Top雑感2018年9月(21日〜30日)

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9月21日 州として規制
 捨てられたプラスチック製品による海洋汚染を防ぐ目的で、プラスチック製ストローを廃止する動きが広がっているが、とうとうアメリカのカリフォルニア州
ではレストランで客に提供することを規制する法案を成立させたという。州として規制するのは全米でも初めてだという。客からの要望がない限り提供
することはできないというが、客が着席できるような店のみが対象だったり、ファーストフード店は含まれないとか、微妙な規制になっているようだが、
まずは客側も考える機会になるように、という意向のようだ。良く分からないのは、本当に効果があるのかという点。そもそも、確かにストローが
大量に見つかるらしいのだが、出自はファーストフードなんじゃないの?という疑問はあまり議論されていないのだろうか。かなり疑問が残るのだが。
あまり広がらないといいな、とは思う。

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9月22日 小惑星着陸
 小惑星リュウグウの探査機「はやぶさ2」から分離した探査ロボット2台が、リュウグウに着陸したと発表された。重力が小さいので着地した反動で
飛び去らないように、秒速数cmで接近したという。先代の「はやぶさ」も同じような探査ロボットを積んでいたが、正常に分離できなかったため、
小惑星の上を移動できる探査機が着陸に成功したのは今回が世界で初めてなのだという。小惑星の重力から抜け出さないように着陸するというのが
いかに難しいかは想像に難くないわけで、それをやってのけたのが凄いと思う。しかも遠隔操作で行っていて、その遠隔操作にしても、タイムラグが
かなりある状態でやっている筈なのだ。人が凄いのか、そういうプログラムを事前に組んでいたプログラマが凄いのか・・・。これから探査機本体の
着陸があるわけで。果たして事前にどれだけの準備がされているのか、そこが成否に大きく関わる筈で。

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9月23日 放送トラブル
 広島テレビで約20分間、放送が中断するトラブルが起こった。番組は読売テレビと中京テレビの共同制作。実際には読売テレビから番組を受信し、
同じ時間帯に放送している複数局で同じ現象が起こっているらしい。読売テレビから回線を使ってそれぞれの系列局に番組を送る形を取っていた
らしいのだが、その回線にトラブルがあったらしい。大元の読売テレビでは放送トラブルは無かったという。状況を考えると、読売テレビから
番組の情報が出る段階でのトラブルと判断するのが妥当なのだろう。昔は良くあった気がするが、すっかりテレビ放送というものが安定してしまって
放送事故が珍しくなってしまった。結果、ニュースにまでなるという有様だ。今回のトラブル、回線とは書かれているが、衛星回線なのか、電波なのか、
電信なのかが分からず、これ以上の分析が難しいのだ。まぁ、放送局側は色々と考えるだろうけど、決してテレビが最上のエンターテイメントでは
無くなってしまった今の時代、経費を抑えるために、もっと番組の製作数を落として、再放送を多くしてもいいんじゃないか?見たい番組ってそんなに
いっぱいは無いわけで・・・。

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9月24日 結局はモノ目当て
 ふるさと納税の返礼品の見直しを総務大臣が発表した途端に、寄付金の額が急激に伸びたらしい。特に返礼品が豪華だったところは。中には寄付金額の
50%という自治体もあったようだ。今となってはふるさと納税で集まる寄付金が町の運営に欠かせない財源として計上している自治体もあるようで、
急激に減ると施策の再考も視野に入れないといけないというところもあるようだ。この騒動で明らかになったのは、寄付をする側は返礼品目当てという
人がかなりの割合でいそうだということ、地方自治体も集めることに必死で、既にその金額ありきで物事を考えているということだ。寄付する側としては
本来の趣旨から外れているので問題外。自治体も変動する寄付額を当てにするというのはちょっと違う気がするわけで、何となく制度全体が歪んで
しまっているな、という印象を受ける。一度リセットするくらいの意気込みで変革してもいいのでは?

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9月25日 また1つメーカーが消えた
 日立製作所は薄型テレビの国内販売を今年の秋をめどに終了すると発表した。1950年代後半から自社ブランドのテレビを販売してきたが、海外メーカーとの
競争激化で採算が悪化したのが原因とのこと。実際、既に国内生産は修了しており、他者に生産を委託、メーカー系列の販売店などで販売しているだけの
状態だったようだ。今後、販売店では連携しているソニーの薄型テレビを売るようだ。さて、日立のテレビと言われてもピンと来なかったのだが、Woooが
そうだったようだ。確かに一時期はCMを良く見たが、最近は見ないなという印象。まさかこんな状態になっていたとはというくらいの低迷っぷりだ。
北米やアジアでの販売は続けるというので、まだそちらでは需要があるのだろうけど・・・。日立製作所というと白物家電のイメージが強いせいか、
テレビでは生き残れなかったようだ。こういう物は各社がしのぎを削るからこそ発展していくと思うのだけだど・・・。残念だが、仕方ない。

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9月26日 2年後はどこで何を?
 特に大学生は2年後というと何が起こっているのか分からないことが多い。単位は足りているのか、研究室に入っているのか、その時にどれだけ休みが
あるのか。ある意味ではサラリーマンよりも変化の幅が大きいかもしれない。にも関わらず、2年後の学生を頼りにしているものがある。東京オリンピック
パラリンピックのボランティアだ。本番までに数回の研修がある上に、2年後にどうなっているのか分からないので、予想していたほどには参加希望者が
集まっていないようだ。とうとう組織委員会は高校生にまで手を伸ばし始めているようだ。高校生ともなると、希望した大学に入れなかった場合には、
全く参加できない可能性もあるし、研修が受験シーズンだったらもうアウトだ。目標の11万人というのが近年では例を見ないほどに多いというのもあって
確保できるかが怪しい状態だ。2年後、大丈夫なのか?

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9月27日 国語に関する世論調査
 文化庁が毎年公開している国語に関する世論調査が今年も出てきた。毎年のようにあるのが慣用句の意味。本来の意味とされるものとは異なる意味で
広がっている慣用句について、どういう意味で使っているかのアンケートを行うものだ。例年のものであれば大体は本来の意味とされる選択肢を
選べるのだが、今年は見事に全部外した。檄を飛ばす、やおら、なし崩しの3語だが、やおらについてはほとんど使わないので仕方ない気もするが、
檄を飛ばすとなし崩しはかなりショックだった。こういう語は結構多くあり、白羽の矢が立つはその代表例かもしれない。身の回りで使われると
どっちの意味ですか?と聞いてしまうわけで。我ながら面倒だなと思ってしまうのだが・・・。この世論調査はこれからも毎年追いかけていこうと
思っている。

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9月28日 のど飴
 熊本市議会で正午過ぎには閉会すると見られていた本会議が午後6時を過ぎても終わらず、混乱を極めたようだ。その理由は質疑のために登壇した
市議会議員がのど飴を舐めながら質疑したことで質疑が中断され、懲罰特別委員会が開かれたことに由来するようだ。戒告の次に思い陳謝の処分になったが
その議員は陳謝しなかったためにさらに混乱し、午後8時頃までずれ込んだらしい。咳き込んで質問が中断するのを防ぐためだった、という説明をしている
ようだ。こういうのって、結局は順番の問題なんだよな、と思う。指摘されて後から理由を述べるのではなく、登壇した時点で最初に理由を述べるべきだった
のだ。そうであればここまで揉めることはなかったはずだ。社内でも同じようなことが起こったのでよく分かる。なんか、残念だなぁと思ってしまう。
もっと大事なことに時間を使えばいいのに・・・。

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9月29日 台風への備え
 今、「非常に強い」という勢力を保ったままで台風が上陸しそうな予報が出ている。最新の観測では中心気圧は950 hPa、最大風速は45 m/sと出ている。
そんな台風がほとんど勢力を落とさないままで明日から明後日にかけて日本列島を縦断しようとしているのだ。結果として、各地でイベントが中止に
追い込まれているようだ。前回の台風で痛い目を見た関西国際空港は明日の午前11時から滑走路を閉鎖することを決定した。一度何かが起こると次回は
その反省として対策が取られてるわけだけど、その結果としてどんどんと動けない状態が作られていくわけで。強行して事故が起こったら世間的にも
マズいのは分かるのだけど、ちょうどいいバランスを見つけ出すことはできないものだろうか。難しいのは分かるけど。

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9月30日 続・台風への備え
 昨日から色々な動きがある台風への備えだが、今日になって関東地方はその程度が加速している。在来線も含めてJRが全ての運行を20時までとすると
発表したのだ。運行距離の長い路線はもっと早い時間が終電になり、比較的距離の短い路線でも20時が終電だ。実際に20時を過ぎてからJRの運行情報を
確認すると軒並み「運転見合わせ」になっていた。他の私鉄も運転見合わせや本数を減らしての運行などになっているようだ。世間的には賞賛する
声が多いようだが、中には帰宅難民になっている人もいるようだ。鉄道関係は明日は始発から通常通りの運転をすると発表しているわけだが、果たして
どうなるのか。なんか、首都圏に近付く台風の勢力は大きくなっている気はするのだが、昔ってここまでの対策をしていたか?という疑問が残る。
何かあったら大問題になるというのはあるのだろうけど、こんなに大々的に対策を打ち出していなかった気がするのだ。私の住む自治体でも、
昼のうちから避難所を設置していたわけだし。なんか違うな、という印象だ。

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