Top雑感2017年7月(11日〜20日)

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7月11日 時差ビズ
 首都圏の通勤電車の混雑緩和に向けて、出社時間を早めたり遅らせたりする時差ビズが始まったという。約260社が時差出勤やテレワーク
などに取り組むという。試みとしては面白いような気がするのだが、時差出勤だけで解決できる話ではない気がするのだが。首都圏に
会社が集まっていて、人が集中しているのが原因だし、早く出勤しても早く帰れるわけではないという現実があったりするわけだし。
一時、会社の都合で2時間ほどかけて通勤していた時期があるのだが、朝6時少し前のJR東海道線でさえ座れないという事実がそこには
あったわけで。時差出勤にどれほどの効果があるのかは疑問が残るわけで。まぁ行政側が考えることなんてそんなものなのだろう。

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7月12日 棚氷
 前々から巨大な亀裂が入っていたことで有名になった南極大陸の棚氷。ラーセンCと呼ばれるものらしいが、これが分離した。分離した
氷塊の上面の面積は5800平方km。琵琶湖が670 平方kmだから全く比較にならない。三重県が5774平方kmなので、三重県よりも
少し大きいくらい。重さにして1兆トンというから全く想像がつかない。容積としてはアメリカの五大湖の1つ、エリー湖の2倍
だという。全ての規模が大きすぎてさっぱり分からない。分離以前からすでに浮揚していたので、海面への影響はないとされている。
それにしても、何がどうなっているのかが分からない。そんな巨大な棚氷がいきなり分離するというのも、なかなか考えられないことだ。
地球温暖化のせいだと言われるとその通りかもしれないのだが、だとしたら端から順に溶けていくはずで、今回のようにいきなり分離する
というのは他に理由がありそうな気がする。極地方の寒冷化も言われており、それが原因という説も。で、この氷はこの後どうなるの?

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7月13日 残業代ゼロ法案
 そんな風に批判されて久しい、労基法の改正案。所得の高い一部の専門職を労働時間の規制や残業代の支払い対象から外すというもの
なのだが、年間104日以上の休日確保を義務付けるように連合から要請したようだ。これで一応の決着のようで、このあたりで成立に
向けて動き出しそうな空気だ。これ、年間104日ということは、盆も正月もなく、週休2日という状態に相当する。まぁそれでもいいの
かもしれないが、やっぱり過酷な状況であることに違いはないわけで。まぁ高度プロ職になるような人は、好きでその地位まで行ったの
だろうから、放っておいてもいいような気もするのだが、管理する側としてはそうはいかないらしい。インターバル規制とか色々な
話は持ち上がっていたのだが、どうやらそちらは立ち消えになったらしい。散々議論された法案もやっと決着を見そうだ。長かったな。
成果主義は日本に合わないとも言われているのだけど、この制度はどれだけ利用されるのだろうか。

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7月14日 局地的な・・・
 何となく梅雨があけきらないこの頃。東京あたりも35 ℃近くまで気温が上がったりしているのだが、まだ梅雨の中。そんな中、今年の
天気でやたらと目立つのが、大気の状態が不安定になり「局地的に」大雨が・・・という文言。まぁその通りなのだけど、その局地的
というのがかなり狭いのだ。数十 km四方という感じになっている。都道府県単位ではなく、市町村単位での大雨の発生となって
いる感じなのだ。そんなの、予報なんてできないだろうし、困ったもんだな、とは思っている。レーダーが発達した今は、小さな雨雲も
見つけてしまうので、その精度に見合った予報というのが必要になるのかもしれないのだが、そんなに甘くないわけで。この極めて
局地的な天気、予報できる日は来るのだろうか?

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7月15日 30分なら
 家を何分離れるならエアコンを消すべきなのか。今年の夏は猛暑になりそうという話が出ているわけだが、そんな話題が出ていた。
色々と状況を変化させる要因はあるのだろうけど、大体30分であればエアコンを切らない方が省エネになるらしいのだ。エアコンは
強力な運転をして設定温度まで一気に室温を下げ、その温度を維持するために比較的緩い運転をする。この兼ね合いで切るべきか
付けっ放しかが決まるわけだが、30分というのが1つの目安になるようだ。このエアコンの消費電力については、諸説出て来るので
何が正しいのかがハッキリしない。しかも、エアコンそのものの性能が高くなってきているので、時代と共に真実も変わって行く
ような気がしている。数年おきに検証して発表してくれないかな・・・。

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7月16日 被災地訪問
 九州の豪雨災害の現場を、防衛大臣が視察に行った。「暑い中頑張っている退院を是非激励したいという思い」からの視察だったらしいが
現場での評判は悪いようだ。総理大臣や防災担当大臣の視察は激甚災害指定の判断に必要なプロセスだったり、現場のニーズを把握する
という目的があるが、防衛大臣にはそのあたりの理由がない。そして、防衛大臣が多数の高官を引き連れて現地入りとなれば、
それに対応する人手を割かなくてはいけなくなる。現地としてはそれどころではない、といったところだろう。これ、別に防衛大臣に
限った話ではなく、あちこちで聞く話ではないだろうか。経営トップが各営業所を回るとか、得意先を回ってのトップセールスを行う
とか。一人で現地に訪問して自由に振舞って、そのまま帰って来るのであれば問題ないが、そのために周りでどれだけの準備と当日の
人手がかかるか、ということを考えて欲しいものだ。それにもまして大事なことだと判断しているのかもしれないが、現場は意外と大変
なのである・・・。

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7月17日 ITしぐさ
 そういえば、そんなことをしている人がいるなと思いつつも、自分でも大げさではなく、さりげなく視線を逸らしているなと思った。
人がPCなどのパスワードを入力している時に、視線を逸らすしぐさのことだ。ITしぐさという言葉が一般的かどうか、これから普及するか
どうかというのは別問題として、確かに広まりつつあるな、という気はしている。パスワードを盗み取るのに、不正なソフトウエアを
インストールさせるよりも、肩越しに見た方が早いという意味で「ショルダーハッキング」という言葉があるような時代だ。見ていません
というアピールをする必要が出てきているのかもしれない。マナーの1つとして考えられる風潮すらある。時代が変わればマナーも変わって
いくということだろう。これから生体認証がより増えてくれば、目を逸らすという必要も無くなってくるのだろうけど。今はまだ仕方ない
のかな、という感じだ。必要以上に気をつかう時代だな、と。

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7月18日 キッズウィーク
 つい先日、新しい施策として名前が出たかと思ったら、来年度からの実施に向けて政府が意欲を示しているという。学校の夏休みなどの
長期休暇の一部を地域ごとに別の時期に分散させるというもので、夏休みを5日分削って、どこか別の週の平日5日に割り当てるという
ものだ。地域振興や経済の活性化などの効果が期待できるとしている一方で、企業に勤める親側がどれだけ有給休暇を取得できるかに
かかっている。地域ごとに協議会を設置するとしているが、そんなに簡単な話ではないだろう。どの時期に休みを設定するかの調整が
難しいだろうし、夏の暑い時期に学校に行くのを避けることを考えると、変な時期に1週間の休みを作っている場合ではないからだ。
そんなに簡単に法律にはできないだろうから、お願いベースになると思われるが、そうなると月末金曜日に設定したあの施策の影が
チラチラとよぎるわけで。さて、どうなることやら。

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7月19日 平成29年7月九州北部豪雨
 7月5日から6日に九州北部で発生した豪雨について、気象庁が命名をした。顕著な災害を起こした自然現象については、共通の名称を
用いることで、災害における経験や貴重な教訓を後の世代に伝承するとともに、防災関連機関等が応急、復旧活動を円滑に実施することが
期待されるとして行なっているもので、2015年9月の「平成27年9月関東・東北豪雨」以来となるようだ。この、年月を入れるあたりに
絶対に名前が被らないようにという思いがチラチラと見えるのだが、災害発生から何年経ったかを考えるキッカケになるというのが
最大の理由だろう。だったら和暦ではなく、西暦で名前をつけた方がいいんじゃないか?とも思うのだが、何故か行政は和暦で
やりたがるわけで。そろそろ考え直す時期なんじゃないかな、と。

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7月20日 夏の恵方巻き
 商魂たくましいというか、なんというか。某大手コンビニが夏の恵方巻きを販売するという。そもそも、節分は立春、立夏、立秋、立冬の
前の日なので、年4回あるわけで、立春の前だけ何となく残っていたものだ。それを立夏も節分であることには違いがないので、恵方巻きを
売り出そうということのようだ。確かにその通りではある。節分は年4回あるし、恵方そのものは歳神様なので、1年を通じて変化は
ないので、「節分に恵方巻き」というだけであれば、立秋前だっていいじゃないか、ということだろう。だけど、さすがにこれは無理が
あるんじゃないか?元より豆まきという行事が残されていた2月の節分とは違い、特に何もない日だからだ。今年に関して言えば8月7日が
立秋なので、節分は8月6日になる。じゃぁ恵方巻きを食べましょうと言われてもピンとこないのが実際ではないだろうか。さすがに
難しい気がするんだよな・・・。大量の廃棄に繋がらないことを願う。

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