Top雑感2017年1月(11日〜20日)

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1月11日 昭和は遠くなりにけり
 2019年1月1日に今上天皇が退位し、皇太子さまが即位するという方向で検討が始まっている。それに合わせて、元号も改めるという
話が出ている。流れとしては当然だろう。そして、混乱を避けるために改元の半年以上前に新しい元号を公表する方向だとか。国民生活
への影響を最小にするために1月1日からの切り替えのようだ。平成からさらに新しい元号となると、いよいよ昭和は遠くなってしまう。
昭和といっても60年以上あるわけだから、前半と後半を同じように扱われると困るのだが。ところで、最近では和暦と西暦が混在していて
わかりにくくなっている気がするのだ。西暦下2桁で18年度とか書かれると、いつのことなのか迷うことが。日付を書く書類でも「年」だけ
あると西暦で書くべきなのか和暦で書くべきなのか考えてしまうこともあるわけで。結局は年の表記が2種類あるのが悪いわけで。和暦を
続ける意味がどれだけあるというのか・・・。免許証の有効期限も和暦で書かれると辛いし・・・。西暦のみにしてもいいのでは?

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1月12日 ペットのクローン
 ソウルにあるとある施設では、ペットの体細胞クローンを作成するビジネスが行われているとか。価格は1匹1000万円。ペットが病気
などで死んだ場合に備えて、事前に作っておけるらしい。実際、既に多くのクローンが作成されており、この10年で800匹以上になる
という。ヒトのクローンは認められていないが、動物については・・・なので、こんな商売が成り立つのだろう。飼い主としては
これでいいのだろうか。クローンは作れても、やはり遺伝子以外の部分しか復元できないわけで、ペットと飼い主の間で築いてきた
絆のようなもの、例えば犬が飼い主を認識するという記憶については、復活しないはずなのだ。ペットを愛する人々はそれでも
いいのだろう。既にそれなりの数の発注があったということは、そういう事なのだろう。なんかその辺の気持ちが分からないな、と。

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1月13日 解釈の自由
 12日に実施された大阪府の公立中学1、2年生を対象とした統一テスト。ある中学校の2年生の半数以上が欠席したという。何でも
テストの結果によっては内申点が下がるということで、生徒からの質問で体調不良の時は休んでもいいという先生の回答を解釈して
休んだらしいのだ。内申点が下がるのであれば、先生の許しもあるわけだし休もう、となったようだ。ここまでくると誰が悪いのか
という判断は難しくなる。少なくとも先生は悪くないわけで。このテストの実態は知らないのだが、おそらく逆に内申点が上がることも
あるだろう。そのメリットを享受できない人たちが、下がるよりだったら、という理由で休んだのだろう。テストを受けると必ず
メリットがある、というシステムは難しいだろうし、内申点と切り離すのも難しいだろう。リスクしかないから、拡大解釈して休む
という選択肢を取るのはちょっと・・・。どちらかというと、休むことを許容した親が一番問題かもしれない。

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1月14日 リスニングの結果は?
 今日と明日で大学入試センター試験が行われる。日本付近に寒気が南下していることで、各地で交通への影響が懸念されていたわけだが
概ね問題なく行われたようだ。いくつかの会場では時間をずらして実施されたようだが。さて、1日目の科目には外国語が入っており、
英語で行われるリスニングのトラブル件数をいつも気にしていたのだが、今日の段階ではまだ数字が出てきていない。明日には出るのかも
しれないのだが、始まった当初は結構早い段階で発表されていたと思う。今となってはトラブルが起こるのは当然という認識になっている
のかもしれないが。何しろ高い費用をかけて機材を用意するわけにはいかないので、どうしてもトラブルは起こるわけで。とりあえず、
明日の夜のニュースまで待ってみようかな、と。

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1月15日 お年玉つき年賀はがき
 昔はもう少し区分があったと思うんだけどな・・・という郷愁に浸りつつ、1〜3等の番号をチェック。手持ちの年賀はがきと比べてみる
のだが・・・当たるわけもなく。3等の切手シートすらかすりもしない有様だった。1等は各組共通で6桁の数字なので100万枚に1枚の
割合で入っていることになる。今年の年賀はがきの発行枚数は30億枚なので3000枚の当選はがきが出ている計算になる。果たして
これを多いと見るか少ないと見るか。この「お年玉」を集客に使うのかどうか、という問題も抱えているのだが、日本郵便の動きを
観察する限り、これはあくまでも「おまけ」という位置づけにしておきたいようだ。となると、発行枚数を増やす手段というのは、
「季節ものだからみんな出しましょう」という頼りないものになってしまい、改善しないんだろうな、というのが容易に想像できるわけで。
これからも発行枚数は減少の一途を辿るのだろう。ちなみに、センター試験のリスニングの不具合は107件だったらしい。

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1月16日 17%が123456
 インターネットセキュリティを扱っている会社が2016年に発生したデータ侵害で公になった1000万のパスワードを集計した。その結果、
ユーザーの17%が123456を使っていたという。他にも123456789、qwerty、passwordといったものもあるという。トップ10を
眺めてみたのだが、123456、123456789、qwerty、12345678、111111、1234567890、1234567、password、123123、
987654321と続いていた。こんなにも単純な数字を並べている人が多いとは思わなかった。誕生日をそのまま使うのはまずいと
言われているのだが、誕生日でもそれなりに強いパスワードになるのではないか?という気になってしまう。スマートフォンのパスコードを
円周率100桁に設定して、それをすごい勢いで打ち込んでいる動画を見たことがあるが、円周率という性質上、強いのか弱いのか微妙な
パスワードのような気がする。ちなみにその人、円周率は当然のように覚えており、画面には表示されないのに、入力ミスにも気づいて
おり、100桁入力完了時には一発でロックを解除していた。本当に強いパスワードって何だろう・・・。

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1月17日 パンダが発情して・・・
 風が吹けば桶屋が儲かるとは思わぬ結果が生じること、もしくはあてにならない期待をすることだ。上野動物園のパンダに発情の兆候が
見られると発表された今日の午後、上野動物園のすぐ近く、不忍池の近くに本店のある有名中華料理屋の株価が急騰したとか。一時は
前日比+14.3%まで上がった。最終的には+6.3%まで戻ったようだが。パンダが発情→赤ちゃん誕生→来場者が増える→上野の本店の
客足も伸びる→業績が向上、といったところだろうか。桶屋の例えほどではないが、ちょっと強引かな、と。上野動物園に行って、
ご飯を食べようと思って、高級中華料理というのは、なかなか一般庶民では選択しない気がするのだ。そういう所に行く人は、パンダの
ついでに、という動機ではないと思う。パンダの発情期は年間で2日〜5日程度と短い。買うなら今・・・かも。

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1月18日 再婚が3割
 2015年の結婚全体のうち、夫婦の両方、又は一方が再婚だった割合は26.8%と、分析対象とした1975年以降では最高の割合となって
いたのだそうだ。もっとも、分析自体は10年ごとなので、4回目の調査に過ぎないのだが。2015年の場合、夫婦共に再婚は9.7%、一方が
再婚というのが17.1%で合わせて26.8%だという。結婚年齢も高くなってきており、晩婚化が進んでいると分析されている。これだけで
何かが言えるというものでもないのだろうが、単純な数字の比較だけではいけないと思うのだ。ライフスタイルだって変化してきている
わけだし、最近は女性の社会進出だって推奨されている。そのあたりの事情を勘案した上で議論をしないといけないと思うのだ。
ちなみに、周りを見てみると・・・晩婚化の人と若い人と、両極端かな・・・。平均したらちょうどいいのでは?という感じだ。

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1月19日 明日は我が身
 新入社員が過労自殺したことでニュースになった大手広告代理店。その後、労基署の抜き打ちでの強制捜査があったり、上司が書類送検
されたりした。その抜き打ちでの強制捜査の際、ほぼ全社員にあたる7000人分の勤務記録を押収していたことが明らかになった。
約7000人の1年を超える期間の勤務記録であり、厚生労働省が長時間労働の実態解明に向けて動いているらしいのだ。これ、きっと
明日は我が身と思っている人たちが一杯いるんだろうな、という気がする。どんな会社であったとしても、勤務記録と実際の勤務時間が
完全に一致しているということはないだろう。そのずれの度合いを知るすべは管理部門にはないわけで。叩いてホコリが出ない会社なんて
ほぼないだろうことは、おそらく誰もが認識しているだろう。次はうちの会社かもしれない、そう思って戦々恐々としている管理部門の
人はどれだけいることやら・・・。

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1月20日 観測史上最高
 米海洋大気局などが発表した2016年の世界平均気温が3年連続で観測史上最高記録を更新したのだそうだ。気候変動の加速に関する
懸念を高める観測結果とされている。北極圏での海氷がかつてない速さで融解、平均気温は20世紀平均よりも0.94℃高いという。
原因は二酸化炭素とメタンガスによる温室効果とされている。まぁ最近の傾向を考えると、どんどん平均気温は上がっているんだろうな
というのは想像に難くない。原因も色々と言われ続けているわけで。本当に地球温暖化なのか、大きな気候変動のうねりの中での気温が
高くなる時期に入っているとも言われているし。何が真実なのかは、もっと長い時間を経たあとでないと分からないだろう。気候の観測
データというのが大事なのは分かるのだが、100年程度の情報でとやかく言えるような単純なものではないと思うのだ。とりあえず
慌てず騒がず、静観。

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