Top雑感2019年2月(11日〜20日)

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2月11日 IE
 配信元であるマイクロソフトが、Internet Exolorerをそろそろやめませんか?と企業に求めているそうだ。多くの一般ユーザーはWindows10の
Edgeに移行を済ませていると考えられるが、企業や団体では業務用Webアプリの関係で今でもIEを使い続けているところがあるという。最新のブラウザに
切り替えた方がセキュリティ的にも安全で長期的に見ても良い選択になるはずだ、というのがマイクロソフトの言い分だ。分からないでもない。今でも
うちの会社はIEが標準のWebブラウザになっており、外部のWebサイトでは表示されないことがよくある。仕方ないのでChromeで開いたりするのだけど、
社内のシステムはIEじゃないと動かない仕様だったりして、システム標準のブラウザを切り替えるモチベーションが湧かないという事実もあったり
する。いつまでIEに頼るんだ?というのも分かるが、Edgeも使いづらいという専らの評判。FirefoxとかChromeとかが会社の標準ブラウザになる
日は・・・しばらく来ないだろうな。

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2月12日 F1を誘致?
 大阪市の市長が、2025年の大阪・関西万博の会場の将来像について、F1モナコ・グランプリのような大会を誘致して、世界から人を呼び込める
ような環境を整えたいと、インタビューに答えたようだ。万博の開催決定を受けて埋め立て造成工事などが進んでいるようだが、終了後の
用地の活用法の1つとして、将来的にF1の公道レースができるような仕様にしていきたいと語っているようだ。さて、日本でF1が行われている
のは、三重県の鈴鹿サーキットのみで、一時は富士スピードウェイもあったが開かれなくなって久しい。鈴鹿はかなり評価の高いサーキットで、
富士スピードウェイでは代役を果たせなかったようなのだ。公道レースは確かに魅力的だが、鈴鹿に勝てるのか?と。路面の舗装やガードレール、
マンホールに至るまで気を配らないと開催は難しいはず。さらには周辺の宿泊施設も大事だし、そんなに単純な話ではないのだ。気持ちは分からない
ではないが、鈴鹿のある日本となると、難しいだろうな・・・。

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2月13日 デブリ取り出しへ
 メルトダウンを起こした福島第一原発で、溶け落ちた核燃料、デブリに触れて硬さなどの性状を確かめる調査が実施された。デブリの可能性のある
小石状の堆積物を持ち上げることができたと発表された。2号機の格納容器側面の貫通部からパイプ型の機器を差し込み、2本の指が開閉するタイプの
遠隔操作できる装置を使って調べたという。まぁ第一歩という感じだろうか。溶けて堆積したものの上部に触れられたに過ぎない状態であり、
その下には溶けて固まったものがあるはずで、それが全て小石のようになっているとも思えないわけで・・・。そして今回はまだ2号機のみ。
1号機と3号機ではどうなっているのか、まだ分かっていない状態。確かに一歩を踏み出したのかもしれないが、その先に続く道程を考えると
まだまだ小さい一歩のような気がする。これからが正念場だ。

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2月14日 スピーキングテスト
 東京都教育委員会は2022年度入学の都立高校入試から、英語のスピーキングを導入する方針を明らかにした。試験はタブレット端末とマイク付き
ヘッドホンを使い、大学などの外部施設で回答を録音する形で実施。採点期間がかかるので11月末〜12月半ばまでの土日祝日で実施、受験は1人
1回だという。試験の実施団体すら決まっていない状態だが、団体は受験料を収入源として独立採算でテストを運営する予定だという。今まで
日本の英語教育は文法にばかり力を入れてきたので、これが1つの転換点になるかもしれない。ただ、2004年〜2006年に岩手県が面接式で
スピーキングのテストを実施したものの、運用面の課題が多く継続を断念した過去があるだけに、どれだけうまく進むのかは、試験をどう作るか、
どうやって公平に採点するのかがキモになりそうだ。一斉に実施しないのであれば、後ろの時期に受験する人は問題の情報を得ることができる
可能性があるわけで、それをどう対処するのかが難しい気がする。味気なくタブレットに話すよりは、人と話した方が言葉も出やすいと思う
わけだが、そういう問題ではないのだろうか・・・。

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2月15日 新東名で逆走
 今日の午後、新東名高速道路の下り線で逆走する車が発見された。80代の男性が運転していたということだが、15 kmほどの区間を10分間ほど逆走
していたという。なぜ逆走したのか、運転者もわからないとしている。新東名高速道路はさすが新しい道路だけあって、色々と逆走防止の措置が
取られている。本線と合流するところに矢印が書かれていたりしていると思う。それなのに何の効果も無かったというのがある意味ではすごい。
高速道路は、スムーズに合流できるような構造を取っていると思うのだが、それを振り切って逆走するというのがイマイチ理解できないのだ。
SAやPAに入って、入った側から出てしまうということは考えられなくはないが、そんなにずっと他の車と出会わないというのがありえない。
逆走の話を聞くたびに「何故?」と思うのだが、今のところ答えは出ていない。

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2月16日 マグロの競り
 築地から豊洲に市場が移り、外国人に人気だったマグロの競りの見学者数が大きく減ったという。築地は当日受付の先着制だったのだが、豊洲は
半月以上前からの申し込み制。事前の申し込み無しで、卸売場を見下ろせる通路から見学することもできるが、こちらは音も聞こえないとのこと。
この事前申し込み制というのがイマイチ浸透していなかったり、当日に来ないことも多いようで、見学者は応募の半数程度になっているという。
市場を管理する東京都の思惑が見事に外れた形になったのだが、どこに現実との齟齬があったのか?まず、予約が半月以上前からしかできない
というのが問題ではないだろうか。遠くに旅行に行くわけではないのだから、そんなに前からしっかりと予定を立てないだろう、と。そして参加者
全員の名前が必要らしいのだが、そうなるといざ当日になって参加できないとかなると色々と大変になりそうなので、ハードルが上がる。
キャンセルが出た分は当日申し込みを加えるとか、そういう柔軟な対応が求められているのでは?

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2月17日 ブームの曲がり角
 ゆるキャラグランプリは2011年から開催されており、当初こそ盛り上がったものの、最近はグランプリになってもそれほどの経済効果はない
とさえ言われている。結局、大きな経済効果を上げたのは、著作権を強く主張せず、一定の条件さえ満たせば自由に使えたキャラクターだけだった
わけで、グランプリ云々の問題ではないのだ。そんなゆるキャラがだいぶ下火になってきており、さらにグランプリ自体も2020年で終了する予定
となると、雨後の筍のように続々と登場したキャラクターたちの行き場がなくなってしまうわけで。まぁ、全国的な知名度がどうこうではなく、
地元で愛されていればそれでいいと思うのだけど・・・。

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2月18日 給与の電子化
 少し前にも話題になっていたが、再びニュースになっていた。プリペイドカードやスマートフォンのアプリなど、現金や口座振込以外での給与の
支払いを可能にしようという動きだ。政府としては国家戦略特区での試行する意見もあったが、利用が見込まれる外国人労働者の増加に備えて
地域を限定せず、全国での解禁を検討しているという。日本で銀行口座を開設することができない外国人労働者向けということだが、勿論
適用範囲は外国人に限定するものではない。導入には従業員の同意が必要ということだが、もし、支払いが企業側として楽であれば、日本人も
同じように電子マネーで支払われる時代が来るのかもしれない。まだまだ現金への信頼が厚い日本では難しとは思うのだけど・・・。

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2月19日 いじめ加害者
 裁判所がいじめが自殺につながる危険な行為と認める判断を示した。これまで司法はいじめを受けた人が自殺したのは特殊な事情によるもの
という立場を貫いており、被害者が自殺する可能性を加害者が認識していたことを立証して初めて因果関係を訴えれたようだ。先日の事件では
いじめが刑事事件に発展したこともあり、自殺した側の心理状況の分析につながる証拠や、いじめの実態を詳しく述べた証拠が多く集まったという。
それらから自殺は特殊な事情とはせず、「一般的に予見可能だった」としたのだ。日本の場合はどうしても疑わしきは罰せずという方針があるので
確たる証拠が集まらないと難しいという点はある。今回のケースは刑事事件に発展したからこそだろう。まだまだいじめ被害者の泣き寝入りの時代は
続きそうだ。

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2月20日 駅ナカコンビニ
 大手コンビニチェーンが続々と駅ナカに店舗を出店している。しかもいわゆる駅構内だけでなく、ホーム上にも出店しているといい、最小のものは
売り場面積が6.6平方メートルで、4畳にも満たないスペースとなる。面積が小さいので商品の種類も限られてくるのだが、そんな中でも売れ筋の
商品というのはおにぎり、調理パン、ベーカリーに変化してきているという。限られた時間で手軽に食事を済ませたいというニーズが高まって
きているのではないか、と予想されている。これが働き方改革を進めようとしている国の実態なのだ。生産性向上が謳われて久しいのだが、
起こっているのは、残業時間を削減する代わりに、昼休みや食事の時間を削って仕事に充てる時間を確保するということなのだ。食事の時間も惜しい
ということだ。まず、こういう現実をしっかりと政府も認識するところからではないだろうか。

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