Top雑感2017年7月(21日〜31日)

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7月21日 ネット同時配信
 NHKが次の平昌オリンピックでテレビとインターネットの同時配信を行うようだ。総務省が条件付きで認めたもので、現行の受信料制度を
踏まえることや、今回の同時配信が試験放送であり、その試験内容の事前周知を図ることなどを条件に認可する方針だという。試験の目的は
東京オリンピック、パラリンピックを見据えて、アクセス負荷の状況を確認するとしているようだ。ネット上では色々と噂されているが
これで分かるのは、結局人々はインターネットで見るのか、テレビで見るのか、ということだ。インターネットで同時にコメントの
タイムラインを設ければ、みんなで感想を言い合いながら見ることもできるわけで、そっちの方が楽しそうな気はする。ただし、
別にそんなのは一人で静かに見たいんだ、という人も一定数いるのは間違いないはずで。私は・・・別のことをしながら脇で流れている
という状態になるんだろうな・・・。

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7月22日 学校に閉庁日
 群馬県の小中学校で行われる試み。県内で8月14〜18日の5日を中心にして、全職員が休んだり、日直など限られた教職員だけが出勤する
閉庁日を導入するというものだ。全市町村で行われるもので、行事や部活動を一斉に取りやめる期間を儲けること、教職員や児童生徒の
休暇の増加に繋げるとしている。昨年も実施されていたが、県内全部ではなかったようで、今年は拡大するという。まぁ学校の先生が
激務だというのはよく聞く話なのでこんな感じで強制的に休みを取らせるのは悪い話ではないと思う。が、これもよくある話だと
思うのだが、結局は他の日にツケが回るのでは意味がないわけで。仕事の絶対量を減らさない限りは、どこかに歪みが出てくるんので
そこを解消しないといけないと思うのだ。仕事量という点が議論から抜けていることが多すぎる。もっと減らせるのでは?

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7月23日 あと3年
 東京オリンピックの開幕まで、明日で残り3年となる。国立競技場の工事の現場は、かなり過酷なことになっているようで、現場監督が
自殺した。新卒で入っていきなり現場監督で、しかも国立競技場でスケジュールが遅れ気味ともなると、プレッシャーは想像を絶するもの
となっていただろう。だが、そういう状況を強いることを招いてしまったのも事実。デザインを急に変更したというのもその1つ。
確かに変更前のデザインには無理があったのかもしれないが、デザインの選考やり直し等が発生したのに、工期の後ろはそのままという
状況はやっぱり無理があるのだ。復興五輪と勝手に位置付けられた被災地もかわいそうだとは思うが、そもそも、あと3年で色々と
形になるのか、という疑問があるわけで。あまり平昌のことを笑っていられなくなるのでは?

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7月24日 有給3日で9000億
 有給休暇の1人あたり取得日数が年間3日増えた場合、国内の旅行消費額が9213億円押し上げられるという試算を政府がまとめた。
アンケートで有給が増えたら1泊以上の国内旅行をすると答えた人の割合を正規職員数に乗じ、同行者を加味、さらに平均旅行単価を
考慮に入れて計算したものらしい。平成30年度には導入を考えているキッズウィークや、同年には有給休暇取得日数を3日増やす
とした方針を受けての計算だろう。見事な机上の空論で終わりそうな計算だなと。3日の有給が増えたとして、その3日を単独で
取って旅行に行くとは考えにくく、1回の旅行を長くすると考える方が自然だろう。となると、移動費用は削減されるので、単純な
足し算にはならないはずだ。ポンと休みを3日もらって、そこで旅行に行くというのはなかなか難しいのでは?9000億円が
どこから出てくるのか、それがもっとも大きな問題かもしれない。国民の生活にそんな余裕があるのか?と。

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7月25日 ペイント終了
 Windows10の秋の大規模アップデートでペイントが削除、あるいは開発終了となることが発表された。Windows1.0からある機能だが、
とうとうアウトになったようだ。今後はペイント3Dに統合され、ペイントそのものはWindowsストアで提供する予定だという。
ペイントとかメモ帳とか、表現は悪いかもしれないが、プリミティブなソフトというのは意外と重宝する。他のアプリケーションでは
開けなかったようなファイルも、強引に開いてくれたりする。中身が見れるかどうかは別問題として。ペイントも然り。意外と
強引に色んなことができてしまうので、画像のトリミングとかリサイズとかに重宝していたのだが。当方、Macユーザーなので、
ペイント3Dがどんなものなのか、全く想像がつかないのだが、無駄に多機能化していそうだな、という気がしている。必要ない
のになぁ・・・。困った。

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7月26日 国立球技場へ?
 2020年に向けて建設中の国立競技場だが、オリンピック、パラリンピック終了後は球技専用になる方向で協議が進むようだ。陸上の
国際大会を開くのに必要なサブトラックの常設が難しいという理由のようだ。オリンピック、パラリンピックの時には仮設で整備される
ことが前提となっていたようだ。大会後は民間企業が運営権を購入して運営する方式が考えられているが、そういう意味でも球技専用が
望ましいようだ。トラックをなくすことでその分だけ客席を設置でき、フィールドに近い位置まで客を入れられるという。しかもそういう
場所の席代は高く設定できるだろうから、ますます収益を上げやすくなる、ということのようだ。そんなに球技の大会が日本で行われて
いたかな、という感じだ。サッカーとラグビー、頑張ってアメフトくらいだろうか。野球は形から考えて無理だろうから、それほど
多くの活用の場があるとは思えないわけで。まぁ、そういう方針なのだから仕方ないと諦めるしかないのか。多額の建設費を回収できるのは
いつ頃になるのだろうか。

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7月27日 環境もAI任せ
 大手電機メーカーが開発した眠気を検知、予測するシステム。カメラがとらえた瞬きや表情などをAI処理することで、初期段階の浅い
眠気を非接触で高精度に検知するという。また、人の放熱量や社内の照度といった環境をモニタリング、調整することで、目的地まで快適に
眠気を抑制することができるとか。従来のシステムはアラームや振動で起こしていたが、そういった快適性を損なうものではないという。
車の運転を主眼に置いているようだが、オフィスや教育機関での貢献も考えているようだ。こんなところにまでAIが進出してきている
というのはなかなか驚き。まぁ広い意味でのAIを考えれば、判断を下すものはなんでもAIになりうるわけで、最近は言葉が使われる
ハードルがグッと下がっている気がする。将来的には何でもAI搭載と謳われ、AIに支配される時代が来るのでは?恐ろしい。

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7月28日 タクシー事前確定運賃サービス
 国交省が実証実験を始めるもので、東京近郊で行われる。44社4648車両が参加するもので、期間は8月初旬からの約2ヶ月。ユーザーは
スマートフォンのアプリを使い、乗車、降車地を入力して配車を依頼するというもの。距離や予測所要時間、迎車料金などを踏まえて
事前に運賃が確定するという。3000円以上の場合に限り利用可能というのがネックになるだろうか。この実験の結果でメーター運賃との
乖離を2%以内に収まるようにするというのだ。何というか、タクシーで3000円もかかるような距離を移動するんじゃない、というのが
素直な感想だろうか。公共交通機関で帰れるように何とか手段を講じておけ、と思うのだ。まぁ、それだけの距離を乗るのであれば
事前に料金が分かるというのはありがたいのだろうけど。地域外だけど、まぁ使わないだろうな・・・という感じだ。

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7月29日 置き配
 事務用品大手の会社が行なっている個人向け通販で、配達の荷物を玄関先などの指定の場所に置いてもらう「置き配」やダンボールの
回収サービスを始めるそうだ。置き配は宅配事業者も導入を初めていたり、導入に向けて調整をしているところがあったりするようだ。
この会社の場合、荷物を置いた場所の写真を購入者に専用アプリで送って知らせているという。これで再配達の割合を1%台まで減らす
ことを狙っているらしい。まぁやってもらっても構わないとは思うのだけど、やっぱりある程度の立地条件というのはあるだろうな
という気がしている。集合住宅でも玄関が公道からすぐに見えるところではやりづらいだろうし、だからってオートロックの所では
不可能。戸建であればほぼできるだろうけど、出かける時に門を施錠する場合には公道に置くことになるので難しいだろうし。
宅配ボックスがもっと普及すること、駅のボックスがもっと活用されることが先かなぁ・・・。

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7月30日 バスにキャリーバッグ
 観光客が大型のバッグを持ったままで市バスに乗ることに頭を悩ませている。京都のバスは何かと混雑するのだが、その混雑に拍車を
かけているという。観光案内役としては、ロッカーの利用やホテルへの運送サービスも勧めているというのだが、普及はイマイチ
のようだ。まぁ、京都は観光で成り立っている町なので、そんなことも起こるだろうとは思う。ロッカーに荷物を置いての
観光は勿論考えられるのだが、ホテルに向かう場合には当然自分で持ち込むだろう、と。運送サービスがあったとしても有料だろうし、
自分たちの体よりも先に届くとは考えにくいことを思うと、なかなか利用者は伸びないだろう。古い町なので細い道も多いだろうから
バスを簡単に大型化もできないだろうし。観光都市が常に抱える問題かもしれない。

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7月31日 横から取り出す?
 福島第一原発の溶け落ちた核燃料の話だ。原子炉の設備も巻き込んで溶け落ちたと考えられる燃料デブリの取り出し方について横から
遠隔操作のロボットを使って取り出す工法を軸にしているという。着手は2021年の予定だ。廃炉の作業は30年〜40年としているが
その第一歩とも言える。これって結構難しいんじゃないか?どこまで燃料デブリがあるのかを事前に把握した上で、その少し上まで
水で満たした状態にして、原子炉格納容器に穴を開けてロボットアームを突っ込むことになるのだろうけど・・・。もう書いているだけで
それが難しいのが想像できてしまう。確かに上からアクセスするよりはアームが短くて済むし、障害物も少ないのだろうけど、別の部分で
難しくなっている気がしてしまう。まぁ、やる方針なのだから、なんとかするのだろうけど、2021年に間に合うのか?という気が
してしまうわけで。

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