Top雑感2017年8月(11日〜20日)

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8月11日 厚木ライブカメラ
 このカメラの存在に気づいたのは昨年末だったと思う。東名高速厚木ICを上から見る形でのライブ映像が動画サイトで流れているのだ。
他のライブカメラもあちこちにあるのだが、渋滞の具合を見るという意味では、やはり厚木ICは1つの目安となる。そのライブカメラが
お盆の帰省シーズンに合わせて復活したのだ。正月が終わった頃に配信が停止されていたのだが、この度、見事に復活。どうやら8月
9日から再開したらしい。個人的には嬉しいわけで。で、渋滞マニアとしては今日の渋滞っぷりがなかなか凄かったので感動もの
だったわけで。渋滞を減らすべく時間をずらしての移動を高速道路会社が求めていたのだが、そのズラした時間でさえも
長い渋滞ができていたというのはなかなか。民族大移動と揶揄されるだけのことはある。年末年始もこうなるのだろうか?

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8月12日 お盆玉
 この言葉が出てきたのはほんの数年前。お盆に帰省した子供や孫にあげるお小遣いのことだ。お年玉のお盆バージョンに相当する。大手
銀行が調査した結果、この言葉を知っているというシニア層の割合は28.9%で昨年の16.6%から大きく伸びているという、実際にあげる
予定の人も31.6%となっているという。別にこんな言葉を改めて作らなくてもいいのに。お盆に子供や孫が帰省したら何もなくても
お小遣いをあげる人はいたわけで、これに名前がついてしまうと、当然の習慣として認識されてしまう恐れがある。お年玉がまさにそうで、
別にお年玉をあげる必要性なんてどこにもない。ましてやずっと一緒に暮らしている親から子供へとか、何の意味もないわけで。
でも言葉があるから何かしないといけなくなっている空気を感じるのだ。お盆玉も同じような運命を辿らなければいいな、と。

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8月13日 らしくない8月
 現在住んでいるのは神奈川県なので隣になるのだが、東京都では8月に入ってから1日から13日まで、毎日雨を観測しているのだという。
比較的小さな雨雲が発生して降水を記録しているので、神奈川県がどうなっているのかは微妙だが、東京はそうなっているらしい。東京も
観測地点によっては降水を記録していない地点もあるので、色々と解釈は難しいが、とにかく東京のどこかでは雨が降っていたらしい。
8月上旬にこれだけ雨が続くのは48年振りということらしく、異例中の異例のようだ。すでに北日本にはオホーツク海からの寒気が
入っているらしく、夏と秋が同居しているなんて言われるような状態だ。どうしてこうなってしまっているのか・・・。別に地球温暖化が
どうとか言うつもりはないが、これまでの統計を単純に使えないようになってきているのではないか、と言う気はする。気候区分を
考え直す時期なのかもしれない。まぁ気候区分が変わるほどの変化は起こっていないと思うのだが。まぁとにかく、昔からは気温が
変わってきているのは事実だろうな。

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8月14日 値下げ戦略
 名古屋市に今年4月にオープンしたテーマパークが新たな値下げを発表した。色々と値下げ策があり、現在は年間パス所有者の同行者2人は
3割引だったが、その2名を無料に変更した。さらに園内のレストランでの飲食代は3人とも3割引となる。入場料が高いという指摘を受けて
夏休みにまずは中身をみて欲しいと言うのが広報担当者の話だ。このテーマパーク、再入場は年間パスポートの人のみという限定条件が
あり、結果として周りの商業施設に人が行かず、すでに撤退する店も出てきているほどだ。何か戦略を間違えているのではないか?
という気になる。現在、安定した入場者数を稼いでいるテーマパークも最初は安い値段から初めて、徐々に値上げをしている。最初に
中身を知ってもらうこと、どれだけの価値を提供するのかを知らせることが大事なのではないだろうか。その上で値上げをして、
その対価に見合うと考える人はリピーターになるだろうし、そうでない人は脱落していく。ちょうどいいところでバランスが取れるはずで。
それを値段の高い方からやるか低い方からやるかの違いではあるのだけど、高い方からやると、どうしても最初の評判が悪く、客足が
遠のく気がするのだ。今後、どういう動きをするのか、私は行く予定はないが、遠くから見ていようと思う。

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8月15日 無駄使い
 1クリックでオリジナルの萌えキャラを作成するサービスが公開された。最初はコミックマーケットで公開されたらしいが、現在は
オンラインで誰でも利用できるという。なんでもディーブラーニングを利用してキャラクターの絵を作っているという。髪の毛の色や
髪型、目の色、表情やメガネなどの小物まで選べるという。大量の美少女ゲームの立ち絵を使って学習させたという。何だろう、
この間違えた方向への努力の凄さは。これだけの労力と技術力をもっと別の方向に使えばいいのに、とか思ってしまう。ちょっと
試してみたのだが、まだ完璧ではないようで、メガネありでも無しで出てきたり、口の開閉がうまく認識できていなかったりしている
ようだ。ディープラーニングの無駄使いも甚だしい。まぁ、こういう人はそういう方向にしか力を発揮せず、「仕事で」となると
一気に萎えたりするんだよな、と。思い当たるフシがありすぎて・・・。

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8月16日 ゴミ分別AI
 横浜市資源循環局が公開しているチャットボットでのゴミの分別の説明が秀逸だとにわかに人気だ。LINEのような画面に捨てたい物を
入力すると分類を教えてくれるのだが、そこに「旦那」とか「上司」「人生」「夢」といった物を入力しても返答してくれるというのだ。
大体は過去の名言を引用しているようだが、さすがに素っ頓狂な物を入れると、別の言葉を入力するように言われる。これ、記事では
AIとか書かれていたが、実際は言葉に対してあらかじめ決められた内容を返すだけの物のようで、AIとは呼べない。一昔前であれば
人工無脳と呼ばれ、さらに古くはELIZAとして知られるシステムだ。これをAIと称するのはあんまりじゃないか?というのが私の
感想なわけだが。当の横浜市はAIとは表記していないので、記事を書いた記者の問題なのだが、あまりにもひどいと思う。それにしても、
人工無脳にこんな使い方があったとは思いもしなかった。変な言葉を教え込んで遊んだのが懐かしい。

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8月17日 上履きの概念
 運動会で早く走れる靴というブランドイメージを作り上げた「瞬足」シリーズ。このシリーズの上履きが出ていると話題になっている。
「コーナーで差をつけろ」という謳い文句で売り出されていたのだが、今度の謳い文句は「つぎは"校内"で差をつけろ!」というものだ。
開発の意図としては1日のうちで最も長く履いている上履きだからこそ、しっかりしたものを履いてもらいたいということのようだ。
震災の時に上履きのまま高いところに走って逃げて助かった、という体験談もあるようだ。どうもこのシリーズ、やたらと子供に
人気があるらしい。確かに小学生くらいだと、人気者の条件は足が早いことだったりする。そこを上手く突いた商品だと思っていたのだが
どうやらそんなに単純な狙いではなかったらしい。恥ずかしい限りだ。

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8月18日 さらにキャンペーン
 8月14日に取り上げたテーマパークが、さらなるキャンペーンを打ち出してきた。8月19日から9月11日までに1日券で入場すると
9月14日から12月31日までに使える引換券を渡すというものだ。引換券と、それをもらった時の1日券を持っていくと1日券を無料で
もらえるというものだ。つまり、期間中に1日券で入場した人については、年末までにもう1回来てもらおうということのようだ。
ハロウィンやクリスマスに向けて、魅力が伝わりきっていないということらしいのだが・・・。どうなるのかは難しいところだな、と。
本人確認が入るとも思えないので、1回行って十分だと思った人は1日券と引換券を転売するだろう。入場者数が増えるのであれば
それでも構わないという認識なのか、絶対にもう1回来てもらえると信じているのか。どんどん泥沼にはまっているように見えるのは
私だけではないと思うのだが・・・。

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8月19日 今度は四国
 赤字路線を多く抱え、ついに廃線が出始めているJR北海道だが、同じような境遇のところがあった。JR四国だ。自助努力では路線維持は
近い将来困難になるとして不採算路線の利用促進や維持で自治体に支援を求めていくという。なんでも全9路線のうち、瀬戸大橋線以外は
赤字だという。人口減少が進む四国では今後も利用者の減少が見込まれており、大幅な経営改善は難しいとされている。まぁ過疎化が進んで
いるので仕方ないよな、という感じだ。同じく過疎化が進んでいるはずの東北地方はJR東日本なので首都圏と一体、山陰地方はJR西日本
なので大阪や山陽地方と一体になっており、しっかりと収益のありそうな地域とくっついているのだ。厳しいのは北海道と四国のようだ。
そもそも、国鉄から分割する際に、こんなに細かく分ける必要があったのか、という話にまでなってくるのだが、北海道と四国はやっぱり
無理があったのではないだろうか。今から再編というわけには・・・いかないんだろうな、いろんな利権が絡まっていそうだし。

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8月20日 2週間後の気温
 気象庁が現在発表している週間予報に加え、2週間先までの気温の予報を発表できるようにシステムの整備を進める方針を発表した。
来年度予算に計上し、来年度以降の運用開始を目指すという。2週間先までの気温とは言っても、その日を含む前後5日間の平均気温で
示すことを考えているようだ。そのため、精度としてはそこまで高くはないと考えられている。まぁ世間の反応としては色々とあるようで、
その日の天気すら時間帯でコロコロ変わるのに、2週間後の気温なんて出されても信用できないというのが一番辛辣だったか。気象庁が
自らの首を締めているのでなければそれでいいと思うのだけど、そもそも、飲み物やおでんのような気温に左右される商品を扱って
いる人以外は、そんなに先の気温なんて気にしないのではないだろうか。だからこそ、とやかく言うほどのものではないと思うのだ。
とりあえず、頑張れ気象庁、とだけ。

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