Top雑感2017年11月(1日〜10日)

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11月1日 渋谷
 昨日がハロウィンの本番。何故日本人がこんなにも騒ぐのかは今でも理解できないのだが、とりあえずお祭り騒ぎになる渋谷のスクランブル
交差点の様子を、大手動画配信サイトで覗いていた。警察が出動して人の整理をしているくらいには人出が多いなと思っていたが、大混乱になる程
ではなく、こんなもんかな、というくらいの認識だった。で、1日経って今日。改めて同じ時間帯のスクランブル交差点を動画サイトで見てみると
閑散としていた。平日ってこんなもんだっけ?というくらい。それと比較すると、いかに昨日の人が多かったか、という話なわけで。どうして
あの交差点にあんなに人が集まるのか。渋谷駅のすぐ近くで、普段から人通りが多いというのに・・・。日本人というのは、もっと他人を
慮る民族ではなかったのだろうか。いつからこんなにも馬鹿騒ぎをすることになってしまったのか。やっぱり理解できないまま、今年も
ハロウィンが過ぎ、街はクリスマスに向かうのであった。

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11月2日 ヒット商品ベスト30
 こういうものが出てくると年末が近いのかなという気になってくる。日経トレンディが選ぶ2017年ヒット商品ベスト30が発表された。1位は
ゲーム機のNintendo Switch、2位がザ・チョコレート、3位がクラウドファンディングとなっており、3位ですでに商品か?という疑問が頭を
もたげるが、そこは気にしてはいけないんだろう。以下、ミールキット、ビットコイン、クラフトボス、リンクルショット クラフトセラム
等々と続いていくのだが、トップ30全部を通じて手にした事がないものばかりだった。半分以上は名前も初めて聞くようなもの。そんな
状態でもしっかり生きていけるので、トレンディって何だろうな、という気になってしまう。まぁ、必要なことは取り入れればいいし、
要らないものは情報だけ仕入れて、遠くから見ていればいい、そんなものではないだろうか。

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11月3日 独身社会
 とある統計によると、2035年には男性が3割、女性の2割が生涯未婚と考えられているという。その頃には有配偶者数が5200万人、
独身者が4800万人と考えられており、全人口の半分が独身者という時代が来ると考えられている。独身者には子供も含まれているのだろうが、
少子化社会なのでその数字がどこまで影響しているのかは分からない。高齢化社会とも言われているが、同じ調査によると、65才以上の
高齢者は3700万人なのに対し、高齢者も含めた独身者は4800万人なので、高齢者よりも独身者の方が多いと予想されていることになる。
計算上は人口は1億人となっているわけだが、これだと確かにどんどん人は減っていくな、と。何が原因なんだ?と聞きたいところだが、
自分がおそらくその時まで独身だろうから、何とも・・・。ま、それが普通になる時代が来る、ということなんだろう。

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11月4日 鯖の小型化
 八戸港に水揚げされる鯖、マサバが主なようだが、その小型化が止まらないようだ。2014年頃から小型傾向が続いており、シメサバなどの
加工に向く450 g以上のサイズが極端に少ないのだという。本来ならそのサイズが大半を占めるのだが、期待外れだとか。理由は分かっていない。
資源量が増え過ぎて餌が行き渡っていないという説もあるのだが、もっと多かった時期との比較でもこのようなことはなかったとのことで、
そんなに単純な理由ではないようだ。私はそういう方面の専門家ではないので正しいかどうかは分からないのだが、ある意味での鯖の進化では
なかろうか、と。数年で一気に変わるのかという疑問は残るのだが、突然変異で生存に有利な個体ができた場合には、一気に主要な形質になる
可能性だってあるわけで。餌が少ない状態が続いたので体が小さい個体が多く生き残ったのではないか、と。ま、数年後には元に戻るかも
しれないけど。

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11月5日 温度、湿度と疲労の関係
 理化学研究所と大手空調メーカーが共同で新たな実験施設を作り、室内の温度や湿度と人の疲労の程度を研究するという。理研によると人は
生活の約9割を室内で過ごすが、温度や湿度などの室内の環境が人に与える影響については多くが解明されていないという。人が快適に感じる
温度と湿度の関係は何かあったと思うが、それでは駄目なんだろうか?というのが真っ先に思ったところだが、理研のことだから、何か考えが
あるのだろう。これ、疲労の程度だけでなく、集中力なんかも測定して欲しいところだ。その結果をオフィスの環境に持って来れば、
それだけで効率が上がるのではないだろうか。もっとも、個人差が大きいだろうから難しだろうし、省エネが叫ばれる昨今では、理想の室温に
することが許されるのかどうかも怪しい。夏はクールビズが叫ばれ、終わったかと思うとすぐにウォームビズを言われるのが最近の傾向。
そんな中で理想の室温の維持は難しいんだろうな、と。

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11月6日 いきなり躓く実証実験
 信東名高速の一部区間の最高速度を110 km/hに上げる実証実験。その実走レポートが出ていた。制限速度が80 km/hになっている大型車両などは
第一走行帯を走るように指定されているのだが、追越車線を走っている車が多数いたとか。今時のトラックはリミッターがついていて、80 km/h
以上は出ないようになっていたりするのに、だ。結果として、乗用車が110 km/hで走れることは少ないのだとか。休日はトラックが少ないので
比較的楽に走れるようなのだが。まぁトラックにはトラックの言い分があるのも事実で、お互い譲り合って走ろうよ、とか思うのだが。
ただ、特に意味もなく追越車線を走り続けるのは道交法違反なのは事実なわけで。乗用車だって70 km/hで走っていることもあるし、
そんなに単純ではないはずなのだ。道路交通、とかく高速道路ではべき論を持ち出してはいけないと思っているわけで、トラックの行動に
不満を唱えるのは如何なものかと思いながら、記事を読んでいた。

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11月7日 穴を突く
 Twitterでは1ツイートあたり140字が普通だ。現在、一部地域で280字への拡張が試験運用されているが、そこに3万5000字のツイートを流し込んだ
強者が現れた。短縮URLの処理における問題を突いたらしいのだが、即座にアカウントを停止させられるほどの大問題に発展している。ツイートを
した人が謝罪したことでアカウントは復活したらしい。それにしてもなんでそんなところにセキュリティホールができてしまっているんだ?
書き込みの文字数制限なんて、HTMLの初期からあるし、投稿の前に文字数のチェックをかければそれで済む話なのに。短縮URLを展開する
機能でも盛り込んでいたのだろうか。セキュリティーや不正行為の予防のため、短縮URLを展開して元どおりにして表示する機能はあっても
不思議ではないのだが・・・。まぁ、そうだとするとあまりにもお粗末かな、と。穴を突く方も突く方ではあるけど。

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11月8日 学部の切り売り
 文部科学省は、私立大学の学部を他の大学に譲渡できる仕組みを導入する方針を決めた。経営が悪化した大学が学部を切り売りすることで
当面の運転資金を確保できる他、大学の再編を促すという。具体的な制度化については中央教育審議会の部会で検討を始めるという。経営の
効率化を目指す大学の場合は不人気学部を切り離し、人気学部に資源を集中できるようになるという。これ、売りに出された学部を買うところは
出てくるのだろうか?不人気学部というのは相応の理由があるために不人気であって、それを購入したところで他の大学の傘下に入ると
急に人気が出るというのは考えにくいわけで。どうするんだ?というのが正直なところ。売りに出された学部に所属する学生の気持ちを
考えると、ますますやりにくいわけで。どれほどの効果があるのだろうか?

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11月9日 新語・流行語
 これが出てくると年末だな、という気がしてくる。新語・流行語大賞だ。とりあえず発表されたのはノミネートされた30語。トップ10と
年間大賞は12月1日発表だという。たっだ、今年の大賞については不作と言われている。確かに何かが爆発的に流行ったという年ではない。
というか、もうここのところずっと、人々の情報入手先が多様化した結果、大流行するものがあまりない。あったとしても大体はネット上の
サービスだったりするわけで。そんなわけで、プレミアムフライデーとか、アウフヘーベンとか、流行ったのかどうかのかすら定かではない
言葉までノミネートされている有様だ。毎年のように思うのだが、そろそろこの企画も役割を終えたのではないだろうか。現代用語の基礎知識に
掲載されるとは言え、どれだけ売れているのか、どれだけの地位を持っているのかは疑問が残るわけで。でも、続けるんだろうな。

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11月10日 大学入試の英語
 2020年度から大学入試センター試験の後継として始まる大学入試共通テストでは、最初の4年間は2つの試験を課すことが決定された。センター試験
のマークシート方式と民間検定試験の双方だ。読む、聞く、話す、書くの4技能を評価するために民間試験を活用するという。民間試験の点数の
扱いについては足切りに使うのか、マークシートに加算するのかなどはまだ決まっていないようだ。2023年度までは各大学が自由に選択できる
のだが、国立大学が一致して双方を課すと方針を固めたようだ。これ、田舎には不利でしかない。民間試験というのが英検なのかGTECなのか、
TOEICなのかTOEFLなのかで大きく情勢が変わる。それぞれ用に勉強しないといけないし、場合によっては塾も対応してくるだろうから、親の
経済力が問われる。TOEFL、TOEICだと都道府県によって開催回数が違うので、受験できる回数が変わってくる。これでも公平だと言えるのかが
疑問になる。英検ならまだ公平感があるかもしれないが、世に出てからの意味があるのかでは疑問が残るし。田舎と貧困家庭が苦労して、
民間が潤うだけだな。

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