Top雑感2019年5月(1日〜10日)

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5月1日 改元でツイッター
 どうしてこんなにも改元で盛り上がっているのかがよく分からないのだが、世間的に妙に盛り上がっている。前回の改元が天皇の崩御に伴うもの
だったので、自粛ムードが漂っていたのもあるのだろうけど、テレビといい、渋谷のスクランブル交差点といい、妙に盛り上がっている。twitter
に至っては午前0時からの1時間で「令和」を含むツイートは500万件以上になったという。中には「元号を使うのは一部の官公庁だけ。特別な日では
なくなる」といった意見もあったようで。私としても何故こんなに盛り上がっているのかが理解できないのだけど・・・。今の日本で元号にどれだけの
意味を持たせているのか考えてみたときに、それほどの使用頻度が無いという事実をどう受け止めているのか、だと思う。せいぜい生年月日を言うとき
くらいでは無いだろうか。運転免許証や資格の免状には和暦が残っていたりするが、その程度。それを思っても何故こんなに盛り上がっているのか、
そこが分からない。

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5月2日 部活動改革
 全国の学校で増加の一途を辿ってきた運動部の部活動の時間が、2018年の統計でほぼ全ての都道府県で前年比マイナスとなった。スポーツ庁が
2017年5月に有識者会議を設置し、2018年3月にガイドラインを策定したのが大きかったようだ。このガイドラインは加熱した部活動の適正化を
求めるもので、休養日の設定をはじめとする活動量の上限規制が注目されている。ただし、元々の活動時間が多かった都道府県での減少幅は
小さいらしく、この辺りの是正が難しそうだ。結局、部活動に何を求めているのかということと、指導者の問題があるのだろう。強くなって
全国大会を目指すのであればどうしても活動時間は長くなるだろうし、指導者も多く練習することが大事だと思っている世代の人が多いだろうから
なかなか是正されない状態が続くのだろう。無駄に長い練習は意味がないと思うんだけどな・・・。

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5月3日 金足農業
 昨年夏、公立高校で特に全国から選手を集めたわけでもない、秋田県の金足農業高校が甲子園で準優勝したことで注目を集めた。そして
選手が入れ替わって高校野球の春の県大会、初戦でコールド負けした。対戦相手は秋田南高校。県内2番目と言われる進学校だ。まぁそんなもん
だよな、というのが地元の実情を知っている者の正直な感想。金足農業も県内では強豪校に数えられるのだが、常勝と言われるほどの学校は
県内に数えるほどしかなく、残念ながら金足農業はその中に入らない。やたらとネットニュースで大きく取り上げられているが、それほど
驚くことではない、と思うわけで。高校野球というのは毎年のようにメンバーが入れ替わるわけで、そんな中で何年も連続して甲子園に出るのが
いかに難しいか、それを改めて示した例だと思う。

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5月4日 子どもの数
 毎年、こどもの日に合わせて総務省が発表する15歳未満の子どもの数。どうせ今年も減っているんだろうなと思いながら記事を見てみると
前年比18万人減ということで、38年連続の減少だそうだ。平成元年からは787万人減っており、少子化をハッキリと示している。敬老の日では
65歳以上の人口を発表するので、それと合わせると少子高齢化の進み具合がよく分かるということだ。ちなみに、子どもを年代別にみても、
若くなるほど人数が減っていることから、これからも少子化は続くと考えられるという。原因は色々とあるのだろうけど、少子化対策よりも
高齢者福祉の方が手厚いので、こうなるのも止むなしという気がする。だからってどうしていいのか分からないのだけど。政府がどこまで本気に
なって対策をするのか、そこが全てだと思うが・・・。どちらかというと、移民受け入れにシフトしているからな・・・。

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5月5日 高度プロフェッショナル制度
 今年4月に関連法が施行された働き方改革の柱の1つ、「高度プロフェッショナル制度」がいきなりつまずいている。主要企業116社を対象とした
企業アンケートで導入すると回答した企業はわずか1%。数字の丸め方次第だが、おそらく1社のみが導入すると回答したのだろう。柔軟な働き方を
目指した制度ではあるが、実際には柔軟性はどこにもないというパターンだろうなと思っていたので、当然と言えば当然の結果だろう。趣旨は理解できるが
サービス残業のリスクが高まる可能性がある、という声も納得だ。制度自体が現場の実情を無視しているようなものなので、現場としては
導入しないというのが当然の形だろう。高度プロフェッショナルなのでこれまでの給料にさらに上乗せするというのであれば話は別かもしれないが。
実際はそうではないわけで。ま、これも名前だけが残る制度になるんだろうな。プレミアムフライデーもそうだが、どうにも政府の打ち出す
働き方改革は空振りばかりのような気がする。

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5月6日 雷雲
 最近、学術雑誌に雷雲全体の電圧が測定できたという論文が載った。これまでとは違い、宇宙から降り注ぐ荷電粒子を使ってのものであり、
計算によって求められた電圧は瞬間的には13億ボルト、電力は2ギガワット、つまり20億ワットということになる。これまで、実験的に
計測されてきた電圧は最高でも1億3000万ボルトだったというので、あっさり10倍になったことを意味している。個人的に驚いたのはその電力の
大きさ。雷の電気は身近なところで見られる静電気と同じようなもので、電圧は高いけど電力としては弱いと思っていたし、そういう説明を
本で読んだ気がする。が、実際のところ、結構な電力を持っていたのだ。まぁ、電圧の数字に比べたら電流の数字は微々たるものかもしれない
けれども。まぁ、これでまた色々な現象への理解が広がっていくのだろう。この先が楽しみだ。

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5月7日 渋滞予測
 今年の大型連休中の渋滞予測がことごとく外れたようだ。全国の高速道路の10 kmを超える渋滞は553件。予想では432回と前年の328回から
31.7%増くらいの予想だったのだが増加幅が倍の68.6%という結果に。渋滞のピークも下り線が5月7日、上り線が5月4日と5日と予想していたが
こちらも外した。特に7日は全く大きな渋滞が発生しないという感じだった。この渋滞情報もずっと観察しているのだけど、数年に一度の
割合で大外しする。今年はそれに当たった感じだ。10連休だから読みにくいとか、天気予報が外れたとか色々とあるのだろうけど、
一番大きいのは渋滞予想を発表したからではないか、という気がする。誰もが渋滞を避けようとして、結果として予想が外れるという。
感情があるだけに、自然現象とは違った予想の難しさがあるのだろう。これからも観察すると面白そうだ。

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5月8日 紙製レジ袋へ
 コンビニ、スーパー、百貨店などを運営する大手会社で、2030年までにプラスチック製レジ袋を廃止すると発表した。流通大手でプラスチック製
レジ袋の廃止を打ち出すのは異例だとされている。代替品は紙袋。すでに一部のコンビニで試験的に紙袋を導入しているという。今後も実験を進めて
最適な素材を探していくとしている。マイクロプラスチック騒動に端を発する、プラスチック製品撤廃の動き。コンビニのレジ袋はコンビニに行くために
エコバッグを持っていくのは考えにくいなどの理由で物議を醸していたのだが、コンビニ側から紙袋という提案が出てくるとは思わなかった。
家庭で捨てるときに若干面倒というだけで、紙でも全く問題ないんだよな、とは思う。濡れるものを入れるわけではないので、雨の日に
コンビニから家までの距離だけ持ちこたえてくれればいいわけで。ただ、2030年というのが意外と先だな、という印象。果たしてどういう方向に
動いていくのか。同じところが、コンビニ全店にセルフレジを導入すると発表しているし、色々と動きが楽しみな会社だ。

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5月9日 アクセス殺到
 東京オリンピックの国内在住者向けのチケットの抽選申し込みが始まった。公式販売サイトにはアクセスが殺到し、午後5時までで130万件のアクセスが
あり、繋がりにくい状態が続いたという。実際のところ、先着順で購入できるわけではなく、抽選にエントリーできるだけなのだが、この殺到
具合だ。どうしてそんなになっているのかは分からないのだけど。気になるのはこれらのアクセスのうち、どれだけが転売目的なのか、ということ。
転売するためには多くのチケットを手に入れる必要があり、そのためには多くの抽選にエントリーする必要があるわけだ。実際に転売の商品が
出回るのは実際のチケット販売が始まってからなわけで。オリンピックへの興味の高さが示されたと喜んでいる組織委員会だが、本当に喜ぶべきは
転売の状況を見てからだろう。見にいく予定もないので、とりあえず静観。

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5月10日 mixi
 ミクシィが2020年3月期の連結業績予想を公表した。本業の儲けを示す営業利益は前期から87.8%減の50億円にとどまる見通しだという。理由は
ソーシャルゲーム。エンターテインメント事業は売上高の9割以上を占めているのだが、その中でもトップセラーを維持してきていたゲームが
業績不調になっているという。コアユーザー向けになりライトユーザーの消費意欲が低迷、一人当たりの売上高が低下したということらしい。
まぁソーシャルゲームは供給過多になっている雰囲気があるので、ある程度のところで限界が来るのは見えていたはずで。モンストはそれでも
かなり持った方だと思う。1つのものに売り上げを頼っていたのだから、営業利益の9割減というのも納得できるわけで。この後、どうなっていくのか
現金としては持っているようなのでいいのだが、貯金を切り崩しているのでは限界があるわけで。さて、どうなるミクシィ。

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