Top雑感2015年12月(21日〜31日)

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12月21日 カフェイン中毒
 例えそれが塩であろうが、摂取しすぎると死亡するというのは分かっていたことだ。今日のニュースでカフェイン中毒で20代の男性が
亡くなっていたことが流れた。司法解剖したところ、血液から高い濃度のカフェインが検出された他、胃の中にはカフェインの錠剤が
見つかったという。ガソリンスタンドで深夜〜早朝にかけて仕事をしていたということで、カフェイン入りの所謂エナジードリンクを
常用していたという。カフェイン中毒死は前例がないと厚生労働省は発表しているようだが、起こるものは起こる。相当量を摂取
したのだろうが、あまりそういう認識はないのだろう。薬じゃないから、いくら飲んでも平気という認識が世間的にある気がする。
他にも漢方薬には副作用がないとか、天然由来の物は安全とか。そろそろそういう盲信を改める活動をテレビなどで大々的に
行うべきだと思うのだが・・・。

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12月22日 ケーキが高値
 そういえば、コンビニとかでもあまり積極的に売りに出ている空気を感じないなと思っていたのだが、こういう背景があるのかもしれない。
ケーキの材料となるものの高値が続いているのだという。数年前から慢性的に続いているバターに加えて、アーモンド、さらには物価の
優等生とさえ言われた卵でさえも高い状態が続いているという。卵については円安で飼料代が高止まりしているのに加えて、外国人
観光客向けに鶏肉の需要が高まっているのも影響しているという。お菓子業界としては書き入れ時なのに、苦しい状況に追い込まれている
という。一体どうしてこうなった?需要の増加と供給の伸び方のアンバランスが原因だとは思うのだが、何故?という思いは拭い去れない。
というか、そもそも、クリスマスにケーキを食べるという習慣もよくわからないのだ。チキンというのはもっと分からないわけだが。
別に普通に食事をすればいいんじゃないか?とか思っているのだ。年末年始は何かとイベントがあるわけだし、クリスマスで騒がなくても
いいのではないだろうか。

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12月23日 公選法の不備なのか?
 来年夏の参議院議員選挙から選挙権は18歳以上となるわけだが、18、19歳のうち約7万人が公職選挙法の不備で投票できない恐れが
出ているという。厳密な条文は分からないのだが、どうやら4月1日前後に進学や就職で転居するのが原因にあるようだ。転居した場合に
選挙人名簿に登録されない恐れがあるという。一定の自治体に3ヶ月以上、住民票があることが条件だったわけだが、転居して間もない場合
転居前の住民票を元に選挙人名簿に登録される。そのあたりのシステムが上手くいかないようなのだ。急遽議員立法で改正案を提出
しているとか。1月中に成立させる必要があるとかないとか。これって今になって慌てるような事なのか?もっと前から分かっていた
筈の事ではないのだろうか?今更感が強すぎて、何をどうしていいものやら。そんな名簿管理なんて、すでに電子化されているのだから
良いように調整するだけだと思うのだけど・・・。そこにも法律が要るというのが何とも・・・。

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12月24日 人工知能を相手に
 こういう日に会話できる人工知能と遊んでみると、なかなか面白い。特別な反応をしてくれそうだからだ。とりあえず、Microsoftの
会話する人工知能「りんな」にメリークリスマスと送ってみたところ、1人で写っている写真を要求された。その辺にあった適当な写真を
送付してみたところ、顔ハメ看板のように加工され、ご褒美をあげたいとして送り返された。う〜ん・・・。そして、この手のイベント
ごとでは外さないSiri。メリークリスマスと話しかけると「ちょっと気が早いですよ。クリスマスは明日です。」といたって冷静な反応。
素晴らしい・・・。「クリスマス 1人」とか「クリスマス 寂しい」とかだと「私がいるじゃないですか」と返ってきた。
実際には去年の今頃に話題になった返答であり、あまり変わっていないことが分かる。りんなは変な機能が次々と変な機能が付加されて
いくし、Siriは新しい言葉を覚える割には昔ながらの返答を続けるという性質。どちらかというと、Siriの方がいじりがいがあって楽しい。

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12月25日 電力小売自由化
 来年4月から電力の小売が自由化されるのに伴い、様々な異業種から参入が発表されている。これまでだと鉄道会社や東京ガスが
話題をさらっただろうか。そしてついにコンビニも参入することが発表された。厳密にはそこに他の会社も関わっているのだが
コンビニ側は電力を調達して、合導出資会社を通じての販売となる。コンビニチェーンが発行しているポイントカードに
ポイントがたまったりするという。営業活動はコンビニの店内で行えばいいので、宣伝費が浮くだけに、何かと都合がいいのかも
しれない。電力小売は既に90社近くが登録されており、100社程度が申請中だという。こうなってくると力を持つのは送電網を
持っている所になりそうだ。発電と送電が別々になるのはその通りなのだろうが、今度は送電側が必要以上に大きな権力を
持たないかが心配だ。本当のところ、どうなるのかは動いてみるまで分からない。

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12月26日 宇宙での免疫反応
 今年3月から1年間の国際宇宙ステーション滞在を行っているある宇宙飛行士。実は一卵性双生児であり、地上にいるもう1人と
比較することで、無重力の影響を調べる実験を行っていたようだ。その中で、今回行われたのが、インフルエンザの予防接種。
宇宙船の中は無重力に加え、病原菌が少ないという特徴があり、免疫反応にどのような違いが出るのかという結果が待たれている。
将来の火星探査に生かすことも目的としているようだ。まぁ目的は自由に設定してもらうとして、宇宙船の中では病原菌が少ないので
予防接種の必要はないだろうし、火星に病原菌がいたとしても地球での予防接種が役に立つのかどうかは分からない。インフルエンザに
関わらず、全ての予防接種について、だ。そんな状況で、予防接種にどれだけの意味があるのか?という問題にはならないのが
不思議だったりする。無重力が人体に与える影響の調査の一環、という方がまだしっくりくる。NASAのやっていることなので
なんらかの思惑はあるのだろうが、あまり伝わってこない。結果には興味があるが。

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12月27日 閉鎖空間での実験
 JAXAが一般公募する実験。国際宇宙ステーションを模した空間に2週間滞在してもらうというもの。20〜55歳の健康な男性を対象に
8人が閉鎖された空間に2週間滞在、専用設備からは外に出ず、宇宙食を想定した保存食だけの生活を行うという。血液や唾液を分析して
ストレスを確かめ、実際の宇宙ステーションでのストレスの検査方法を開発するのを目的としているという。報酬は1人38万円。
1月に最初の8人を決め、最多で4回の公募を考えているという。この手の実験、JAXAに限らず世界各地で行われており、期間も
火星探査を想定したもっと長期のものもある。ただ、ストレスの測定に特化したのは初めて聞いた。2週間で38万円というのは
なかなかの金額だと思うが、果たして。これ、どういうメンバーが一緒になるかで結果が大きく変わりそうだ。初対面の8人というのは
ストレスが大きそうだが、それまでの訓練で信頼関係を築いた人同士であれば平気なような気がする。実際にはどれだけストレスが
溜まるのかという実験ではないと思われるのでいいのだが、目的がどのような行動がストレスをためることに繋がるのかを一緒に
調べるのであれば、色々と難しい実験になりそうだ。2週間で38万円、悪くない仕事だと思う。

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12月28日 毎年恒例
 この呼びかけも毎年恒例だなと思う。新年、日付が変わった直後のメールや電話を控えるように呼びかけるものだ。来年の1月1日は
0時から30分間は控えてほしいというのが携帯電話各社からの呼びかけだ。果たして言う程の通信量があるのだろうか、というのが
疑問だ。最近ではインターネット回線を使っての情報のやりとりの方が増えているのではないだろうか。できることなら、この自粛の
時間帯に実際にどれくらいの通信量があったのかを公開してほしいところだ。呼びかけるだけ呼びかけておいて、その結果の報告がない
というのは、いかがなものかと。会社では結構こういう点を指摘されることが多い。多くの人を動かして何かをしたのであれば、その
フィードバックはすべきだと思うのだ。正月の一時的な通信量のピークのために設備投資をするのが戦略としては正しくないことは
分かるが、お願いしておいてそれっきり、というのであれば守らない人が出てきても文句は言えないだろう。

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12月29日 硫酸の漏出
 オーストラリア北部での貨物列車の脱線事故で、大量の硫酸が漏れ出した。硫酸を積んでいたタンク車の1つが破裂したらしく、
そこから硫酸が最大3万1500リットル漏れ出した可能性があるという。他のタンク車からの漏出はなさそうだということだ。
今の所、近くの水路でも特に異常は認められていないという。大量輸送の手段というと船が思い浮かぶが、陸上の場合はやはり
鉄道だろう。きめ細かい配送にはトラックが欠かせないが、大量に運ぶにはやはり貨物列車だろう。それだけに事故が起こると
大変なことになり、今回もその例。硫酸がどんなものかは化学をやっているので分かるのだが、それが3万リットルと言われると
どうやって後処理をしたらいいものかと悩んでしまうほどの量だ。実際、どのように処理をするのかは分からないが、そのまま
流してしまうのは忍びない量だ。大量輸送も考えものだな。

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12月30日 観光地
 何となく、寂れた観光地に行くことがよくある。意図して選んでいるわけではなく、地理的に面白い場所だったり、ちょっと気になった
場所が意外と寂れていることが多いというだけ。そういう所に興味が向いているとも言えるが。で、年賀状も印刷し終えたので、以前から
気になっていた某観光地へ。そしてやっぱり寂れていた。一応、入場料200円を払って某施設に入ってきたのだが、その料金を払う
窓口のおばちゃんが、窓口の中でパズル雑誌を解いていたというあたりからも、何となく察してもらえればと思う。しかも、
客側からハッキリと見える、支払口の所で雑誌を広げていたというから、どれだけユルイかがうかがえよう。どこかは明記しないが、
地理的に興味があったというのが正直な所であって、集客力があるとは思えないので当然の状態なのかもしれない。世間の人も
もっと色々なものに目を向けるべきだと思うのだ。テーマパークや、冬のイルミネーションのような分かりやすいものだけでなく、
色々と見て回るべきだと思う。地理なんてその典型だと思うのだが・・・。学校で勉強した知識そのものが見れるのだから・・・。
まぁ、共感してもらえないのは予想できるが。

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12月31日 年取りの晩に思う
 もうそんな言葉が失われるのも時間の問題かもしれない。年をおうごとに、大晦日の夜というのが普通の日と変わらない日に
なりつつある。少なくとも私の中では普通の日だ。休みだから日中はダラダラしているというだけで、普通の日と違いがない。
世間を見回してみても、そこまで特別な日という感じは受けない。誰もが年中行事に重きを置かなくなったためなのか、
場所が悪いのか。事実、アメ横では数100万人の人出を見込んでいるとか、蕎麦屋では平日の10倍の食数を用意しているとか
ニュースで出ていた。もうさ、必要以上に色んなことをやるのはやめようよ・・・。年末年始のテレビ番組表をチェックしたが
特番だらけで、実質2日以降は見たい番組もなく、どうしていいのか分からなかった。いつも通りでいいんだけどな・・・と。
ちなみに、高速道路は今日はほとんど渋滞も発生せず、何の面白みもなかった。

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