Top雑感2016年11月(1日〜10日)

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11月1日 出退勤の改竄
 先日の大手広告代理店での新入社員の過労による自殺を受けて、あちこちがピリピリしているようだ。そんな中、大手新聞社では
出退勤時間の改竄が行われていたらしいということでニュースになっていた。「日頃から部下に時短を強く呼びかけていたので」
部下の申請した出退勤時間を修正していいと思ったというのが、修正をしていた上司の言い分。産業医等による面接指導や、健康チェック
が行われないギリギリの時間に改竄していたという。全くもって意味が分からない。部下側が色々と面倒だからとギリギリの時間に
申請するのは分からないでもないが、上司側が修正するとは。部下の長時間労働が上司の評価に響くからなのだろうが、そこはやっぱり
逆だろう、と。まぁ、実際はこの会社だけではなく、あちこちで同じようなことが行われているのだろうけれども。私のように残業代が
一切発生しないような職種の場合は、本当にどうでもいいわけで。ちなみに、昨日の夜も渋谷の町には人が集まっていたらしい。今朝の
ニュースで小さく取り上げられていた。

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11月2日 意味不明
 久し振りに意味が分からない事件だなと。場所は大阪市天王寺区のJR駅。無職の男性が金属バットを振り回して暴れているというもの。
6歳の女の子と22歳の女性が殴られて怪我を負ったというもの。面識はなし。バッティングセンターに行くために買ったという金属バットで
目が合って肩がぶつかったから殴ったというもの。全く理解できない。その場で取り押さえられて、駆けつけた警察官により現行犯逮捕だ。
しかも午後5時半というから、帰宅ラッシュが激しい時間帯だ。日本の場合、銃刀法があるので、いきなり銃の乱射というのは起こらない
のだろうけど、金属バットを振り回すというのは、十分に危ない気がする。さすがにそんなことを想定して駅に行ってはいないだろう
から、冷静に行動できるとも思わないし。日本も意外と危ない国なんじゃないか?

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11月3日 最低投票率制度
 国会の憲法審査会で憲法改正の賛否を問う国民投票に最低投票率制度の導入が議題になるようだ。低投票率では結果の正当性が担保できない
というのが理由であり、国民投票が一定の投票率に達しなかった場合には不成立になる、という制度だ。実際に同じような制度が導入
されている国は実際にあるようであり、韓国やロシアでは有権者の50%以上が憲法改正の国民投票に必要とされているようだ。
というか、今までその議論が無かったというのがなかなかに怖い。本来、他の選挙でも導入すべきではないのか?という気すらしている。
投票率30%で「信任を得た」とか力説されても、それはどうなんだ?という思いが残るからだ。国民投票が実際に行われるのは
どれだけ先になるのかは分からないのだが、どうにか手頃な数字を設定して欲しいものだ。もっとも、我々有権者側にも国民投票に
参加するように心がける必要があるのだが。

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11月4日 JRの信号トラブル
 首都圏のJRで信号トラブルがあり、約10時間にわたって運転を見合わせることとなった。その結果、66本が運休、15万人に影響が出た
と報道されていた。この「影響が出た」というのが、どの程度の影響なのかは難しいが、おそらく利用者だろう。そうなると思わず割り算
したくなるのが人情。66本、15万人とすると、1本あたりは2300人弱。通勤、通学の時間帯とそれ以外の時間帯の問題があるので、
そこまで単純ではないと思うが、1編成あたり2300人くらい乗っていることになるのだろう。さらに15両編成であることが多いので、
さらに割り算してみると1両あたりは150人程度になる。この数字を見ると、まぁそんなもんかもな、という感じではないだろうか。
何となく、最近は鉄道の設備トラブルが多いような気がする。一気に整備したものが、一斉に寿命を迎えているのかもしれないが、
ちょっとな、という感じだ。一気に整備するとこうなるんだよな、というよくあるパターンに陥っている。だからって一斉にリプレイスする
わけにもいかないだろうし。難しい問題だ。

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11月5日 竜巻注意情報
 気象庁が発表している竜巻注意情報、この発表の区分が12月15日から細かくなる。これまでは都道府県単位での発表だったのだが、
レーダーの増設や観測精度の向上などにより、天気予報と同じ区分での発表に改めるという。発表のスピードも早くなり、的中率も
10ポイント改善されるとしている。内容そのものは素晴らしいことだらけなのだけど、竜巻注意情報を受けて何らかの行動を起こす人
というのがどれだけいるのかが疑問なのだ。気象庁としては丈夫な建物の中に避難するなど、実の安全をはかって欲しいとしているが
竜巻注意情報が大々的に発表されるわけでもないので、行動を起こしにくいものがある。仕事中だとか外出中にその情報を手に入れることが
難しいので、行動を起こせないのだ。そして、日本ではやはり竜巻の認知度が低い。本当に行動を起こしてもらいたいのであれば
そのあたりから変えていかないと駄目なような気がする。

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11月6日 ゆるキャラグランプリ2016
 年々その注目度が落ちているゆるキャラグランプリ。2016年のグランプリ決定が今日だった。念の為に書いておくと、今年のグランプリは
高知県の「しんじょう君」。昨年は4位だったという。2位以下は順にはにぽん、チュッピー、とち介、滝ノ道ゆずる。全て全く知らない。
7位にやっと「しまねっこ」という聞いたことのあるキャラクターが出てくる。勿論「企業・その他ゆるキャラ」部門ともなると、
もっと知らない。一位は日本郵便の「ぽすくま」なのだが・・・見たことない。日本郵便のWebサイトに行ってもほとんど見当たらず、
子ども向けのページで出てくるくらいだった。企業関連の上位を眺めていて気になったのが4位、日本化工塗料株式会社の「トマックン」。
なんてマニアックな会社のキャラクターが・・・という感じだ。でもって、そもそも、このグランプリを続ける意味がどれだけあるのか、
という気がしている。今やゆるキャラが乱立してしまっていて、それほどの経済効果は無いのではないか、と。それでも続けるんだろうな
とは思うが。

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11月7日 うるう秒
 いつも唐突に発表される感のあるうるう秒の次回実施が決まった。日本時間2017年1月1日午前8時59分だ。59秒と0秒の間に60秒という
ものが挿入される。このタイミングで色々と不具合が起こる可能性があり、エンジニアの一部は正月は現場で待機という憂き目を見る
ことになったようだ。うるう秒は世界中で一斉に実施される。世界標準時では2016年12月31日23時59分と1月1日の間に挿入される
ということ。つまり、同じように現場待機するエンジニアはヨーロッパ方面では年越しの瞬間になるわけで。世間的には悲鳴があがって
いるようだ。欧米ではクリスマスを重視して年越しは淡白なものらしいので、それほどダメージは大きくないのかもしれないが。
もうちょっと考えたタイミングがあってもいいのではないだろうか。確かにシステム稼働率が低いタイミングで実施するのが常道
なのだろうけど、元日は元日で家でネットをしている人が多いのではないだろうか。企業のシステムを守った形なのだろうけど。
せめてもう少し前にうるう秒の実施が分かっていれば・・・。

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11月8日 道路が陥没
 日本時間の今日の夜から、アメリカの大統領選の投票が始まる。そのため、今日のニュースは軒並み大統領選挙だろうなと思っていたが、
今朝早く、とんでもないニュースが飛び込んできて、夜のニュース番組のトップはそちらに奪われた。福岡県の博多駅のすぐ近くで、道路が
大きく陥没したという。真下では地下鉄延伸のための工事が行われており、それが原因だという。工事現場では水が出てきて、止められ
なかったので緊急避難、地上でも通行止めにしたので、人的被害はほとんどなかったようだ。それにしても5車線の道路が約30 mにわたり
陥没した衝撃は大きい。水道管や電気用の配線、下水管や電話線なども断絶したようだ。本当にまぁ、世の中いろんなことが起こるもんだな
とつくづく思うわけだが。気になったのは陥没した道路に面してコンビニがあったこと。さすがに営業していることはないと思うのだが
ひょっとして、と思わせる何かがある。そして、その従業員やその時に店内にいた客はどうやって避難したのかが気になった。店の入り口
すぐのところまで地面は崩れていたわけで。色々と余計なところが気になる災害だ。

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11月9日 アメリカ大統領選挙
 実際のところ、この選挙結果がどのような影響を日本に与えるのかはよく分からない。だが、何となく会社にいる時もスマートフォンで
その動向を伺っていた。時差がある関係で概ね東部の州から順に獲得者が決まっていく様は独特なものがあった。そして、最後の最後まで
決まらない州も。もちろん、その逆にさっさと決まってしまう州もあったわけだが。結果がどうという話は書かない。ただ、アメリカでも
日本と同じように出口調査を行って、ある程度の開票率で獲得者が決まるんだな、というのは分かった。日本は国内に時差がないので、
完全に同時に結果が分かるのだが、アメリカの場合は西部の有権者は、東部の結果を見てから投票に出かけるということもできるわけで。
それはそれでなかなか興味深いな、と。さて、これから4年間、世界はどう変わるだろうか。

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11月10日 ラニーニャ
 ついこの前まで、エルニーニョだって騒いでいなかったか?気象庁がエルニーニョ監視速報を発表し、10月の観測によると監視海域の
海面水温が低くなっており、ラニーニャ現象が起こっているらしいと予測した。ただ、現象としては弱いので、来年の春には海面水温は
基準値に近づく予測しているという。ラニーニャ現象が起きると、日本では厳冬になると言われている。実際、東京での気温だが、12月
下旬並みの気温というような文言を最近は耳にする。それだけ厳しいのだろう。これだけ気象がめまぐるしく変わると、何をどう考えたら
いいのかが分からなくなってきてしまう。ここ数年、よく言われているのだが、春と秋がほとんど無い状態になってしまっている。
丁度いい季節というのが短いのだ。今年の秋もそんな感じだったな、と。これからはそんなものなのかもしれない。

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