Top雑感2017年6月(11日〜20日)

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6月11日 オリンピックでサーフィン
 2020年の東京オリンピックでは追加種目に決まっているのだが、すでに課題が見えてきている。競技会場となる場所で、国際大会が
行われたのだが、波が立たなかったために大会そのものは1日延期されたという。大会関係者は「よくあることだ」と冷静に受け止めて
いるのだが、オリンピック観戦者にとって「よくあること」で済まされては困るのだ。テレビの放映権の問題もあるし、競技を見にくる
予定だってある。様々な競技を見ようと思っている人にとっては、波が立たないので延期、では困るのだ。自然が相手だけに全く読めない
というのが正直なところだろう。世界大会としてはショボイ波ではまた困るだろうし。自然を相手にした競技はそこが難しいと思うのだが。
まぁ、今から心配しても仕方ないので、黙って見ていようと思う。

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6月12日 パンダ株
 以前、上野動物園のパンダに妊娠の兆候があるとされた時にも値が上がったのだが、今日、赤ちゃんが生まれたのに合わせて、株価が
急伸、年初来高値を記録したという。共に上野動物園の近くに本社を構える精養軒と東天紅がそれにあたる。上野動物園に人が集まれば
食事する人も増えるだろう、という思惑らしいのだが・・・。確か、以前に同じことが起こった時も書いたと思うのだが、客層が違う
と思うのだ。どちらも高級料理店だ。パンダを見に行ったついでに食事しようという感じのお店ではないのだ。そんなに客足が伸びるとは
思えないのだけど・・・。ところで、江戸時代には鶏の鳴き声は「東天紅」と表現されていたらしく、果たしてそれが店名の由来なのか
どうかは分からないわけだが。上野の鶏は東天紅ではなく精養軒と鳴く、なんて話していた落語家がいたのだが、今になってその意味が
分かった次第で。

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6月13日 平昌オリンピック
 そういえばいつだっけ?と思ったら来年2月9日から。開催まであと250日余りだという。それにも関わらず、全くチケットが売れて
いないという。3次販売までで総数117万枚のチケットのうち、1次販売分16万枚が売り出されたのだが、いきなり売れ残っている
というのだ。スキージャンプは販売予定の3割。アイスホッケーも全く売れず、通常は協力的なアメリカのリーグNHLも今回は不参加を
決めたという。いやぁ、このままで大丈夫なのだろうか。そもそも雪が少ないと言われているのに、宿泊施設や飲食店、タクシーなどの
移動手段はかなり厳しいという噂も流れているし。特に心配する義理もないのだが、参加する選手が可哀想だなと。折角の出場なのだから
ベストな状態で競技を行えるようにしてほしい、とは思う。

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6月14日 再発防止策は?
 旅行大手が労働基準法違反の疑いで書類送検された。違法残業が常態化し、全国の労働局から度重なる是正勧告を受けていたという。
この会社、過去にも違法残業が問題になり、社員が入力した労働時間を集計し、上司の管理職にメールで伝えるというシステムを
再発防止策として導入していたという。今回はそれが全く昨日しなかった形だ。管理職側が無視をしていたというのもあるだろうが、
そもそも従業員の申請が時間通りだったのか、という疑問も残るわけで。今や仕事でPCを使わないところはないだろうから、どこでも
言われていることだと思うが、PCの起動時間の記録をとっておき、実際の申請との差を確認しているとされる。だったらその起動時間を
使って労務管理すればいいのにとか思うのだが。そうしないのには何か理由があるはずで。まぁ、偉い人の考えていることは私には
分からない。

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6月15日 今度はパックマン
 比較的単純なアクションゲームを人工知能にやらせる研究というのはずっと行われていて、これまでは多くの場合はスーパーマリオ
だった。今回、マイクロソフトの研究部門が行ったのはパックマン。昔のような単純なものではなく、敵キャラの動きがランダムだったりと
難易度は上がっているようだ。これを99万9990点というカウントストップまで点数を稼いだというのだ。ここで使われた技術がなかなか
凄いのだ。なんでも、単目的の150以上のエージェントが解を出すのだが、それらの中から、トップエージェントが総合的に判断する
というのだ。このサブのエージェントを使う手法も凄いのだが、結局はトップエージェントが凄い。1つ以外のエージェントが敵がいる
方向に動くよう意見を出したとしても、トップエージェントは1票のみの敵がいない方向を選択するという。単なる多数決ではない
というのが凄い。AIの進化は止まらないな。

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6月16日 Whom
 疑問詞whoの目的格だ。英語はこの手の語の変化が不規則な単語が多く、覚えるのに苦労したものだった。しかし、このwhomが消えつつ
あるらしいのだ。twitterでも「Who to follow」と書かれているらしいのだ。勿論、文法的には目的語なのでwhomになるべきである。
このwhomを使うと堅苦しくなるので使わなくなってきているというのだ。このままで行くと堅苦しい本の中だけの表現になってしまうかも
しれない。最近では三単現のsも口語ではなくなってきているというし、しょっちゅう忘れて、その度に減点させられてきた、あのsが
無くなってきているというのだ。言語は生き物であって日々変わっていくものだ。それは理解しているが、あまりにも文法に重きを置いた
日本の英語教育の弊害がこんなところにも出てくるのだ。もっとコミュニケーションに重きを置いていれば、ここまで言葉の変化に
不公平感は抱かなかっただろう。

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6月17日 ポータブルバッテリー
 あるアウトドアメーカーから発売されているモバイルバッテリー。重量は5 kg。小さな冷蔵庫なら10時間、携帯電話の充電なら30回
以上、ノートPCなら3〜5回の充電が可能だという。接続口も豊富で同時に最大11の機器を充電できる。しかも蓄電は1年と長い。
アウトドアって普段の生活から離れることに意味があるんじゃないのか?携帯電話も使わないし、PCなんかもそばに置かない状態で
暮らすことに醍醐味があるんじゃないのか?と。私は全くのインドア派なので分からないのだが。ただこのバッテリー、アウトドア
というよりも、災害が多い日本での非常用としても買う人がいるようだ。日本はそれだけ電気に依存した生活を送っているという
ことを意味しているわけで。もうちょっと電気から離れた生活を考えてもいいのではないだろうか。

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6月18日 学校図書にラノベ
 大阪府のある市立中学校で、図書館の蔵書として購入したライトノベルが、「わいせつで扇情的」と市議会で批判を受けたという。
表紙に描かれているイラストの女性が「肌もあらわで、おっぱいも大きい」ことなどが理由だという。生徒からライトノベルが
読みたいという要望を受けて、図書室担当の教諭が2015年当時の人気作品を無作為に選出したという。購入した17冊は、市立図書館で
貸し出されることが決まっているとのことで、結局はその気になれば中学生でも借りて読める状態になるようだ。記事ではタイトルも
出ていたのだが、確かに表紙でアウトと判定されても仕方ないものばかりだ。ライトノベルをそれなりに読んでいるが、今回出てきた
作品は1つも手を出していない。ライトノベルが悪い、という話にならないことを願うばかりだ。世間のイメージはどうだか分からないが
意外と難解なものもあるし、文章が平易とも限らない。もちろん、中学生が読んでも問題なさそうな健全な(?)作品だってある。
もっと読んでいる人が本を選ぶべきだったな、とは思う。

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6月19日 忘れ物位置サービス
 東京メトロが実証実験を始めたサービスで、専用のタグを使うものだ。このタグが入ったものを電車や駅の中に忘れた場合、忘れ物が
駅の事務所などに届けられるとタグが発信する位置情報を専用アンテナが受信し、持ち主の携帯端末などに通知するというものだ。
位置情報の他に、どれくらい前にその場所にあったのか、という情報も送られるという。忘れ物の返還率を上げるのが目的で、
特に忘れ物の多い4つの駅にアンテナを設置して実証実験を行うという。忘れ物のランキングは傘が不動の1位にいることが多いのだが、
ビニール傘の普及に伴って、「傘は天下の回りもの」とばかりに公共の場所に置いた場合は持って行かれて当然、持って行って当然
という人が増えてきた。と同時に、きっちりとした傘を持つ人が減るわけで。となると、このタグがどれだけ活躍するのか、という話に。
その他にタグをつけようという気になる物はそんなに無い気がするのだ。

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6月20日 カジノ入場制限
 カジノなどの総合型リゾート設置に向けて、政府が検討するカジノ施設への入場制限案が判明した。日本人利用者は、氏名や顔写真があり
なりすましができないとしてICチップ入りのマイナンバーカードを活用するとしている。外国人旅行客らはパスポートで行うとしている。
どうにもこのIR法はカジノばかりが話題になっているわけだが、別にカジノに限った話ではないはずなんだけどな、と。ひょっとして
カジノを餌に、マイナンバーカードの普及を目指しているとか、そんな話ではないだろうか、とさえ勘ぐってしまうほど、都合よく
出てきたわけで。別に日本人だって免許証やパスポートだっていいはずなのに、なぜここにきてICチップ入りのマイナンバーカードなのか。
マイナンバーも交付されてから、会社に届け出ただけで、全く使わないままだ。ここにきて、何らかの存在意義を出そうとしているの
かもしれない。

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