Top雑感2018年7月(21日〜31日)

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7月21日 祇園祭にも影響
 気象庁の1か月予報が絶望的な高温を示しているのだが、そんな状況で行われた祇園祭で花傘巡行が中止されることが発表された。日程としては24日。
子供の御神輿や着物の女性らが1000人ほどが午前10時から2時間ほどかけて京都市内中心部を約3 km練り歩くものだ。当日の予想最高気温は38 ℃。
神輿に参加する子供が通う小学校から熱中症を心配する声が上がり、中止を決定したという。暑さでの中止は初めてだという。祇園祭の中でも中心的な
行事だけにかなりの英断だと思う。もう色々と気候が変わってきているのだから、「伝統行事」というものは考え直さないといけないのではないだろうか。
なんでもかんでも中止すればいいとは言わないが、今の気候に合わせた新しい形を模索するというのもアリだと思うわけで。ま、今回の決断は
仕方ないかな。

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7月22日 コンビニのレジ
 今、コンビニのレジから客層ボタンが消えているという。客の年齢層と男女別を店員が見た目で押すというもので、大手3社のうち、ローソンとファミリー
マートでは既に廃止されている。理由は色々とあるようだが、もっと正確なデータがポイントカードから得られるからというのがありそうだ。実際、
ポイントカードで得られた情報と客層ボタンの結果を付き合わせてみると、正しかった割合は2〜3割だったという結果を発表している会社もあり、
これでは役に立たないという結論を出したようだ。セブンイレブンはnanacoというカードを持ちつつも継続して客層ボタンを使っているようだ。
私はそのてのカードを一切持たない。わずかなポイント還元と引き換えに、どれだけ大量のデータを与えているかと思うと、納得できかねるからだ。
まぁ、レジも完全にタッチパネル化したところもあるし、セルフレジ化も近いんじゃないか、という気がする。コンビニは難しいかな・・・。

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7月23日 ついにナイター
 高校野球の京都大会で暑さのために試合時間をずらしてナイターで試合が行われた。予定されていた第3試合が13時半、第4試合が16時開始予定だったが、
第2試合終了後に休憩時間を挟み、第3試合を16時、第4試合を18時半に変更したという。実際には第3試合が長引いたので、第4試合が19時1分開始となり
ナイターになったという。もうこれに限らず、一番気温の高い時間帯は外せばいいと思うのだ。予選に限らず本戦でも。選手は休めばいいのだが、観客は
どうするのが正解なのか分からない訳で。もう季節をずらすしかないんじゃないか?ちなみに、今年の猛暑は1つの災害と認識していると気象庁が発表した。
日本の最高気温を更新したり、東京都内で40 ℃を超えたりと、かなり大変なことになっている今年。果たして暑さはいつまで続くのか・・・。

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7月24日 4K、8K放送
 NHKと放送サービス高度化推進協会が行なっていた4Kと8KのBS試験放送が終了した。この試験放送の結果を反映して12月からは実用放送が始まる。
NHKは冬季オリンピックの期間にパブリックビューイングを行うなど、かなり積極的な姿勢を示していた。確かにパプリックビューイングでは
高精度の映像を見てみたくなるのは分かるのだが、自分の家にそれだけのスペックのテレビが必要なのかという問題は残されたままだ。個人的には
そこまでして見たいものがないのだ。映像が綺麗だから見るのではなく、見たいから見るのだ。4Kや8Kにしたことによる恩恵は、里山の風景とか
そういう環境映像に近いものにこそありそうだが、そこの需要が小さい。なんていうか、実用放送は本当に必要なのだろうか。

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7月25日 新幹線も物騒になった
 先日、走行中の新幹線の中で、乗客3人が刃物で殺傷される事件があり、JR東海が対策を打ち出してきた。医療関係者を支援する物としてこれまでの
装備品に加えて三角巾や止血パッド、ゴム手袋などを、防護装備として耐刃手袋や耐刃ベスト、警備員用として防護盾や刺又が用意され、車内複数箇所に
搭載されるという。他にも乗務員とパーサー、指令員が同時通話できるシステムを導入するといった対策が取られる。搭載品が増えた分は喫煙ルームを
削るのだとか。なんか新幹線でさえも物騒になってきたな、という感じだ。ゆっくり移動することもままならない。もちろん、そんな事件に遭遇するのは
まさに事故としか言いようがない確率でしかないのだが、起こってしまったのもまた事実であって。新幹線は乗車時間も長いし、逃げ場のない状態なので
事件が起こると大変なことになるのは分かるのだけど。もっと平和な乗り物じゃなかったっけ?

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7月26日 国旗
 今更そんなことを争っていたの?という感じだ。ニュージーランドの首相代行がオーストラリアの国旗はニュージーランドの真似だとして批判し、独自の
デザインを採用するように要求したという。どちらも左上にユニオンジャックと右側に南十字星がある。星の色が違うのと、オーストラリアは七稜星が
描かれている違いだ。そんなのはとっくに合意しているものだと思ったが、違ったようだ。歴史的にはニュージーランドの方が50年ほど先駆けており、
2016年に国旗を変えようという住民投票があったが、現行の国旗を継続することに決まっている。かれこれどちらも50年以上は使い続けているわけで
なぜ今更?という感じが抜けない。文句を言うならオーストラリアの国旗制定時だろう、と。オーストラリアで起こった事件がきっかけで再燃したような
雰囲気ではあるのだけど、どうしても今更感が・・・。もっと似ている国旗もある、自分たちが変えられなかったから、相手に変えろと言うのも
理不尽なような気が・・・。

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7月27日 サマータイム
 日本ではどういうわけか、定期的に盛り上がる。今度はオリンピックに向けて導入しようと組織委員会が申し出ているようだ。マラソンや競歩などの
過酷な競技をなるべく涼しい時間に行うために、マラソンは朝7時スタート、競歩は朝6時スタートと設定しているが、さらに早くするためにはサマータイムを
導入すればいい、ということのようだ。オリンピック、パラリンピックの行われる2020年だけでも、と言う、凄い提案さえ出ている。その年だけ導入
するなら、競技開始の時間を早くすればいいだけ・・・とも考えられるが、選手の体調は勿論、役員やボランティア、果てはテレビで見る観戦者の
体内時計の問題もあるので、そこまで単純ではない。しかし、東京のオリンピックのために、全国を巻き込んで何かを変えるのはやめて欲しいのだ。
休日を動かしただけでも大ごとなのに、今度は時計も動かそうというのか。いくらなんでもやりすぎだろう。どうなるかは今後決定するはずだ。

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7月28日 台風
 今まさに日本列島は台風に襲われている。台風12号だが、その進路が凄いのだ。気圧配置やら何やらの影響を受けた結果、北上してきた台風は
関東地方に接近、そのまま西に向かうという経路を取っているのだ。関東地方からは遠ざかりつつあり、一段落した感じではある。が、台風は
一般的に東側に雨雲を持っているので、雨だけが残っている感じになっているのだ。普通は雨風が強くなってきてピークを過ぎると吹き返しの
風だけが残るという感じだと思うのだが、今回は通過した後に雨が残るというパターン。気象庁も観測史上初だというこのパターン、
何がどうなっているのやら、という感じだ。これから勢力を保ったままで東海地方や、先日大雨で被害のあった中国、九州へと近づいていく訳で。
気候は変わってきているのかな、と思う今日この頃だ。

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7月29日 人の流れ
 台風の影響で1日延期され、今日実施された隅田川の花火大会。実はそこで実証実験が行われていた。防犯カメラの映像から人数の計測や移動の予測を
行うというものだ。具体的には警察車両の上にカメラを設置し、人の流れをAIに学習させるというもの。将来的には滞留状態や流れに逆らって動く人物、
放置されたままの不審物や規制区域を走行する車両の察知に繋げたいとのこと。問題はAIに「不審」と判断させる基準なのだけど、今の所、明確な何かが
あるわけではないようだ。勿論狙いは東京オリンピック、パラリンピックなのだけど、そこでAIを警備に活用しようというのは流石に時期尚早では
ないだろうか?それまでに学習させるサンプルが少な過ぎる気がするのだ。日本人は意外とあの手の場面では整然と歩くものだから、不審な動きの
サンプルというのが取れない気がするのだ。その状態で警備に使うのは難しいのではないだろうか?「学習させたパターンから外れる」という
基準では引っかかり過ぎる気がするし・・・。まぁ、その辺りはプロのお任せだな。。。

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7月30日 自動翻訳
 遂に実現するか?という感じだ。ローマ法王の演説を5ヶ国語で聞くことのできるスマートフォン用同時通訳アプリをバチカンがリリースした。通常、
イタリア語で行われる演説を、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語の5ヶ国語に翻訳するという。法王が母国語のスペイン語で
話す時にはイタリア語への翻訳も行うという。日曜日に行われる「お告げの祈り」で利用できるという。これ、どうやら同時通訳らしい。
実際に動いている場面を見たわけではないが、ローマへの巡礼に参加する侍者の面会の際にも使用されるとのことで、汎用性は高そうだ。日本語は
文法が難しいので簡単に実装できるとは思えないのだが、それでもこれだけの言語に一気に翻訳できるのだから凄い。もう少し発達すれば、
主要な言語の同時通訳はスマートフォンでできるようになりそうな予感がする。英語を勉強する意味が無くなる時代が来る?

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7月31日 レビューの意味は?
 インターネットの大手通販サイトでの商品のレビューの取引がなされているという。20代〜60代を対象にしたアンケートでは、6割以上の人がインターネット
ショッピングでレビューを参考にしていると回答している。利用規約に反しているのだが、本物とサクラのレビューを見分ける手段もなく、打つ手なし
といったところなのだろう。手順としてはアカウントを登録、商品の購入とレビューの書き込み、商品代金の業者による返金といったものが多いようだ。
実店舗ではなく、インターネットという空間であるからこそ、商品を選ぶ幅が広がり、何を参考にしていいか分からなくなった結果とも言えるだろう。
困ったものと言えば困ったものなのだけど、だからこそ実店舗で実際に商品を見ることの価値が高くなり、他人の評価に一喜一憂しなくなる、強い芯が
必要になるのだろう。逆に言うと、それができないのであれば、ネットショッピングに手を出さないか、レビューを一切読まないくらいの覚悟が
必要だと思う。変な世の中になったなとは思う。

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