Top雑感2014年9月(1日〜10日)

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9月1日 建設見直しが酷い
 東京オリンピック、パラリンピックの会場計画についての見直しが酷い。バスケットボール、バドミントン、セーリング、水球の
会場の見直しが検討されている。水球については国際水球連盟の合意を得ているが他は難色を示されているようだ。勿論、会場変更は
国際オリンピック委員会にも報告しなければならない。また、建設費の高騰で、東京都整備分の施設の総工費が3倍の5000億円ほどに
膨れ上がっているようだ。正直に言って、ここまで計画が杜撰なのだとしたら、開催地を変更されても仕方ないのではないか、とさえ
思ってしまう。これだけ色々な変更が認められるのだとすれば、招致レースの時は夢を語るだけ語っておいて、いざ決定してからは
変更を届け出ればいいという事になりかねない。これについては国際オリンピック委員会も厳しい措置をとるべきではないだろうか。

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9月2日 自動運転
 一時は近々に実用化とさえ囁かれたgoogleの自動運転の車。しかし、いまだに課題が多い事が発表された。工事現場、地面一面に
できた水たまり、道路の陥没穴はよけて走行できないし、警察官から停止を命じられても止まれないという。走れるのは周辺の詳細を
含めた地図情報がしっかりしている所に限られるという。仮に公道を自由に走れるようになっても、常に地図の情報をアップグレード
する必要があるという。まだまだ遠い未来の話だ。と言いたい所だが、世の中には他のアプローチを行っている所もある。googleは
ネット上の地図情報を頼りに走行するのでこうなってしまうのだが、周囲の状況を観察して判断、操作するような自動運転であれば
これらの心配は不要になる。実際、そういったシステムを開発している所はあり、ドイツの町中を実際に走ったという報道もされていた。
情報に頼ったgoogleと頼らなかった自動運転の違いがハッキリと出た形だ。結局のところ、事故の時の責任問題など、色々と問題は
残っているのだけど、着々と技術は進んでいる。まぁあと30年は出ないかな。

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9月3日 家庭用プリンタ
 今、家庭用のプリンタがどんどん独立しているのだという。今や家庭でパソコンを使う人が減っているのに合わせて、
スマートフォンやタブレットから直接印刷する機能が求められているのだという。一時期はデジタルカメラから直接
印刷できるという機能がもてはやされたが、今度はスマートフォンのようだ。実際、スマートフォンと無線通信を行って
直接印刷できるプリンタというのが、各社から発売されるようだ。どうしてこんなにもスマートフォンに全ての機能を
持たせようとするのかがよく分からないのだ。そんなに頑張らなくてもいいじゃないか、と。写真くらいならいいかもしれないが
それ以上のものをスマートフォンで作って、ましてや印刷しようなんて思いもしないというのに。何だろう、私がつまらない
事にこだわり過ぎているのだろうか。必要以上に高性能にしなくても・・・という気はする。他者がやっているので
仕方なく、というメーカーも多いのでは?

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9月4日 大阪880万人訓練
 明日、午前11時、大阪府にいる人の携帯電話が一斉に鳴る予定だ。大阪府が地震の避難訓練の一環として送信するメールで
マナーモードにしていても強制的に着信音が鳴るという。勿論、大阪府の住所で登録されている携帯電話が鳴るわけではなく、
そのタイミングで大阪府にいる人の電話が鳴るのだ。所謂エリアメールというシステムを利用していると思うのだが、他の
自治体での話をあまり聞かないのが気になる。一応、私も登録してあるのだが、緊急地震速報などが鳴った事がないので
何が届くのかはよく分かっていない。こういう訓練は各自治体でやっておいた方がいいのではないだろうか?いざ鳴った時に
それが何なのかが分からないと無視することになりかねないと思うのだ。ただ、問題は完全に全ての携帯電話が鳴ったわけではない
という点だ。こればかりは色々な問題があって仕方ないと思うのだが、是非とも100%を目指して欲しい・・・。ってか、携帯電話
各社の協力が必要なんじゃないか?

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9月5日 値上げに条件
 北海道電力が申請した家庭向けの電気料金の値上げについて、経済産業省は条件を付けることを確認した。その条件とは、
泊原発が再稼働した場合には速やかに値下げを行うというもの。早ければ運転再開から2か月以内に料金を引き下げる方針だと
表明したという。これからは他の電力会社が値上げを申請した場合にも同様の条件をつけて対応するとしている。まぁ、
上がりっぱなしでそろそろ厳しくなっているので、こういう条件でも突きつけないと、いつまでもそのままなんだろう。
しかし、記事通りの表現であるとすれば、「早ければ」と「引き下げる方針」と、実に曖昧な表現が残された意志の表明
ということになっている。ちょっとまだ準備が・・・とか、頻繁に料金を変えることによる混乱が・・・などと理由をつけて
引き下げを遅らせることができる余地を残している。こういう所をビシッと取り締まらないんだよなぁ、といつも思う。
いつものことならが、玉虫色・・・。

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9月6日 オープンキャンパス事情
 夏〜秋にかけて行われるオープンキャンパスの様相が変わってきているようだ。開催日を増やすのは勿論だが、無料ランチや
他の都府県から無料送迎バスを走らせる、マグロの完全養殖で有名になった近畿大学はマグロの握り寿司を参加者に無料で振る舞う、
現役女子大生が女子高校生対象に懇談会などなど、各大学が必死になっているようだ。18歳人口が減り、定員割れする大学が
出てきているなかで、いかにして学生を取り込むか、という事のようだ。なんか本質からズレているなぁという気がしてならない。
大学という機関である以上は、その大学として魅力で学生を呼び寄せるべきではないだろうか。そこにウリが無いのであれば
淘汰されていって然るべきだと思うのだ。これらのオープンキャンパスに参加した人がどうやって志望校を決定するのかも
気になる。ランチが無料だったからあそこにしよう、とか考えるのだろうか。とりあえず見てみてから決めるというのはあるかも
しれないが、本当に志望しているのなら、そのような特典には左右されないと思うのだ・・・。大学側の費用も問題になってきている
らしいし、ちょっと考え直した方がいいのでは?

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9月7日 すねかじり禁止法
 残念ながら中国での話。各地の地方政府が成人男女が就職せず、年老いた親に生活や経済面で依存する事を帰省する法律案を
検討しているという。「高齢者権益保証法」というのが正式な表記になるようだ。親の方に「断る権利がある」とするもので
完全に禁止するものではないようだ。子どもを養うために高齢者が困窮したり、子が親に暴力を振るう例が増えているという実状が
あるようだ。家庭の事情に法律が介入する事に慎重な声もあるようだ。何というか、色んな国で色んな事が起こるものだなぁと
思うばかり。日本でも同じような法律が検討されてもおかしくなような状態だと思うのだが、今の所そこまでの話はでていない。
そこまで社会問題になっていないからなんだろうが。少なくとも他国で成立した場合、それを前例として検討される可能性はあるので
覚えておいて損はないだろう。まぁしばらくはないだろうな。

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9月8日 所謂ブーム
 国内がにわかにテニスで盛り上がっている。全米オープン男子シングルスで日本人が決勝に進んだからだ。同じモデルのラケットが
売れる、着ているシャツのメーカーの商品が売れる、急遽パブリックビューイングが決定する、試合を中継するBSへの申し込みが殺到
する、公共放送が急遽録画放送を決定するなどなど、本当に急に盛り上がってきている。夜のニュースのトップもテニスだったりする
ので、もう何が何やら・・・。個人的には凄くどうでもいい。こうやって急激に盛り上がったものは、急激に廃れていくのは世の常、
大会が終わったら元通りになるのだろう。特に全英オープン、所謂ウィンブルドンを見ていて、ボールボーイの姿にかつての
奴隷を重ねてしまうのだ。貴族のスポーツであり、その頃の名残ではあるのだが、格差を象徴しているようで見ていて心苦しくなる。
そもそも、見ていても楽しいとは思わない私、ブームに乗る気にならないのは当然と言えば当然か。

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9月9日 実に分かりやすい
 昨日取り上げた日本人の全米オープン決勝戦進出者。日本時間で今朝の試合で比較的あっさりと負けた。試合の結果が出たのが
午前8時頃だったのだが、日本の株式市場は敏感に反応したようだ。その選手の関連銘柄が軒並み下落したというのだ。ただし、
専門家によると、下げ余地は限定的だという。相変わらずの日本人っぷりを発揮しているなぁと思ってニュースを眺めていた。
どっとブームになり、一気に冷めていくのだ。残念な国民性だなぁ、と。急遽録画での放送を決定して断行した国営放送も
意外な結果に驚いたのではないだろうか。これでテニスのブームも一段落。次は何が来るのか。人気が出るなら定着して欲しい
と思うのだが、なかなか・・・。

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9月10日 新システム
 会社で来年の第1四半期から稼働予定のシステムについての説明があった。あまり詳しい事は書けないのだが、Webベースで
管理するシステムなのだが、ユーザー側へのメリットはあまりなく、どちらかと言うと管理する側が楽になるようなもの。
これまでは放置されているようなものなのだが、新しいシステム導入で電子的に管理できるのだが、それを上手く動かす為には
多大なるアナログな作業が発生し、それはユーザー全員が行うことになる・・・そんなものだ。説明が終わった後から抗議が
殺到していた。私は「このシステム、絶対に上手く回らないし、1年と持たずに無法地帯になるな」と思いながら見ていた。
こういうユーザー側に作業を求めるシステムを導入するのはかなり難しい。上手く回らなくなる事が多いからだ。それを乗り越えるには
その作業量を上回るだけのメリットがユーザー側になければならない。今回の説明を受けた段階では、それほどのメリットがある
という感じには見えないのだ。そりゃ不満も出るさ、という感じだ。導入の旗振り役が実務者じゃないというのが問題か、
想像力の欠如が問題か。どちらにしても、このままでは大変な事になりそうだ・・・。

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