Top雑感2015年11月(1日〜10日)

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11月1日 188
 この番号で何処に繋がるかが分かる人というのはどれくらいいるのだろうか。110や119は当然として、どちらがどちらかは定かでは
ないものの117と177も有名だろう。118も浸透させようと必死になって色々と広報活動を繰り返している。そんな中で出てきた188。
消費者ホットラインなのだそうで、悪質商法や製品事故など生活トラブルに関する相談窓口を案内するところなのだそうだ。
導入は今年7月。恥ずかしいかな、全く知らなかった。実際、内閣府が行った世論調査でも名前も番号も知らないと回答した人が63.0%
にもなったようで、問題になっているようだ。こういうの、官僚など、物事を決めた中心近くにいると気づきにくいのだが、制定して
発表しただけで浸透するというのは大きな間違いなのだ。一度説明すれば分かってもらえるとか、一度発表すればそれで覚えていてもらえる
とか、そんなわけはないのだ。しつこいくらいに周知しないとダメなのだ。消費者庁だと思うが、考えが甘すぎる。

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11月2日 後片付けはボランティア
 渋谷でのハロウィンの大騒ぎの翌日、ちょうど昨日に当たるのだが、そのゴミの片付けに追われたのはボランティアだったという。
ニュースを見る限りでは、結構な数の人が出て、みるみるうちに綺麗になっていった、という表現がされていた。そのボランティアの
人たちは、ハロウィン当日の過ごし方は家にいた、というから考えさせられる。大騒ぎをしてゴミを置いていった人が多数いる一方で、
それを全く別の人たちが片付けるという図式になっているのだ。これって問題なんじゃないか?と。片付けるまでがハロウィンです
とは言わないが、せめて自分で出したゴミは自分で持ち帰るようにしろ、と。ニュースでは渋谷にゴミ箱が少ないから仕方ないと
話す若者がいたようだが、捨てる前提が間違えているのだ。このまま間違えた方向で浸透しないことを願うばかりだ。

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11月3日 誤配多数
 そろそろ自分の手元にも届いてくれないかなぁと思っているのだが、一向に届く気配がない。マイナンバーを知らせるものだが、
日本全国の全世帯にそれぞれの自治体から簡易書留で送付される。これの誤配や紛失が起こっているのだ。開封後に誤配だった事が
判明した実例もあり、実にいろいろな事が起こっている。全世帯への大量の郵便物というと、年始の年賀状を考えてしまうが
今の状態は年始とは違ってアルバイトを雇っているわけでもなく、郵便局にバラバラに持ち込まれているわけでもなく、
しかも簡易書留という事で相当に面倒な事になっているのは十分に想像できる。だからと言って何が起こってもいいというわけでは
ないのだけど、国が鳴り物入りで導入しているシステムだけに、もうちょっと考えて欲しいなと。日本の郵便システムは比較的
よくできていて、紛失なども少ないのだけど、やっぱりキャパシティの限界はあるという事を再認識した。

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11月4日 集団心理か?
 首都圏で営業するある私鉄が、沿線のウォーキングイベントを中止すると発表した。理由は参加者のマナーの低下により、
運営側に苦情が多くきたからだという。参加者が道いっぱいに広がって通行できない、うるさいといったものだそうだ。
年内にまだ数回の予定があったが、運営側は人を増やしても改善されず、これ以上の経費や人繰りのめどが立たないとして
中止を決定したという。毎回2000〜2500人が参加するイベントだったとか。往々にして多くの人数で歩いているとこうなる。
歩道いっぱいに広がる、後ろから人が来ても道を開けない、辺り構わず大声で話しながら歩く。大体そんなもんだ。別にこの
イベントの参加者だけが特にマナーが悪いわけではない。街中でよく見かける光景だ。集団心理なのか何なのか。多くの人で
行動を共にしていると、周りが見えなくなる人が多いのだ。私自身はあまり大勢で行動をする事がないのだが、そういう時こそ
なるべく周囲に気を配るように心がけている。人の振り見て我が振りなおせ、という事だ。イベントの性質上、お年寄りが多いの
だろうが、年を取っているからといってマナーをわきまえているわけでもないし、何をしてもいいというわけでもないのだ。

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11月5日 TOEIC
 TOEICの出題方法が変わる。別に今回が初めてではなく、出題する側も今後も時代と共に変化するコミュニケーション方法に
合わせて、より実際的な出題形式を採用します」とコメントを出している。今回の改変で大きいのは、話し手が必ずしも
明言しているわけではなく、暗示している意図を問う問題が出たり、口語で使われる省略形や文の一部での受け答えを聞き取る
問題、3人での会話の対する問題も取り入れられるという。まぁ確かに実際の英語での会話に近くなっているとは思う。
でも、実際のネイティブの英語とはハッキリと違う事が。TOEICのリスニングほどハッキリと話すネイティブは滅多にいないという
事だ。テレビでニュースを見たとしても、ニュースキャスターでさえもっとモゴモゴと話している。どうにもそれがTOEICを許せない
点だったりする。結局は主催している協会がボロ儲けしているだけにしか見えないというのもある。なんとかならんものだろうか。

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11月6日 圏外の何が悪い?
 来年3月下旬に開業する北海道新幹線の、新青森−新函館北斗間は乗車時間の半分以上で携帯電話が圏外になるという。
トンネル区間が7割を占めるが、トンネル内に電波を送受信する設備を設置しないために起こるという。青函トンネルは
24分間ずっと圏外だという事で、関係者からは乗客離れの一因になると懸念されているという。圏外だっていいじゃん、
と思う私は依存症ではないからだろうか。携帯電話が普及して以来、各社は人口カバー率を競うように上げてきた。結果、
今となっては余程の離島にでも行かない限り、ほとんどの場所で携帯電話の電波が届いている。逆にデジタルデトックスや
IT断食なんて言葉が出てくるくらいだ。携帯電話が繋がらない時間帯があってもいいじゃないか、と思うのだ。常に携帯電話で
捕まる状態にある、というのも気が休まらないものだ。JR北海道は当面対策を講じる計画はないとしているが、それでいいのでは
ないだろうか。30分かそこら繋がらないくらい我慢しろよ、と。

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11月7日 マウスの機能
 滅多に買うものではないので、電気屋に行ってもそのコーナーに行くことはなかったのだが、ちょっときになることがあって
マウス売り場に行った。ボールマウスが見る影もなくなり、有線のマウスも肩身がせまい状態になっているのは想像できたのだが
意外とショーモナイ機能がついたマウスというのが売られているということに驚いた。クリック音がしないというのは何となく
需要がありそうなので分からないではない。小型でクリップがついていて、ノートパソコンの画面に留められるようになっているものは
画面を痛めないのかが気になる感じ。一番驚いたのは、左クリック用のボタンの一部がダブルクリック用のボタンになっている商品。
つまり、そのボタンを押せば、シングルクリックでダブルクリックになり、ファイルやフォルダがワンクリックで開ける、という
ことを売りにしているものだ。Windowsの場合はOS側の設定でそれができるのに、何故マウスにその機能を載せたのかが不明だ。
マウス業界も必死だな、と思った。何らかの付加価値を付けることを求められているのだろう。

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11月8日 今度はイオンで
 11月中旬に発売される製品なのだが、イオンでウイルスや花粉が体内に入ることを防ぐスプレーがニュースになっていた。曰く
顔や髪にスプレーすることで、陽イオンポリマーが覆い、空気中の微粒子と反発したり吸着したりして鼻や口からの吸入を抑える
のだそうだ。ウイルスや花粉、黄砂、PM2.5に至るまで防ぐことができるという。う〜ん・・・相変わらずなのだが、本当なのか?
という気がする。陽イオンポリマーと謳っているが、帯電するので、同じ数だけの陰イオンが存在しているはずだ。電場がもたらす
力は距離の2乗で減衰するので、比較的遠くまで届くのだが、果たしてこれで本当に侵入を防げるくらいの効果があるのかが
よく分からない。ウイルス、花粉、黄砂、PM2.5がどちらかに荷電しているわけではないのだから。まぁそれでも何となく
売れるんだろうな、という気はする。世間の人はもう少し科学を学ぶべきだし、冷静に考えるべきだと思う。

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11月9日 仁和寺
 どうもこのお寺、世界遺産にも登録されているにも関わらず、妙に威厳を感じないのは、他ならぬ徒然草に原因があるのだろう。
何かとアホなことをやっているイメージがある。この仁和寺のすぐ近くにガソリンスタンドとコンビニのローソンが出店しようと
したのだが、地域の理解を得られないとして断念したという。世界遺産との緩衝地帯への出店で、景観に配慮したデザインを
予定していたのだが、ダメだったようだ。実際、ローソンはこれまでにも企業イメージを覆して、別の色の店を出店している。
桜島の溶岩のような色は有名だが、他にも阪神タイガースの色や広島には赤色。他にも木造だったり、京都には茶色もあるし、
紺色、地元サッカーチームのチームカラーになっている所もある。今回もその場所に相応しい外観で建設される予定だったのだろうが
寺と周辺住民の反対にあい、断念せざるを得ないようだ。仁和寺もやる時はやる、そんな感じだろうか。勿論、由緒正しいお寺であることは
重々承知しているのだが、やはり徒然草のイメージが・・・。

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11月10日 Now on Tap
 googleがAndroidの最新版に提供した検索の機能。調べたい単語のコピーアンドペーストや覚えて手入力という手間を削減するものだ。
具体的な操作方法は、気になる単語があった場合、特定の画面でホームボタンを長押しするというもの。特定の画面というのが気になるが
それだけで検索結果や地名であれば地図などを表示してくれるという。場合によってはユーザーがインストールしているアプリで
単語を検索する場合もあるという。やりすぎじゃないか?と思うのは私だけだろうか。iOSのユーザーなのでその恩恵に与ることは
ないのだけど、google側がスマホ内のすべての情報に自在にアクセスできる状態になっているということだ。これはこれでなかなかに
気持ち悪い状態のような気がするし、セキュリティ的にどうなの?という気がする。折しも、MacOSではセキュリティ強化に伴って
通常の状態では管理者権限でも書き込みできないフォルダが設定された。Androidはいずれgoogleに乗っ取られるのでは?と危惧している
のだが、果たしてどうだろうか。

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