Top雑感2015年1月(11日〜20日)

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1月11日 指輪型端末
 世界最大の家電見本市で日本の会社が、指輪型のウェアラブル端末を発表した。スマートフォンと連携し、指で三角や四角を書くことで
証明のオンオフや、テレビの音量調節など、家電を操作する事ができるというものだ。革新的なウェアラブル端末として主催者から
賞を受けたという。あまりこういう物はSFの世界でも登場していないような気がする。音声で操作するというのが主流だと思うが
指の動きで操作というのは新しい方式かもしれない。これだけであれば画期的だと思うのだが、その間にスマートフォンが
挟まっているのが気になるのだ。様々な家電製品への信号の送信を一定の機械から行うには、信号を変換するシステムが必要なわけで
それをスマートフォンに担わせているのだろう。最終的には他の装置が使われると信じているのだが、何でもかんでもスマートフォンを
使おうとする今の風潮はちょっとなぁ・・・という気がしている。スマートフォンの仕様が変わっていく可能性があるからだ。
他にも何かあるんじゃないの?という思いはいつまでも消えない。

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1月12日 添い寝ビジネス
 何やらアメリカで人気があるらしい。決して性的なサービスではなく、客を抱き締めて添い寝するだけというもののようだ。
料金はまちまちのようだが、一例としては1時間80ドル、一晩なら400ドルといった感じのようだ。現在、少なくとも16の州で
数千人の客が予約を入れているという。自分の位置情報に基づいて添い寝ビジネスをしている人を探し出すスマートフォン用の
アプリケーションもあるという。なんでもビジネスになるチャンスはあるのだと思うのだけど、イマイチ添い寝がビジネスになる
というのが信じられない。勿論、私自身の価値観での話ではあるのだけど、寝る時くらいは1人でいたいと思うのだけど、
世の中はそうでもないようで。400ドルあったらもっと色々とできると思うのだけど。一晩の添い寝がそれだけの価値がある
という事を示しているのだろう。う〜ん・・・理解は難しい。

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1月13日 ネット実名化
 中国版twitterなどが、今後、実名制を導入する方針を明らかにした。この中国版twitterの他、中国の検索最大手が運営する
コミュニティーサイトなどで一律に実施するとしている。ネット管理監督の取り締まりの力が強まるとして、政府機関である
国家インターネット情報弁公室が発表したものだ。日本でも匿名性の高いサイトでの発言がすごいことになっている。それが
良い事なのかどうか、憲法の表現の自由との折り合いはどうなのかといった話にもなりかねない。難しい問題ではあるのだが、
匿名だからこそ書ける事もあるというのは認識すべきだろう。逆に匿名だからこそ無責任に書き込まれる内容もあるのも事実。
一律に実名制にするというのは問題があると思うのだが、無責任すぎるのも問題。この折り合いが難しいのだろう。中国での
実名化、これで人がどういう方向に流れるのかに注目したいところだ。が、日本では報道されないんだろうな。

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1月14日 出生数ゼロの町
 京都府のある町で、昨年1年間の出生届がゼロだった事が明らかになった。出生数は2005年の11人を最後に一桁が続き、
ここ数年は5人前後だったのが、一昨年の11月以降、現在まで出生が無いというのだ。この町、将来の消滅可能性都市と
指摘されており、恐れていた事が起きてしまった、という感じのようだ。JRは電化されておらず1時間に1本。子育て
支援策を講じる、耕作地が少ない為にサラリーマンになる人が多く、進学や就職を機に町を出る人が多いという。少し前に
田舎暮らしを望んでいる若者が多くいるというのが話題になった事がある。都会のあくせくした生活に嫌気がさし、田舎で
安い家賃で暮らし、仕事はインターネットでできるからどこにいても関係ない、というようなものだったと思う。もし、本当に
そうなのであれば、こういう田舎に住んでみればいいと思うのだ。私自身が田舎出身なので分かるのだが、本当に不便なのだ。
田舎暮らしを望むと言っても、そこそこの田舎でしかないのでは?と思ってしまうのだ。田舎暮らしを望むのであれば、生粋の
ど田舎、まさに今回問題になっているような町に住んでみればいいのだ。嫌がるんだろうなぁ・・・。

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1月15日 アンドロイドのサポート終了
 googleがAndroid ver.4.3のセキュリティパッチの開発、リリースを行わない事が明らかになった。正式に発表したのではなく、
問い合わせてみたらそういう回答だった、という状態のようだ。OSのサポート終了時期を発表しないのはAppleもgoogleも同じで
事前に発表するMicrosoftが異端な存在というのがgoogle側の言い分のようだ。確かにAppleは秘密主義があるので、サポート打ち切りは
ギリギリの時期になって発表される。だがしかし、今回のAndroidのように僅か1年半でサポートを切るという事はない。今回の問題は
サポートを突然打ち切るという事ではなく、わずか1年半でサポートを打ち切るという点になるのではないだろうか。日本の
ベンダーはまだこのバージョンを使っている所が多いようで。問題のver.4.3は2013年7月末に公開。その後、11月1日にver.4.4。
さらに2014年11月3日にver.5.0を発表している。これだけのペースで発表されたら、追いかけるベンダーが大変なのもわかる。
ちょっと今回の措置はやり過ぎかな、と。

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1月16日 ネット選挙
 昨年12月の衆議院議員選挙で、インターネットを使った選挙運動を参考にしたかどうかについて、参考にしなかったという回答が
87.8%にものぼり、参考にしたという9.7%を大引く引き離したとして問題になっている。投票先が流動的な無党派層と呼ばれる
人たちでさえ、参考にしなかった人は88.6%だという。2013年の参議院議員選挙から解禁されたネットでの選挙活動だが、この状況は
あまりにも悲惨すぎる。かく言う私も参考にしなかった無党派層なのだが。ネットの情報は自ら取りに行く必要がある。そして
気になる情報について深く調べるようになる傾向が強い。そもそも、あまり興味がないというのもあるが、最近の状況を見ていると
マニフェストなんてあって無いようなもの、という印象が強い。そうであれば綺麗事ばかり並んでいるマニフェストを見る事に意義を
見出せないのだ。この手のもの、利用者が伸びるのには、利用者にメリットがないといけない。少なくともネット選挙にメリットが
見出されていないという事なのだろう。選り好みできないだけに、テレビで垂れ流される情報の方がマシかもしれない。ただし、
偏りがあるので、色々な所を見て判断する必要はあるのだけど。

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1月17日 センター試験
 今日、明日で大学入試センター試験が行われる。初日の今日は地理・歴史、公民、国語、英語だったようだ。センター試験の英語
と言えばリスニングの不具合が毎回気になるところ。今年からリスニングの機械が新しくなったという事で、一層トラブルが出る
事が予想されるのだが・・・。困ったことに、今のところ報道されていない。何人が受験し、何人が機器の異常による再開テストを
受けたのか、が。報道では「一部の試験場で機器の不具合を訴える受験生がおり、途中からやり直す『再開テスト』を受けた」
という至極もっともな表現にとどまっている。さて、このセンター試験だが、受験者数が着実に減ってきている。今年は
前年よりも1540人少ない55万9132人。少子化の影響はこういう数字にも出てくるわけだ。今後、センター試験の廃止も検討
されているわけで、色々と様変わりしていくであろうこの業界。とりあえず、今年のリスニングの不具合数を早く・・・。

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1月18日 眠気センサー
 自動車事故の原因の上位に、いまだに眠気が入っている事もあり、運転手の眠気を検知するセンサーというものが開発された。
開発したのは大手電機メーカー。ウェアラブル機器であり、本体を首からかけ、耳たぶにクリップ状のセンサーを付けるのだという。
脈拍の大きさやリズムなどから眠気を推定し、音声や振動で本人、若しくは車載機と連携させてトラックやバスの運行管理者に通知
させる事ができるという。この手の眠気センサー、一昔前には瞬きの周期を測定して、運転さに知らせるというものが開発されていた
のだが、その後どうなったのかよく分からないままで姿を消した。今度はより実用的な物になっているような気がする。あとは
どれくらいの価格になるのかと、どれくらいの精度なのか、実際に車のシステムに連動させることができるのか、といったところが
課題になりそうな気がする。それ以外の実生活では・・・役に立たないだろうな。。。

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1月19日 学校統廃合の手引き
 文科省が約60年ぶりに小中学校の統廃合の手引きをまとめた。それによると、小学校で5クラス以下しかない複式学級が生じる規模、
6クラスでクラス替えができない規模の場合は速やかに統廃合をする必要があるとしている。統廃合しない場合にはデメリットを解消する
対策に取り組むとしている。デメリットとしては、クラス替えができない、部活動が限定される、体育の球技や音楽の合唱などの
集団での学習の制約、班活動やグループ分けに支障が出るといったところだ。何を今更という感じだ。私の小学校は学年1クラスずつ
しかなかった。完全に固定化された人間関係の中で生活し、いじめられっ子はずっとそのままだった。部活も全員が選択の余地なく
決定された。そんな状態が20年以上前からあるというのに、今になって統廃合の手引きというのであれば遅すぎる。そういった
デメリットを全面的に抱えた小学校時代を過ごした人はどうすればいいのか?まぁどうしようもないのはわかっているが、せめて
デメリットという言葉は使わないで欲しかった。

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1月20日 太陽系に新惑星?
 2006年に冥王星が準惑星に格下げされて、惑星が8個になったわけだが、スペインとイギリスの天文学者が、少なくともあと
2つの惑星が存在するはずだと発表された。予想では太陽から150天文単位程度の距離であり、太陽系の惑星とほぼ同じ
軌道面にあると考えられている。だが、今のところ見つかっていないようだ。準惑星となった冥王星の軌道半径は、
約40天文単位なので、予想されている150天文単位というのがどれだけ遠い距離なのかというのは、なかなかに想像を絶する
ものがある。さて、こういう方法で惑星を発見するというのは初めてではない。天王星が見つかった後、その軌道が
他の天体の重力の影響を受けているとして、海王星の存在が計算で求められたという経緯がある。そう考えると、あと2つ
かなり遠い位置に惑星があるという可能性も捨てきれないわけで。全ては今後の観測次第というところだ。もっとも、それだけ
遠いと光学望遠鏡では観測が厳しいだろうし、強い電波を出すほどのサイズがあったら見つかっているだろうし。大変そうだ。

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