Top雑感2019年8月(1日〜10日)

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8月1日 サービス終了
 7月1日にサービスを開始するも、直後に不正利用が発覚し、チャージをできなくしていた大手コンビニのキャッシュレス決済システムが、9月末で
サービスを終了することが発表された。コンビニ最大手なので、一気にキャッシュレス決済が広まると目論んでいた関係者は悪影響の広まりを
懸念しているようだ。日本のキャッシュレス決済の比率は20%前後と言われ、世界的にも低いとされている。政府はあと6年で40%まで比率を
上げようとしているのだ。その矢先の不祥事ということで、キャッシュレスへの不信感が強まった形だ。もうある意味では仕方ないのだろう。
日本では元々現金への信頼が強いのだから、わざわざキャッシュレスに移行しようというモチベーションが無いのだ。その中でどうやって
浸透させるかを、民間企業に頼っていた時点で政府の思惑がまずいのだ。ま、もうしばらくは現金だろうな。

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8月2日 音声分析中止
 アップルコンピュータは音声アシスタントのSiriが録音したユーザーとの会話を分析するプログラムを一時中止すると発表した。プライバシーの
問題が指摘されていたためで、アップルが外部業者にユーザーの私的な会話の解析を行わせていたということのようだ。使われるのはSiriの
品質チェックや品質向上のためだという。Siriの回答の良し悪しも評価しているという。Siriの応答は初期に比べると格段に良くなっている。
はるか昔の音声認識技術に比べて明らかに精度も高いし、応答も凄い。これができた理由は、莫大なデータがあってのことなので、当然のように
Siriの会話は解析されているだろうなとは思っていた。予想通りといえば予想通りだったわけで。そもそも、そんなにSiriは使っていない
という事実が。まぁ分析されても困らないし・・・。

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8月3日 無料配信へ
 NHKがインターネット上の無料配信サービスに番組を配信する方針を固めた。まずは8番組程度でということなのだが、今後どうなっていくの
かは分からない状態だ。もともと、NHKオンデマンドという自前の配信サービスを持っているのだが、それに加えての配信という形になって
いくようだ。なぜオンデマンドがあるのに?という気もするのだが、そこに対する回答は出ていない。問題は受信料契約の話になる。
今は受信できる端末を持っていればという形でワンセグを受信できるスマートフォンまで対象が広がってきているのだが、これで無料配信
サービスも入ってくるとインターネットに接続できる環境という条件も考えられなくはない。こうなると、いよいよ世間的には抜け道が
なくなるわけで。そこまで視野に入っているかは分からないのだが、この動きは今後も注目だ。

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8月4日 感覚の麻痺?
 午後7時23分、地震が起こった。テレビを見ていたのだが、緊急地震速報が流れ、実際に最大震度5弱の地震が起こっている。津波などは起こっていない
のだが、テレビなどでの扱いが軽くないか?という疑問が残るのだ。5弱というと結構な揺れだと思うのだが、特に地震のニュースを延々と伝える
緊急番組が公共放送で流れるわけでもなく、民放も画面の片隅を使うニュース速報で流して終わりという感じ。いや、結構な地震なんだけど?
東日本大震災以降だろうか、日本人の地震に対する感覚がずれているような気がするのだ。震度3や4くらいは日常、5だと緊急地震速報が出るから
気にはなるけど、被害が無さそうならそれまで、という感じ。揺れただけではニュースにならないというのも事実なのだろうけど、もう少し危機感は
必要なのでは?

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8月5日 軽減税率
 10月に消費税率が10%に引き上げられるのと同時に導入が予定されている軽減税率。当然のように小売店ではレジスターの対応が求められるわけ
なのだが、中小企業の40%余りが対応には未着手という調査結果が出た。小規模な事業者ほど未着手の割合は高く、1億円以上の売り上げがある企業では
20.6%だったのに対し、5千万円以下では45.5%だったという。日本の場合、どうしても中小企業の方が多いので、全体の割合としても40%の方に
近くなるようだ。すでに2種類の税率をプリセットできる電卓などは発売されているようだが、レジとなるとそんなに単純ではないようだ。
今はPOSシステムが主流なので、店舗側のコンピューターの設定を変えれば済むような気がするのだが、世の中はそんなに単純ではない。通常は
課税対象の商品を全て合計してから税率を掛けていると思うのだが、今回はその対象を2つに区分して、場合によっては商品名の横に税率を示す
記号か何かを表示させる、税率ごとに合計を表示させるなどの中身の変更が必要になってくるのだ。単純なプログラムの変更と言えばその通りだが、
対応は間に合うのだろうか。

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8月6日 リスクをどう捉える?
 今日発生した東京の私鉄での停電トラブル。乗客が熱中症とみられる体調不良に見舞われたそうだ。3本の電車が立ち往生、2本はエアコンも停止、
約20人が病院に搬送されたという。日差しにさらされる大きな窓、密閉性の高い電車の車両では車内の温度は急上昇するのは当然と言えば当然。
非常電源も要領は小さく、エアコンは動かせないという。さて、これで一気に不安が高まったのが1年後の東京オリンピックだ。選手は専用の
シャトルバス等で移動するとしても、一般人は公共交通機関の利用が推奨されている。そこで同じようなトラブルが起こればどうなるか、考えたくも
ない。だからと言って完全なリスク対策を取るのは難しく、どこまでを考えるかが課題だ。鉄道なら何とかなるが、モノレールなら?そろそろ
考えたくなくなってきている・・・。

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8月7日 二十四節季
 明日は二十四節季の1つ立秋だ。つまり明日以降は時候の挨拶は秋のものになり、暑いのは残暑になるし、暦の上ではもう秋ですが暑い日が・・・
という毎年恒例のフレーズも聞けるようになる。こればかりは立春と立秋の恒例行事のようになっている。もうずらせよという感じだ。元々は太陰暦で
規定されていたもので、今も太陰暦の日付を計算しての二十四節季のはずなのだが、どうしてこんなにも季節感がないのだろうか。同じようなやり取りを
太陰暦の頃から繰り返しているのだとすると、いい加減無駄だろう。なぜこうなっているのか、というよりも、なぜこんな名前をつけたのか、と
問い詰めたくなる。まぁ7月に入るタイミングだから、季節としては秋になるのだけど・・・。ひょっとすると、昔の人の秋と今の秋では気温に対する
イメージが違ったのだろうか。う〜ん、悩む。

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8月8日 渋滞予測
 今週末は山の日の振替休日を含んだ3連休であり、お盆ということで、高速道路が渋滞するんだろうな・・・なんて思い、高速道路会社の渋滞予測を
確認してみた。最も混雑するであろう土曜日の東名高速下り線だが、前日18時〜16時まで、ピークは30時という表記があった。詳細情報を見ると
19時台から1時間ごとに39時台まで予想される渋滞の長さが文字情報として出ていた。さっぱり分からん。というか、何も考えていないのがよくわかる。
スタートが19時台で、そこから1時間ずつ足しているだけなのだ。25時とか29時とかは聞いたことがあるのだが、さすがに39時というのはやりすぎだろう。
24を引き算すれば出るとは言っても、それでも15時だ。さらに12を引いて午後3時かと頭の中で2回の変換を行っているのだ。おそらく、15時で
直感的に3時と分かっていても、計算が早くなっている、もしくは1対1に対応してしまっているだけで、実際には午後3時に変換している筈だ。
もっと分かり易い表記にできなかったものか、と。NEXCO中日本よ。

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8月9日 新OS
 アメリカ当局の規制により、Androidが使えなくなる懸念が出ているHuawei。どうするんだろうと思っていたら、新しいOSを発表した。名前は
HarmonyOS。世界にさらなるハーモニーと利便性をもたらす、と発表したのはCEOだ。よりスムーズで安全な、未来志向のOSだという。OSというのは
結局はどれが広く使われるか、という世界のものだ。いわゆるディファクトスタンダードが起きる世界なのだ。どれだけ多くのアプリが開発されて、
そのアプリがどれだけ広く使われるか、という世界だと思う。細かい操作感とかはあるのだが、基本的にはそこまで大きな違いはないだろう。
かつては日本でもシステム開発がされていたのだが、アメリカの規制にあって廃止されたとも言われている。今回の新しいOSがどうなるかは
どれだけ広がるかも影響しているだろう。それにしても、まだ新しいOSを開発する余地があるとは。

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8月10日 道の駅有料化
 勿論、駐車場の全てを有料にしようという話ではない。それをやると本来の目的から外れてしまうので。今回、有料化に踏み切ったのは北海道の
ある道の駅で、車中泊する人のために1台1500円で丸1日利用できるようにするというものだ。台数は3台。8月5日〜19日までという期間限定だが
5日と6日は3台全ての利用があったという。これまではゴミの放置や数カ月に渡る滞在などが問題となっていたという。北海道は高速道路というより
国道のネットワークが充実しており、道の駅も適度な間隔であるので、道の駅で休みながら旅行とかは全く無理なくできるのだ。そこで起こる
車中泊問題というわけだ。だとしても数カ月にわたって滞在というのはあまりにも酷い気がする。あとはお金を払っているんだから何をしても
いいでしょ?という人が出てこないことを願うばかりだ。

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