Top雑感2015年5月(1日〜10日)

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5月1日 電子化は何時か?
 憲法記念日前の最後の平日という事があるのだろう、ニュースで憲法改正関連の世論調査の結果などが報じられている。そこで
資料映像として流れるのは、菊の御紋が描かれた箱の中に入り、紙に書かれた日本国憲法。「複製」という注釈が付けられているのだが、
複製という事もそうだし、時代を考えても紙媒体である事は疑う余地がないのだが、この手の文書が電子媒体になる日は来るのだろうか?
結局は多くの人の署名が必要になるので、紙媒体からの脱却ができないような気もするし、「電子媒体は信用ならない。紙媒体こそ
保存性と信用においてバランスが取れている」という人がいるであろう事も想像に難くない。しかし、時代が時代である、電子媒体に
したっていいじゃないか、とか思ってしまうのだが。電子媒体にしてみたところで、どこに保存するのか、バックアップなども
考えた時、どれを正にするのかなど、考えないといけない問題が数多く残っている事は理解している。だとしても、そろそろ
考えてもいいのではないだろうか。

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5月2日 表紙が凄すぎる
 コンビニで前に並んだ人が女の子向けの児童月刊誌を買っていた。代表的なものは2誌あると思うが、そのうちの目が大きい方で
何となく分かるだろうか。買っていたのは主婦っぽい人だったのが微妙な感じだったが、大事なのはそこではなく、表紙。別に今回に
限った話でもなく、この雑誌に限った話でもなく、大人向けの女性誌でもその傾向が見られるのだが、表紙がゴチャゴチャしすぎて
雑誌のタイトルが見えない事がしばしばあるのだ。某週間少年誌にもその傾向はあるのだが、女性誌が特に凄い気がする。写真や
絵がタイトルよりも上に来ているのだ。表紙を見ただけではタイトルの全貌が掴めないほどに。写真ならもう少し縮小すれば済む
話だろうし、イラストであれば配置を考えれば解決できると思うのだが、どうしてそうしないのかがよく分からない。背表紙を見れば
分かるのは確かだが、コンビニでは背表紙を見せる事はないし、書店にしても平置きしている間に売れるのがほとんどだろう。
表紙は大事だと思うんだけどなぁ・・・。

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5月3日 流行りはここで分かる
 何となく以前にも書いたような気がするのだが、今日、偶然にもそういう所に行ったので、書いておこうと思う。今、子供達の間で
何が流行っているのかが、如実に現れる場所がある。縁日のお面と綿菓子の袋だ。売れているかどうかが問題ではなく、店頭に並んで
いるのかどうかがカギのようだ。需要の無いものは並べないはずなので、それだけで流行りが見えてくるのだ。今日見かけた縁日は
具体的には書かないが、見事に今年の物を取り入れていた。アンパンマンのような定番商品も並んでいたが、キッチリと今年の物を
押さえてくるあたりは流石だ。もっとも、より目を引いたのは、まさに子供の間で大流行しているものを単独で屋台にしている
お店がいくつかあった事だ。ハズレなしのクジとして屋台が出ていたのだ。それでも十分に売り上げが出て、利益が得られるという事を
示しているのだろう。クリスマスのチラシなんかよりも、より早く、大規模に流行が出てくるような気がする。何の役にも立たないけど。

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5月4日 まだ増える
 日本に世界遺産がまた増えそうな感じだ。今度の登録名は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業」。まだ諮問機関の
勧告が出ただけで、ユネスコでの正式な決定は6月末〜7月に行われる世界遺産委員会での決定を待たなくてはいけない。今回は
九州の5県に加えて山口、静岡、岩手県にある合計23の資産で構成されているとの事で、もうサッパリだ。歴史の教科書に出てくるのは
八幡製鉄所くらいだろうか。有名なところでは軍艦島。あとは造船所跡などが入っている。中には100年以上に渡って稼働し続けている
現役の施設も含まれているという。個人的に惹かれるのは反射炉だったりするのだが、世間的には地味だよなぁ。毎回書いている
気がするが、これ以上世界遺産を増やさなくてもいいんじゃないか?偉大だし、重要な遺産である事は否定しないが、この調子でいったら
何でもかんでも世界遺産になってしまう。日本やヨーロッパのような歴史が長く、古い物が残っている地域のほとんどが世界遺産に
なってしまいかねないと思うのだ。厳選するとか、遺産として認めた上で、世界遺産とは別の区分を作るとか。日本の世界遺産も
覚えきれなくなってきている。

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5月5日 渋滞の分散傾向
 大型連休、お盆、年末年始というと高速道路の渋滞がどうなるかしか気にしていない私。日本道路交通情報センターの予想が
近年はよく外れているのだが、それは渋滞予想を見て外す人が出てきているからなのか、本当の変化をセンターが読みきれていない
からなのか分からないが、今年もよく外れている。渋滞の名所として知られる中央道の小仏トンネル。予想では30 km近くの渋滞
だったのだが、実際は20 kmくらいだろうか。ニュース映像でよく出ていた場所があるのだが、渋滞はゼロではないので、
並んでいる所を映せば、渋滞の映像としては成立するが、渋滞の長さがかつてに比べて圧倒的に短い。東名高速、東北度、
関越道でも予想よりも随分短くなっているし、早い時間帯に解消する傾向が見られている。そうは言っても、毎回同じ場所で
渋滞が起こるという事の方が問題なのではないだろうか?今更構造を変えるのは難しいのだろうけど、何か思い切った施策を
打ち出してもいいのでは?

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5月6日 脱2年縛り?
 携帯電話の俗に言われる「2年縛り」が変更されるかもしれない。携帯電話の契約が2年単位であり、契約期間が終わると自動更新。
契約が切れた直後の1ヶ月間のみ違約金が発生しないというシステムなのだが、この違約金が発生しない期間を2ヶ月に延長させよう
という動きだ。そこじゃねぇよ、と思わずツッコミたくなる内容だが、これが本気なのだから困る。一定期間の顧客の囲い込みを
したいだろうから、2年間の契約というのは分かる。2年間使う事を条件にした上で割引をするというのも十分に理解できる。ただ、
2年を過ぎたらもういいだろ?という気がするのだ。その後も2年単位というのが納得できないのだ。2年経ったらその後は、
どのタイミングで解約したっていいじゃないか?と。違約金が発生しない期間が1ヶ月から2ヶ月になったくらいでは、誤差でしかない。
1歩前進と言えるかもしれないが、それを目標にされては困るのだ。できればもう少し考えてほしかったな、と。

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5月7日 観光の危うさ
 スイスの経済研究期間、世界経済フォーラムが141の国や地域を対象に行った観光競争力の調査で、日本は9位になり、初めてTop10
入りをしたという。観光客へのサービスやテロの脅威の少なさ、鉄道インフラの質などで1位となり高く評価されたが、価格競争力が
119位と足を引っ張った結果、総合で9位になったようだ。喜ばしい事ではあるのだけど、観光立国というのは危ういというのが
個人的な印象だ。今、まさに箱根の大涌谷で火山性の地震が増えているのだが、大涌谷周辺以外は安全ですというのを必死に
訴えている。そうでもしないと観光客が来なくなってしまうからだろう。これこそが観光立国の恐ろしいところで、一度災害や
事件が起こってしまうと、一気に収入源が断たれてしまうのだ。観光競争力があるからといって、そちらの方向に進まない事を
願っているのだが・・・。政府も外国人観光客を増やそうと躍起になっているようだけど、産業を下支えした方がいいんじゃないかなぁ。
観光は産業としては不安定だと思うんだけど。

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5月8日 東京スカイツリー
 いつか行こうと思っていたのだが、予約状況を見たらガラガラだったという理由で、今日、行ってみた。Webで日時指定予約をして
行ったので比較的すんなりと展望台まで行けたのだが、当日飛び入りでも30分程度の待ち時間だったようだ。意外と待たないな
という感じだ。とりあえずの感想は、高いな、というものだった。まぁ350 m程度なので高いのだけど、思ったほどに見る物がない
のもまた事実で。勿論、さらに100 m上まで行ってみたけど・・・。ちなみに、エレベーターは分速600 m。日本最速かと思いきや
横浜ランドマークタワーが分速750 mで速いという悲しい現実。塔の下部が三角なのに上は円になるので、その変遷がエレベーター内で
見れるのが売りだろうか。この手の場所では記念写真のサービスで独特の掛け声でシャッターを切るのだが、「空から ショット!」と
「スカイツリー!」というのが聞こえた。もう1つあったのだが判別不能だったのだ。結局、見る物は首都高で悪名高き連続JCTである
小菅、堀切JCTが見えて喜んでいたくらいだろうか。辰巳、葛西のJCTも見えていたが、こちらは比較的平和だ。相変わらず変な物
ばかり見ているな、と。

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5月9日 疑問票
 投票が約1週間後となった大阪都構想を巡る住民投票。その疑問票についての決定が曖昧らしい。投票用紙に「賛成」「反対」を
自筆する方式をとるのだが、ここに「大賛成」「大反対」「不賛成」などと書いた場合にどうするのかが決まっていないという。
「◯」「×」は意思が明確ではないとして無効票にする予定だという。ひらがな、カタカナは有効の予定だが、それ以外は
決まっておらず、僅差の時に疑問票を巡って再集計という可能性も出てくるという。自筆式にするから・・・というのは
言ってはいけないのだろうか。賛成、反対の枠を作っておいて、どちらかに◯なりチェックなりを付ける方式はダメなのだろうか?
判読不能、もしくは両方に書き込んだ場合は無効とか。もっと言えば電子投票にしてしまえば疑問票は出てこないわけで。
自筆式は日本の高い識字率を反映している凄いシステムなのだが、そろそろ時代に合わせて変えてもいいのではないだろうか。

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5月10日 人工流れ星
 結構本気で開発をしているらしい。人工衛星に流れ星の元になる粒子を積んで、依頼に応じて人工衛星が射出、狙った場所に
狙った時間に流れ星を発生させるというのだ。2017年に打ち上げ、2018年の事業開始を狙っているという。地球への突入速度は
通常の流れ星よりも遅いため、光は長時間続くという。粒子の素材を研究した結果、マイナス0.86等まで明るくなったとか。
祭典のフィナーレのようなドラマチックな場面は勿論だが、高層大気の研究にも応用できると考えられているという。流れ星を
キッチリ見た事のある人というのが意外と少ないと知ったのは、大学生の頃だっただろうか。小学生の時に偶然目撃したのが
最初だったが、夜空をぼんやり眺めていると意外と見れるというのが私の認識だったのだが、どうやらそうでもないらしい。
だからって、商売にしなくても・・・。粒子を大量にばら撒けば流星群を作れるわけだが、人工衛星だって高速で回っているわけで
制御は難しそうな着がする。もし本当に2018年に実用化されれば、東京オリンピックの閉会式とかで使えるかもしれないけど、
果たして。

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