Top雑感2019年4月(11日〜20日)

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4月11日 はやぶさ2
 JAXAが打ち上げた探査機「はやぶさ2」だが、目的とする小惑星で人工クレーターを作るミッションをどうやら成功させたらしい。小惑星
リュウグウの上空500 mで衝突装置を分離し、本体は安全な地帯に逃げて、衝突装置は高度300 mまで降下した後に起爆したという。これを
地球からの指令では間に合わないので、自動制御で行うというので、注目を集めていたのだ。結果、目標地点から数十 mの範囲内で
動作したと見られているという。この差が結構大きいなと思っていたのだが、100 m以上の誤差が出ることも想定していたというので
「極めて正確」と評価されているようだ。個人的には精度云々よりも自動制御でやってのけたのが凄いな、と。打ち上げた頃は今ほど
人工知能が発達していた訳でもないので、「自分で考える」ということができないわけで。それが凄い。。。

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4月12日 200万台のリコール
 ある自動車会社でブレーキ検査の不正や、未資格者によって検査が行われていたなどの事実が発覚、200万台にリコールが出て、800億円の
損失となるという。ブレーキやハンドルの検査で、不合格とすべきものを、合格として処理するなどしていたという。背景には会社独自の
人員削減作画あったと指摘されている。いまいち、この独自の人員削減策の中身は報道されていないので分からないのだが、往々にして
仕事が減らないのに人だけ減らすので歪みが生じるのだ。人を減らした分だけ何か手を打たないと仕事が回っていかないのは明らかであって。
そこが理解されていないことが多いのだ。何とも歯がゆいところだが、残業削減などを掲げる割には仕事量にメスが入らないことの多いこと・・・。
上の人にはもう少し考えて欲しいところだ。

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4月13日 10連休
 今年の春の大型連休は、天皇の退位と即位があり、カレンダー通りの休みでも10連休となる。これについてアンケートを行った結果、とても嬉しい、
まぁ嬉しいの合計が36.5%だったのに対し、あまり嬉しくない、嬉しくないの合計が41.0%と、結構な割合で歓迎されていないことが分かった。
仕事を休めない人がいるほか、家事労働の負担が増える、仕事に支障があるといった理由が挙がっているようだ。気持ちはよく分かる。10日も間が
空くと色々と忘れるし、月締めの仕事の期限というのが何もしていないのに一気に近づくという事態が起こる。全国で一斉に休むのであればいいが、
実際には動いている業種もあるわけで、そうなると仕事が溜まるだけになるのだ。日本はバカンスのような長期休暇を取ることが習慣になっていないので
結構こういう場面には弱いのだろう。さて、どうなってしまうのやら。

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4月14日 AIスピーカー
 大手ネット通販会社が提供しているスマートスピーカーとユーザーの会話について、録音がされており、従業員が聞ける状態にあることが判明した。
他の会社が提供するスマートスピーカーやSiriも録音されているのだが、ユーザー情報とは切り離されていることが発表されている。一方、今回判明
したのは、アカウント情報と紐づけていたこと、面白い会話というだけで従業員の中で共有されていたということだ。AIが聞き取れなくて今後の開発に
重要なものを人が聞いてというのは分かるが、「面白いから」というのはユーザーから批判を受けているようだ。AIスピーカーはネットに繋がって
いるわけで、当然予想されて然るべき事態だと思うのだが、意外と世間が反応していることに驚いている。私は当然やられるだろうと思っていた
からだ。企業倫理というのが絡んでくる案件ではあるのだが。だからって、これを機にスマートスピーカーが一気に下火になることもないだろう。
普及そのものがイマイチなのだけど。

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4月15日 電子黒板
 日本の大手家電メーカーが4K液晶パネルを搭載した大型電子黒板を5月上旬から発売すると発表した。細かい文字や設計図面なども鮮明に表示できる
ことから、設計事務所などの法人需要を見込んでいるという。サイズは65、75、85型でもちろんタッチパネル方式。コントローラーを内蔵し、
パソコンに接続しなくても動画の再生やテレビ会議を行うことができるという。さて、この電子黒板、実際に会社にもあったりするのだが、
あまり活用されているのを見たことがない。結局はPowerPointなどのプレゼンソフトを使うし、書くなら微妙な反応を示す電子黒板より
ホワイトボードが使われることが常。そんな状態なのに4Kという解像度が必要なのか?という問題が。一時期のデジタルカメラのように、なんでも
高解像度にすればいいというものでもなく、適切な数字というのがあるはずで・・・。それほど需要があるとも思えないのだけど・・・。

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4月16日 火災
 朝、テレビをつけたら衝撃的なニュースが飛び込んできた。フランス、パリにあるノートルダム寺院が火災にあっているというものだ。朝の
ニュース番組で時間をおいて何度も放送され、その都度中継映像が入るのだが、一向に鎮火する様子がなかった。このノートルダム寺院は
パリのセーヌ河岸というくくりで世界遺産に登録されているものだ。出火原因は不明とされているが、現在行われている改修工事との関連が
疑われているようだ。有名な建物なので外観くらいは知っており、てっきり石造りだと思っていたのだが、燃える部分があったようだ。
尖塔や屋根が崩落したというので、しっかりと燃える部分はあったようだ。それにしたって再建は大変だろうなと。最早諦めの境地に達してしまい
そうなほどの状態だと思う。世界遺産は単一での登録ではないので問題ないと思うが、それにしても痛い。

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4月17日 出勤抑制
 2020年の東京オリンピック、パラリンピック期間中の首都圏の交通混雑緩和に向け、政府は今年の夏に各府省庁職員の出勤抑制や時差出勤を
試行する。原則として公用車、タクシーの利用も取りやめるという。7月22日から8月2日に実施し、対象は1万人弱。これ、誘致する前から
分かっていたことだと思うのだけど。少し古いデータだが、午前8時時点で、首都圏で電車に乗っている人数は200万人を超えていると
されている。そんな中で1万人が減ったところで、0.5%。誤差のレベルなのだけど・・・。まさに東京圏を跨いで出勤している身としては
本当にどうなるのか不安なのだ。オリンピック期間だから休むというわけにもいかないし、誰もがテレワークをできるわけでもない。
この問題はそんなに単純な話ではないはずなのだ。来年の夏、どうなってしまうのか・・・。

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4月18日 キャッシュレスさい銭
 徳島県のあるお寺が2020年末までの実証実験として始めたものだ。お寺の専用のタブレット端末に金額を入力し、参拝者のスマホアプリの
QRコードを読み込んで清算するという。他にも期間限定で電子マネーでさい銭を支払えるシステムを導入していたり、参観料やお守りなどの
初穂料にクレジットカード決済を導入しているところもあるという。お寺もこれくらいやらないと外国人観光客を呼び込めないということ
なのだろうか。日本でのキャッシュレス決済がまだまだ下火なのが残念なところで。きになるのはさい銭をキャッシュレスにした場合、
額として増えるのかどうかだ。妙なこだわりで5円を払い続ける人もいるようだが、キャッシュレスになってもそのままなのだろうか。
通常なら払いにくい555円とか777円とかで払う人とかが出てきそうな気もするが。果たして。

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4月19日 顔認証改札
 2024年度に全駅で顔認証によるチケットレス入場システムを導入すると大阪メトロが発表した。顔写真を登録することでICカードや磁気乗車券を
使わずに改札機を通過できるというもの。今の所、国内では顔認証での入場を採用している鉄道事業者はないという。大阪万博が2025年なので
それに向けての整備ということらしい。勿論、ICカードや切符での入場も残す。さて、顔認証の精度というのがその時までにどれだけ上がるか
という問題がある。写真を登録した場合、どうしても平面になってしまうので、顔認証が通りにくいことがあるというのが私の印象。iPhoneの
FaceIDは立体として捉えるので、多少角度が悪くとも認証されるというのを実感している。改札で止められる人が続出しなければいいのだが。

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4月20日 選挙戦
 統一地方選挙の後半戦が明日投開票となる。そんなわけで、候補者は最後のお願いと広報車を走らせていた。そんな中見つけた1台がすごかった。
候補者自らが運転しながらマイクを持ってアナウンスをしていたのだ。選挙は市議会議員選挙。選挙資金も豊富ではないだろうから、多くの人足を
用意することもできないだろうし、無所属だったりすると尚更資金援助は見込めない。そうなると自分一人でやらないといけないというのも分かる
わけで。それにしても悲しいなぁ、と。他にも主要幹線道路となっている国道を走っていたがために、結構な速度を出していた広報車も見たし、
対向車と行き違えないような道に入ってしまい、道を譲られている姿も見た。選挙戦も大変だ・・・。

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