Top雑感2016年11月(21日〜30日)

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11月21日 ハラール
 職業柄というわけでもないが、色々な展示会のビラが届く。今回届いたのは化粧品開発展。まぁ職業とは関係ないので、眺めるだけなの
だが、その中にふと気になる公演を見つけた。「ハラール化粧品市場の現状と今後の展望」というもの。ハラールというと、イスラム教徒
が食べることができるもの、という印象だったのだが、それだけに限定されないらしい。ちょっと調べると出てきたのだが、ハラールは
そもそも合法なもののことを示しており、食事のみならず、日々の生活において全てが当てはまるという。まぁ、何というか・・・
不自由なように映るのだが・・・。それでも信仰する人がいるわけで、強力な心の拠り所になっているわけで。色々とあるんだなぁ、と。

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11月22日 地震
 朝、5時59分に福島県沖を震源にする、最大震度5弱、マグニチュード7.3の地震が起こった。そのタイミングではちょうど外を歩いて
いたので全く気づかなかった。東北地方の太平洋側では津波も観測されている。ただ、東日本大震災の時ほどの大きな津波ではなかった
ので、そこまで大きな被害は出ていないし、人的被害もどれだけ出たのかがよく分からない。分からない理由は単純で、意外なほどに
夜のニュースで報道されないのだ。1時間の番組でも30分は扱っていない感じ。気づいたら国際ニュースや日本の国会のニュースが
流れている感じなのだ。まぁ、その程度の被害しか出ていないということなんだろうけど、東日本大震災の時の熱量の差がありすぎる
んじゃないか?全く気づかなかった私がとやかく言うようなことではないのだけど。

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11月23日 はやぶさ2
 あのはやぶさブームはどこに行ったのか?映画が作られたり、人工衛星ブームに乗っかって、人工衛星を擬人化した本が出版されたり
していた。そのブームに乗ったと言っては失礼なのだろうが、はやぶさ2という人工衛星が小惑星、リュウグウに向かっている。その
はやぶさ2のメインエンジンを長時間に渡って運転するというニュースが入ってきた。リュウグウに接近する軌道に入るためであり、
昨日の22日から5月上旬まで、2800時間の連続運転を予定しているという。予定では2020年11月〜12月に地球への帰還を予定している。
あぁ、あったな、そんな人工衛星、というのが久しぶりにニュースを見た感想。結局、宇宙関連のミッションなんて、始まる前と
成果が出るときだけ注目されるんだよな、という。実際には今回のように、その間にも色々な活動が行われているのだろうけど。
2020年にも同じようなことを書いていそうな気がしてきた。

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11月24日 雪の結晶を
 雪は天からの手紙とは、雪の結晶の形と気象条件の関係を調べた学者のエッセイ集の名前だが、今日の雪で気象庁がそれを集めていた。
Twitterで雪が降ったら雪の決勝の写真を撮って送って欲しいと呼びかけたのだ。関東地方での降雪のメカニズムの研究に使えるという。
雪を降らせる雲の構造や低気圧の特徴を把握するために重要だという。スマートフォンの接写で綺麗に撮れるので、大きさがわかるものと
一緒に撮影、専用のハッシュタグをつけてツイートして欲しい、というものだった。こんなことができるのは、カメラ付きの携帯電話が
普及し、かつtwitterがこれだけの市民権を得た結果だなと思ってしまった。こういったことで簡単に観測結果が、大量に集まる
というのはなかなか凄いことだが、同時に、何の見返りもないのに協力する人が結構いるというのもまた事実であって。まだまだ
捨てたものじゃないな、と。

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11月25日 ハッキングの時代へ?
 パソコンのソフトを使って他人のスマートフォンに遠隔操作できるアプリを無断でインストールしたとして、3人が逮捕、10人が書類送検
されたという。スマートフォンがロックされていない状態であれば、ソフトを入れたパソコンに接続するだけでアプリをスマートフォンに
インストールできるという。紛失したスマートフォンの捜索や子供の居場所確認などを目的として開発されたソフトらしいのだが。
まぁこうなるよな、という感じ。ソフトを入れたパソコンに接続というのをどうするのかがイメージできないのだが、そういうことらしい。
最近、パソコンに繋いだイヤホンをハッキングして盗聴するという情報が流れていた。もう今となってはインターネットに接続するもの、
そこに有線、無線で繋がる機器は全てハッキングされる可能性があるとさえ考えないといけないのかもしれない。何とも悲しい世の中に
なったな、と。

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11月26日 7 cm沈下
 博多駅前の道路が大きく陥没したのは11月8日。そこから一気に工事をして、通行を再開したのはわずか1週間後だっだ。その場所が、
再び7 cmほど沈んでいるという。急遽、その地域を通行止にしたが、実際には想定の範囲内であり、そのまま通行は再開されたという。
想定されているのは8 cmまでの沈下だとか。まぁ冷静に考えればその通りな訳で。上から特殊な土を入れて固めているとはいえ、所詮は
工事期間で終わらせるための作業。実際の道路工事でも掘り返して埋め戻した場合には、しばらくすると沈む訳で、それを突貫工事で
やったのだから、当然といえば当然。通常の工事でも起こることが起こっているだけなのだ。しばらくして地盤が落ち着いたら、
追加工事になるのだろう。道路工事とはそんなものだ。何となく、今回の件は騒ぎすぎかな、と。

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11月27日 洗濯表示
 衣類のタグに書かれている洗濯表示が12月1日出荷分から変わる。今までは日本独自に作られてきた記号、22種類だったのだが、
ISOに準拠した41種類に増えるという。これから徐々に店頭の商品も入れ替わっていくことになる。分かりにくいと専らの評判なのだが
実際に確認してみると、そこまででもない。今までのものに慣れ親しんでいるので分かりにくい部分はあるかもしれないが、それぞれの
記号が何を意味しているのかが分かれば、それほどでもない、というのが正直な感想。ただ、問題は記号の示す意味。これまでは推奨の
表示だったのだが、これからは記号で示された洗い方か、それよりも穏やかな条件で行うことを求めるという強い意味合いに。表示内容を
超えた場合には、元の状態に戻らない可能性を示唆しているのだ。そのあたりの理解が進んでいない気がする。まぁ私のように、何でも
とりあえず洗濯機に放り込む人には関係ないのだが。

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11月28日 競技会場
 この問題が出てきたのはいつだったか。2020年のオリンピック、パラリンピックで、ボート、カヌー、水泳、バレーボールをどの会場で
行うかという問題。一応、明日で結論が出される見通しだ。ただし、まだ決まらないという話もある。2転3転したボートの会場は
結局は東京に作る案が有力になっているし、水泳の会場は既存の施設を使わずに新しい施設を作って対応。ただし、観客席を減らすことで
建設費を抑える予定だとか。バレーボールについては状況が全く見えない感じ。東京オリンピックは、既存の施設を最大限に利用する
ことを売りにして招致したんじゃなかったっけ?とか思ってしまう。何となく話が違ってきているな、と。ハコモノを作ってみても、
都民への還元というのは小さい気がするのだ。そういう大きな設備は借りるのにも結構な金額になるし、一般の都民が参加できるような
スポーツの大会が開かれるとも思えない。それでも新設するのか、その議論が全く無かった気がする。

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11月29日 手帳
 来年の手帳が店頭に並ぶシーズンになった。これだけスマートフォンが普及し、大手IT企業が、クラウドを使ってスマートフォンとPCで
予定表を同期させたりしているのだが、結局は紙の手帳も売れているという。取引先の前などでスマートフォンで予定を書き込むのは
失礼という認識があるのと同時に、紙の方が予定を管理しやすいと考えている人が多いようなのだ。私は紙の手帳を持ったこともある
のだが、結局は見ないという事実に気づき、重要な予定のみスマートフォンに入れている。会社でメモを取るのは電子ノートに変えた。
特に不自由は感じていないわけだが・・・。で、思うのだが、頻繁に見返すことがある場合には紙の方がいいのではないだろうか。
書いたっきりで見返すかどうか分からない、念のための確認できればいい、というくらいであれば電子ツールで十分ではなかろうか。
結局のところ、一覧するのに適していたり、ササっと処理できるのは紙だと思うのだ。どちらが優れているというわけではなく、
必要に応じて使い分けるくらいの柔軟性があっていいのではないだろうか。

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11月30日 実証炉
 日本で発見された原子番号113番の元素が、正式にニホニウムに決まった裏で、結構大きな科学のニュースが流れていた。廃炉が検討
されている高速増殖炉もんじゅの後継が計画されているというのだ。核燃料サイクル推進の一環だ。高速増殖炉は実験炉、原型炉、実証炉
と進んで、商用炉で実用化となる。もんじゅは原型炉。今度は一歩進んだ実証炉が予定されているという。今後10年かけて基本的設計思想
と開発体制を固めていく、とのこと。もんじゅに投入した費用は1兆円にもなる。それだけの費用を投じたのだから、何の成果も得られません
でしたでは済まないのだろう。だからこそ、次は実証炉に進んでいるわけで。多分に政治的な匂いを感じてしまう。まぁ世の中の動き
なんてのはそんなもんなんだろうな、というふうには思う。ある意味で言ったもん勝ち、それっぽく大きな風呂敷を広げた者が評価
されて、その方向に進んでいく。そんなものなんだろう。寂しい話だが・・・。

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