Top雑感2019年1月(21日〜31日)

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1月21日 国語で定規
 センター試験が終わり、全国で4件の不正行為があったと発表された。スマートフォンで用語検索をした人、スマートフォンを電卓として使った人、
試験が終わったのにマークシートへの記入をやめなかった人、というのはよく分かる。最後の1人は国語の試験で定規を使っていたというものだ。
定規を当てて問題文を読んでいたというもので、センター試験では全試験で定規などの補助用具の使用は認められていないので不正行為となり、
一発で全科目無効となった。実際のところ、毎年のように見られるらしく、珍しくはないそうだ。意外にも「国語だからいいだろう」という声が
上がったりしている。なぜ擁護派が現れるのかが理解できないのだが・・・。そもそも、受験生向けの注意事項に書かれているはずだし、
確か各教科ごとに始まる前の注意事項で言われるはずだ。先日の日商簿記1級と同じで、事前に伝えられていた筈なのに何故擁護しないと
いけないのか。受験生はそういう禁止事項には敏感なものだと思っていたんだけどな。

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1月22日 飛行機の余波
 航空機で飲酒を巡る不祥事が最近相次いでいたのだが、その影響を受けて、小型無人機「ドローン」を飛ばす際に酒気帯び操縦を禁止するという
航空法の改正を国交省が検討しているそうだ。今でも住宅密集地や空港周辺で飛ばすには国交省の許可や承認が必要なのだが、酒気帯びについての規制は
存在していなかった。今のところ、酒気帯びでの事故は確認されていないという。完全なトバッチリだな、という感じだ。それなりに複雑な操作を
必要とするであろうドローンの操縦でわざわざお酒を飲んで臨む人はいないだろう。一体何を目指しての規制なのかという感じだ。ドローンを巡る
トラブルは昨年度だけで63件発生しているというが、お酒が原因ではないわけで。ところで、ラジコンヘリは対象外?

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1月23日 日本最古のモノレール
 上野動物園の中を走っているモノレールが日本最古で、開業から実に60年が経過している。東京都は老朽化などを理由に11月1日から運行を休止すると
発表した。今後、運行を維持するかは検討次第だという。このモノレール、2両編成で300 mの運行区間を1分半ほどで結んでいる。上野動物園に
行ったことがあるのだが、その時にはてっきり動物園に付属の施設だと思っていたのだが、東京都交通局が運営する公共交通機関であり、
大人150円の運賃がかかるのだそうだ。それでも年間100万人以上が利用するそうで、みすみす営業終了は勿体ない。今の車両も2001年度に営業を
始めたものなので、車両さえ新しくすれば営業は続けられる筈なのだ。現存する世界最古のモノレールはドイツにあるのだが、1901年に
開業だ。それに比べれば60年なんて・・・。とりあえず、最終日にはかなりの人が集まるんだろうな・・・。

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1月24日 野生に戻る
 環境省が発表した絶滅の恐れがある野生生物をまとめたレッドリストで、トキが絶滅危惧IA類となった。これまでが野生絶滅だったのだが、
1段階戻ったことになる。元々は中国から提供を受けた鳥から始まり、保護していたのだが、自然に放ち、野生下での個体数が増加しているという
のが理由のようだ。野生絶滅に指定されたのが1998年だというから21年ぶりに1段階戻ったことになる。つまり、人が保護して放ったもので
あったとしても、その後は「野生」として認定されるということを意味しているわけで。野生の定義って何だろうなという気になってしまう。
人の保護下出会ったとしても、産卵して孵化させるのは変わらないだろうから、野生に放てば増えるのは当然だろう、とか思ってしまうのは
間違っているのだろうか。場所が檻の中か外かの違いだけだと思うのだけど・・・。

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1月25日 既に耐性
 インフルエンザの治療薬で、昨年発売されたもので、いきなり耐性を持つウイルスが出た。これまでの複数回飲むことが必要だった薬とは違い、
1回錠剤を飲めば済むということで注目を集めたのだ。会社でインフルエンザに罹った人はいるのだが、今のところこれが処方されたという話は
聞いていない。実際には結構いるらしいのだが。そんな薬だが、既に耐性ウイルスが出ているという。臨床試験の段階から耐性ウイルスが出やすい
という指摘を受けていたようだ。それにしたって早すぎるだろう。ウイルスが変異する速度も大きいのだけど、それにしても早すぎるだろう。
これだけで使用禁止になるとは思えないのだけど、これで処方される数は減っていくだろう。今でも投与に慎重になっている医師もいるとか。
この薬、これからどうなるのだろうか・・・。

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1月26日 洗濯バサミが飛んだ
 飛ぶという表現が正しいのかどうかは分からないが、ある時、突然洗濯バサミが壊れるあの感覚は「飛ぶ」と表現していいのではないか、と思っている。
今の洗濯バサミはプラスチック製で直射日光に晒されるので、次第に劣化して、ある日突然壊れるのだ。それが今日、起こった。通常は、力を加えた
タイミング、つまり広げた時に起こる。それは私も何度も経験している。今回は留めた後、しばらくしてふと見たら洗濯バサミが砕け散っていたという
パターンだ。その間に何があったのか、どういう力が加わって弾け飛んだのか、サッパリ分からないのだ。事実として洗濯バサミが砕け散っていた
というだけしか分からない。かつて、こういう経験が無いので何も分からないわけで。とりあえず、ストックの洗濯バサミが無くなってきたので、
買ってこないとな・・・くらいの感覚でしかないわけだが・・・。

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1月27日 アナウンスを4か国語で
 昨年の台風災害の時、情報伝達の不備から外国人利用者が関西空港で孤立するなどのことが起こっていた。そこで、政府は訪日外国人の災害対策を
強化するための指針をまとめた。国土交通省がJR各社に要請する形になるのだが、災害時の主要駅の校内放送を原則4か国語で行うというものだ。
日本語、英語、中国語、韓国語で実施するという。他にも、Webでの運行情報を30分ごとに更新するなどとしている。やりたいことはよく分かるし、
大事なことだというのも理解できる。問題は準備ができるのか、ということ。なぜ、案内の看板などは英語が併記されているのに、構内アナウンスが
日本語だけなのかを考えて欲しい。英語が堪能な人を常に準備しておくことができないからだ。ましてやこれが後3つの言語分の人を用意するとなると
いよいよどうしていいのか。災害時となると、事前に録音しておくのも難しいだろうし。せめて文字で伝えられる状態にできれば・・・。

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1月28日 愛称は「キャスト」
 東京オリンピック、パラリンピックでのボランティアの愛称が「キャスト」に決まった。競技会場や選手村では「フィールドキャスト」、観光客らに
道案内をするなど、都市ボランティアは「シティキャスト」と呼ばれる。ボランティアの応募者による投票の結果、最多得票数で選ばれた。
なお、他の候補は「ゲームズアンカー、シティアンカー」、「ゲームズフォース、シティフォース」「シャイニングブルー、シャイニングブルー・
トウキョウ」といた感じだ。まぁ落ち着くところに落ち着いたかな、という感じ。ボランティアに応募した人たちが、どう呼ばれたいか、という
形の投票だったようで、普通の一般公募とは違う感じだ。流石にシャイニングブルーは無いだろうと思っていた。ところで、交通費や宿泊費が出ない
ということで、色々と批判を集めたボランティアだが、気づいたら必要人数だけ集まっていた。意外と凄いな。なんだかんだ言っても、流石の
集客力だ。

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1月29日 付け焼き刃
 節分に恵方巻きを食べる人の割合が微減傾向にあることが、食品メーカーの調査で明らかになった。2018年は61.1%で3年連続で前年を下回っている
のだとか。ピークは2015年の62.5%。習慣として根付いている西日本ではまだ70%を超える高い数字が出ているというので、その他の地域が下がっている
のだろう。恵方巻きの習慣自体は84.2%という高い認知度があるものの、実際に食べる人は少ないという現実だ。これ、西日本の風習で、コンビニが
商船として利用した結果として全国に認知されたものだ。今でもコンビニには恵方巻きのPOPがある。なんなら正月の松の内からあった気がする。
そして毎年のようにコンビニの販売ノルマが話題になり、大量の廃棄も取り上げられる。コンビニ商船で広めようとした習慣は、やはり定着しなかった
ようだ。その割にはバレンタインデーはよく定着したな、と思ってしまう。意味合いは変わってきているようだが。この差は何だ?

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1月30日 120 km/h
 現在は静岡県と岩手県の高速道路の一部で行われている、最高速度を110 km/hにする試み。警視庁は3月1日から120 km/hに引き上げると発表した。
試行を始める前と開始後の1年間で、人身事故の件数や、車が実際に走る速度に大きな差はなかったことから、交通安全に支障がないと判断したものだ。
新東名で最高速度が引き上げられたのは2017年の11月だ。丸1年試行して、その結果がまとまったという感じだろうか。新東名はもともと、設計が
120 km/hだった筈なので、事故が増えるということは考えられないわけで。今度は気になってくるのは燃費だ。スポーツカーなら問題ないと思うが、
ミニバンのようなファミリーカーの場合、速度が上がると空気抵抗が大きくなり、どこかで燃費が落ちてくる筈なのだ。これまでは80 km/h程度と
言われていたが、最近はどうなっているのか分からない。どこまでも速度を上げれば良い、というものでもないと思うのだけど・・・。

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1月31日 変わりゆく節分
 どれだけ恵方巻きが東日本で廃れても、豆まきの風習だけは生き残るだろうと思っていたのだが、そうでもないらしい。炒り豆を撒くのか、
落花生を撒くのかで地域性があったりするのだが、それは別問題として。保育園や幼稚園で子どもが大豆などを喉に詰まらせる事故が起こっている
ということで、豆を使わないところが出てきているという。新聞紙を丸めたものを使ったりするそうだ。鬼も保育士が扮していたが、怖くて
保育園に来なくなる子どもが出ることがあり、人形に変わったところもあるとか。事故が起こる恐れがあるから禁止するというのはちょっと
違う気がする。どうやったら回避できるかを考えるべきではなかろうか、と。まぁ保育園や幼稚園では全員に目を配ることができないというのは
理解できるのだけど、ちょっと残念だな、と。

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