Top雑感2014年5月(1日〜10日)

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5月1日 ウェアラブルデバイスの実験
 日本の大手航空会社がウェアラブルデバイスを使ってスタッフの後方支援をするという実験に乗り出すようだ。デバイスの販売の
関係で、場所はホノルル空港になる。カメラや情報伝達の機能を使って、本社スタッフが実務スタッフの支援をするというもの。
スタッフはタブレット等と違い、両手が自由になるので、現場作業の効率化や負担軽減が図れるという事らしい。機体の整備やら
貨物の搭載の作業を効率的に、確実にできるかを試す、という事らしい。何て言うか、先進的な試みだと思うが、人手を考えると
結局は効率的になっていないのではないか、という気がする。現場作業員の他にデバイスから送られてくる情報を確認する為の
本社スタッフが必要なわけで、イマイチ効率化されるように見えないのだ。例えばメガネ型の場合、かけたままで視線でチェックの
入力と情報の送信という操作を行う事ができれば、その情報をサーバーで一元管理すれば効率化につながると思うのだが、
現在のウェアラブルデバイスではそこまでの機能は無いようだ。ウェアラブルデバイスでの効率化はもうしばらく先の話になりそう
と思うのは私の認識不足だろうか。

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5月2日 何が起こったのか
 GWどこかに行くんですか?と何回か会社の人に聞かれていた。その度に「箱根から大手町まで歩こうと思う」と回答していた。
前半はなかなか天気が安定しなかったので決行できなかったのだが、今日、始発で箱根に向かい、大手町に向かって歩いた。
約110 kmの距離があるので、大手町まで歩いた場合には深夜〜翌朝になると見込まれる。にもかかわらず、これを書いている
という事は、途中でリタイアしたという事だ。正確にはゴールできない事は明らかになったので、帰りやすい所から帰って来た
のだ。それでもあちこちボロボロになっているので、許して欲しい。そもそも、こんなに暑くなるとは思っていなかったのだ・・・。
詳細は近日中にアップするが、とりあえず今はボロボロになった体を治す事に集中させて欲しい・・・。

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5月3日 連休の渋滞予測
 今年の大型連休の渋滞予測は、下りの混雑が今日で、Uターンは明日の午後から始まると予想されている。今朝、渋滞情報を
チェックしたら、確かに今日は下り線が渋滞していた。行楽地に向かう人や実家に帰省する人で混雑していたのだろう。
予想通りであれば、明日の午後にはUターンの渋滞が始まるわけだが・・・。それが示すのはそのタイミングで動く人が多いという
事実。という事は、今朝出発してどこかで一泊、明日の午後には家に戻るという日程になる。しかも両方で渋滞に巻き込まれる
人もいるのだろう。何となくリフレッシュというよりも疲れる為に出かけていないだろうか?ただでさえ、昨今はガソリンが
値上げされているというのに。もっと別の休みの使い方というのはないものだろうか。渋滞に巻き込まれつつ一泊だとあまり
遊ぶような時間もないだろうし。遠くまで行かなくても、十分に遊べると思うのだけど。。。

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5月4日 運転しながらスマホ
 アメリカのインターステートで起こった自動車事故。普通乗用車が中央分離帯を乗り越えて反対車線に入り、トラックと正面衝突して
普通乗用車の運転手は即死、トラックの運転手は軽傷というもの。アルコールや薬物は検出されなかったという事だが、事故の
直前にスマートフォンからSNSに投稿していた事が明らかになり、それによる前方不注意と推定されている。これまでも運転中の
自撮り写真を投稿していたらしい。慣れというか何というか、たまに運転しながらメールを打つという人を聞くのだが、それが
どれほど危ない事なのか認識しているのだろうか?日本の高速道路くらい頭を使わない状況なら、別の事を考えるくらいはあるが、
さすがに目線をそらすのは怖い。よく時速○キロでは1秒で●メートル進むなんて脅し文句を見るが、周りも同じ速度で動いている限り
その距離は大きな問題ではなく、目を離した時に起こった事への対処が遅れる事が問題なのだ。おそらく、今回の事故も、気付いた時には
中央分離帯を超えて対処不能だったのだろう。こういう事故が報道されても「自分は大丈夫」という人が大多数を占めるのだろう。
そしてまた事故が起こる・・・。

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5月5日 渋滞予測
 別に外に出かける用事があるわけでもなく、仕事で使えたらいいなと思っている事を勉強するために家に籠っているのだが、
時々チェックしているのが高速道路の渋滞情報という相変わらずの生活。いつからこうなった?という気がしているが・・・。
日本道路交通情報センターでは大型連休とは関係無く渋滞予測を出している。勿論、大型連休の今はあちこちの道路が、渋滞を
示す赤い色で塗られて真っ赤になっているわけだが。で、Uターンのピークと言われている今日、渋滞予測は面白い状態だった。
中央道や東北道はほぼ予想通りの位置で予想通りの長さの渋滞が発生していた。45 kmとかいうとんでもない数字だったが。
それに対し、東名高速は全く合わない。もっと長い渋滞が予測されていたにも関わらず、実際に発生したのは短いものだった。
どうも新東名が開通してから渋滞予測が当たらなくなってきている。渋滞予測も天気予報と一緒で、統計に基づくものなのだろう。
そのため、データが少ない今の状態では予測ができないのだろう。正しい予測ができるのは何年後だろうか。

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5月6日 ミーハー・・・
 ちょうど連休直前に世界遺産に登録される事が濃厚となった富岡製糸場。この大型連休の人出は5万600人で過去最高だったのだそうだ。
昨年が1万7000人という事なので3倍以上になった事になる。午前9時の開場に3時間前から並ぶ人も出るとかで、大人気だったようだ。
やっぱり日本人ってミーハーだなぁと。今までは教科書に出ていた物という認識で、建物が残っているかどうかすら気にしていなかった
事だろう。建物が残っていたとしても、別に見に行きたいとは思っていなかった筈だ。実際、昭和62年まで操業していたなんて夢にも
思わなかった事だろう。それが世界遺産になりそうとなった途端にこれだ。富岡市の方でもこの人出は予想以上だったらしく、
対応に追われているとか。実際に見ていないので問題があるかもしれないが、おそらく「一回見れはもういいや」系の場所だろうから、
この観光客の数も長続きはしないのだろう。元通りのペースに戻るのは・・・来年か?

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5月7日 デブリの情報
 運用を終えた人工衛星などが漂っている状態のスペースデブリ、その軌道の情報をJAXAがアメリカ側に提供する事で合意したようだ。
提供する先は米戦略軍統合宇宙運用センターという物々しい名前をしているが、クリスマスイブには、サンタクロースが今どこを
飛んでいるかをリアルタイムで情報提供するなど意外と柔軟な考えを持った所だ。アメリカから日本への情報提供は決まっていたが
今回はその逆、日本からアメリカ側への情報提供が決まったという話だ。よく分からないのが、日本がそれほど多くのデブリの
情報を持っているとは思えないのだ。それほど長い間、観測をしていたとは思えないし、大きな望遠鏡があるわけでもない。
そんなに情報を持っているのだろうか?持っているからこそ提供するのだろうけど。何にせよ、人類はこれまで、デブリを撒き過ぎた。
難しいのは承知だが、掃除を考える時期ではないだろうか。衝突する確率はまだまだ低いとは言え、増え続けるデブリには何らかの
対策を行わなくてはいけないのではないだろうか。

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5月8日 実験ノートというもの
 なかなかに一般の人には理解できない世界だと思う。STAP細胞を巡る問題で、提出されたノートの一部がニュースに映像として
出ていた。で、日々実験ノートを書いている身からしてみれば、あんな物では証拠にならないのは当たり前だ。まず、実験条件の
記載が雑。実験ノートは第3者が見て、その実験を再現できなくてはならない物だ。それができるような状態ではなかった。
そして、日付が無いというのは致命的。特に特許の事を度々口にするのであれば、日付は絶対に必要なものであるし、他の人に
確認して貰った日付も必要となる。何よりも気になったのが、「陽性をかくにん よかった」と書かれていた事。どういうデータから
陽性と判断したのかの記載が必要なのもあるが、「よかった」と感想を書くというのは実験ノートとしてあり得ない。実験事実と
考察を書くものであり、個人の感想を入れるものではないのだ。もっとキッチリした実験ノートを作ってから証拠云々の議論をしろ
と思う。学生時代に指導した人は何を教えたのか・・・。

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5月9日 国民投票法
 そんな議論が国会で話し合われていたとは知らなかった。それっぽい話は聞いていたのだが、最近の報道は全く別のものばかり
だったので意識しなくなっていた。どうやら衆議院で可決されたらしい。内容として大きいのは国民投票を行うのが18歳からに
引き下げられること、公務員が賛否を働きかける運動を行うことができるようになることだろうか。併せて、学校教育における
憲法教育の充実を図るという付帯決議もあるようだ。18歳と20歳の2年の差での判断力や世間を見る力というのは大きく違う
気がする。もっと厳しい事を書くと、20歳で十分な力が付いているのかどうかという点ですら疑問が残る。色々と見えてきて、
色々と分かるようになってきたのは、本当に最近のような気がする。私の場合は学生が長かったからかもしれないが、社会に出て
初めて見える事もあるので、社会に出た人という方が正しい意見徴収ができそうな気がするのだが・・・。法律にするのは難しそう
なのだけど。

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5月10日 自治体が婚活支援
 政府が2013年度補正予算で自治体の結婚支援事業に対する助成制度を創設したところ、46都道府県から申し込みがあったそうだ。
唯一無かったのは沖縄県。政府としては少子高齢化に歯止めをかける為に対策が必要と判断しての補正予算なのだそうだ。独身者の
為の結婚フォーラムや、結婚を考える講義、子どもの説得方法を教える親向けの冊子など、色々な案が出ているようだ。
全部を見たわけではないが、どれもこれも、対症療法でしかないのが気になる。出会いの場を増やそうとか、結婚が素晴らしいと
考えるように仕向けるとか、支援する人のスキルを上げようとか。問題はそこにあるわけではないと思う。そもそも、どうして
結婚する人が減っているのか、子どもの数が減っているのか、その原因を突き止めて、原因に対しての処置を行わないと
すぐに元の状態に戻るだろう。問題の本質はどこにあるのか、何事もそれが大事だと思うのだが・・・。イマイチ政策としては
出てこないようだ。。

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