Top雑感2016年1月(11日〜20日)

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1月11日 成人の日
 そんな日だったな、と思ったのは夜のニュースを見てからだった。テレビのニュースで成人式の会場に行き、新成人に「大人としての
自覚はありますか?」といったインタビューを行っていたのだ。毎年恒例のようなインタビューだが、これってどうなんだろう、と
思ってしまうのだ。成人式が終わって、突然自覚が芽生えるような物ではないだろう、と。何かをきっかけに突如として芽生える
物でもないだろうし、少しずつ意識として醸成されていく物ではないだろうか。インタビューをしても、ハッキリとした回答が
出てこないのも当然と言えば当然だろう。かく言う私はどうかというと・・・まだまだ子供だなと思うことばかりだ。大人には
なれなさそうな感じ。というか、大人って何だろうくらいの感覚だったりするわけで。

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1月12日 プリンタのインク
 家庭向けのプリンタを販売している大手メーカーが新しいラインナップを発表した。カラーで6500ページ、モノクロ6000ページの
印刷が可能なインクタンクを搭載しているもので、インク補充の手間を省くこと、ランニングコストを下げることを実現したという。
A4モノクロを月300枚と仮定して、2年分のインクを同梱していると言う。新興国ではこのタイプが売れているといい、気兼ねなく
印刷できるをキーワードに国内でも販売するという。このタイプ、実は日本でも過去に売られたことがある。結局、日本では初期投資に
重きを置いた消費者が多かったようで、あまり売れなかったという過去がある。これを再び売ってみたところで、日本人の気質に変化が
起こっていなければ、結局売れないと言うことに。そもそも、最近は印刷する人が減ってきているはずだ。年賀状が主たる用途では
ないだろうか。そのような使い方の場合、インクが無くなる前にヘッドがダメになりそうな気がするのだが・・・。

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1月13日 今度は東日本
 JR九州の豪華列車「ななつぼし」が人気を博し、JR西日本が「トワイライトエクスプレス瑞風」を来年春から運行を予定。今度は
JR東日本が同じく来年春から運行予定の豪華列車「四季島」の情報を発信し始めた。全室スイートルームで、デラックススイートでは
掘りごたつや檜風呂まであるという。季節ごとに3つのコースが想定されているが、青函トンネルを通って北海道までめぐる3泊4日の
コースは1人60万円を超えると見込まれている。なんというか、JR九州に続けとばかりに色々と車両を作って企画しているようだが、
正直言って、時間とお金が余っている人がターゲットだけに、なかなか乗ろうという気になれない。豪華な列車に乗って旅行をしたい
という人もいるのだろうが、時間を気にせず、気ままに行動したい私としてはなかなかハードルが高い。一定の需要があるであろうことは
認めるが。ただ、列車の中で檜風呂はやりすぎじゃないかな・・・。

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1月14日 自動運転の実験
 googleが自社開発した自動運転試作車が行った走行実験の結果が発表された。昨年12月までの14ヶ月で42万マイルを走行したが
運転者が操縦しなければならなかった場面は272回にのぼったという。また、運転手の判断による介入が69回。悪天候や悪路などの
判断が難しい状況では人間による介入が必要となるケースが増えるという。まぁ分かっていたと言えば分かっていたようなものだ。
人間であっても判断を間違える可能性があるのに、それをAIがどうやって認識して決定を改めるのか、それが難しいところなのだ。
人間の場合は、自分の行った操作と実際の挙動の差を感じることができ、その差が生じた原因を直感的にかもしれないが予想し、
修正する操作を考案、実際に操作してその結果を元に正しい操作であったかどうかを考える、という作業を行う。この操作と
挙動の差をどうやってAIが認知するのかが難しいのだと思う。センサーの塊みたいになっていたとしても、だ。それくらい微妙な違いを
人間は認識していると思う。自動運転はまだまだ難しい。

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1月15日 長時間労働削減へ
 野党第一党となっている政党が、長時間労働の規制を強化する法案を今国会に提出する考えを示した。日本経済にとって根の深い悪弊だ
として、サービス残業の禁止、1週間の労働時間への上限設定の厳格化、終業から始業までに一定の休息を義務付けるインターバル規制の
明文化などだ。まぁ色々と施策をするのはいいのだが、労働基準法については労使協定である程度までは上書きができるわけだし、
結局はいくらでも抜け穴があるのが実情。仮にサービス残業を禁止してみても、実際に監視されるわけでもなく、書類上の問題だけ
なのでどうにでもなるわけだし・・・。インターバル規制にしても同様。どうにでもなってしまうのだ。その抜け穴を完全に塞ぐ
ことができて初めての対策だと思うのだが、実際は不可能だろう。このあたりが難しいのだ。

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1月16日 コンビニドーナツ
 2014年秋頃からコンビニ各社のレジ横でドーナツが売られるようになった。そして、売上トップのコンビニが今月19日から全面刷新
すると発表した。投入直後は話題になってそこそこ売れたようなのだが、最近は売れ行きが伸び悩んでいることが原因と考えられている。
目標は600億円としているが、実際、売上2位のコンビニとのドーナツの売上を合算しても510億円に止まっていると予想されている。
ドーナツを食べようというモチベーションがそもそも無いので性格な所は分からないのだが、コンビニに行ってドーナツを買うか、
という感じにはならないのではないだろうか。もしくは、値段と品質が合致していないか。コンビニの場合は「ついで買い」も売上に
貢献していると思うのだが、何かのついでにドーナツという所もあまり・・・。中華まんやおでんのように寒いからと言って食べたくなる
ものでもないし。売れるキッカケが難しい商品のような気がする。そう思うと、ドーナツ専門店は凄いな、と。

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1月17日 初期不良率
 昨日から行われている大学入試センター試験。そのリスニングの機械の初期不良率というのを追い続けてもう何年になるだろうか。
ICレコーダーの不具合かどうかは分からないのだが、リスニングのやり直しの数が公表されるので何となくわかる状態。今年の外国語
受験者は53万636人、リスニングの再試験ややり直しは253人、そのうち愛知県の会場で照明が消えるトラブルでのやり直しが120人
ということなので、単純な引き算で133人が機器トラブルと考えられる。そうすると不良率は0.025%となる。前回が不明で前々回が
0.017%。そろそろ底を打っているかなという印象だ。大体0.02%前後といったところか。極端に高い値段にするわけにもいかないので
このくらいが精一杯だろう。頑張っている方だとは思うが、やはり公平性に欠けるというか何というか。試験会場では何が起こるか
分からないのだから、それくらいは仕方ないのかもしれない。鼻血を出す人もいるし、時計として目覚まし時計を持ち込む人も見たし。
ま、色々あるってことだ。

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1月18日 雪で乱れた
 昨夜遅くから今朝にかけて、雪が降ったせいで、首都圏の鉄道ダイヤが乱れた。ニュースを見ると大いに乱れたとあるが、実際に
会社に電車で来た人に言わせると、10分遅れただけ、というケースもあるようだ。もっとも、昼過ぎまで乱れていた所もあるようだが。
今回のダイヤの乱れには、雪の時に行われる間引き運転が一因とも見られている。私鉄では通常の6割にまで減らした会社もあるようだ。
結果として乗客が乗り切れず、混乱を助長した、ということだ。これ、なんとかならないのだろうか。列車が遅れるので通常の運転間隔
では駅の間で止まる恐れが出てくるし、停車中に雪の重みで架線が切れると相当に面倒なことになるのは分かる。だが、雪が降ったから
と言って通勤する人の数が減るわけではないのだから、運行本数を減らすと混雑するのは明らかなこと。もうちょっと考えることが
あったのではないだろうか。というか、首都圏は雪に弱すぎる。

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1月19日 同一労働同一賃金
 首相の施政方針演説の骨格に入っているそうだ。雇用形態に関わらず、職務内容に基づき同じ賃金を確保するというもの。正規雇用と
非正規雇用、男性と女性の賃金格差解消を図るとしている。まぁそうはならないんだろうな、というのが目に見えているので何とも
悲しいところだ。男女では可能かもしれないが、正規と非正規ではどうしても差が生じる筈なのだ。非正規の場合、どうしても企業秘密の
関係があって出席できない会議があったりする。部門としての方針の決定だとかそういったもの。それ以外の仕事が同じであったと
しても、そういった運営関連の部分で差が出る筈で、同一労働とは見なさないであろうから、同一の賃金とはならない、というのが
私の予想だ。何らかの理由で期間限定であれ安い労働力が手に入るというのが非正規の市場のウリである筈だからだ。会社が負担する
社会保障の分の差はあるのかもしれないが、それでも「同一労働」が成り立たない以上は「同一賃金」にする必要はなく、安い労働力
としての雇用になると思うのだ。ちょっと難しいんじゃないかな・・・。

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1月20日 バス事故
 それが起こったのは1月15日の午前1時55分頃だとされている。軽井沢でスキーツアーに向かうバスが転落事故を起こして
15人が死亡したという事故だ。その記憶が冷めやらぬ今日、まさに今ならバスの運転手も注意するだろうから安全じゃない?なんて
世間話をしていたのだが、東京でバス事故が起こった。今回は中央分離帯に衝突するというもの。よくわからないのが、交差点を
直進している感じなのに中央分離帯に当たっているという点。しかも運転席がある右側を。幸いにして死者は出ていないのだが、
何がどうなっているのかがさっぱり分からないのだ。今事故を起こすと、世間から注目されるのはわかっているだろうに。関越道で
高速バスの事故があったのは何年前だっただろうか。それ以来、高速バス間連の規制は厳しくなっているはずだ。にも関わらず、実際は
その規制から外れたことが行われているらしいのだ。今更、高速バスが高級路線に走れないのも影響しているかもしれない。
思い切った変革が必要なのだろう。

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