Top雑感2017年2月(21日〜28日)

<<Prev. | Next>>

2月21日 盛り上げれば盛り上げるほど
 今やマスコミも関与してきているのか?というくらい、あちこちでプレミアムフライデーの記事を見る。消費拡大を狙ったものなので、
消費を呼び込む側は必死になっており、私鉄やコンビニ、ビール会社などは特別企画を用意、有名百貨店ではオープニングセレモニーを
実施、大手ファッションブランドでは15時〜18時のタイムセールを実施するなどと宣伝されている。中には社員に1万円を支給する
企業もあるようだ。こうやって盛り上がってくるに従って、どんどん冷めていく自分がいるのだが・・・。早く帰ったら静かに本を読むとか
溜まっているビデオを消化するとか、消費生活とは全く関係ないことに時間を使おうと思ってしまうのだ。別に特別手当が出ている
訳でもないので、必要以上に消費生活をすることはないだろう、と。果たして、今週金曜日はどうなるのか。私は普通に仕事の予定だ。

▲Page Top

2月22日 平均余命
 平たく書くと平均寿命だ。出生時の平均余命を平均寿命と呼んでいるにすぎない。この平均余命だが、2030年までに、韓国人女性の
出生時平均余命が90歳を越えると予想されている。ここのところ、韓国の平均余命の伸びがすごいらしいのだ。現在の伸びと、統計学的
手法を使っての予測値を合わせて考えると2030年に90歳を越えるというのだ。2015年の女性の平均余命のトップは日本で87歳。韓国は
シンガポール、スペインに次いでの4位だったとか。急に伸びすぎじゃないか?という気もするが、そういうものらしい。理由として
考えられているのが、女性の経済的地位向上や栄養状態の改善、広範な保健サービスや近代的医療技術だという。同じようなことは他の
国でも考えられると思うのだが、なぜ韓国が?という気はする。他の国は十分に伸びきったということなのだろうか。そこのあたりの
考察を聞いてみたいところだ。

▲Page Top

2月23日 荷受け抑制へ?
 宅配便最大手が、荷受け量を抑制する検討に入ったようだ。ネット通販の拡大を背景に、宅配個数が増える反面、トラックドライバーの
人手不足が慢性化しているのが理由。春闘で勤務間インターバルなどを求めるようだ。大口顧客に値上げを求め、交渉次第では荷受け停止
すら視野に入れているようだ。私は今でも店に行って実際に商品を買うタイプの人間なのだが、周りの話を聞くと、ネット通販で
大抵の買い物を済ませる人というのもいるようだ。自分で荷物を持ってマンションの上の階まで行くのが大変だとか、そういった
理由もあるようだ。便利になったというのは事実なんだろうけど、その便利さは誰かの仕事の上に成り立っているということも
考えておく必要があると思うのだ。まぁ、考えたとしてもサービスの一環としてとらえてしまえば、それっきりではあるのだけど。

▲Page Top

2月24日 120社
 プレミアムフライデー初回。私の会社は部署によってマチマチ。私の部署は比較的多くの人が休んだようだが、事業所全体で見ると、
通常の8割くらい来ていただろうか。まぁそんなもんなのだろう。昨日の時点で早帰りなどの取り組みが確認できた企業は120社程度
と経済産業省が発表している。民間シンクタンクでは経済効果を100億円から数千億円程度と予想しているが、日本全体の個人消費の
1%にも満たないという。大した効果は無いのではないか、という見方が強い。官庁でも予算案の国会審議が控えているせいか、
15時に退庁する人はまばらであり、国会答弁の準備で忙しいようだ。結局、政府がその理論で勤務時間の変更を訴えてみても、うまくは
進まないんだよな、と。夏に勤務時間を前倒しする「ゆう活」も、全く浸透しないまま2年が経過した。上からでは現場が見えない
ものなのだろう・・・。

▲Page Top

2月25日 アルバイトが単位に?
 福岡県内の専門学校でそのようなシステムがあるという。ビジネススキル実習と銘打って、年間300時間のカリキュラムがあるとか。
「現場で学んだ技術や知識が単位として認められ、実践力がつく」という謳い文句だ。文科省も企業実習を通じて一人前の職業人に
育てようという動きがあって、企業実習を推奨してきているのだが、前提は自動車整備やITなどの技術職。専門に見合う就業に単位を
与えることが望ましい、というコメントを出すだけのようだ。単純に図式だけを抜き出せば、大学側は何もしないで単位を与えている
状態。しかもその分の学費は徴収しているわけで、通っている人からしてみれば、単位をお金で買っているようなもの。留学生の割合が
高い専門学校らしく、その辺りも関係しているのだとは思うが。何とも制度の穴を突いたような感じで・・・。それにしても、色々と
マズイとは思う。

▲Page Top

2月26日 有人で月往復
 NASAが開発を進めている新型有人宇宙船について、大統領が月軌道への有人打ち上げを2021年から前倒しするよう指示したことが
明らかになった。宇宙飛行士2人を乗せて月周回軌道に到達した後、着陸はせずに8〜9日で帰還することが考えられているという。
今の見込みでは2019年以降になる可能性が高いとされている。NASAとしては月に行くことは諦めたものだと思っていた。それなりに
大変な割には得るものが少ないという印象を持っている。テラフォーミング、ひいては移住先のターゲットも火星に移って久しい。
これで今更のように月を目指す意味がよく分からないのだが。まぁ、新型宇宙船の性能のデモンストレーションという意味では
十分な効果があると思うのだが。今の大統領の訴える、アメリカ・ファーストを考えると、アメリカの持つ技術力高さを世界に知らしめる
ため、といったところか。どれだけの意味があるのかは疑問だけど・・・。

▲Page Top

2月27日 テレビでSNS
 サムスン電子がfacebookと連携するアプリケーションを搭載したテレビを発表するらしい。テレビメーカーとしては世界初だという。
facebookの映像コンテンツをテレビで見れるようになるほか、アカウントと連動させると友人が共有した映像やfacebookのおすすめ
映像、人気のライブ映像などをすぐに楽しめるという。別にサムスンだから、という訳ではないが、当然のように情報を吸い上げられて
いるんだろうな、という気がする。facebookでどのような活動をしている人が、どんな番組を視聴しているのか、といった情報も
簡単に集めることができるようになる。それがどれだけの役に立つのかは分からないが、今や大量のデータを多面的に解析できる時代
なので、何らかの情報を引き出しかねない訳で。売れるのか?そして売れたとしても、連携する機能は使われるのか?

▲Page Top

2月28日 1日10億時間
 大手動画サイトYouTubeが、1日あたりに動画が視聴される時間の合計が10億時間を超えたと発表した。2012年の10倍になるという。
Facebookが1億時間、Netflixが1億1600万時間とされているから、その差は歴然。YouTubeは2012年からユーザーの視聴履歴に基づいて
お勧めの動画を出すアルゴリズムを採用しているそうだが、その精度が上がるほどに視聴時間も伸びることが予想される。動画に出る
広告が主な収入源と考えられるが、その規模はどれだけなのか・・・。私もよく見てるのでこの数字には貢献していることになるのだが。
ところで、このお勧めのアルゴリズム、何かの拍子に、変な動画を見ると、その関連の動画を延々と勧められて嫌になることがある。
大手ネット通販のダイレクトメールも然り。調べ物をしていてたまたま行き着いたページの関連商品をメールで勧められたりする。
お勧めを紹介するアルゴリズムが進化するのはいいのだが、「今の無し!」という機能もつけて欲しい・・・。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>