Top雑感2016年4月(11日〜20日)

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4月11日 そこまでスマート化?
 様々なものをスマートフォンに連動させる動きがあるのだが、とうとう歯ブラシまでそうなった。加速度センサーを歯ブラシに取り付け、
歯磨きの動作をリアルタイムで把握、スマートフォンで確認できるようにしたという。正しく歯を磨くとモンスターが消える子供向けの
ゲームに連動させたりできるという。さらにはデータを家族で共有できるという。何がしたいのか、その解釈に悩んでしまう。歯ブラシに
取り付ける装置は5000円するという。いやはや、本当にどう理解していいのかが分からない。そんなことまでしないといけないのか?
という気になるし、わざわざスマートフォンに連動させなくても・・・という気にもなる。これだけ応用範囲が広いからこそ、
スマートフォンが持てはやされているのかもしれないが、そりゃ電池がすぐに無くなるというのも納得できるな、という感じだ。
歯磨きくらい、好きにやらせてくれよ。

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4月12日 オートライト義務化
 日没前後の交通死亡事故が相次いでいるとして、国土交通省は自動車メーカー各社に対して、明るさが一定以下になった時に自動的に
ヘッドライトが点灯する機能の装備を義務付ける方針を固めた。EUではすでに義務化されており、EU向けの車には搭載している機能なので
新たな技術開発は不要だ。対象は四輪車の新型車としている。これからライト点灯の基準を議論するようだ。これ、今、私が乗っている
車には搭載されているのだが、トンネルがあるところなどでは結構便利だったりする。だが、暗くなってからはスイッチをオートではなく
普通の点灯のところにしている。交差点で赤信号で止まった時は車幅灯にするし、高速道路の時はトラックに道を譲る時にもメインビームを
消したりする。そういったことをするのにオートライトは不便だからだ。オートライトが義務化されたところで、デイライト運動をする
事業者はいるだろうから、普通の点灯のスイッチは消えないだろうけど、オートにする人が増えるんだろうな、と。ライトの情報は
意外と重要なんだけどな。

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4月13日 最近は見ないな
 通称BSOD、blue screen of death、つまり死のブルースクリーンは初期のWIndowsではよく見られた。メモリの障害やドライバのエラー
など、何らかの原因でPCがクラッシュすると表示されるもので、そこにある情報は多すぎて読めないか、少なすぎて情報がないかのどちらか
だった。それが、Windows 10の次期メジャーアップデートでそれが変わるという。噂によると、そこにはQRコードが表示され、
そこにはクラッシュの原因を説明するWebサイトに誘導されるという。さらにはクラッシュした情報をMicrosoftの担当者に送信する
こともできるようになるかもしれないという。最近は滅多に見なくなったな、と思う。表示されたからと言って、何をするでもなく
再起動するのだけど、それでも驚くのは事実。そこにある情報が全くMicrosoftに伝わらないというのは勿体ないと思ったのだろう。
ブルースクリーンを頑張るよりも、ブルースクリーンが表示されないように頑張れよ、という議論はしてはいけないのだろう、きっと。

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4月14日 震度7
 帰宅したらこのわだいで持ちきりだった。21時26分頃に九州地方を震源とする地震が起こり、熊本県の益城町で最大震度7を
観測したというもの。マグニチュードは6.4だが、震源が浅いために震度が大きくなったようだ。その後も震度だけなら大きな
余震が続いているようだが、その後しばらく経っても驚くほどに死者数は増えてこない。さて、この震度、気象庁震度とも言われる
ものなのだが、最大震度は7ということで、今回は最大の数が出てきたことになる。こういうものは最大の数字が出たらマズイのでは
ないか?という気がする。つまり、その区分に入ってしまうと、強弱の議論ができなくなるからだ。つまり、他と比較して強いことは
分かるのだが、それ以上の議論ができないのだ。なお、アメリカで使われているメルカリ震度の最大階級は12、「あらゆるものが
崩壊する」と表現されている。さすがにこれは出ないだろうという気がする。どんな地震が起きても議論できるようにするには
こうなるのかもしれない。出たら終わりだな、という気がするが。

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4月15日 意外と被害が・・・
 昨日の夜の地震、地震が発生したのが夜だったので被害の全容が分からない状態だったのかな?とか思っていたのだが、どうやら
そういうわけではなく、24時間経った後でも意外なほどに被害が小さい。けが人は多いし、建物への被害も大きいのだが、死者が
一桁だ。別に人数の多寡で議論するべきではないのは分かるのだが、やはり東日本大震災は津波での被害が大きかったのだなと
いう感じだ。別に節電するわけでもないし、自粛ムードが流れるわけでもない。さすがにテレビで公共広告機構のCMをチラホラと
見かけるなというくらいで、いたって通常営業。震度だけで議論すれば今回の方が、よほど大変なことになっているというのに。
結局の所、東京になんらかの影響がない限りは何も起こらないんだな、と。こういう風潮、やめませんか?

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4月16日 テレビが通常営業に
 熊本地震とでも名付けられるのだろうか。比較的大きな前震が14日、本震が16日にあったわけだが、テレビが全て今日の深夜には
通常営業に戻ったようだ。あの公共放送でさえ普通の放送に戻ったのだ。いかに今回の地震が東京方面にとって興味がないかが
よく分かる。今でも余震が続き、一体いつになったら収束するのかが分からないし、情報も特別新しいものが出てこないからだろう。
東日本大震災の時は津波が起こるし、原発は大変なことになるしで、とにかく情報が多かった。もっとも、それはあくまでも東京の
理論であって、現地の人にしてみれば情報は極めて大事な物であって、地震情報の放送を続けて欲しいと思っているのだろう。
結局、この手の放送内容を決めているのは東京を中心とした理屈でしかないのだろう。そして、この地震、最終的にどこに行き着く
のだろうか・・・。

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4月17日 自粛ムード?
 地震関連のニュースばかり流れていて、こちらとしても情報不足の感が否めない状態。そんな中出てきたのが、地震直後のテレビの
自粛ムードについてだ。賞賛する人もいるし批判する人もいる。それぞれが思うところを述べていればいいと思うのだが、きになるのは
本当にそんな雰囲気があったのかどうか、だ。確かに地震があった直後はニュースばかりやっていたが、その後はすぐに通常営業に
戻って行ったし、今となってはかろうじて公共放送でL字型の枠で情報を伝えている程度。基本的に自粛していた雰囲気は全く感じ
られなかった。流れてくる情報では被災地はかなり大変なことになっているようなのだが、東京方面ではすっかり興味がなくなっている
状態。そんなもんなんだよな、東京って、と思っている次第だ。きっと明日からは会社も含めて完全に通常営業に戻ることだろう。
残念なことだ。

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4月18日 約1トン
 つい先日、Appleがトップページに環境対策についての情報をアップした。曰く、iPhoneなどを分解、資源を回収する専門のロボットを
作成して、部品を無駄なく回収しているという。その成果なのか、リサイクルを行ったApple製品から2015年の1年で約999 kgの
金を回収したと発表した。金額にして43億円だとか。他にも、鉄、アルミニウム、銅、銀も回収しているという。これらの金属を回収
する際に問題になるのは回収にかかる費用と回収した金属の費用だ。ある程度は利益が出るとは思うのだが、43億円のうち、
どれくらいが回収費用で消えるのかは気になるところだ。その費用を少しでも多くするためのロボットの開発なのだろう。初期投資こそ
かかるものの、その後の人件費は削減できるし、新しい機器についての情報を入れれば特に教育する必要もない。長期的に運用できれば
初期投資を回収できるということなのだろう。Appleはそこまで見越してのロボット開発だったのだろう。さて、何年で回収する
予定なのやら・・・。

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4月19日 管工事組合
 断水が続く熊本地震の被災地での水道の復旧を今週中になんとかしたい、という発言を厚生労働大臣がしたようだ。「全国の管工事組合に
協力してもらい・・・」とのこと。現在でも12万世帯が断水、人工透析や産婦人科では特に水が必要なのだが、その他にも避難所の
衛生管理にも必要だ。まぁ、とにかく水は重要なライフラインなわけで。と、気になったのが管工事組合という言葉。そんなのあるのか?

と思って検索してみると、見事に出てくる「全国管工事業協同組合連合会」略称「全管連」が。きになるのは国道交通大臣認可組合
であって、厚生労働大臣の管轄下にはないということ。政府なんだから、横のつながりでなんとかしてくれるとは思うのだが、
日本の行政は何かと縦割りだったりするわけで。何にせよ、全管連、凄い名前だ。

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4月20日 泡消火剤
 どうも地震の影響でその他の小さなニュースが流れるのにタイムラグが生じているようだ。これが起こったのは15日午前2時半頃だと
いうから、なかなか写真も残っていないようだ。福岡市内のとある道路が謎の泡に包まれるということがあったようだ。結論としては
通り沿いの駐車場に設置されていたスプリンクラーの誤作動だったそうだ。駐車場なので油火災が考えられ、それを消すための
泡消火剤が採用されていたようだ。そんなことが理解できるのは危険物取扱者の勉強をした人だけなんだろうが、こればかりは
仕方ないだろう。道路に泡が溢れていたら、なかなかそんな発想にはならないだろうし。実際のところ、昔ながらの粉末消火器は
使った後の後始末が大変。泡消火器も一緒。その点、二酸化炭素消火器や二酸化炭素を吹き出すタイプのスプリンクラーは、後始末が
楽で、こういった事故も起こらないのが利点なのだが、何しろ目に見えないので気づいたら窒息という可能性も。世の中うまくいかない
ものだなぁと思ってしまう。

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