Top雑感2018年7月(1日〜10日)

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7月1日 韓国版「働き方改革」
 日本ではしれっと6月29日に成立したわけだが、同じような法律が韓国では今日から施行される。法律の内容としては週40時間の法定労働時間に加え
残業時間の上限を週12時間とするというもの。違反した場合は事業主に2年以下の懲役か約200万円の罰金というもの。除外される業種は陸上・水上・
航空運送業など5種となり、これまでの26種から大幅減だという。問題はこの制度が適用されることで、労働者の平均月収が1割以上減ると試算されている
ことにある。これ、よく労働者側が許したなという感じだ。日本と同じように反発してみたところで、半ば強制的に法案として通したのかもしれないが。
ここから起こるのはきっと単なるサービス残業の増加だろう。日本は韓国がどうなっていくのかをしっかり見て、日本の将来がどうなるのかを考え、
対策を打つべきかもしれない。

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7月2日 消費税還元セール
 そう言えばそうだったっけ?と思ったのだが、消費税率が8%に引き上げられた時、政府は「消費税率分値引き」だとか「消費税は当店が負担」などの
増税分を値引きすることを謳う値引きセールを禁止した。2019年10月には消費税率が10%になる予定だが、その時には解禁する方向で検討していると
発表した。前回はセールを禁止したことで一気に需要が冷え込んだためだ。すっかり忘れていたのだが、そんな話があったような気がする。その反省
ということなのだが、問題はその値引き分のしわ寄せが納入業者の方に行かないようにするにはどうするか、というところだと思う。一応、今は
下請法などで保護されているとは言っても、懸念事項としては残るわけで。ところで、本当に消費税は上がるの?

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7月3日 羽田空港アクセス線
 羽田空港に行く公共交通機関というと、モノレールがなんとなく有名で、他にはバス、私鉄が通っている。ここにJRが参戦する方針を示した。
今年度中に環境アセスメントに着手し3年ほどの期間を取っている。そこから7年の工事を予定しており、早ければ2028年にも開業するという。
総事業費は3200億円ほど。休業中の貨物線が走っている浜松町の他、新宿方面やりんかい線とも接続することを計画しているという。どの路線が
いつ繋がるかは分からないが。さて、JRの勝ち目はどれくらいあるのだろうか。乗り換えが少ないというメリットがあるが、バス停が近ければ
バスが圧倒的に楽だし、乗り換えもない、値段も十分な競争力がある。私鉄の方が値段が安いし、なんとなくモノレールのイメージも強い。
ここにJRが食い込んでくる余地はあるのだろうか。まぁ10年後だから、そのあたりの勢力図も変わっているかもしれないが。

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7月4日 台風8号
 ついこの前、台風7号が日本海側に抜けて列島に大雨をもたらしたと思ったら、既に8号が発生していた。しかも日本に接近しそうな経路図になっている。
まだ7月に入ったばかりだというのに、と思って調べて去年も今くらいの時期に台風が日本に上陸していた。ただし、台風3号だ。ただし、その前後に発生した
台風は日本には接近する素振りも見せていない。今年は既に8号で、2つ連続で日本に接近しそうな感じだ。今年はひょっとして台風の当たり年に
なるのか?という感じだ。もちろん、嬉しくはないわけで。むしろ仕事が忙しいのでどちらかと言うと素直に通勤させて貰った方がありがたいわけで。
先日、関東は梅雨明けしたらしいと発表さがあったわけだけど、一気に気温が上がって、夏か?と思ったら台風のラッシュで秋か?と言う感じ。
もう何が何だか・・・。

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7月5日 全面禁煙
 ある居酒屋チェーンでは6月から全面禁煙を実施していたという。その1か月の営業成績が発表された。それによると既存店の売上高は2.9%減。しかし、
来客数は2.2%増えたという。家族連れが増えたため、子供や未成年の客が増えた結果、客単価が前年より5%減ったために売上高が減ったと分析されている。
客側からは子供を連れて来られるという声と同時に、酒が飲める場でタバコが吸えないのはあり得ないという声もあったりで、賛否両論だという。
こういうものは1か月の結果でどうこう言うものではないだろう。ニュースになることでさらに家族連れが増えて最終的には売上高も回復するかもしれない
わけだし。大事なのはこれから先、半年とか1年のスパンで見たときにどうなるか、だろう。まぁ、ここから売り上げが落ちるとは考えにくいわけだが。

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7月6日 大盤振る舞い?
 何となくだが、気象庁はこれまで特別警報というのをなるべく出さないようにしていた気がする。注意報、警報くらいではあまり国民に警戒感が伝わらない
ためか、その上の特別警報というのを設定し、本当に特別感のあるものにしていた気がするのだ。ところが、昨日から今日にかけての大雨で一気に発表した。
福岡県、佐賀県、長崎県、広島県、岡山県、鳥取県と広がっていき、京都府、兵庫県にも出た。着実に西から広がって来ているのは事実だが、
これだけ一気に出したというのは気象庁の本気と受け止めるべきなんだろう。ただ、これをきっかけに安売りにならなければいいなとは思う。今回の
大雨で特別警報がどれだけの被害をもたらすのか、ということが強く印象に残ればいいのだが、他の地域の人にとっては完全に対岸の火事な訳で。
ま、難しいよな。

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7月7日 恐るべしスポンサー契約
 現在行われているサッカーのワールドカップで国際サッカー連盟がクロアチアサッカー協会に約780万円の制裁金を科した。国際サッカー連盟はある
飲料メーカーとのオフィシャルスポンサー契約を結んでおり、今回のワールドカップでもそのメーカーのエナジードリンクが掲げられている。クロアチアの
選手はそれとは異なるメーカーのエナジードリンクを飲んでいたというのだ。尚、大会期間中はピッチ周辺で他社製品の飲料を飲むことは認められていない
という。改めて書くまでもないだろう、これがスポンサー契約の力だ。選手もプロスポーツの世界に生きているのだからスポンサー契約に縛られているはずで
そういったことはわかっているはずなのに、何故そこまでして他社製品を飲もうと思ったのか・・・。そして、それに対しての制裁が重くないか?仕方ない
のかもしれないけど、純粋なスポーツの祭典というよりも商業色が強くなっている雰囲気を感じる。

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7月8日 西日本の豪雨
 台風7号と梅雨前線の影響による豪雨で西日本を中心に被害が出ている。気象庁は地方ごとの情報を集めたポータルサイトを開設した。そのうち名前がつくと
思うのだが、今の所決定していない。そんな状況なので、他の災害の情報が全て飛んでしまっている状態だ。昨日は千葉県沖を震源とする最大震度5弱の
地震があったし、沖縄には猛烈な強さの台風8号が近づいている。台風の中心気圧は915 hPaと、一昔前なら考えられないような数字だ。確かに
地震での実際の被害はあまり出ていないようだし、台風はこれから起こることなので、すでに起こり。現在進行形で救出、復旧作業が行われている
豪雨災害の方に重きを置かれるのは分かる気がするのだが、極端すぎないか?と。沖縄だから台風に慣れているだろ、とか、そういう問題ではないと思うのだ。
とりあえず、今日の夜現在、全ての特別警報は解除されているわけだが・・・土砂崩れなど、影響はしばらく残るだろうな。

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7月9日 首都圏なら?
 今回の豪雨、平成30年7月豪雨と命名され、激甚災害に指定された。そんな折に、この豪雨が東京を襲ったらどうなるのか、という試算が発表された。
細かいことは書かないが、死者7600人、建物などの被害総額は64兆円とされている。そこにさらに行政などの停止など、経済被害を合計すると
100兆円を超えるという内容だ。何故こんな試算をしないといけないのかが分からない。東京じゃなくて良かったという実感を噛みしめるためなのか。
別に今回に限った話ではない。大地震が起こった時にも同じような試算が出てくる。まさに被害にあって避難している人たちにとっては、神経を
逆撫でするようなものだろう。地方だったから報道されているくらいの被害で済んだんだよね・・・というのを暗に示しているようなものだからだ。
首都圏か地方かではなく、実際に被害に遭っている人がいるという事実を報道すべきだろう。この手の記事、何を伝えたいのだろうか。

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7月10日 プラ製ストロー
 世界最大手のコーヒーチェーン店がプラスチック製のストローをやめるという話が出てからわずか、有名ハンバーガーチェーン店でもプラスチック製の
ストローをやめると発表した。紙でできたストローに順次切り替えていくという。イギリスとアイルランドを皮切りに世界中で切り替わっていくが
日本での運用はまだ具体的なスケジュールが決まっていないという。ただ、グローバルで2025年を目指しているので、それまでには切り替わるだろう
とのこと。よく分からないのだが、紙製のストローって大丈夫なのか?という気がする。紙皿とか紙コップとかがあるので大丈夫な気はするのだが、
紙コップと同等の作り方でいいのかという疑問も残る。それなりに硬い蓋を突き抜けないといけないし、筒としてそれなりの強度が求められるはずだ。
ちなみに、プラスチックは駄目で、紙ならいいという理屈がよく分からないわけで・・・。

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