Top雑感2015年7月(11日〜20日)

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7月11日 ミス・アース
 2015年のミス・アースの日本代表が決まったというニュースが流れていた。元々それほど興味が無かったのは事実だが、そんなミスコン
聞いたことがないな、と。ミス・ユニバースが来たるべき宇宙時代に備えてアースに名前を変えたのかとも思ったが、どうやらそうではない
らしい。2001年から行われているミスコンで、世界4大ミスコンの1つに数えられているという。地球環境問題を訴える美女というのが
コンセプトにあるようだ。2位以下はミス・エア、ミス・ウォーター、ミス・ファイヤーになっているとか。こうなると、何が何だか。
ミスコンをやるにしても、大義名分が必要だとは思わなかった。別に好き勝手やればいいじゃないか、と。応募する側だって、そこまで
考えて応募はしていないだろうし。大々的に活動しているという話も聞かないし。これに限らず、世界4大ミスコンの優勝者が
何をやっているのかは分からないし。ま、単なる肩書きの問題なんだろうな、とは思う。

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7月12日 ETCの費用削減効果
 国土交通省がまとめた試算。高速道路を通行するすべての自動車がETCを搭載した場合、現金を扱う機器の設置費の削減、人件費の削減、
現金車専用レーンの建設費の削減などで3000億円程度のコスト削減効果が見込まれるという。現在、9割の車がETCを搭載しているが、
残り1割のためにETC車の5倍のコストがかかっているという。これを受けて、ETC搭載の義務化や現金車の通行料値上げも考えて
いると言われている。今の高速道路料金は現金をベースに考えられており、ETCに対して深夜や休日などの割引が効いている状態。
もし本当に1割の為に5倍の費用を必要としているのであれば、ETC料金を5分の1程度に設定してもいいはずだ。そして、搭載を
義務化するのであれば、今のようにクレジットカードに付随させるシステムは改めるべきだろう。クレジットカードを全員が持てる
わけではないのだから。そして、ETCのみにした場合に問題なのが、ループ走行をどうするのか。今の東名、新東名のような状態の場合、
ただ走りたいだけの人がループ走行できる。その場合は人のいるレーンに行くように指示が出ているのだが、ETCのみでは、その対策を
どうとるのかだ。まぁループ走行した人が実際に一般レーンに行っているかどうかは分からないのだが・・・。まぁ費用削減できる
見込みがあるところにメスを入れるのはいいのだが、影響範囲の大きさは考えるべきだろう。

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7月13日 バード・ストライク?
 一般的にバード・ストライクというと、空港で航空機に鳥が衝突、多くはジェットエンジンに吸い込まれる事故の事を指す。今日、
東京都心で起こった事故が同じ名前で呼ばれるのかどうかは定かではないが、そう呼ぶ以外には思い浮かばない。オフィルビルの
13階の窓ガラスが割れ、破片が40メートル下の地面に落下、歩いていた男性に当たって怪我をしたという。警視庁は鳥がぶつかって
窓が割れた可能性が高いと見て捜査をしているという。鳥もぼんやりしていたといえばそうなのかもしれないが、最近のビルは
全面ガラス張りで、空が反射して見える為に、動物には判別できない事があると聞いた事がある。今回もその可能性はないだろうか。
ところで、この手のビルのガラスは強化ガラスが入っているはずで、そうそう簡単には割れないと思っていたのだが、意外にも
割れたんだな、というところにも驚く。鳥が凄いのか、窓が弱かったのか。。。警察の捜査の内容は・・・誰かが石を投げた
器物損壊にするかどうか、が焦点だろうか。色々と分からない事故だ。

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7月14日 冥王星探査
 個人的には9年半かけて冥王星まで行くものの、秒速14 kmで通過するだけという、実に男らしい探査衛星に心惹かれていたのだが、
世間的にも妙に盛り上がっていて驚いた。今日の夜9時少し前が冥王星への最接近のタイミングだったのだ。夜のニュースでも
取り上げられるほど。49億 km離れた97×145 kmの目標圏を通すのはニューヨークからロサンゼルスまでの距離で、ゴルフの
ホールインワンを目指すようなものだと例えられている。ただ、ゴルフと違って途中で軌道の修正はできるし、風の影響も無いので
一概には比べられない気も。これまでに冥王星の直径が2730 kmと従来の推定よりも80 kmほど大きい事が明らかになっている。
本格的にデータが届くのはこれからだし、解析だってこれから。まだまだ新しい事実が明らかになってくる筈だ。今回で冥王星の
全容が明らかになるとは思っていないが、大きな進展を遂げる筈だ。1年くらいは発表が続くだろうか・・・。

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7月15日 高潮で通行止め
 別に今回に限らず、台風で高潮になるといつもそうなのだが、東名高速が一部通行止めになった。今日の未明からずっとだ。まさに
太平洋沿いを通っている部分であり、まぁいつもの所だよね、という感じだ。新東名高速が開通してからは迂回できるので、大きな
問題にはなっていないのだけど、やっぱりあれは問題だよな、と思う。海沿いに下り線、そのすぐ隣、山側には上り線があり、そのさらに
すぐ山側に国道が通っているような所だ。新東名が開通する前は、手前のインターで降りて国道を通る事で、通行止め区間を迂回
していた筈だ。そんな所に日本の大動脈となる高速道路を通した理由もよく分からないし、ほんの10メートル程度の迂回が、どれだけの
意味を持つのかもよく分からない。通してしまったものは仕方ないのだが、何か高潮の対策くらいとってもいいのではないだろうか。

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7月16日 感覚が・・・
 なんとなく、災害に対する感覚が鈍っている気がする。今日の昼に会社の人たちと食事をしながら話していて感じた事だ。ちょうど
台風情報をチェックしていて、次に接近するであろう台風12号の情報を見ていた時のことだ。中心気圧が980 hPaで弱いという
感覚を持っていたようなのだ。地震にしても、震度5弱くらいなら、また起こったか、くらいの感覚になっているらしい。これ、どちらも
そこそこの規模のものなのだが、慣れてしまっているのだ。確かに、それくらいの震度の地震は最近よく起こっているし、近年接近する
台風は960 hPaとかそれ以下のものも多い。ヒトは慣れる動物なのだが、災害に対する感度というのは注意しないといけない気がする。
必要以上に恐れる事はないが、警戒を怠ってはいけないと思うのだ。まぁ、私はなんの備えもしていないけど。

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7月17日 片側空け
 全国51の鉄道事業者や商業施設がエスカレーターの安全利用を考える「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを実施する。
エスカレーターで片側を空ける習慣は、手を怪我しているとか、荷物を持っている、子供連れの夫婦など、片側を空けて乗れない
利用者にとって危険な事故につながる場合もあるとしている。後援に国土交通省、消費者庁が入っており本気度が伺える。この
習慣がどこから始まったのか、東日本と西日本で空ける側が逆なのか等々、とかく謎の多いエスカレータの片側空け、こんな問題に
まで発展するとは思ってもみなかった。そして思うのだが、そんなに片側を空けて欲しくないなら、一人分の幅しかないエスカレーターを
設置すればいいのではないだろうか?輸送能力が落ちるというのであれば、それを2台並行させればいい。場所は余計に食うだろうけど。
急いでいる人は一緒に設置されるであろう階段を駆け上がるなり駆け下りるなりすればいいのだ。キャンペーンで自主規制を促す
よりも、よほど確実な方法だと思うのだけど・・・。まぁ、エスカレーターの入れ替えの費用は莫大だろうが。

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7月18日 追突事故
 アメリカの大手IT企業が公道で走行テストをしている自動運転自動車が追突事故にあった。信号待ちをしていた所に後続の車が追突
したらしい。同社は2009年から自動運転車の開発を始め、試作車の追突事故が14件、うち車両後部への追突が11件発生しているという。
いずれも自動運転車には過失がなかったとしている。1回の事故の状況を見る限りでは後続の車が珍しい自動運転車に目を奪われて
いたのか?という気もするが、2009年からの6年で14件の事故は多すぎる気がする。2009年というのが公道でのテスト開始かどうかは
分からないが、仮にそうであったとしても多すぎる。自動運転車には過失が無いと言っても、これだけ突っ込まれるのであれば、何らかの
理由がありそうな気がする。交差点で停止するにも、無駄を極限まで排除して強めのブレーキで一気に止まるとか。所謂ポンピング
ブレーキというものだが、あれをプログラムするのは難しいだろうな、というのは想像できる。減速前の速度と停止距離、どれだけの
減速ごとにブレーキを離すか、などなど、パラメータが多すぎる気がするのだ。全ての車が自動運転になり、お互いにシンクロしない
限りは事故は無くならないと思う。そんな日は・・・まだまだ先だろうな。

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7月19日 テレプレゼンスロボット
 タブレット端末を設置することで、まるで分身のように移動するとされるロボットが発表された。離れた場所のPCのカメラの映像を
タブレットに映すと共に、PCからの操作でタブレット端末をつけた装置を移動させられるという。曰く、テレビ会議よりも意思疎通が
自然で、まるで同じフロアにいるような感覚だという。移動するテレビ電話というのが精一杯のようで、実際に手を使って仕事をこなす
ような事はできないようだ。それができない以上は私たちのような実験を仕事とする人には何の恩恵もないのだが・・・。そして、実際に
テレビ会議をよくやる身として言えるのは、音声が届くのにタイムラグが生じる限りは、どうしてもスムーズな意思疎通はできない。
ヒトは言葉を発するタイミングというのを、かなり微妙に調整している。相手が話していない事を確かめて自分が話し始めるのだが、
相手の声が届くのに微妙なタイムラグがあった時に上手くいかないのだ。電話でもよく起こる事だと思うが、それよりもズレが大きく
複数人数が同時に話す事があるのでより難しい。まぁ技術としては頑張って欲しいが、その恩恵を受けられない身としては、どうしても
他人事の感覚が拭えない。

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7月20日 湖底にカメラを
 地理を勉強していると何かと覚える物がある。川の長さや流域面積、山の高さも入ってくるだろうか。湖の広さもその1つだが、
湖の深さというのはちょっとマイナーな分野に入る気がする。日本で一番深い湖というと田沢湖になる。地元民としては普通の事
なのだが、あまり知られていない気がする。この田沢湖の湖底にカメラを入れて調査しようというプロジェクトが進んでいる。
9月中旬〜下旬に超音波を使って湖底の地図を作成、ロボットを安全に投入できる場所を確認して、10月中旬から下旬にロボット
カメラを入れるとしている。これまでは水深が深すぎて投入できる機器がなかったらしいのだ。これで湖底の状態が詳細に
分かる可能性があり、湖の成因解明にも役立つとされている。湖の成因ってまだ分からなかったんだ・・・と驚いたのだが。
ところで、田沢湖というと、強酸性の玉川の水を引き込んだ為に生態系が大きく変わった湖として有名になっている。成因よりも
元に戻す事を考えた方がいいんじゃないか?という気もする。まぁそう簡単には戻らないだろうけど。

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