Top雑感2017年9月(11日〜20日)

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9月11日 ついに見直しか?
 経団連の会長が、月末金曜日のプレミアムフライデーの見直しを検討する考えを明らかにした。月末ではなく月初の金曜日にして欲しい
という声が非常に強いと述べ、実施日の変更を視野に入れているようだ。今更?という気がしないわけでもないが、予算も使って
大々的に始めてしまった以上は一定期間続けざるを得なかったのかな、という気がする。2月から始めて、9月というのは、何とも
中途半端なタイミングだが、何らかのキッカケを待っていたのかもしれない。ちょうど四半期の終わりに相当するわけだし。
で、月初に移せばいいかというと、そういう問題ではないと思うのだ。仕事の絶対量を減らすことをしない限りは、どこかにしわ寄せが
来るだけなのだから。月末の締めから解放されるのかもしれないが、それだけが問題ではないのだ。まぁ、上の考えることと
現場が考えることは違うんだよな、結局。

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9月12日 気象リスク
 今年の8月は東京で21日連続の降雨を記録。アメダス的には0.0の時もあったようだが、観測員が雨を感じたので雨という日もあるらしく
怪しいといえば怪しいのだが、記録上はそうなっている。日照率は20%と統計開始の1890年以来最低。これによる経済効果が東京だけの
家計消費支出で189億2900万円。日照不足による全国の経済波及効果は406億円9900万円という試算が出た。対個人サービスが最も
影響が大きく、商業が続くという。関東が全体の86.5%だが、近畿や中部、東北にも影響があったとされている。どれだけ影響が大きかった
んだと呆れてしまうが、関東がその86.5%という数字も凄い。確かに夏っぽい物は売れなかったのかもしれないが、それだけでそんなにも
影響が出るものだろうか。私は特に夏らしいことをしないので、いつも通りだったわけだけど、海などは閑古鳥が鳴いていたという
ニュースを見たような気がする。こういうのを「気象リスク」と称することもあるらしいのだが、予測も回避も不能なものをリスクという
言葉で片付けていいのか、そこに疑問が残る。

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9月13日 自販機コンビニ
 コンビニの出店数の増加が鈍化してきている昨今、今でも出店数を伸ばしているところがあるという。それが自販機コンビニ。人が
いるのではなく、自販機が設置されているのみの形態だ。飲料だけでなく、パンやおにぎり、お菓子、タバコなども売っているという。
かつてはロードサイドにあったのだが、今はオフィスなどへの出店に切り替えているという。補充は1日1回が原則だが、24時間稼働で
当然のように人件費はゼロだ。これ、個人的にはロードサイドにあってほしいなと思ってしまった。コンビニの店員にも顔を
覚えられたくないタイプの人なのだ。顔を覚えられて「いつもありがとうございます」とか言われると、その人がいる時は避けようかな
とか思ってしまうからだ。自販機ならそんなことはないわけで。コンビニに人と人との触れ合いのようなものを求めていないので、
同じ目的を達せられるのであれば、自販機で十分、そういう理由だ。家の近くにできないかな・・・。

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9月14日 平日選挙
 宮崎県のある街の町議会議員選挙の投開票が昨日行われた。そう、平日なのだ。単独の町長選挙と町議会議員選挙では戦後から平日を
貫いているという。投票率は81.16%と高く、職員の休日出勤の費用約200万円も不要になること、投票率が変わらないことから、特に
デメリットは感じていないという。町民の多くが農林業に従事していることから、投票に曜日が関係ないということも影響していると
考えられるというが、それにしても投票率が異常なまでに高い。それはそれとして、平日に選挙だって、今はいいじゃないか、と思う。
出勤前に投票していってもいい訳だし。ただし、期日前投票の会場についてはもう少し充実させて欲しいかな、とは思う。比較的遠くまで
行かないと期日前投票ができないのであれば、それは投票率を下げることになるからだ。業種も多様化していて、必ずしも日曜日が休みの
人ばかりではないので、平日選挙だっていいんじゃないか?

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9月15日 イグノーベル賞
 これで日本人のイグノーベル賞受賞は11年連続になった。今回は「生物学賞」で、雌雄の交尾性器が逆転した昆虫を発見した業績に
対して贈られた。メスがペニスのような性器を持ち、オスはメスのペニスに精子と栄養の入ったカプセルを渡すことで交尾を
行うという種類だそうだ。それにしてもこれだけ連続でイグノーベル賞を受賞したとなると、選考委員が日本をお気に入りなんじゃないか
とさえ思ってしまう。日本人にはまだまだマニアックな研究をしている人がいるはず、と血眼になって探しているのではないか、
そんな気がしてしまう。そりゃまぁ同じ研究をしている人なんていないだろうから、探したらいくらでもいるだろうけど。どうにも
最初に日本人の中から探しているんじゃないか?というくらいの受賞率があるような気がする。そして、1年後にはすっかり忘れられる
というのは、本家もこちらも同じというのがなんとも。

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9月16日 台風
 今、日本に台風が近づいており、16、17、18日で日本列島を縦断しそうな予想になっている。この3日間が秋の3連休であり、
全国各地でイベントが予定されているらしい。既に中止を決めたところもあるのだが、中には集客が見込めるだけに中止を
決めきれないでいるイベントもあるようだ。連休だから集客は見込めるのかもしれないが、台風の中で外に出る人がどれだけいるのか
という点を差し引いて考えているのかに疑問が残る。雨というだけでも客足は落ちるだろうに、さらに台風だ。屋内のイベントだったと
しても、どれくらい客足が落ちるのか・・・。諦めて中止にしてしまえばいいのに、とか思う。私も連休は家に引きこもりかな・・・。

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9月17日 Jコイン
 国内のメガバンクや地方銀行、ゆうちょ銀行などが国内で共通の仮想通貨を作る検討をしている。仮称「Jコイン」だが、価格が変動せず、
あらかじめ銀行口座にある円をJコインに替えておくことで、スマートフォンで支払いをしたり、個人の間で代金の受け渡しをしたりという
ことが可能になるという。目標は2020年までの実現だというが、現金を使わない決済データは海外勢が勢力を伸ばしている中で、どれだけ
シェアを取れるのかに疑問が残る。そしてこれって、単なる電子マネーじゃないのか?関東に住んでいる者としてみれば、全国各地で
Suicaが使えるようになる感じだろうか。あまり意味を見出せないのだけど。電子マネーは各種の規格が登場してはシェアを食い合って
結局どれも中途半端になっている印象があるので、ここで大きな規格ができて統一されれば意味はあると思うが、それが「仮想通貨」かと
聞かれると違う気がするわけで。導入の意味とメリットが見えないなぁ・・・。

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9月18日 埋蔵携帯
 ゲームやDVDのレンタルを手がける某会社が、埋蔵携帯という物を定義づけて試算を発表した。1人あたりの携帯電話の保有台数から
平均契約台数を差し引いた数字に、携帯電話の保有者数を乗じた物だ。これを埋蔵携帯台数と定義して、そこに中古携帯の平均買取価格を
掛け算して埋蔵携帯の価値を算出すると、1兆7013億円になるという。携帯電話の買い替え後に不要な端末を売るという習慣が根付いて
いないというのが企業側の言い分なのだが、最後の掛け算がどうにも納得いかないな、と。買取に出すような人は、それが高い価値を
持っていると知っている人だろうから、埋蔵されている携帯電話とは価値が全く違うのではないだろうか。きっとフィーチャーフォンとか
買取価格がつかないような物が出てくるような気がする。折角そこまで計算するんだったら、レアメタルの量とかで計算した方が
良かったんじゃないか?まぁ、計算した企業がそういう企業ではないので、仕方ないのかもしれないが。

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9月19日 ノウハウは?
 突如として湧き上がってきた10月早々の衆議院解散の噂。慌てたのは選挙の事務作業を行う地方の選挙管理委員会のようだ。投票箱の
確保や投開票びの人員確保など。場所によっては地方の選挙と重なるところもあるようで、準備が大変なことになっているようだ。
次回は一票の格差是正で区割りが変わる初めての選挙となることから、区割りの変更などが色々と起こっているようだ。ただ、こちらは
周知活動が間に合わないという程度で、大きな混乱は無さそうな雰囲気。となると、なぜこんなにも事務作業でバタバタするのかが
分からない。会社での選挙の取りまとめを4年ほど行なっていたので分かるのだが、ノウハウのようなものが次第に蓄積されていくのだ。
事務作業もどうしたらいいのか、先が見えるようになってくるので、作業も早くなるし無駄も省ける。地方自治体に、何故そのような
ノウハウが溜まっていないのかが分からないのだ。確かに急に話が出てきたのは事実だが、そんなに慌てることなのか?と。
まぁ、最終的にはなんとかするんだろうけど。

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9月20日 計画見直し
 東京電力福島第一原発の使用済み核燃料について、当初の計画の2020年の取り出し開始を断念し、数年遅らせる方針を固めた。この
使用済み核燃料は原子炉の中に入っているものではなく、同じ建物内にある大きなプールのようなものに入っているものになる。
使用済み核燃料のうち、事故当時に稼働していなかった4号機については2013年の11月半ばから取り出しが行われている。
終わったかどうかは分からない。今回は他の原子炉周辺のプールとなる。これが片付かないと廃炉に向けて本格的な作業に入れないのだ。
まぁ分かっていたけどね・・・という感じだ。当初の計画そのものに無理があったのだ。全てが上手くいく前提で作られていたような
計画で、そんなに甘い作業ではないのは分かっていたことなのだ。工事が長引けば費用が嵩むわけで、その費用がどこから出るかというと
電気代であり税金であるわけで。そもそも、何がどうなっているか、どうしたらいいのか分からないのに計画なんて立てられるわけが
ないのであって。これに限らず、オリンピックに合わせて2020年を目標に掲げることが多すぎる。そんなに急に技術は進歩しないって・・・。

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