Top雑感2018年2月(1日〜10日)

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2月1日 申し出5倍に
 NHKによると、昨年12月に申し出による受信契約の増加数が通常月の5倍になる5万6000件あったという。最高裁がNHKの受信料制度について
合憲の判断をしたのが大きいと思われる。今年1月も2万6000件あったという。というか、毎月約1万件の増加があったのかという事実に驚かされる
わけなのだが。4月とか10月のような異動や入学のシーズンなどでは新しく一人暮らしを始めた人などが出てくるので増えるのは想像できるのだが、
それ以外の月でも1万件というのは、どこから出てくるのかが分からない。何らかの理由があって申し出る人がいるのだろうけど、あまり想像が
できないのだ。引っ越しても住所変更だけだし。何にせよ、合憲判決は大きかったということだ。

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2月2日 カンをAIで
 日本酒づくりの杜氏が経験に基づいて判断していることをAIに学習させようという動きがある。酒米の吸水時間の判定だが、杜氏が経験から判断
していたのだとか。酒米の変化の様子を数秒ごとに映像化し、AIに学習させて判断させようということのようだ。杜氏に替わるものではなく、酒造りを
補助するもの。杜氏の技を科学的に再現するもの」というスタンスのようだ。20年くらい前に同じようなことを考えたことがある。当時はAIなんて
存在しなかったわけだが、職人のカンという定量化できないものがある限りは、人の仕事は無くならないだろうという結論に到達した。それが
今となってはカンでさえも学習させることで到達しようとしている。開発側の意向はどうであれ、このまま進歩すれば間違いないく職人技を
機械が再現する日が来る。その時、人の生きる道は・・・?

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2月3日 定着は難しい?
 全国的に定着したとも言われている節分の恵方巻きだが、実際に私の周囲で食べているという人はあまり見かけず。コンビニでのゴリ押しも
あまり見なくなった気がする。そんな状態で既に廃棄が出ているというし廃棄する食品が持ち込まれるところでは500 L入りの容器10個ほどに
恵方巻きの材料と思われる食材がギッシリ入って運ばれたという豚の飼料に加工されるというが、それにしても多くないか?まぁ工場としては
多めに作らざるを得ないし、完全予約制にするような物でもないので、ある程度の廃棄が出るのは覚悟しなくてはいけないだろうけど、
500 L×10というのはなかなか。結局、小売店が思っているほどには売れないということなんだろう。このまま静かに全校的にはフェードアウト
していって、関西方面だけの風習に戻るのではないだろうか。

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2月4日 天気予報にもAI
 正直な話、使わない手はないだろう、というくらいに相性がいいのではないだろうか。ただし、それをAIと呼ぶかどうかは議論が別れるだろうが。
結局は過去の膨大なデータと、現在の観測データを分析して今後の天気を予測するわけで、AIでの機械学習が役に立たない理屈がない。今回、AIと
呼んでいるのは、一般の人が専用のアプリを使って雲の様子などを報告してくるのだが、そういった情報を瞬時に解析するのが新しいからだろう。
もちろん、AIと呼ぶかどうかには疑問が残るところではあるのだけど。AIの定義が広がっている今ならなんでもありなのかもしれないけど。
IBMがおそらく世界で最も有名なAIを使って天気予報を始めると宣言していたりと、天気予報業界ではにわかにAIが盛り上がっているわけだが、
やはりそれは得意分野だからだろう。これからも広まっていくだろう。

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2月5日 一石を投じる広告
 まだまだ続く節分の話題。兵庫県内のあるスーパーが掲示したチラシ、「もうやめよう」と大きく書かれたもので、恵方巻きの数を昨年の実績通り
にしか作らないという宣言だ。通常は前年の売上実績よりも多く作るのだが、それでは廃棄が出るので、売り切れたとしても昨年実績しか作らない
という宣言をしたものだ。食品ロスを減らすこと、資源確保を優先することで、巡り巡って最終的には売上の確保に繋がるという考えもとで
実践されたようだ。ここのところ、食品ロスが取り沙汰されているし、この手の季節もの商品は店員にノルマが課せられるなど、何かと話題になるので
そこに問題提起したといったところか。なかなかできる決断ではないだろう。今回の節分は週末にぶつかったので、売れるような気がするのだが
それでも昨年実績にするというのはなかなか・・・。結局、売り切れたのかどうかは分からない。人口減少が続いているので、昨年実績を続けても
余るようになるんだろうな・・・。

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2月6日 1500台
 急激な大雪で積雪が130 cmを超えた福井県。福井県と石川県を結ぶ国道8号線では1500台の車が立ち往生しているという。今日の夜時点で
10時間以上動けない車もいるとか。陸上自衛隊への災害派遣が要請されており、明日の朝までには現地入りする予定だという。立ち往生している
間にも雪は降り続けるので、より一層動けなくなっているようだ。並行する高速道路が通行止になったために多くの車が流入したために、被害が
拡大しているらしい。さらには除雪車すら埋もれるような状態で、除雪が追いついていないのも拍車をかけているようだ。今回は風の状態などが
悪い具合に重なったようで、こればかりはヒトの力ではどうしようもなく。暦の上では春なんだけどな・・・。

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2月7日 白票水増し
 記事のタイトルだけ見ると何のことか分からなかった。白票なんていくら水増ししても関係ないだろう、と。投票率は投票所でカウントしている
だろうから関係ないだろう、と。どうも、滋賀県で昨年10月の衆議院議員選挙の際に、投票総数と開票数の差が數100票あったため、開票所に
あった未使用の投票用紙を白票に加えたのだという。翌朝になって未開封の投票箱が見つかり、この中身の票を幹部の1人が焼却処分したという
ことらしい。開票結果を見ると、大体は数表の数には収まっているが、行方不明の票がある。なので、投票数と開票数が完全に一致することが
求められているというわけではないのは分かっている。どこまで許されるのかは分からないのだが、投票箱1つ分というのは流石に多い気がする
わけで。最近は出口調査と情勢調査で開票作業の意義が薄れてきているとは言え、当落を左右したらどうするんだ?と。この問題は
かなり根が深いと見た。

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2月8日 押しボタン信号
 これだけ色々なものが進化している昨今、そう言えば変化が無いなと改めて思った。歩行者用信号機を青にするための押しボタンについて、
従来の箱型に赤いボタンではなく、タッチ式の大きなスイッチに切り替えたものが出たという。これまでのボタンを強く押し込むものとは違い、
軽く触れるだけで動作するという。スイッチも真ん中に大きく設置されており、装置が設置された電信柱には説明文が数カ国語で記されている
ようだ。子供のイタズラが増えるという危惧も囁かれているが、そんなのは珍しいうちだけで、やる子供はどれだけ時間が経ってもやるわけで
今とはあまり変わりないのかな、と。というかやっと根本的な改造をしたのかと思うと感慨深い。一度設置するとなかなか取り換えるものではないし、
そんなに不平不満が聞かれるものでもなかったからだろうか。

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2月9日 31路線廃止
 岡山県内で路線ばすを運行している会社が、来年3月末までに31路線を廃止する方針を出した。すでに廃止届を出しているようで、中国運輸局は
粛々と手続きを進めるものと考えられている。廃止するのは不採算路線であるが、高校や工業団地に乗り入れる路線であったようで、通勤、通学の
足が無くなることで、影響を受ける人が多いと考えられているとか。一応、今後の状況次第では廃止届の撤回も考えているらしいのだが、
相応の補償が必要なのだろう。バス会社だってボランティアでやっているわけではないので、採算が取れなければ廃止するのも当然と言えば当然。
そんなにも多くの人の足になっているのであれば、通勤、通学の時間帯だけの運行というのもあり得るのだろうが、そんなに単純ではないのだろう。
朝はどうにかなっても、帰りは時間帯がバラバラだろうから、採算が合わなくなってくるわけで。バスの運営もそんなに単純ではない、ということだ。

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2月10日 OAR
 平昌オリンピックが開幕し、競技がいくつか始まっている状態。採点競技はその基準が分からないのであまり見ないのだが、スピードスケートを
見ていた時にロシアの選手が出ていた。今回、ロシアは国家ぐるみでのドーピングの疑いがあり、基本的には出場できず、一部の競技に限り、個人
資格での出場となる。国旗が表示される場所にはオリンピックの五輪旗が、国名の略称にはOARの文字があった。個人資格なので、メダルを取っても
掲げられるのは五輪旗であるらしい。で、このOARなわけだが、調べてみるとOlynpic Athlete from Russiaの略らしい。ロシアからのオリンピック
選手という意味であり、まぁそのままだな、という感じだ。そもそも、オリンピックに個人資格で参加というのは想定されていないので表記も
決まっていなかったのだろう。で、苦し紛れに考え出されたのがOARといったところか。国旗こそ掲げられないが、参加できるだけでも価値がある
というところだろうか。まぁ、国の威信をかけて争うというのも違う気がするので、それでいい気がするのだけが。

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