Top雑感2019年11月(1日〜10日)

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11月1日 札幌に決定
 東京オリンピックのマラソンと競歩の会場が東京から札幌に移転することが決まった。最終的にはIOC、日本の組織委員会、東京都知事が集まって
決定となった。もっとも、会場変更権の権限はIOCにあるという条件があったようで、東京都としては何の反論もできなかったというのが実際のようだ。
これから先は山積みになっている問題をどう片付けるかになりそうだ。コースの確保、ホテルの確保、警備の問題、運営スタッフはどうするのか、
既に販売したチケットはどうするのかなどなど。それにしても、本当に270日前に会場を変更するなんてことができるんだな、と。オリンピックの
招致は都市でのエントリーで、今回は復興オリンピックと銘打ったので一部は東北でも行うのだが、札幌は流石に関連性がなさすぎる。色々と
あんまりだ。もうマラソンと競歩は冬季オリンピックにしてしまえば?

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11月2日 火災の原因
 先日、沖縄県の首里城が火災で焼失した。その日のニュースはそればっかりだったわけだが、当時は原因は不明ということで終わっていたのだが
やっと火元の調査が終わったようだ。結果としては正殿の1階だったそうで、配電設備が設置されていたとのことだ。まぁ配電盤から火が出る
といのはよくある話であって。問題は今後だ。首里城はスプリンクラーの設置義務が無かったというのだ。消防法の規定上、対象から外れている
のだ。今回、首里城のかなりの部分を焼失したので、スプリンクラーの設置基準が変わるのではないかという気がするのだ。この手の規制は
事件や事故があると改められて厳しくなるものなのだ。ひょっとしたら他にも防火基準や屋内消火栓の基準も変わるかもしれない。
どんどん厳しくなって苦しくなっていくんだよな・・・。

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11月3日 駅弁の情報
 交通新聞社が発行するJR時刻表から駅弁の情報が消えた。実際には9月号で今月号をもって掲載を終了すると予告があり、10月号ではきっちり
消えていたということだ。列車のスピードアップで購入する機会が減ったこともあるし、駅ナカにコンビニが進出したり、大きな駅では全国の
駅弁を購入できたりと、時刻表で調べる時代ではなくなったというのが理由のようだ。かつては洗面所や赤帽、電報の取り扱いなど、いろいろな
記号が駅に表示されていたのだが、それも時代と共に役目を終えてきた。今回の駅弁もその1つと考えればいいのだろう。時刻表検定というのがあり、
その問題には駅弁の情報を問うものもあったのだとか。もうそんな問題を出題することもできなくなったということだ。

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11月4日 駅弁の情報
 実際にグランプリが決まったのは昨日の話だが、今日にネタを回させてもらった。今年のグランプリは長野県のPRキャラクター「アルクマ」だ。
今年は2位と僅差だったらしいが、グランプリの決選投票が行われるイベント開催地であることが生きたような気がする。今年の台風で甚大な
被害を受けていたので、開催が危ぶまれたが、地元に明るいニュースをもたらすことができたようだ。ところで、毎年、グランプリが決まるたびに
去年のグランプリをすっかり忘れていることに気が付いた。まぁ、今となっては爆発的な人気を誇るキャラクターもいなくなってしまったので
惰性のように続いている感じが否めないからなぁ・・・。とか思っていたら、2020年が最後になる見込みだという。そろそろみんな気づいたのだろう
ゆるキャラで莫大な経済効果をあげた「くまモン」が特殊だったということに。使用料とか、そのあたりも含めて。ま、乱立している状態も
どうかと思うから、終了でいいんじゃないか?

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11月5日 27時間テレビ
 フジテレビ系列で放送されていた27時間テレビ。実を言うと、放送されていたことすら知らなかったのだけど、その視聴率が惨憺たるものだった
ようだ。平均視聴率は関東地区で5.8%であり、歴代最低だった昨年より1.5ポイント下がり、歴代33回で最低になったという。グランドフィナーレ
でさえも8.3%だとか。盛り上がったラグビーワールドカップに合わせてか、「にほんのスポーツは強いっ!」と銘打って放送されたのだが、
その盛り上がりは引き継げなかったようだ。まぁ、こういう数字が出るのであれば、放送しなくてもいいんじゃないか?という気がする。
世の中ではテレビ離れが進んでいるわけだし、お祭り気分で放送して、見てもらえるような時代ではなくなっていると思うのだ。テレビ局も
方針を考え直さないといけないのではないだろうか。

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11月6日 新語・流行語大賞
 今年の新語・流行語大賞にノミネートされた30の言葉が発表された。年末だなと思うようになるイベントの1つだ。そして同時に、毎年のように
流行った言葉がそれほど流行ったか?と思わされ、来年は要らないんじゃないかと感じるイベントでもある。世相を反映していると言えばその通り
かもしれない。軽減税率や〇〇ペイなんてのがノミネートされている。ラグビーワールドカップのONE TEAMや、改元に伴う令和なんてのも
ノミネートされている。まぁこれだけ出ていても、流行ったか?と聞かれると疑問が残るのは事実だ。昔ほど爆発的に流行する言葉というのが
生まれていない気がするのだ。だからこそ「新語」という断り書きがついているのだろうけど。見ても分からない言葉がいくつかあるのは
年を取ったからか、流行っていないからか。

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11月7日 阿波踊り
 阿波踊りを運営する共同事業体は、本年度の収支が約1億1300万円の赤字になる見通しだと発表した。台風の影響で4日間のうち2日が中止になった
こと、チケット収入が前年度に比べて5000万円減少したこと、ホームページの開設や人件費の増加などで支出が3000万円増えたことなどが
影響したようだ。この阿波踊り、元々は地元の観光協会が運営していたのだが、運営主体が変わったことでどうなるのか注目していたのだが
運営というものはなかなか難しいようだ。気象条件こそ人の手の及ばぬところとは言っても。まぁ、祭りに商業的な目的を持たせた時点で
間違っているのかもしれないけど。本来、そういうものじゃないだろうとは思う。阿波踊りに限らず、色々な祭りが商業的な含みを持たせつつ
あるのが現状。規模が大きい、特に地方の祭りはそんな感じだ。色々と危ない気がする。

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11月8日 マラソンの表彰式
 東京オリンピックのマラソンの会場が札幌に移ることが決まり、色々と課題が議論されている。元々分かっていたことだが、男子マラソンは
最終日に行われ、閉会式の中で表彰式が行われるのが通例なのだが、今回は札幌でレースが行われ、東京で閉会式が行われる。この間に
選手を移動させなくてはいけないし、ドーピング検査もしなくてはいけない。そんなこと時間的にできるのか?という問題が。組織委員会は
日程の前倒しも検討しているというが、IOCからは最終日でなんとかならないかと言われたようだ。どうしてこんなにも開催国の意向は
汲んでもらえないのだろうかと思うほどに自由にならない。もうこうなったら、IOCが全部取り仕切ってやってくれればいいのに、とか思う。
出てきた計画にケチを付けるのは簡単なのだ。ゼロから生み出す苦労を味わった方がいいのではないだろうか。

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11月9日 就活ルール
 企業が就職、採用活動の日程で足並みを揃えるという、就活ルールの形骸化が進んでいるという。面接解禁時期は大学4年生の6月とする方針が
示されているのだが、2019年度の就職活動では5月までに最初の面接を受けた学生が9割を超えているという。より詳しくは、最初の面接が3月
という回答が37%であり、内々定は4~5月がピークだという。つまり、面接が解禁された時には内々定が出ているということになる。まぁこの
就活ルールは元々は経団連が旗振りをしていたのだが、日程の早期化に歯止めがかからないために止め、政府主導でルールを作ったという経緯がある。
このルールを守っていると人材獲得競争で不利になるという焦りから、日程が早くなっているというのだ。これ、経済学のゲーム理論で分析できそうな
状態だなと。誰かがルールを守らないのでは?という懸念からどんどん悪い方向に行くという。まぁ、全体最適がどこなのか分からないので
難しいのだが。かといって、罰則を作るのも違う気がするし。新卒一括採用を止めればいいんじゃないか?

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11月10日 油田発見か?
 イランが新たに油田が見つかったと発表した。イラクとの国境付近から200 km近くに渡って広がっているとのことで、イランの原油埋蔵量が34%ほど
増加する可能性があるとされている。あまり規模はピンとことないのだが、34%の増加というのが凄いというのはよく分かる。どうしてそんなにペルシア湾に
集中して石油が出るんだ?という不公平感は否めないのだが。子供の頃、世界の石油はあと20年くらいで枯渇するという話があった気がする。それから先は
どうするんだろうという、漠然とした思いはあったのだが、石油は一向に尽きる様子はなく、今回のように新しい油田すら見つかるという。当時の予測は
何だったんだ?という感じだ。実際のところ、掘って原油の質を確認するまでは安心できないのだけど。何にせよ、石油はまだまだ出てきそうな感じだ。
尽きる日はいつだ?

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