Top雑感2015年5月(21日〜31日)

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5月21日 空震計
 活動が活発化している箱根山の観測に、気象庁が新たに空震計を設置したと発表された。これまでは地震計が主だったが、新たに
空気の震動を測ろうというのだ。恥ずかしながら聞いた事がなかったので、調べてみたところ、キッチリと商品が検索結果に
出てきた。仕組みは基本的にマイクと一緒という元も子もない記述と一緒に。ヒトは20〜20,000 Hz程度の音を聞けると言われているが
空震計は0.1〜100 Hzという音を捉えるようだ。いや、純粋に凄いな、と。こんな計測器があり、また当然のように活用される
場面が用意されている事実に素直に驚いた。ニーズがあったから作られたのか、機器があったから火山の観測に使ってみたのか
その順番は分からないのだが。ただ、この空震計、風が強いと風を計測結果として拾うらしい。まぁ風は空気の流れだからな、とは
思うが、測定のバックグラウンドが激しくて判別が難しいのでは?というのは余計な心配だろうか・・・。まだまだ知らない
計測器があるようだ。

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5月22日 さすがに島は無理
 夜10時半頃に地震があった。住んでいるところではなく、ニュース速報では九州地方というものだった。その後、地図に震度が
書き込まれた地図が画面に表示されたのだが、そこにあったのは島1つ。しかも、淡路島や佐渡島のように馴染みのある形であれば
分かるのだろうけど、初めて見る形。何処だよ・・・と突っ込んでしまった。場所は奄美大島だった。結構有名な島だったのに
形を知らない事に気付かされたのだが・・・。せめて鹿児島県の片鱗が見えるくらいの所から地図を表示してくれればよかったのだが、
全くの島だと、何処なのかさっぱり分からなかった。それにしても、最近は地震やら火山やらがきな臭い。2週間ほど前から箱根山が
怪しいし、桜島も大きな噴火、今日は浅間山。震度5弱くらいの地震も立て続けに起こっている。色々と怪しい感じだ。

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5月23日 無駄な会議
 国連本部で約1ヶ月に渡って行われた核拡散防止条約の再検討会議。世界191の国と地域が集まって1ヶ月かけて話し合ったにも
関わらず、最終的な文書案を採択できずに終了。実質的な成果はゼロとなって終了した。全会一致が採択の原則になっているので
なかなか難しいようだ。この状態、まさに囚人のジレンマに陥っていると言えるだろう。世界の全ての国が核を持つ事を止めれば
丸くおさまるのに、所有国が自国だけ核を放棄する事になるのを恐れていてなかなか前に進まないのだ。ここまでキレイにはまっていると
いっそ清々しい。もっと大きな問題は、会議にかかったコストだ。191の国と地域の代表が国連本部に集まる交通費と宿泊費、
そして人件費と設備使用代。さらに経済学の用語で言う所の機会費用。その代表が他の仕事をしていれば得られたであろう利益。
ここまでくると考えたくない。集まった代表たちは自国の利益を考えるだろうから、コストなんて考えないんだろうけど、大事だと
思うんだけど。「無駄な会議が多いので、会議を減らすための会議をします」という冗談のような話があったりする。コスト意識が
薄い人が多いのも事実だったりするわけで。もう少しコストを考えて欲しい。

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5月24日 罰則強化
 6月1日から自転車の交通違反に対する罰則が強化される。規制されている内容自体は走行区分とか飲酒運転、信号無視、整備不良など
これまでと一緒なのだが、3年以内に違反切符による取り締まりや交通事故を2回以上行うと、公安委員会から自転車運転者講習を
受講するよう命令が来るというのだ。受講手数料は5,700円、時間は3時間。従わなかった場合は5万円以下の罰金というもの。
マナーの悪い自転車はまだまだいる。歩道を歩いていると、後ろからベルを鳴らされる事もしばしば。信号無視する自転車を見かける
事も非常によく見る。自転車に乗っている人たちが、そのあたりの認識が甘いから起こる事。罰則を強化するのもいいのだが、
それに合わせて取り締まりも強化して欲しいのだ。そうしないと、罰則を強化してもなんの意味も持たない事になってしまうからだ。
是非とも取り締まりもしっかりとして欲しい。自動車の取り締まりばかり頑張るのではなくて。

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5月24日 罰則強化
 6月1日から自転車の交通違反に対する罰則が強化される。規制されている内容自体は走行区分とか飲酒運転、信号無視、整備不良など
これまでと一緒なのだが、3年以内に違反切符による取り締まりや交通事故を2回以上行うと、公安委員会から自転車運転者講習を
受講するよう命令が来るというのだ。受講手数料は5,700円、時間は3時間。従わなかった場合は5万円以下の罰金というもの。
マナーの悪い自転車はまだまだいる。歩道を歩いていると、後ろからベルを鳴らされる事もしばしば。信号無視する自転車を見かける
事も非常によく見る。自転車に乗っている人たちが、そのあたりの認識が甘いから起こる事。罰則を強化するのもいいのだが、
それに合わせて取り締まりも強化して欲しいのだ。そうしないと、罰則を強化してもなんの意味も持たない事になってしまうからだ。
是非とも取り締まりもしっかりとして欲しい。自動車の取り締まりばかり頑張るのではなくて。

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5月25日 今度は関東で
 久しぶりに緊急地震速報の音を聞いた。午後2時半の少し前だ。私がいた所では震度4。久しぶりだったけど、よく揺れたなぁという
感じ。埼玉県北部の直下型地震だったため、緊急地震速報は間に合わず、揺れが起こった後での速報になったのだが、何回聞いても
気持ちいい物ではないな、という感じだ。さて、先日は奄美で地震があり、昨夜は小さいものだったが東京湾を震源とする地震が
起こっている。相変わらず日本各地で火山の活動が活発化したままだし。乗っているプレートが別々なので直接の関連は無いと
言われているのだが、本当にその判断で正しいのかがハッキリしない感じだからだ。これから何が起こるのか、ヒトの力ではどうしようも
ない事なので、じっとしているしかないのだけど・・・。それにしても他の地域で同じ規模の地震があった時に比べて、今回の地震の
ニュース番組での扱いの大きさが気になる。不公平だ。

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5月26日 熱中症
 午前10時55分頃に福岡県の小学校から119番通報が。9時40分頃から全校児童で運動会の入退場の練習をしていたのだが、午前10時頃
から気分不良を訴える児童が複数出たために練習を中断して通報したというのだ。結果35人が気分不良を訴え、うち9人を病院に運んだ
という。熱中症だ。近くの観測点での正午の気温は28.4 ℃。確かに急に暑くなって体が慣れていないという事情は考慮すべきだと
思うのだが、5月末のこの時期でさえ屋外での活動ができないというのでは、運動会はどうしたらいいのか?という事だ。しかも
今回は激しい運動をしていたわけではなく、入退場の練習だ。だからこその油断かもしれないが、それだけで熱中症になるくらいであれば
この時期の運動会は無謀という事に。秋にならできるのかもしれないが、学校行事というものは、秋には秋で入っていたりするもので
簡単に変更できないものだったりする。最近、春と秋が短くなってきているという話は聞くが、今回はその煽りを受けた形だろう。
気候が変わってきているのだろう。

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5月27日 自己負担引き上げ
 医療保険制度改革関連法が成立した。名前だけ見るとなんの事だか分かり難いが、我々一般人に関係のあるところだと、医療費の自己負担
額が増えるという事だ。入院時の食事代もそうだが、紹介状無しで大病院を受診する際には、初診料の他に定額負担を求めるというものだ。
中には患者申し出による混合診療が認められるという事もあるが、概ね一般人の持ち出しが増える方向にある。国民年金もそうなのだが、
制度を作った時の前提はすでに崩れてしまっているのだから、制度そのものを考え直す時期が来ているのではないだろうか。これまで
やってきた人たちとの差別をどうするのか、制度を変える時の線引きはどうするのか、といった難しい問題が色々と出てくるので、
決められずに、場当たり的な対処をしているだけに見えるのだ。このままではズルズルと引きずって、ツギハギだらけの制度の運用を
続ける事になりかねないのだ。どうにかして欲しい。

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5月28日 箱根の名称変更を?
 火山活動が活発化している「箱根山」。この表記を変えて欲しいと知事が報道機関に呼びかけた。箱根全体に危険が及ぶかのような
誤解を与えるため、箱根ではなく、より限定的な「大涌谷周辺」といった表現にして欲しい、というのだ。地元町長が風評被害防止の
面から要望しているのを受けての事のようだ。どのように書いてもいいとは思うし、散々報道されているので山全体に規制がかかっている
わけではない事は伝わっているだろう。ただ、噴火するかもしれない火口の近くに行くか?という事の問題だと思う。風評でも何でもなく
危機管理上は普通の事ではないだろうか。そもそも、観光客を集める時は「箱根」として1つのブランドとして売っていたのに、
人が集まらなくなると切り離して、というのは都合が良すぎる。メリットと同時にデメリットも受ける覚悟が無いのであれば、
そもそも箱根として名乗るべきではないし、今回許すのであれば、以降は大涌谷として名乗り続ける覚悟が必要だと思う。どうも
こう、「安全だから」というのが強調されすぎていて気持ち悪い感じが拭えない。

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5月29日 噴火した
 午前10時頃、鹿児島県にある口永良部島で噴火があった。一気に全島民が避難する事態にまで至った。聞くところによると、
噴火の前によく観測される火山性微動が観測されなかったという。ただ、一週間ほど前から定常的に出ていた水蒸気が止まり、
火山性ガスが出るようになっていたという。東日本大震災のような大きな地震の後、5年以内に近くの火山が噴火するという
のは例外なく起こっているらしい。今、日本で危ないのは、ずっとネタにしている箱根山、蔵王山、桜島だ。そして不意に
噴火した今回の口永良部島。色々と危なくなってきている気がする。箱根に関してはこのまま収束という予想も出ているが、
今回のように前兆がほとんどないままで噴火する事もあるようなので、油断はできないと思う。結局、ヒトは自然には勝てないのだ。

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5月30日 今度はM8.5
 昨日の噴火に続いて、今日の夜8時半頃に小笠原を震源とする地震が。そのマグニチュードは8.5と発表された。その数字に
度肝を抜かれたわけだが、震源が深かった事もあって意外と被害が少ないのが幸いしている。最大震度は5強。なかなかだ。
余震は少ないと考えられているわけだが、マグニチュードが大きいだけに何が起こるのやら、という感じだ。ただ問題は、
今度はそこのプレートが動いたか、という話だ。東日本大震災では北米プレートと太平洋プレートだったわけだが、
今回の場所はフィリピン海プレートと太平洋プレートに相当するのだと思う。つまり、プレート同士の力関係が変わってきている
というのが考えられる。今回の地震でまた変わったとも考えられるので、今度は何が起こるのか・・・。首都圏直下型地震が
心配されているが、それも太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界となる。さてさて、これからどうなることやら。

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5月31日 貸出自転車の真相
 群馬県高崎市で2年前から行われているという無料の貸出自転車が凄い事になっているようだ。100円のデポジットで自転車が借りられ、
返却時に100円が戻ってくるシステム。特に登録が必要なわけでもなく、指定の駐輪場であればどこに返却してもいいシステムだという。
この自転車が返ってこないのだという。カゴにゴミが入っているとか、サドルが持ち去られるとか、自宅アパートまで乗って行き
私物化するとかいう事例もあるようだ。使い勝手の低下を考えて、管理を強化するつもりはない、とされている。どう解釈するのが
正しいのかは分からないのだが、100円というデポジットが原因かもしれない。100円であってもその時に支払っているのだから、
その金額が返却されるまでは私物化する権利がある、と考えても不思議ではないだろう。特に管理者を常駐させているわけでもないので
ルール違反についての心理的、実質的な負担もないので、無料にするともっと酷いことになるだろうし。結局、管理を厳しくするしか
ないのだろうか・・・。人のモラルに頼るシステムは運用が難しいのだ。

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