Top雑感2014年6月(1日〜10日)

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6月1日 夏本番を前に
 まだ真夏と呼ぶには早い時期だが、最高気温が35 ℃を超える地域が出始めている。まだ梅雨入りすらしていないというのに。
今年の夏も思いやられる。で、そんな夏を迎えるにあたって、Macの熱対策をしなくては、と思い立ち、Macの中を掃除する事に。
掃除と言っても、開けられる所を開けて、外せる部品を外して掃除機でゴミを吸うだけなのだけど。で、一通りゴミを取って、
元通り組み立てて起動したのだが・・・トラブルが続発した。まず、一部のメモリを認識してくれない所から始まり、USB接続
していた外付けHDDの認識に失敗、突然キーボードとマウスの接続が切れて操作不能に陥る等々。フタを開けてボードを刺し直したり
色々として、どうにか安定するようになってきた。安定して動いている機械に対しては、余計な事をするもんじゃないな、と
改めて思った。それにしても、短時間の起動でも、Macの中は結構熱くなっていた。熱対策は大変だ・・・。

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6月2日 新電力
 別に新しい発電方法というわけではない。これまで地域独占をしていた大手電力会社ではなく、新規参入の電力会社の事だ。
5月末現在、都道府県の本庁舎で使う電気を新電力から電気を購入しているのは、23都道府県に登っているのだそうだ。地域
としては、原発停止で電気料金が上がった東京、中部、関西、九州電力の地域に重なるようだ。新電力はどうしても出力が
小さいので、本庁舎で使う電力の全てを、とばかりにはならないようだが、それでも安いらしい。この手のものを見た時に、
採算ラインというのを意識するようになったのはいつからだろうか。新電力が発電、送電するのにはコストがかかるわけで、
そのコストを上回る収入が得られるように料金を設定するはずだ。そのギリギリの所が採算ライン。多くの場合はスケールメリット
があるので、大手電力会社の方が有利であり、採算ラインは低い筈だが、度重なる値上げで新電力の採算ラインにまで届いて
しまった、というわけだ。これ、結構恐ろしい事なんじゃないか?スケールメリットを埋める程の値上げをしているという現実。
我々一般市民が新電力に手を出せるのは、まだまだ先だろうか。。。

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6月3日 将来の希望は?
 政府が決定した2014年版「子ども・若者白書」。特集として世界7カ国の若者の意識調査の結果が載っているのだそうだ。日本の他、
アメリカ、韓国、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンだという。各国の13〜29歳の男女約1000人を対象に調査をしたもので
「40歳になったとき幸せになっている」「自分自身に満足している」「自分には長所がある」という3つの質問で肯定的な回答をした
人の割合は、いずれの質問でも日本が最低だったという。後者2つについては、向上心の現れや日本人としての奥ゆかしさと考え
られなくもないが、1つ目の質問の回答がいただけない。どうしてこんな事になってしまったのか・・・。日本の政策は、全体的に
若者を軽く扱い過ぎだと思うのだ。今の日本は高齢者が築いてきたものだ、というのは否定しないが、若者を犠牲にしてでも
敬うべきかどうかは分からない。このようなアンケートの結果を、政府は是非とも重く受け止めて欲しいものだ。

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6月4日 エキナカにもコンビニ
 JR西日本の駅の売店、キオスクとハートインがコンビニエンスストアに衣替えして営業を開始した。とりあえず5店のみだが、
5年かけて約500店舗を切り替えるという。エキナカだからと言って特別なわけではなく、通常と同じようにおにぎりや弁当、
ATMの設置、淹れたてコーヒーの販売をしているところもあるのだとか。キオスクやそれまでの店舗との差は、コンビニの持つ
圧倒的な情報量だろう。地域と時間帯に応じて品揃えを細かく調節する大手コンビニの方が駅利用者の利便性が上がるという
判断だろう。JR側がテナント料が入り、コンビニはエキナカという人が殺到する場所での立地が得られるという関係だろう。
気になるのはJRの利益。これまでの売り上げや運営代とテナント料の比較になるのだけど、それだけ運営費がかかっていた
という事を暗に示している気がするのだ。エキナカ事情、意外と厳しかったのかもしれない。

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6月5日 感情はプログラムか
 通信大手が来年2月より世界初の感情認識ロボットを発売すると発表した。価格は20万円を切るくらい。全ての機体が
インターネットに繋がり、集団としての学習をすることで、単独での学習よりも効率的に学ぶことができるという。二足歩行を
しない事でバッテリーの持ちを良くし、連続12時間以上の稼働時間を実現したという。従来の人間のプログラミングで動くロボット
とは違うという謳い文句だが、結局は蓄積されたデータを何らかのアルゴリズムで呼び出して判断させる事で稼働するのは
間違い無いだろう。となると、人の感情をプログラムで解釈し、ロボットがプログラムで再現する事になる。人間の感情は
そんなに単純な物なのかどうか、そこが問題だ。それとも感情を再現できるくらい複雑なプログラムが書かれているのか。
感情は意外と単純なのか。難しい問題だ。

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6月6日 イラっとする相づち
 分母こそ会社員200人と少ないものの、イラっとする相づちについてのアンケート結果を見た。最も評判が悪かったのが「はいはい」で
こちらの話に興味がなさそう、とか、バカにされている感じ、といった理由が挙げられていた。次に「ふ〜ん」「うんうん」、
「へぇ」「あぁ」「えぇ」が続いたようだ。話者が同意を求めているかどうかなど、色々と考えた上で相づちを打たないと
会話が上手く回らないという事のようだ。このアンケート結果の記事のタイトルだけ見た時に、絶対に上位に入っているだろう
と思ったのが「なるほどですね」なのだが、入っていなかった。選択肢から選ぶタイプだったのかもしれないが、この相づちは
かなり腹が立つ。「何がどう『なるほど』なんですか?」と腹立たしさのあまり聞き返した事があるくらいだ。悲しいかな、
ビジネスの世界、特に営業系の人は無意識に発している事があるようだ。口癖のようになっているのかもしれないが、
キチンと考えて発しないと相手を怒らせる結果になりかねない、という事だ。「はいはい」に限らず、だ。

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6月7日 法人税減税
 総理大臣が来年度から法人税の実効税率を引き下げると発表した。今月中に策定する予定の経済財政運営の指針にできる限り
具体的に盛り込みたいようだが、具体的な下げ幅やその分の税収の穴埋めなどは発表されていないようだ。この法人税の引き下げ、
話が出る度に「大企業優遇策」とか「穴埋めは結局庶民の負担になる」とか、色々と言われるのが常。だが、つい最近、
法人税率が重要だという案件があった。アメリカの大手製薬企業がイギリスの企業を買収しようとしたものだ。結局は成立せずに
終わったのだが、その買収の目的は、アメリカよりも法人税率の低いイギリスに拠点を移そうとした、と伝えられてる。
つまり、法人税率が高いままでは本当に企業が国内からいなくなってしまう可能性を示唆するものだ。税収の穴埋めを
負わされることを正当化して政府を応援しようというつもりはないが、グローバル化された今、法人税率が低い地域に
企業が流れていくというのは普通の事となりつつある。法人税率を下げるというのは国の事を考えると必要なこと、
なのかもしれない。その負担を一般市民にだけ押し付けるのは間違っていると思うが。

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6月8日 水素ステーション
 燃料電池車の市販が平成27年に始まる見通しだ。しかし、燃料となる水素を供給する場所が全く整備されていない。政府の当初の
計画では27年中に100基程度の商用水素ステーションを整備する構想だったが、現在でも大半は未着工だという。設置コストは
ガソリンスタンドの5〜6倍の4〜6億円とされており、国が半額を補助するとは言っても負担が大きいのが実状だ。何が問題か
というと、燃料電池車がどれだけの数走るのかが不明な点だ。燃料電池車の値段はやっと1台1千万円を切るメドが立ったくらい。
普及は厳しそうだ。水素ステーションが無ければ車は売れないだろうし、車が売れないのに水素ステーションを作ろうという
事業者は現れないだろう。囚人のジレンマのような状態になっているのだが、これはしばらく続くだろうことは想像に難くない。
最近、特に高速道路のSAでの電気ステーションは結構よく混んでいる。にもかかわらず増設されないのが現状だ。そんな状態なのに
水素ステーションがバリバリ建設されるとは考えにくいのもまた事実だ。普及はまだまだ先だな。

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6月9日 消費税10%の判断
 2015年10月から消費税率を10%にするかどうかの判断がいつ下されるのかはハッキリしていなかったのだが、一応の目安が
示された。2014年中に判断するというザックリしたものではあるが。ここ最近、色々な経済指標が発表されているのだが、
どれを見ても景気が回復している事を示すようなものばかりだ。生活の実感としては全く感じられないのだが・・・。燃料費が
上がった関係で全ての値段が上がっているためにGDPを始めとする指標が上がっているだけのような気がしないわけでもない。
まぁ、結局は上がるんでしょ、と覚悟を決めているわけだけど、そうなったらいよいよ生活が厳しいなぁと。その分だけ収入が
上がるわけでもないので生活が苦しくなるだけなのだ・・・。正式な発表はいつなのか、その時、一般市民は同反応するのか。

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6月10日 日本でもカジノを?
 日本でも作ろうかという動きが出ているようだ。外国人観光客を集める目玉になるというのが思惑のようだ。既に世界の
カジノリゾートの企業が動きを始めているという話もある。日本国内でもいくつかの自治体が誘致をしようとしているようだ。
確かに人を呼べるくらいのカジノリゾートがあれば、かなりのお金を落としていってくれる事だろう。そこまではよく分かる。
分からないのはそれを観光の目玉にしようという所だ。そんな事をしなくとも日本の独特の文化は十分に人を呼べると思うのだ。
ラスベガスは砂漠の真ん中のオアシスにできた都市だし、マカオは極めて狭い土地。他に何も無いのでカジノで人を呼んだという
のが何となく見え隠れする。日本でわざわざカジノを目玉に人を呼ばなくてもいいと思うのだ。まだどうなるのか全く見えない
状態だが、そんな事しなくてもなぁ・・・という思いは消えない。

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