Top雑感2015年7月(21日〜31日)

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7月21日 地球外知的生命体の探査
 史上最大規模の地球外知的生命体の探査のプロジェクトが立ち上がる。Breakthrough Listenと名付けられた計画は、10年で1億ドルを
かけて調査するという。地球に最も近い100万の星、天の川銀河の中心部、地球に最も近い100の星雲を電波やレーザー信号を探して
いくという。もちろん、世界最大規模の望遠鏡を使うという。これまでの探査では1年かかった量以上のデータを1日で集めていくという。
地球外知的生命体の探査というとSETI@homeが有名だ。アレシボ天文台で他のプロジェクトで使われている時に拾ったデータを、
世界中の家庭用コンピューターで解析しようというものだ。それとは違って、世界最大規模の望遠鏡で本気になって探すというのだから
これだけの速度でデータが集まるのだろう。また、アレシボ天文台が窪地に作られた固定式の望遠鏡に対し、使われるのはおそらく
可動式のもの。南米のチリ、アタカマ砂漠に作られたALMAかな?という気がするが・・・。なんか、本気になると凄いなと。地球外
知的生命体が見つかったところで、コンタクトを取る頃まで人類の文明が存続しているのかが疑問だ。

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7月22日 無人機に拳銃を!?
 動画サイトに投稿された動画らしい。アメリカで撮影されたものらしいが、無人の小型飛行機に拳銃を取り付け、発砲する動画が
公開された。主に小型のカメラを取り付けて、ヘリコプターなどでは撮影できなかった臨場感あふれる映像を撮影するのに
使われるような小型のヘリコプターに拳銃を取り付けたものだ。GPSを搭載できるので、その気になれば勝手に所定の場所まで
飛んでいき、そこで発砲して戻ってくるなり、適当なところで墜落するなりさせられる事を示唆している。これって地味に怖い事
なんじゃないか?今、日本ではこのような小型飛行機を登録制にしようという動きが出始めている。今回公開された動画のように
犯罪にも使えるとなると登録制はおろか、かなり厳しく取り締まる口実にもなりかねない。せっかくの素晴らしい装置なのに
こんな事で規制されるのは勿体ない。いい具合のところで落ち着いてくれないだろうか・・・。

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7月23日 オリンピック開催費用は?
 2020年の東京オリンピックの開催費用が嵩んできている。トータルで2兆円を超えるという話もある。実際にはそこまでいかないと
予想されているし、最近でも5兆円かかったとされているオリンピックもある。とは言っても、競技場の整備費用が当初の予定よりも
高くなっているのは事実なので、予定よりも開催費用が高くなるのは必然だろう。さて、東京オリンピックはコンパクトな大会として
売り込んでいた気がする。既存の設備をなるべく使うので開催費用は抑えられると。競技場の大半が選手村から近いというのも売りだった
はずだがそれは既に崩れ去っている。新しく建設するメイン会場もデザインを白紙に戻すと先日発表された。それに加えて開催費用の
高騰化。そろそろIOC、国際オリンピック委員会から通告を受けても不思議ではない気がする。誘致してしまえばこっちのもの、
というこの状態、何とかした方がいいと思う。

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7月24日 地球のいとこ
 ここ最近、妙に宇宙関連の話題が豊富だ。今度は地球によく似た星が見つかったというものだ。地球からの距離は1400光年。
太陽よりも直径で10%大きく、温度は同程度、明るさが20%明るい恒星の周りにある直径が地球の1.6倍、恒星からの距離が
地球−太陽間の5%遠いだけという天体だ。惑星の方の詳しい組成は分かっていないのだが、地球のような岩石惑星の場合、水が
存在している可能性もあるとされている。恒星は60億年前から光っていると考えられるので、条件さえ整えば生命が生まれている
可能性があるというのだ。地球のいとこというのは記事を書く側が勝手に書いているだけなのだが、環境としては地球にかなり近い
と考えていいだろう。問題は生命体がいたとして、仮に交流するにも片道1400年以上かかる、という事だ。両方の星の中間点で
落ち合うにしても、光速で移動しても700年以上かかるわけで。1つの文明が終わるのには十分な時間だろう。ま、ワープでも
発明されない限りは他の星の文明との接触は無理だろうな。

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7月25日 車のハッキング
 インターネットに接続して渋滞情報などを拾ってくる車というのは既に走っている。それがハッキングされるっぽいという事も
数年前には報道されていたと思う。今回はそのハッキング対策としてのリコールが出たという話だ。アメリカでの話だが、140万台
にものぼり、内容としては無線通信ソフトウエアのアップデートだという。走行中にエンジンを停止させる事すらできるらしく、
他にもステアリングやワイパー、ブレーキも遠隔操作できたという。ハッキングの入り口はカーナビなどのシステムだという。
カーナビはどんどん進化しているのは事実だし、確かに車のコンピューターと接続されている物も多い。だが、ステアリングや
ワイパー、ブレーキの情報まで制御するというのはやりすぎじゃないか?いわゆるドライブ・バイ・ワイヤーで、全ての情報が
一度、車のコンピューターに入るようになっているのだろうけど・・・。ちょっとコンピューターに頼りすぎじゃないかなぁ、と。
もう少しアナログでもいいのではないだろうか。

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7月26日 Windows10はどうなる?
 なんだかんだと文句を言われつつも、世界でもっとも使われているOSであるWIndows。そのメジャーアップデートがまもなくだ。
7月29日に発表される。今回は、対象は限られているものの、無償アップデートとなる事が発表されており、注目を集めている。
発表される前までにも、強制適用される事に対する不満が出て条件が変わったり、OSとしてはアップデート対象だけど、PCの
スペックが不足しているのでできないだとか、色々と問題を抱えつつもここまできた。あとはスムーズに移行できるか、なのだけど・・・。
まぁスムーズに行くわけがないだろうな、と思っている。OSの移行というのはトラブルが付き物なのだ。MacOSはそれでも
少ない方だと思うが、やはりユーザーが少ない事が理由の1つだろう。多くのユーザーが色々な環境で使っているのだから、
どんな環境でもトラブルが起こらないというのは考えられない。ま、あとはどれだけ受け入れられるか、だけど・・・。
仕方なく使われるんだろうな。

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7月27日 バッテリーのリコール
 リコールというとどうしても自動車のイメージがつきまとうが、今回は自転車だ。電動アシスト付き自転車のバッテリーパックであり、
製造上の不具合の関係でおよそ6万個をリコールすると発表されたのだ。これまでにバッテリー本体や周辺を焼く事故が2件起きている
というのだ。自転車だからと言って甘く見ている人が多いのではないだろうか。電動アシスト付き自転車は、バッテリーも積んでいるし、
モーターだって積んでいる。自動車と呼ぶにはおこがましいが、家電製品くらいの感覚でいた方がいい物だろう。家電製品であれば
火が出る事もあるし、事故が起こる事もある。それくらいの気持ちで見ておくべきではないだろうか。必要以上に恐る必要は
ないと思うが、単なる自転車と思っていいほどに甘い物でもないと思うのだ。

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7月28日 目標2年後
 これだけしょっちゅうネタにするくらいだから、私自身はどちらかというと否定的な立場に立っているのだろう。世界遺産だ。
先日、色々なゴタゴタがありつつも、どうにか日本に新しい世界遺産が誕生した。その記憶も薄れないうちに、次の世界遺産の候補が
出てきた。2017年の世界遺産の登録を目指すとしている。おそらく何度も書いていると思うのだが、数が多すぎだ。構成に残すべき
遺産という事を言い出すと伝統的な物は何でも該当してしまう感じだ。毎年何かを候補に出そうとしているのが何とも見苦しい。
世界遺産に登録される事で観光地として箔が付き、観光収入が見込めるというのはあるのかもしれないが、色々と窮屈になるのも
事実だろう。世界遺産に登録しないと守れないような伝統なら要らないとさえ思ってしまう私は非国民だろうか。

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7月29日 こんな物まで・・・
 もう何が何だか・・・という感じだ。東京オリンピックの話。国立競技場を始めとする数々の計画の変更については、国際オリンピック
委員会の理事会で了承を得たとされている。委員会としても巨額となった開催費用を抑えられるならその方が良い、と判断したようだ。
そして今度は、つい先日発表されたオリンピックのシンボルマークが、ベルギーにある劇場のロゴマークに似ているとニュースになった
のだ。調べてみると、確かによく似ている。色合いが違うだけ、と言ってもいいくらいだ。オリンピックのシンボルマークはきちんとした
デザイナーが作った物。そういう職業である以上、世界中のロゴマークをなんとなく見ているのは間違いないだろう。そこで何となく
記憶にあった物に引っ張られた・・・という可能性は捨てきれないが。何か新しい動きがある度にバタバタしているのが東京オリンピック。
大丈夫なのか?

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7月30日 箱根の1ヶ月
 噴火なのかそうでないのか、といったよく分からない議論まで繰り広げられた箱根の大涌谷。噴火警戒レベルが3に引き上げられて1ヶ月が
経過した。8月の予約状況が前年同期比で53.7%だという。気象庁は火山性地震の回数は減少してきているが、警戒レベルを引き下げる
見通しは立っていないとしている。まぁこればかりは仕方ないだろう。火山の、しかもカルデラの内側を生活圏にしている以上は
受け入れるべきではないだろうか。カルデラはそれなりに大規模な噴火の後ではないと形成されない。箱根はそれこそ大規模な
噴火があった事が既に知られているわけで、その山の中に住んでいて、いざ火山が活動を開始したら「厳しい状況にある」とか
発言してみても、全く説得力がない。箱根については何度も同じような事を書いてきているが、ニュースになる度に同じ事を思い、
そして妙に腹が立つのだから仕方ない。もっと自分たちの置かれた状態を把握しておくべきだったのだ。

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7月31日 やっぱり決着しないよな
 先延ばしが続きすぎて、そろそろ決着しないんじゃないか、とか、軽く存在を忘れかけているTPP、環太平洋パートナーシップ協定。
その閣僚会合が「今回で大筋合意を目指す」として始まったのだが、相変わらず決着する様子を見せない。特に難航していると
されるいくつかの分野が報道されているのだが、実際にはそれ以外にも大変な事になっているのは想像に難くない。全体での
決着が難しいからと、盛んに2国間協議が繰り返されているのも、またその難しさを示している。そう、結局のところ、どの国も
自国の利益を守る事に必死になっているというわけだ。日本時間の明日の午前でどうにか大筋合意に持っていきたいというのが
目標のようだが・・・。難しいんじゃないかな。

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