Top雑感2017年12月(11日〜20日)

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12月11日 大晦日の休業
 大手居酒屋チェーンが、今年の12月31日は全店休業にすると発表した。122店舗、アルバイトを含めて3000人になるという。大晦日くらい
全従業員に休みを提供したいという意向のようだ。来年の大晦日も休みが決定しており、2019年の元日に休むかどうかは、今後検討する
という。外食業界ではちらほらと同じような動きがあり、他のチェーンでも2018年から一斉休業日を設ける方針を固めるなどしている。
従業員の処遇改善とのことだが、大晦日から三ヶ日くらいはもう少し色々なお店が休んでもいいのではないだろうか。かつては初売りは
3日だったり4日だったりしたのだが、元日に営業することをウリにするお店が出てから、次第に元日営業が普通になってきてしまった。
何かが違うと思うんだけどなぁ・・・。

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12月12日 今年の漢字
 毎年恒例で、年の瀬だなと思わせる風物詩になりつつある。実はそろそろ時季だなと思って色々と考えていたのだけど、結局は全く思い浮かばな
かった。発表された今年の漢字は「北」だった。これを聞いても、何かときな臭かった北朝鮮以外に何かあったか?という感じだった。理由としては
北朝鮮の他にも九州北部豪雨やスター選手が北海道日本ハムファイターズに入団したといったことが書かれていた。ちょっと強引じゃないか?
という気がするが一般の人の投票で選ばれた漢字に対して、何らかの意味をつけないといけないので仕方ない気もする。そうなんだけど・・・
本当に今年の世相を表す漢字が北でいいのか?という点には疑問が残るわけで。どうしても北朝鮮の影がチラつくのだが、そんなネガティブな
理由で選ばれるというのも残念なわけで。あまり明るいニュースはなかったな、という気もするのだが。

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12月13日 Jアラート
 北朝鮮が8月、9月に弾道ミサイルを発射した際、日本政府はJアラートで国民に避難を呼びかけたのだが、実際に避難した人は5%にとどまることが
明らかになった。避難しなかった、できなかったが94%にのぼったという。理由としてはどこに避難すればよいか分からないが32〜37%、避難しても
意味がないが44〜46%だったという。このJアラート、対処に時間的余裕のない時に出るもので、自然災害の場合にも出ることがあるらしい。
ただ、出たからといってどうしていいのか分からないというのもまた事実。実際、この8月9月の時は、私はテレビが見れる環境にはいなかったし、
携帯電話に通知が届く地域でもなかったので、何も知らないままで後から話を聞いただけだった。仮に携帯電話に届いていたとしても、何も
しなかっただろうことは想像に難くない。そもそも、そんなに知られていないのだから・・・。もっと周知させる活動をすべきだと思うのだ。
本当に重要な警報を発して国民の行動を促すのであれば。

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12月14日 今でも見つかる
 福井県と京都府にまたがる山の麓で、50 m以上の高さのある滝が見つかった。見つけたのは地元の住民で、地籍調査の立会いで訪れたのが最初
とのことで、その後、数回にわたって滝の場所まで行き、今の所5段目まで、50 mの高さだというが、さらに上まで続いているらしいのだ。
この時代まで見つかっていなかったというのが凄いと思う。今や航空写真で日本は勿論、世界中が見渡せる状態だ。山の中は写真の解像度が
低かったり、上に木が覆いかぶさっていると見えないのかもしれないが、それにしても見つからないというのが凄いと想う。日本全国、
山の中まで含めて、くまなく歩かれていると思っていただけに。今更、日本三大瀑布に入るとか、そんなことは無いのだろうけど。
まだまだ見つかっていない地形があるんだろうな、と思わされた。

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12月15日 キャッシュレス社会は
 ある民間企業が行ったお金に関する生活者意識調査によると、キャッシュレス社会に賛成する人は48.6%、判定する人は51.4%と真っ二つ
だったようだ。ただ、そこには男女差があり、男性はキャッシュレス社会推進派で、女性は反対派であるようだ。賛成派は現金を持たなくて良い、
利便性が高い、お得といった理由が、反対派は浪費しそう、お金の感覚が麻痺しそう、ありがたみが無くなりそうといった理由を挙げているようだ。
さて、私個人としては、どちらの意見もよく分かるだけに、辛いものがある。やはり現金は必要だと思うのだ。便利だけど、金銭感覚が
おかしくなりそうだし、浪費しそうだし。で、結論としてはやっぱり現金がいいんじゃないか、という感じだ。その場で払うのがやはり大事だと
思うのだ。限度額が決まっているとは言っても、1ヶ月後か2ヶ月後に支払いが来るというのは、なんとなく嫌なのだ。支払いの頃には
自分の状況が大きく変わっていて、支払い能力がなくなっているかもしれない。やっぱり現金で、という気になる。ただ、交通系ICカードが
便利なのは疑う余地もないけし、実際に使うけど。

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12月16日 通勤時間
 大手外食チェーンが社内の喫煙スペースの全廃は勿論、最寄駅やバス停からの通勤時間の喫煙も禁止した。違反した場合の罰則は設けないが、
注意するという。これが行き過ぎではないか、と問題になっている。本来、会社の命令で拘束できるのは労働時間だけであり、待ち時間も含めて
使用者の指揮命令下にある状態である必要がある。通勤時間はその指揮命令下に入るための移動時間であり、労働時間ではない、という話だ。
会社の社会的評価に重大な悪影響を与える行為は例外的に労働時間外も拘束できるようだが、喫煙は流石にそこまでではないだろう。
罰則がないとは言っても、やりすぎだろう、という話なのだ。これ、うちの会社でも同じような話があったような無かったような・・・。
ただ、会社に言われるまでもなく、歩きタバコは大体の自治体の条例で禁止されているはずで、そちら側で取り締まるべきではないのだろうか。
ま、タバコを吸わない私にしてみれば、どっちでもいいのだけど。

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12月17日 レジで現金を
 大手小売チェーンの店頭レジで、預金口座から現金を引き出せるサービスが来年4月から始まる。顧客が銀行のキャッシュカードを提示して、
レジから現金を引き出して受け取るというものだ。クレジットカードを使わない若年層や高齢者、ATMの数が少ない地方在住者に需要が高いと
見込んでおり、スーパーの利便性を高めることで売り上げに繋げられると考えているようだ。まぁ分からないではないのだけど、地方でも
そんなにATMが少ないとは思えないのだ。今やどこのコンビニに行ってもATMがある時代だ。コンビニまでの距離の問題はあるが、大規模小売店
よりはその数が多いだろう。それで太刀打ちできるのか、という疑問が。というか、そこで現金を引き出せる機能よりも、預金口座から直接
支払いができる機能にして欲しいと思うのだ。クレジットカードの枠を使うのではなく、銀行からの引き落としという形で支払いができた方が
何かと楽だと思うのだけど・・・・。デビットカードがそれに当たるが、普及がイマイチなので、もっと大々的に・・・。

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12月18日 外相専用機
 現外務大臣が平成31年度予算で外相専用飛行機を導入することに意欲を示している。皇族や首相の外遊に使われるのは政府専用機であり、
外相は民間機を使っているのが実情。海外で会談相手から食事に誘われても、飛行機の搭乗時刻を理由に断ることがあるという。小さくても
中古でも構わないという話だが・・・。さて、アメリカの場合は大統領専用機だ。ところが、日本の場合は政府専用機なのだ。総理大臣
専用機ではなく、皇族や国賓も輸送する。そんな状態であるにも関わらず、外相に専用機というのはちょっと行き過ぎでは無いだろうか。
政府専用機の2つ目の型、小さいモデルとしての購入ならアリかもしれないが、外相のみというのはちょっと・・・。今後、誰が
その職に就くのか分からないので、人となりで判断するわけには行かないので、今の人が頑張っているから、というのは理由にならないわけで。
実現はちょっと厳しいのでは?と思っている。

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12月19日 実感がわかない
 北海道沖の千島海溝沿いで巨大地震が切迫している可能性が高いという見解が、政府の地震調査研究推進本部が発表した。平均340〜380年ごとに
大地震が発生しており、最後の発生から約400年が経過していることから、切迫しているという見解のようだ。最悪の場合は津波により北海道で
約700人、本州で約200人が死亡するという想定がされているが、来年にも新たな想定が発表されるという。この地震が起こる確率は、
今後30年以内に最大40%だという。このような地震の起こる確率の数字は東日本大震災の直後にもよく見たのだが、何回見てもよく分からない。
それが高いのか低いのか。ゼロでは無いことは分かるのだが、具体的にどれくらいの危機感を持って受け止めていい数字なのかが分からないのだ。
もうちょっと分かりやすい表現にはならないのだろうか・・・・。

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12月20日 プレ金
 先日、久しぶりにプレミアムフライデーのポスターを見たのだが、虚しさだけが残っていた。とうとう労働問題に詳しい大学講師が失敗だったと
切って捨てた。結局は早く帰れる企業とそうではない企業とで完全に二極化したこと、上からの押し付けであったことをその理由としている。
働き方改革に反対する人はいないだろうけど、長時間労働を美徳とする考え方を残したままでは、本質的な問題は解決しない、ということだ。
まさにその通りだな、と思って見ていた。裁量労働制になっている私だが、結局は早く帰れる人いうのはごく僅か。仕事をしていたり、
上司と話をしていたりして、遅くまでいるのが実情だ。プレミアムフライデーには夕方に会議を入れないようにしよう、という取り組みも
あるのだが、会議が無くなった分だけガッチリ仕事ができるとばかりに、遅くまでいる人もいたりするようだ。もう何が何だか。
で、来年も続けるの?

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