Top雑感2018年5月(21日〜31日)

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5月21日 度を過ぎたイタズラ
 交番の前でグラニュー糖を入れたポリ袋を故意に落として逃走することで、警察官に追跡させた人に有罪判決がでた。ネット動画に投稿するために
撮影したものだったのだが、義兄業務妨害で罰金40万円という判決が出た。元々は略式命令だったのだが、不服として正式な裁判に移行し、結局は
同じ結論に至ったという感じだ。動画の世界で有名になりたいというのは分からないでもないが、こういう他人に迷惑をかけるようなことをしては
いけないのだろう。「冗談でした」で済まされるような内容ではないと思うのだ。やりすぎは良くないということだ。ネットの世界は早く手を付けた者から
トップ3くらいが寡占する世界だ。その後からの後追いは大体メジャーにはなれない。この動画投稿者も状況の打開を狙ってのことだったのだろうけど、
やり方がマズかった。まぁ想定外の方向で有名になったわけだけど。

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5月22日 日本橋景観改善へ
 国の重要文化財である日本橋の景観を改善しようという話はずっと出ており、特に真上を走る首都高速をどうにかしなくは、という話になっていた。
今回、国土交通省、東京都、首都高速道路会社は日本橋の真上の部分を含む1.2 kmを地下化するルート案を示した。既存のトンネルから延長する部分も
あるようで、なかなか大きな工事になりそうだ。着工は2020年のオリンピック、パラリンピックの後を目指すとしている。東京の地下にまだ掘るだけの
スペースがあったのかと驚かされる。最後に通った地下鉄大江戸線がかなり深い場所を走っているのからも分かるように、そうそう簡単に掘れるような
状況ではないと思うのだけど。トンネルの隙間を縫うように掘るのだろう。日本の高いトンネル掘削技術のなせる技と賞賛すべきなのだろうか・・・。
まだ掘れるスペースがあるのなら、いっそのこと、首都高全部を地下にしてしまえば良いのに、とさえ思う。高速道路が整理されて走りやすくなるのでは
ないだろうか。費用の問題は残るが・・・。

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5月23日 ラベルレス・ペットボトル
 大手飲料メーカーがネット通販限定でテスト販売を始めたもの。ペットボトル入りの水なのだが、容器にラベルなく、ちょうどラベルを剥いだ状態の
ものに水が入っていて、そのまま売られている感じだ。ラベルに記載する事項は決まっているのだが、それらは梱包材に記載することで替えている。
これでラベルに使用する資材を90%削減できるという。残りの10%が何なのか気になるところだが、まぁ突っ込まずにおこうと思う。消費者としては
いちいちラベルを確認しないので外側の箱にでも商品名が書いてあれば十分とも考えられる。そこに目をつけたということだろう。ネット通販限定
なのは、確実にその梱包材を使ってもらえるからだろう。店頭の場合はペットボトルを1本1本陳列しているだろうから、ラベルのない水になってしまい、
メーカーとしての表示義務を満たせなくなる、といったところか。メーカーも色々と考えるな。販売価格にどれだけ反映されているのかが疑問ではある。

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5月24日 コミュニケーション能力
 企業の採用でもっとも重視した点としてここ数年挙げられているのがコミュニケーション能力。どうもこの言葉の意味が企業と学生の間でズレがあるらしい。
企業側としては「口頭でうまく伝える能力」「文章を書く力」「相手の言い分を正確に理解し、相手にうまく伝える能力」なのに対し、学生側では
「空気をうまく読む力」「雰囲気を巧みに和ませる」「その場をうまく仕切って回す」という意味になっているのだそうだ。社会人をずっとやっている
身分としては、企業側の求めることはよく分かる。文章を書けない人というのは結構いるし、何を言いたいのか分からない人もいる。だが一方で、
妙に仕切りが下手な人が会議のファシリテーターをやってグチャグチャになることがあるのもまた事実。どちらが重要かという話でしかないのだが・・・。
少なくとも周りとコミュニケーションが取れるのは最低条件であとは訓練でどうにかなる・・・という考え方もアリだと思うんだけどな。

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5月25日 完全なとばっちり
 日本大学のアメリカンフットボール部の選手が、練習試合で相手選手に危険なタックルを繰り返して怪我を負わせた問題で、日本体育大学に苦情が
届いているという。完全に間違えているだけなのだが、日体大にしてみればいい迷惑。とうとうWebサイトに重要なお知らせとして文章を掲載する
ところまでいってしまった。これ、誹謗、中傷を日体大に送りつけている人は、本気なのかネタなのか迷ってしまう。いくら何でも間違えないだろう、と。
「日本」という名前のつく、スポーツで話題になっている大学、ということで日体大が連想されているのだとすれば、あまりにも可哀想だ。日本に大学は
数多くあるけど、日大も日体大もかなり有名な大学なので、知っていて当然だと思うのだけど・・・。自分の常識ではかってはいけないので、これくらいに
しておくが、大学名くらいは確認してから誹謗、中傷を送るべきだと思う。

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5月26日 非常ブレーキ
 観光バスなどを販売している自動車メーカーがドライバーの異常に対応して非常ブレーキをかけられるボタンを設置したバスを開発した。夏から大型
観光バスに標準装備するという。ボタンの位置は運転席と最前列座席の左右上方に1つずつだという。押されると車内で非常ブザーが鳴り、天井の警告灯が
点滅、車外にはホーンを鳴らしながらストップランプとハザードを点灯させて知らせるという。路面状況に応じてブレーキの強さを変えるようだが、
それでも急制動には違いないので、立っている人がいることが想定される路線バスには搭載されないという。実際に、ドライバーの異常で事故が起きている
というので、こういう装置が開発されたようだが、むしろ何故今まで無かったのかと思うほどだ。列車には非常ボタンがあるが、おそらくあれもブレーキには
至らないだろう。その代わり、デッドマン装置と呼ばれる一定時間操作をしないとブレーキが掛かる仕組みが用意されているので、運転手の生存は保証されて
いるからブレーキは連動していないのだろうけど・・・。何となく運用の違いがしっくりこないな。

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5月27日 話の結論というもの
 地元のあるスポーツ協会の総会があり、出席してきたのだが、そこの会長職にある人の話がひどかった。総会の間もそうだし、その後の食事の時も
そうだったのだが、自分が話したいことを話し続け、しかも何の結論もない。オチをつけろとは言わないが、結局何が言いたいのか分からないままで
話が終わるのだ。まぁ昔の人はそれで良かったのかもしれないし、協会の会長という低いながらも地位のある人なので、周りが黙って聞いてくれるのだろう
けれども、あまりにも苦行だった。大体、何らかの地位を得た人というのは、黙っていても周りが頑張って聞いてくれるので、その状況に甘えがちだ。
他の一般の人のプレゼンもそうなのだが、もっと聞いてもらう努力をすべきだと思うのだ。ダラダラと話すのではなく、最初にキチンとしたつかみを
入れるとか、話す内容を示した目次のようなものを時々挟むとか。プレゼン中に聴衆が寝る原因の半分はプレゼンターにあると思っている。
聞いてもらう努力を怠るべきではないと思うんだけどなぁ・・・。

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5月28日 AIカメラ
 行動検知システムを手がけるベンチャー企業が開発したカメラと、NTTのクラウドサービスの組み合わせで、万引き被害を削減するサービスが始まる。
同じ場所をうろうろする、周囲をキョロキョロと見回すといった万引きが疑われる不審な行動を取る人物を、AIカメラが自律的に映像を解析して見付け、
店員のもつスマートフォンに通知されるという。通知を受けた店員は不審者に声をかけることができて、万引き防止に繋がるという。副次的なメリットとして
本当に困っている顧客に素早くアプローチできるようになるという。本当に探し物をしていてウロウロすることはあるのだが、店員がホールに少ない
というパターンが多すぎるのだ。家電量販店なんかはどんどんホールスタッフが減ってきている気がする。買いたいものがあっても、店員を捕まえるのが
面倒でネット通販でいいや、となるのではないだろうか。この防犯カメラにも死角はあるわけで、それをどうするのか、複数人でカメラ対策した場合は
どうなるのか、まだまだ解決すべき課題は多い。

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5月29日 第3の性別
 オランダで出生届に男性でも女性でもない性別を記載することを初めて認める判決がでた。さらに議会に対しては第3の性別を認定するように法改正を
促しているという。原告は1961年の出生時に性別を確定できず、両親は便宜上男性として届け出ていたが、2001年に女性に性転換、それでも女性という
性別に適合できなかったという。今回の判決が出た後、原告は「性別不定」として登録されるようだ。出生届に性別を問わない第3の選択肢を設けるように
当局に要請したという。性別不定というのが何とも色気がないのだが、この不定となった人は、例えばトイレ、婚姻などはどうすればいいのんだ?
ということについて、何の解決策も見いだせていない。流石に昔の日本のように出席番号が男女別だったりはしないだろうし、海外にもあるのかすら
不明だけど、そこは大丈夫だろう。それ以外で不明な点が多すぎる。この動き、他の国にも広がるだろうか。。。こういうことについて、日本は妙に
保守的だから、日本には入ってこないと思うのだが・・・。

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5月30日 高校生クイズ
 ほぼ同じ時期に放送されていたアメリカ横断ウルトラクイズや1億2000万人のクイズ王決定戦が軒並み終了している中で、今でも生き残っている
高校生クイズ。大学生になった頃からすっかり見なくなったのだが、今年の出場者アンケートに不適切な内容があったようだ。すでに削除されている
ようなのだが、参加への意気込みや番組へのメッセージの他に、お小遣いや貯金額の他に、「今、彼氏・彼女がいる?」「今まで付き合った人数は?」
「ファーストキスは?」という質問があったそうだ。選手の出場にあたっては本名や学校名、住所や親の連絡先も入力が求められているとのことで
回答が必須ではないとしても突っ込み過ぎた内容だろう。担当者は一体何を考えていたのか。高校生の今について実態調査をしたかったのかもしれないが
高校生クイズに出てくるような人たちが平均かと言われると少し違うような気もする。回答は責任を持って削除するとしているが果たして・・・。
この番組もそろそろ怪しいか?

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5月31日 ブルーノート
 セキュリティ企業が発表した新しいPCへの攻撃手段がブルーノートと呼ばれている。ハードディスク搭載のPCを破壊するもので、音の振動で
ハードディスクのヘッドとプラッターを振動させて、ハードディスクそのものの破壊やソフトウエアの誤作動を誘発するものだ。そのためSSDのPC
では何も起こらないし、実際には100 dbを超える大音量をハードディスク近傍で出さないといけないなど、実現が難しいところはある。
まぁいろんな方法があるんだな、という感じではある。かつて、エンジンを作動、急停止を繰り返させることで物理的に破壊するという実験を
見たことがあるのだが、それに近い強引さを感じる。ただこの方法、ハードディスクさえ積んでいればPCに限らないので、何らかの方法で
悪用される恐れはあるわけで。あくまでも可能性でしかないが。

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