Top雑感2016年1月(1日〜10日)

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1月1日 貨物新幹線
 新幹線などの場合、所要時間は最高速度に影響されるのではなく同じところを走る最も遅いものに影響される。東海道新幹線の場合、
最も遅いこだまがいかに早く退避線のある駅に入れるかがカギ担っている。今回、新しく計画が出たのは北海道新幹線。より正確
には、新青森-新函館北斗間、青函トンネル内だ。風圧でコンテナが倒れる恐れがあるために速度を落として走行している。
そこで、新しく壁を設けた車両を開発して速度をあげて走ろうというものだ。貨物の速度も上がるが、旅客用の新幹線の所要時間も
少なくなると予想されている。本当にまぁ、色んなことを考えるもんだなぁと感心してしまう。これ、速度が新幹線並みということは
引っ張る機関車も新幹線車両がベースになるはずで。新幹線は複数の車両に積まれたモーターで加速するが、貨物列車は機関車の
モーターのみだろう。これがいけるのかどうか、だ。気になるところは色々とある。実用化は2020年が目標。静かに見守ろうと思う。

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1月2日 Uターンラッシュ
 今回の年末年始は曜日の並びが悪い。三が日が金、土、日に該当している。そのためか、今日、1月2日に既にUターンラッシュが
始まった。どういうわけか、近年稀に見るほどに長い渋滞が観察された。5月の大型連休でもあそこまで長いのはなかなか見ない。
午後3時には発生していたが、その勢力は大きく衰えることなく、夜7時頃までは続いていた。この渋滞の発生の仕方は、
日本道路交通情報センターの予想を上回るものであり、色々と想定外であったようだ。2日に疲れて帰宅して、3日は休んで
4日から仕事という流れだろうか。実は今年、5月の大型連休も並びが悪い。3、4、5日が火、水、木と成っており、学校としては
完全に宙に浮いた3連休なのだ。社会人は有給を使ってくっつけるのだろうが。だからどうしたというわけではないのだが、
何となく観光が振るわない年になりそうだな、と。

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1月3日 吉のインフレ
 おみくじの内容が変化してきているという。参拝者の気分を悪くさせたくないとして凶を取りやめる一方で、大吉のさらに上、
大大吉を設定してみたり、向(むこう)大吉やら凶後(のち)大吉なんてのを設定してみたり。吉凶交交(こもごも)、吉凶未分
(いまだわかれず)といった判断に困るものや平なんてのも出ているようだ。今のおみくじでさえ、細分化されすぎて、順位が
よく分からなくなってきているというのに、これ以上解釈を増やさないで欲しいところだ。今年の初詣でひいたおみくじは
末吉という結果だったわけで、通常は凶の1つ上とされる程度の内容。これくらいで十分だと思うのだけど、世間的にはどうやら
そうでもないらしい。不安が多い世相を反映していると評する学者もいるようだが、ただ単に分かりにくくしているだけ
なのではないか、と。

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1月4日 7人死亡
 正月三が日、東京都内だけでの数字でこれである。餅を喉に詰まらせて死亡した人の数だ。救急搬送されたのは19人。東京都内は
他の地域に比べて人口は多いかもしれないが、高齢者の割合はそこまで高くない筈なので、全国的な数字にするとどうなってしまうのか
考えたくもない。これ、毎年こういう数字が出てくるわけで、餅を食べるという習慣を考えなおしてもいいのではないだろうか。
小さく切ってゆっくり噛んで食べるように、なんていう注意の呼びかけを行っているようだが、そういう問題ではないだろう。そんなことは
誰もが分かった上で餅を食べている筈なのだ。それでもこの数字だ。もうここまでくると、餅という食材に問題があると考えるのも
自然なことではないだろうか。伝統だから、というのは理由にならない。考え直す時期かもしれない。

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1月5日 ポイントカード一本化?
 民間各社から乱立するように出ているポイントカード。それをマイナンバーカードに一本化できないか、という話が出ているようだ。
総務省の仕事始めで総務大臣が指示したとされているものだ。各種ポイントカードの他、銀行、図書館、商店街のカードまでも一本化
しようというものらしい。来年春以降の実現を目指すとか。これ、よくわからないのだが、マイナンバーは使用目的が税金間連と
社会保障、災害対策の分野でのみの使用を目的としていたはずだ。仮にポイントカードでのポイントはカードのICチップに書き込むだけで
番号の情報は取らないとしていたとしても、情報を抜き取られる可能性はゼロではない。ただでさえポイントカードで個人の購買活動が
企業側に把握されているというのに、マイナンバーカードに一本化されると、全ての購買活動が個人を特定できる形で、国に至るまで
把握されるということ。やるかどうかは別として、技術的には可能だし、その可能性を否定できるだけの材料がないという話。
これってかなり恐ろしい話だと思うのだけど・・・。果たして本当にそうなってしまうのだろうか?まぁ、私はポイントカードを
全く持っていないので問題ないのだが。

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1月6日 水素爆弾
 北朝鮮が水素爆弾の実験に成功したと発表し、世界中に緊張が走った。気象庁ではマグニチュード5.0相当の揺れを地震計で観測
しており、それが実験の結果のものであると考えられている。自分が持っている水素爆弾の知識が正しいものなのか、色々と調べ物を
してしまったのだが、概ね間違ってはいなかった。現在実用化されている水素爆弾の点火には原爆と同じ原理のものが使われている
ということ、同じ威力を出すのであれば、水素爆弾の方が圧倒的に小さくできること、しかし、技術的にはかなり高度なものが要求
されるといったところだ。いやはや、凄いな、という感じだ。今の所、色々な報道を見てもハッキリしていないのは、本当に水爆
だったのか、いわゆる原爆の実験だったのか、実は単なる地震だったのか、だ。北朝鮮が水爆と言っているだけで、確たる証拠は
得られていないのが実情のようだ。だからと言って違うという保証はないのだが。まだしばらく情報が出揃うまではニュースが
続きそうだ。

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1月7日 1GB定額プラン
 これを取り上げると、私が使っている携帯電話の会社がバレるのだが、別にいいだろう。ソフトバンクがデータ通信1GBで
月額2900円というプランを4月以降に提供するという。通話関連のプランと合わせると、月額で5000円を切ることもできるという。
総務省が低容量のデータ定額プランを作るように指示していたものに応えたと考えられる。さて、私自身の月当たりの通信量を
確認してみたところ、多くても0.4 GB、通常は0.3 GBを切るくらい。色々と設定をして、必要最小限のアプリにのみ、携帯電話の
回線を使う権限を与えているからだ。バックグラウンドで通信を行うので、自然と通信量が増えると言われているが、それは全て
設定次第なのだ。会社にいる時に調べ物をしたりするので、通信量がゼロにはならないのだが、スマホでもここまで通信量は
減らせるのだ。提供されたら乗り換えようかな・・・。

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1月8日 据置税率
 なかなか国会中継を見れないので、夜のニュースでそのダイジェストを見るにとどまるのだが、その委員会の様子で気になる単語が
出ていた。「据置税率」という言葉だ。2017年4月から消費税率が10%に上がる際に、食料品の税率を現行の税率と同じ8%にする
ことになっている。これが「軽減税率」と呼ばれているものだが、それに対して、現行と同じ税率なのだから、「据置税率」と表現
したものだ。軽減税率を行うことで、財源が足りなくなるという議論がされているが、それは「軽減」という言葉の印象に引きずられている
だけであり、実際は一部を据え置いて他の税率が上がるのだから、税収は増える筈だ、という野党の主張が何となく見える。主張は
分かる気がするのだが、言葉遊びをしている場合ではないとも思う。あと1年ちょっとになるのだが、節約するようになるんだろうな、と。

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1月9日 4案に絞られた
 2020年の東京オリンピック、パラリンピックのエンブレムの話だ。昨年末から1万5000点あまりの応募作の審議が始まり、
現時点で4作品に絞り込まれているという。商標の関係でまだ公開されていないが、調査と手続き後、3月〜4月頃の公開になる
のではないかと見込まれている。ここらか決まるという。ただし、国民投票は行わないということが発表されており、公式サイトで
意見を募るのが精一杯ではないか、とのことだ。世間の評判を眺めてみると、この過程については冷ややかに見られており、
結局は密室会議で話が進んでいることを指摘する人もいるようだ。先行委員会は冒頭の30分程度がネット中継されるなどで公開
されたが、商標の関係もあるので、実際の審議の部分は非公開のまま。これではあまり前回と変わらないのではないか、という
印象だ。国民の声を、と謳ってみたところで、作品が一般公募になっただけで・・・.もともと、あまり盛り上がっていないんだよな。

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1月10日 鍵もスマホで
 自宅や店舗の鍵をスマートフォンや携帯電話でタッチするだけで開けられるようになるツールが販売されている。鍵はデジタルで管理
されるので、基本的に複製はできないし、短期の利用者にもその権限を与えられる。利用通知もできるので子供の帰宅の確認や
ホームヘルパーを頼む時にも使えるという触れ込みだ。後付けなので、今のドアキーの上に貼り付けるだけで導入できるという。
まぁこうなる未来は予想されていた。ポケットの中のハンカチ以外の物は全て携帯電話の中に入るだろう、と言われて久しいので、
鍵が入ったところで別に驚くほどのものではない。問題は本当に複製されないのか、ということ。詳しいテクノロジーは公開されて
いないのだが、開閉に使うのが、携帯電話の端末がそれぞれに持っている番号であればいいのだが・・・。これ、前提がスマホなら
無くさないだろう、というところにあるのだが、話はそんなに単純ではなくて。スマホを無くしたのなら鍵屋でなんとかなるが、これは
もう救済の手段は無いのでは?無くす他に水没で使用不能の可能性もあるだけに、鍵よりもリスクが高いのでは?何でもスマホに
統一すればいいというものでは無いと思うのだ。

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