Top雑感2014年5月(21日〜31日)

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5月21日 1両1室
 JR西日本が2017年から走らせる予定の豪華神大列車の概要とデザインを発表した。最上級客室は1両1室。それ以外を含めても、
1編成10両で定員は30人だという。客車が6両の他は食堂車、ラウンジカーなど。最後尾はオープンデッキだとか。時間に余裕のある
団塊世代をターゲットにし、できるだけリーズナブルな運賃に設定したいとも発表されている。・・・どう見たってリーズナブルには
ならないだろう。たった30人分の運賃で、10両編成の車両の運行費用を賄わなくてはならないのだ。しかも食堂車だって
有名な人がプロデュースするようだし。そうなると客室乗務員だってキッチリと教育された人がつくであろう事を考えると
なかなかの値段になりそうだ。それでもビジネスとして成り立つというのだから、団塊の世代のリタイア後は、時間とお金が
余った状態になるという事なんだろう。羨ましい・・・。

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5月22日 サラリーマン川柳
 今年も大賞とトップテンが発表された。大賞は「うちの嫁 後ろ姿は フナッシー」というもので、5年もすれば分からなく
なるんだろうな、というものだった。サラリーマン川柳は比較的、流行ものが入らない印象があったのだが、今回は比較的多く
入っている気がする。「おもてなし」や「倍返し」「オレオレ」「イイネ」といったところで大賞のフナッシーと合わせると
トップテン中、実に7つにも及ぶ。川柳は世相を反映するものなのかもしれないが、流行ものを取り入れるのとは意味合いが
違うような気がする。さらに、サラリーマン川柳はサラリーマンの悲哀を詠んだものだと思っていたのだが、何となくそんな
感じでもなくなっているのが残念だ。タイトルを変える時期かもしれない。

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5月23日 山の日
 きっとあちこちのブログでこれをネタにする人は多いのだろう。そう思うとできれば避けたいところだが、どうしても書いて
おかなくてはならない事がある。なんでそんな日なんだとか、今以上に休日は要らないとか、そういう議論はさておいて、
「山の日にちなんで、是非とも山に出かけて欲しいです」とインタビューに応える関係者の何と多い事か。そこまで休日の意味を
考えて休む日本人なんていないだろう。海の日だからって海に行くわけでもないし、文化の日だからって文化的な事に興味を向ける
人だって少ない。昭和の日と言われてもピンとこないし、勤労感謝の日で勤労できる事に感謝している人なんて皆無では
ないだろうか。なのに、何故山の日にはそんな幻想を抱けるのだろうか。その感覚が理解できないのだ。で、山の日。
あまり意味の無いところに祝日を作ったもんだ、と思って眺めている。2016年8月11日からだ。

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5月24日 北陸新幹線
 開業は来年の春とされているからあと10ヶ月となる。そのレールが東京〜金沢間で繋がり、締結式が富山駅構内で行われた。
ここまでで総延長454 km。東京―富山が2時間、金沢まででも2時間半で繋がる予定だという。新幹線は更に延長され、2025年頃
には福井県の敦賀までの開業を予定しているとか。敦賀から大阪に延びるかは決まっていないという。これまで東京から金沢まで
行くのは、結構大変だった。学会で行った事があるのだが、想像以上に大変なのだ。それが1本で繋がるというのは有り難い事だ。
だが、そんなに需要があるのか?というのが分からない。さすがに新幹線ともなると、地域住民の足というわけでもないので、
しっかりと黒字が見込まれているのだろうけど、あまり想像ができないのだ。季節的な混み合いはあっても、年中というわけには
いかないだろう。新幹線を通す計画はなんだかんだで実現してきている気がするのだが、本当に必要なのかは時々アセスメントを
すべきのような気がする。北陸の人には申し訳ないが。

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5月25日 自転車シェア
 事前に契約をしていれば町中に置かれた自転車を好きな時に借りて乗る事ができるシステムが、東京で根付くか、そんな記事を見た。
ニューヨークやロンドン、パリなど世界の大都市では広がっているものの、東京ではイマイチだという。江東区で実証実験が
始まっているのだが、規模が小さいのと、隣の区に入ると使えないというのでなかなか不便なようだ。普及促進は区のレベルであり
都のレベルではないという。これまでも規模が小さいために利便性が薄く、やがて潰れるという事が繰り返されてきたのだそうだ。
確かにそれは問題なのだろうけど、もっと大きな問題が、自転車を取り巻く環境にあると思う。自転車レーンが無いので走りにくい
のだ。先日、イギリスに行った時に見た限りでは、自転車レーンは整備されているし、車道を走る自転車のマナーもしっかりしている。
歩道を走る自転車はいないし、歩行者天国だった所は自転車は全くいなかった。かなりしっかりしているな、という印象だった。
日本の場合、自転車を取り巻く環境がかなり悪い。改善されればマナーが良くなる・・・とは言えないが、自転車シェアが
広がるには環境の整備も必要ではないだろうか。

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5月26日 上半期トレンドワード
 大手ブログサービスで今年1月1日から5月12日に話題なったキーワードのランキングが発表された。1位はダントツで「消費増税」、
2位が「アナと雪の女王」、3位に「妖怪ウォッチ」、以下「妊活」「STAP細胞」と続くようだ。まぁ一般社会で大きな
ニュースになったものがそのままランキング上位に来ているといったところだろうか。気になるのはSTAP細胞。一般の人には
サッパリ分からないだろうけど、細胞そのものよりも、それを取り巻くねつ造疑惑などで話題になったものなのだが、
それでも上位に来てしまうのが凄い。科学的な事はさっぱり理解できないだろうけど、それだけ世間の注目を集めたという
事なのだろう。情けないなぁ・・・と。それにしても、何故こんな中途半端なタイミングで集計をしたのだろうか?
上半期には少し足りないし。

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5月27日 会社での席替え
 日本の大手食品製造会社の本社では毎日席替えがあるという。会長や社長、総務系の人などを除き、本社のぼぼ全部署が対象。
朝に出勤して共用のPCにIDカードをかざして、席の種類を選ぶとその日の席が表示されるのだそうだ。その後にロッカーから
書類を出して席に行くのだとか。同じ席は最長5時間なので1日に2回席を変わる人もいるという。まぁ何というか、落ち着かないな
というのが正直なところ。特に私のような仕事の場合、チームプレーが多い。そうなると同じチームの人と緊密に情報交換する事が
求められる。その方が何かとスムーズだからだ。1日に何回も情報をやりとりするし、必要があれば適当な部屋に集まって話す。
それを思うと、こういうシステムは合わないのかな、と。席があったとしても、半分くらいの時間は実験をしていたりするので
席にそれほどの意味はなかったりするし。毎日席替えが悪いとは思わないが、職種を選ぶな、と。社内メールでのやりとりが
増えるんじゃないか?

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5月28日 また集まるんだろうな・・・
 JR西日本がトワイライトエクスプレスの運行を来年春で終える事を発表するという。大阪と札幌を22時間かけて走るという
国内最長路線の寝台特急だ。実に25年に渡って運行してきたのだが、車両の老朽化が激しい事などから存続を断念したという。
週4往復の臨時列車扱いだが、そのサービスの豪華さなどから鉄道ファンなら乗ってみたいという人が多い列車になっている。
さて、普段でもそれだけ人気が高いのだから、最終列車となると、きっと凄い事になる。切符の発売直後に売り切れるのは
必至だろう。最終運航日にホームに人が溢れるのも想像に難くない。イマイチその感覚が理解できないのだが、好きな人は
好きなのだからと静観を決め込んでいる。一度は乗ってみたいという気持ちがわからないわけではないが、最終にこだわる
というのは分からない。鉄道ファンというのはなかなかに理解し難いものがあるのだ・・・。個人的にはJR貨物の方に
色々と惹かれるのだけど。

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5月29日 古くからあるスクリプト
 大手自動車会社が、ネガティブな言葉を奇麗な言葉に変換してくれるアプリを公開した。「死にたい」を「イキイキしたい!」
「マジあいつ嫌い」が「ほんとうにあの方将来的には好きになるしかない」といった感じのようだ。スマホアプリなのだが、
実際にインストールして試すほどの興味はないので、ニュース記事として見ただけだ。それにしても古いスクリプトを
発掘してきたものだな、と。この手の言葉遊びはCGIの黎明期にも存在していた。「な」を「ニャ」に変える猫語変換あたりが
有名になっただろうか。単なる文字の置き換えでしかない。後は前後関係で例外処理をする必要があれば、それを組み込む
という程度のもの。今の若い人には新鮮に写るのかもしれないが、私のような人間には今更感しかないのだが・・・。
単純なスクリプトでも見せ方によっては色々とできるのだが、これはやっている事も昔と一緒。なんだかなぁ、という感じだ。

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5月30日 消費者物価指数
 総務省が4月の消費者物価指数を発表した。2010年を100として、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で103.0となり、
前年同月と比較して3.2%上昇したのだとか。このうち、消費税増税分の影響は1.7ポイントと試算されているので、
実質の上昇率は1.5%となる。生鮮食品を含む総合では3.4%の上昇となっているのだとか。思うに、こうやって物価だけを
比較しても何の意味もないのではないだろうか。労働者の収入も一緒に考えて、消費者にとっての実質の値上がりを
考えないといけないのではないか、と。往々にしてそういう比較はなされないのだが、それこそが生活の実感に近いと
思うのだ。物価の上昇だけを見て喜ばれても困るのだ・・・。

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5月31日 振り込め詐欺対策
 宮崎県警が電話帳から高齢者宅の番号を削除する取り組みを始めるという。掲載されている高齢者宅を全戸訪れて番号削除の
要請をするのだそうだ。個人名から年齢を推測できる電話帳は詐欺グループに悪用されるケースがあるので、削除の要請をして
同意が得られれば必要な書類を記入してもらい、NTT西日本にまとめて提出するのだとか。既に島根県では2012年に行われている
ということで、2例目になる。詐欺の予防とは言っても、何とも世知辛い世の中になったものだなと思う。こんな事までしないと
いけないとは。しかし、こういう情報をマスコミに流してしまった時点でアウトかもしれない。今の電話帳を保存しておいて、
削除後の電話帳と比較することで、ある程度はピックアップできてしまうからだ。引っ越しした人も入ってくるのだが、
そこはそもそも、数撃って1発当たればいいという方法なので大した問題ではないだろう。電話帳自体を作らない、というのは
さすがに無理だろうけど、それくらい思い切った方法を考えてもいいのではないだろうか。

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