Top雑感2016年5月(1日〜10日)

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5月1日 地面に信号灯
 日本で散々問題になっている「歩きスマホ」だが、問題になっているのは日本だけではなく、世界中で起こっているようだ。ドイツで
歩きスマホをしている人と路面電車が接触する死亡事故が発生。その事故対策として地面に信号灯を設置することになったようだ。まだ
試験的な導入だが、下を見ていても路面電車が接近していることが分かるようにしたというものだ。どれだけ注意しても減らないのだから、
いっその事逆転の発想で、といったところか。歩きスマホはとにかく多い。まだ駅の中などで壁を頼りに歩いているのは、危険を承知で
理解はできるのだが、何もない街中でも歩きながらずっと見ている人がいる。周りが気を遣わないといけないというのが何とも妙な
話であって。あれは周囲が気を利かせているから成り立つ行為だということを認識すべきではないだろうか。周りがそういう認識だから
と言って容認されるべきものでもないのだが。

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5月2日 意外な利用規定
 熊本県での地震の復興支援として、熊本のゆるキャラの絵を色々な人が描いて支援しているのだが、その中で利用規定に抵触するものが
あったとして利用停止になった。兵庫県のゆるキャラが後ろから抱きついてほおずりしている絵なのだが、これがダメなのだそうだ。曰く、
特定のキャラクターと親交のある表現はできない、ほおずりしているため顔の一部が重なっておりデザインの改変にもあたると判断される
とのことだ。厳しい判定だが例外を認めると著作権が守られなくなるということだ。兵庫県側もこの判断を認めるようだ。この手の
問題はデリケートだからこの判断は仕方ないかなという気がするが、特定のキャラクターと親交のある表現を禁止するという規定は
なかなか気づかなかった。熊本県のキャラクターの人気が出てしまったため、他のキャラクターがその人気にあやかることを禁止すると

同時に、親交があると表現されたキャラクターが不祥事を起こした時に巻き込まれる恐れがあるので先手を打っているものだろう。
ゆるキャラは意外と厳しい規定で縛られているようだ。

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5月3日 渋滞予測
 今日から大型連休の中盤戦というか後半というか、とにかくカレンダー通りの休みとなる学校などは今日から3連休が始まる。
そこに合わせてか、行楽地に向かう車の数が凄いことになっていた。朝7時には東名、中央、関越、東北の各自動車道が首都高まで続く
くらいの渋滞。そのまま午後までずっと渋滞していたようだ。そんなに渋滞したら現地に着く時間なんて全く読めなくなるんだろうな
という感じだ。今日、気になったのはそんな下り線の渋滞だけでなく、東名高速でだが上り線の渋滞も観察されたことだ。しかも
新東名との重複区間で、だ。ちょうど清水のところの連絡道で繋がっている部分から東京寄りの場所だったのだが、そんなところが
渋滞する意味がわからないのだ。特に注目度の高いSAやPAがあるわけでもないに、何故?という感じなのだ。長年に渡って
渋滞ウォッチを続けているのだが、これは完全に予想外。日本道路交通情報センターの渋滞予測にも出てこないくらいのものだ。
どうしてこうなったのか、さっぱり分からない。まだまだ渋滞予測にも考慮に入れるべきことがありそうだ。

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5月4日 事故が多い
 どうしてもこの大型連休中は事故が増えるなぁという感想だ。そもそもの通行量の絶対数が増える上に、普段はそこまで遠出しない
ような人が長距離の運転をしたりするからだ。今日、ニュースになったものでも、常磐道で乗用車とバスの正面衝突による30人超の
けが人が出た事故、山陽道でトラックが渋滞最後尾に突っ込んだ事故が出ているが、その他にも交通情報をチェックしているとあちこちで
事故が起こっている。横転転覆事故なんてのはザラだ。実際にはもっと起こっているであろうが、チェックしきれていないのが実情。
そんな状態だから渋滞が無くならないんだよな、とか思ったりもする。いつか持ち上がった、連休の時期を地域ごとに分割しようという
話が完全に消えてしまったのだが、あれはあれで価値があったのではないか、という気がしてならない。東京への一極集中が進む今では
どれだけの効果があるのかは疑問が残るところだが。どこにも出かけるアテのない者のひがみと受け取られるかもしれないが。

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5月5日 高額紙幣
 欧州中央銀行は500ユーロ札を廃止すると発表した。現在のレートで6万1500円程度に相当する。マネーロンダリングやテロリストの
資金調達に使われる懸念が指摘されていたためだ。現在流通している分については今後も合法的に流通を認めるとしているし、ユーロ圏の
雄黄銀行では無期限で500ユーロ札の交換を行うとしている。この手の高額紙幣、ほとんど流通していないんだろうな、というのは
想像に難くない。特に日本以外では高額になるとクレジットカードでの支払いが増えてくるだろうし。アメリカでさえ100ドル紙幣を
使うとかなりしっかりとチェックされたりするわけで。流通量が少ないと、そういうことが起こってくるのだろう。日本の二千円札が
同じような経路を辿りそうな雰囲気だ。かつて、日本でも5万円札か10万円札を作ろうという話が持ち上がったことがあるが、
結局は作られなかった。今となっては必要性も失われてしまっているのだろう。世界的に高額紙幣は消えていく方向にあるのかもしれない。

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5月6日 聖火リレー
 8月5日の開会式に向けて、すでにブラジル国内で始まっている聖火リレーだが、早速辞退を申し出ている自治体があるようだ。
財政難から、聖火リレーの開催に必要な18万レアル、約540万円の経費について、職員の給料の支払いを優先したいので捻出が難しい
と表明しているようだ。既にこの申し出は当初計画されていた3つの都市に及んでいるとのことで、これから影響が広がりそうな
空気を漂わせている。リオデジャネイロ・オリンピックが決まったのは10年前くらいだろうか。その頃は後にBRICSなどと呼ばれる
経済発展著しい新興国の1つだったのだが、今となっては財政難の厳しい状態。なぜあの時リオに決めたんだ?というのは愚問
だと思うが、何故その経済成長がずっと続くと思った?という問いを投げかけたいところだ。思うに、オリンピック開催にかかる費用が
大きすぎるのだ。準備も大変だし。商業オリンピックになり、開催国側も魅せる努力をする必要に迫られているのが原因だろう。
既存の設備でサラッと実施するのが理想ではないだろうか。もっとも、東京はその予定だったが、どんどん開催費用が嵩んでいる
らしく・・・。もう何が何だか。

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5月7日 消えた島
 南太平洋、ソロモン諸島で過去数十年間に、5つの島が消失していることが明らかになった。1947〜2014年の航空写真や衛星写真、
地元の記録などを頼りに調査したものだという。島は単なる砂でできた島ではなく、サンゴ礁で植物が繁殖、最大5 haあったとのことで、
海面上昇や海岸侵食が原因と見られているという。ソロモン諸島と言われてどこなのかがパッと分かる人は少ないかもしれないが、
オーストラリアの北東、ニューギニア島の東側くらいだ。海面上昇で沈むのはインド洋のモルディブがよく例として挙げられていたが
まさかここでソロモン諸島がくるとは。いや、ひょっとしたら調べられていないだけでモルディブも島が消えているのかもしれない
のだが。地球温暖化で海面上昇、島が消えるという話はずっとされていたのだが、本当に消えたというニュースは初めて見た気がする。
今、グリーンランドの氷床が溶けているという話が出ている。きっとまだまだ海面は上がることだろう。次に消える島はどこになるのやら。

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5月8日 ボランティア不足?
 大型連休の最終日なのだが、熊本地震の被災地ではボランティアが足りないとして「超急募」というタイトルのメッセージが出された。
昨日、今日で1000人の募集をしていたのだが、半数程度しか集まっていないというのだ。連休が終わるので遠方の人が地元に帰った
という背景があると考えられている。今回、特にボランティアについては報道が入り乱れた。人が欲しいという報道があった一方では
宿泊施設を用意できないので地元の人に限定したいというニュースが流れたりしていたのだ。何が本当なのか分からない状態が続いていた。
だが、問題はそこではない。ボランティアはあくまでもボランティアであって、善意で来て頂いているということを忘れていないだろうか。
ボランティアが不足しているというのがどこかおかしいのだ。これまで連休で来て頂けたことに感謝すべきであり、不足していることを
嘆くのはどこかズレている。多くの人が本業があってのお手伝いだったわけで、その本業に戻っただけのこと。災害があれば日本中から
ボランティアが際限なく集まると思っている方が間違っていると思うのだ。まぁ、人手不足なのは間違いないだろうが、その解消を
全てボランティア頼みというのはちょっと・・・。

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5月9日 43年振り
 明日、日本に原油を積んだタンカーが到着する。出航したのはアメリカ。シェールオイルで一気に原油輸出国にまで上り詰めたアメリカ
からのタンカーだ。日本がアメリカから原油を輸入するのは実に43年振りだという。原油価格の低下でシェールオイルは採算が合わない
とされていたのだが、企業の集約やら何やらで十分な利益が出るようになったようだ。なんでも、アメリカの方が輸送費がかかるのだが
それでも中東から買うよりも安いのだという。タンカーがパナマ運河を通れないので喜望峰を回ってきているらしいのだが、それでも
安いというのは一体どういうことなんだ?という感じだ。日本にとっては輸入元が増えるのはいいことなのだが、何やら原油の質が
違うらしく・・・。何事もうまくいかないものだな、と。

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5月10日 声かけ写真展
 中年男性が、小・中学生の女子に声をかけて撮影した写真の展示会が物議を醸している。30年ほど前にあった、1つの写真文化と
公式サイトでは説明しているようだが、肖像権や防犯意識が希薄だった時代だから許されることだ、とか、昔から事案扱いなどという
声が上がっているという。なんでも、写真は販売されていたようで、その写真がネットにアップされて拡散することを懸念する声も
あるようだ。これ、別に30年も遡らなくても、約10年前に、女性写真家が、街で出会った小学生を写真に撮って、その写真を集めた
本を出版している。当時は結構売れたのではなかっただろうか。別に批判の声もなかった。違いは撮影者が男性か女性か、被写体が
女子限定か否かだ。なぜそれだけの違いでこんなにも扱いが変わらないといけないのだろうか。別に肖像権なんて要らないという
わけではなく、尊重されるべきなのだろうが、ちょっと騒ぎすぎじゃないか、と。もう少しおおらかになってもいいのでは?

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