雑感2019年10月(21日〜31日)

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10月21日 交通規制
 天皇陛下が交代して、新天皇の即位を国内外に披露する「即位礼正殿の儀」が行われるのだが、このために東京都心では大規模な交通規制が
行われる。首都高だけでなく、一般道も規制対象だ。実際に見に行ってはいないのだが、空港でも厳戒体制が敷かれているらしく、ゴミ箱などは
使用できないようになっているのだとか。JRなどの公共交通機関がどうなるのかは情報を持っていないのだが、あれだって立派なテロ対象に
なりうるわけで。いつから日本もこんな国になってしまったんだろうかと思ってしまう。各国要人が動くと、それに伴って必要な仕事が増える
傾向はどうしてもなくならない。テレビ会議とかにしてしまえばいいのにと思わないでもないが、列席することに意味があり、仕方ない面も
あるのだろう。もっとVR技術が進めば、ひょっとしたら・・・。まぁ、それはそれで寂しい話ではあるが。

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10月22日 ドレスコード
 即位礼正殿の儀がテレビで生中継されていた。特に見るつもりはなかったのだけど、たまたまテレビをつけたら、あと5分という文字が出ていたので
見ておこうと思ってみることにした。気になったのはその服装。各国要人は民族衣装などの正装。勿論、日本人の要人もそうなのだけど、女性は和装
なのだが、男性は洋装ばかりだった。後続やその関係者以外で和装の男性は見つけられなかった。何故こうなってしまっているのだろうか。
結婚式などでも新郎新婦の母親が和装で列席しているのは見るが、父親が和装というのは見たことがない。男性側の正装というと、どうしても
スーツタイプの礼服や燕尾服になってしまう。どうしてこうなってしまっているのか、気になるところではある。男性にはスーツが早くから
普及したからだろうか。儀式を見ていてなんとなく気になった。

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10月23日 実態調査
 公正取引委員会がキャッシュレス決済や家計簿アプリに関する実態調査を始めると明らかにした。消費者が金融機関の口座からキャッシュレス決済の
アプリに入金したり、家計簿アプリと口座情報をやりとりしたりする際に、金融機関は事業者から手数料を徴収している。この手数料が過大になって
いないかなどを調べ、問題があれば独占禁止法の規定に基づき改善を求めるとしている。これ、キャッシュレス決済のアプリに始まった話ではなく、
クレジットカードを使った場合でも同じような問題がある。お店側は数%の手数料をカード会社に支払うことになる。その分だけ手取りが減るわけだ。
それでも利用者が増えるというのならペイするのだろうけど、カード決済が普通になっている今は顧客は増えないだろう、と。そもそも、この時の
手数料って何だ?という話ではあるのだが。今や電子化されているだろうから、どこに手数がかかっているんだ?と。もはや様式美かもしれないが。

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10月24日 どうなるマラソン
 東京オリンピックのマラソンを、酷暑対策として札幌開催にするという案が出たのに対し、ついに東京都が対案を出してきた。元々、午前6時スタート
としていたのだが、午前3時スタートも含めた「未明」の開催に変更するというのだ。招致段階では午前7時半スタートの計画だったのだが、午前7時、
午前6時と段階的に繰り上げ、さらに1時間以上繰り上げることを考えているという。競歩もコースを変更して日陰の多いルートを検討しているという。
まぁ、午前3時スタートでもいいんだけど、周りにどれだけ負担を強いるんだ?という感じだ。体調を合わせてくる選手もそうだが、運営スタッフ、
ボランティアなどだ。特に近くに宿泊施設を確保できなかったボランティアは移動手段が無いので悲惨なことになるだろう。午前3時だと、日本人も
起きてテレビを見る人はいないだろうし、観戦チケットが当選した人はどうしていいのか分からなくなる。何故こんな直前まで放置していた?

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10月25日 姓・名に
 少し前から予告はされていたのだが、ついに文部科学大臣が正式に発表した。日本人の名前のローマ字表記だ。来年1月1日以降、特段の事情が
無い限り、国の公文書では姓・名の順にすると発表されたのだ。姓を区別する必要がある場合、おそらく紛らわしい場合だと思うのだが、
姓を大文字にするとしている。影響がある企業や団体はそれぞれの判断でやってくれればいいという、結構いい加減な適用範囲なのが気になる。
文部科学大臣が発表したことで、これから英語の教科書なども切り替わっていくのだろうか。英語圏でのfirst nameとlast nameが、日本の
表記法のfirst name、last nameと意味合いが全く逆になってしまうのが気になるのだが、世界の潮流を完全に無視していいのだろうか。
まぁ、そう思っていればいいのだけど、面倒と言えば面倒。

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10月26日 規制の意味は?
 ガソリンを携行缶に入れて放火して大きな被害を出した事件を受けて、ガソリンの販売業者が携行缶に販売する際に身元確認などをするように要請
されていたのだが、そこから一歩進んで、身元確認と使用目的の確認を義務付ける方針を明らかにした。総務省消防庁の方針だ。ガソリンを悪用した
事件の再発防止が狙いで来年2月1日の施行を目指すとしている。元々は事業者側から拒否されるケースがあるので義務にしてくれという動きがあったのは
確かなのだが、これがどれだけの抑止力になるのかは疑問だ。犯行を狙っているのであれば、最初から正直な目的は答えないだろうし。この動きが
出てから、セルフのガソリンスタンドでは携行缶への販売は行いませんという貼り紙が出ていたりする。色々と規制が厳しくなる一方だなと
思ってしまうわけで。世の中の規制は厳しくなることはあっても、緩くなることはほとんど無いので、そんなもんかもしれないけど。

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10月27日 今年のハロウィン
 去年は酒を飲んだ若者が駐車してあった軽自動車を横転させるなどの暴挙が目立った渋谷のハロウィンの騒動。今年はそれに対抗するため、
直前の週末と当日は酒類の販売と路上での飲酒を規制する条例が施行された。それが昨日の夜だ。今朝になってニュースが流れていたのだが、
罰則がないとのことで、実際には販売していたお店があるほか、居酒屋では普通に飲めるとのことで、結局は暴れていた人がいたようだ。
昨年ほどの混乱は無かったようだが。というか、そもそも、本来のハロウィンは10月31日なのだが、その日は平日だから直前の週末に
仮装して騒ごうという意図が分からないのだ。本来の意味は失っていて、ただ単に仮装して騒ぐだけの日になっていることがよく分かる。
日本でお盆が週の真ん中だから、週末に墓参りするか、とはならないわけで。ちなみに、日曜日の今日、動画サイトでライブ映像を見る限り
昨日とは違って警察による歩行者の誘導は行われていないようだ。ちなみに、警備等に使われる予算は1億円とのことで、区の予算を圧迫
しているのではないだろうか。

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10月28日 逆パワハラ
 産業医科大の教授が大学や学校法人理事長、准教授ら6人を相手に懲戒処分の無効確認と損害賠償を求めて訴訟を起こしているそうだ。
曰く、後輩から逆パワハラを受けたと訴えて、現在は休職しているという。記事を読む限りでは、准教授のやりすぎ感はあるのだが、
おそらく、そうされるだけの過去があったのだろうとは思う。報復されてのことではないか、と思うのだ。大学という場は今でもパワハラが
横行していると思う。私の頃はそうだったのだが、そこから大きな変化があったとは思えないので。できればそのあたりの事実関係も含めて
裁判を進めて欲しいとは思う。まぁ、この訴訟がどうなったとしても、パワハラは無くならないと思うのだけど、少しでも大学の環境が
良い方に行って欲しいと願う。

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10月29日 FOMAとiモード
 NTTドコモが提供していた通信方式のFOMAと、通信サービスiモードが2026年3月に終了すると発表された。それぞれ2001年10月と1999年2月に
サービスが始まったとのことで、かなり長い歴史を持っている。それぞれ出始めの時は一種のステータスのようになっていたが、今となっては
若い人は名前すら知らないのではないだろうか。会社で海外出張の際に貸与される携帯電話がiモード搭載だったので、試しに起動してみた
のだが、ほとんどコンテンツが残っていなかったのが印象的だった。それくらい古いサービスなのだ。1999年というと、まだPHSも台頭しており、
着信メロディーの和音数を競い、自分でポチポチ打ってメロディーを作っていたころだ。ちょっと懐かしいくらいの昔だ。ポケベルのサービスも
つい先日終了したわけだが、6年後とは言ってもまた1つ時代が進むなという感じだ。こういうことを思うのも、年寄りの性質の1つかもしれない。

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10月30日 国語に関する世論調査
 文化庁が毎年調査し、結果を公表しているものだ。平成30年度の結果が発表された。調査が元号の変わる前の2月〜3月なので、調査結果としては
平成の元号を引っ張っている。毎回恒例の誤用の多い言葉は「憮然」「御の字」「砂をかむよう」というものだった。残念ながら、憮然と御の字は
違う意味で覚えていた。砂をかむようは使ったことも本で見かけたこともなかった。これを期にキチンと覚えておこうと思う。ところで、
一部の日本語で、高齢者ほど間違えた意味で使っているというものがあった。原因は分からないのだが、誤用としてテレビのクイズ番組で
取り上げられるなどして、若い人には本来の意味が伝わっていることがあるのではないか、とのこと。本来の意味とは違う意味が広まった
言葉については、そんな方法でもないと、意味の上書きができないのだろう。まぁ、言葉は生き物というのはよく言われるわけで、
何を正しいとしていいのかはいつも悩む。

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10月31日 ハロウィン当日
 直前の週末に盛り上がったので、当日はどうなるんだろうと思っていたハロウィンの渋谷。当然のように行くわけではないので、動画サイトの
ライブカメラで眺めていたのだが、やはりすごい人出であり、スクランブル交差点は機動隊員が警備をしていた。昨年のように、お酒を飲んだ人が
軽トラックを横転させるようなことはなさそうではあった。どうしてこうなったんだろう。元々、風習として行っていた諸外国では、大人は
屋内でおとなしくしているらしい。子供向けのイベントという印象が強いようなのだ。日本は・・・何をしたいのか分からないイベントに
なっているのが残念だ。何となく、警備や締め付けが厳しくなってきている傾向があるので、そのうち寂れていくのかもしれない。個人的には
それでもいいんじゃないかと思っているが。

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