Top雑感2014年3月(11日〜20日)

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3月11日 デジカメの画質
 もう何年もデジタル一眼レフカメラを使っている。コンパクトデジカメは滅多に使わないし、動画を撮る時や、本当に記録用でしか
なかったりする。先日、会社のイベントで、自分のデジタル一眼レフカメラの他にも、コンパクトデジカメを貸して他の人にも
撮影して貰った。その写真を集めていたのだが、そこであまりの画質の違いに驚いた。コンパクトデジカメってこんなに荒かった
んだっけ?と驚いてしまった。決して古いカメラを使っているわけではない。むしろ一眼レフカメラの方が古いのではないだろうか。
にも関わらず、コンパクトデジカメの画質が悪過ぎるのだ・・・。これまであまり直接の比較はしていなかったのだが、今回、
その差がハッキリと出てしまったのだ・・・。恐るべし。それでもコンパクトデジタルカメラは売れ続けるという状態。
みんな、そろそろ気付いた方がいいと思う。

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3月12日 賃上げしない会社にペナルティ?
 経済再生担当大臣が記者会見で賃上げしない会社にペナルティを課すと解釈できるような発言をした。曰く、円安にもしたし、
法人税減税もした。賃上げに十分な土台は作ったのだから賃上げはできる筈であり、賃上げを実施しない企業に対しては「経済産業省
から何らかの対応がある」とのことだ。一体どれだけの企業が賃上げ要求に応えられるだけの十分な体力を蓄えたというのだろうか。
敢えて自分が関係している医薬品産業の話を書こう。確かに多少の不況でも病院に行く患者さんは減らないだろうけれども、
医療費や薬の値段は国によって点数で決められており、しかもその点数は年々減らされる傾向にある。医療費削減、社会保障費
削減の波であり、これからもそれは続くであろう。そんな状態で賃上げができるだろうか?完全に政府に収入を支配され
しかも削減の方向性が見えているというのに、だ。厚生労働省と経済産業省、経済再生担当大臣で管轄が違うから知らない、
というのではあまりにも無責任だ。もう少し考えて発言をして欲しかった・・・。

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3月13日 着地点はどこだ?
 今年1月だっただろうか、理化学研究所で新しい万能細胞STAP細胞についての発表が行われたのは。その時の研究ユニットリーダーが
今や徹底的にマスコミに叩かれている。大学時代の博士論文まで引っぱり出されて、アメリカの公的機関で発表された文章に酷似
しているとか、参考文献のリストが本文と全く合わないとかとか。これについて、本人が色々と叩かれているのだが、本当に
叩かれるべきは指導教官であり、審査をした教授陣であろう。結果がどうであったかは別としても、学位論文で参考文献のリストと
本文が全く合わないというのは、指導教官が全く見ていないのに加えて、審査する側も読んでいないという事だ。私も学位論文は
書いているが、徹底的に修正させられたし、審査の先生も細かく読んで、色々と指摘して下さった。そうあるべきであり、
それだけの重みが本来は博士号にあるはずなのだ・・・。なんだかなぁ・・・と。論文に掲載された写真が取り違えであれば
早く修正論文を提出すべきだ。あまり知られていないが、「あの論文には間違いがありましたので修正します」という論文は
結構出ているものだ。この問題、どういう結末になるのか、全く想像がつかない。

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3月14日 避難所の地図記号
 国土地理院が災害時の避難先を示す新しい地図記号のデザイン案を公表した。非常口等に使われる人が逃げる様子を示すデザインを
採用して、高潮や津波等の対応する災害を示すマークを組み合わせるという。避難場所が変わった時の対応を考えて、紙の
地形図には表示せずに電子版にのみ掲載するという。一般からの意見を募った上で4月に正式決定だとか。震災から3年、
こういう動きが出てくるには遅すぎたのではないだろうか。しかし載るのは電子版のみという微妙な状態が気になる。いざ避難
するという時に地形図を見る人はほとんどいないだろうし、避難所を確認しておこうと平素から地形図を見る人も少ないだろう。
地元自治体の出すハザードマップやWebページ、もしくは歩いて避難所の確認をする人がほとんどだと思う。そうであれば
地形図に避難所を表示する意味はどの程度あるのだろうか、という事に。まぁ避難所を探すのに、地形図を見れば確実に載っている
というのは便利な事かもしれないが、そうであればもっと宣伝しなくてはいけないと思うのだ。さて、どうなる?

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3月15日 ヒッチハイカー
 ちょっとした気晴らしで車を走らせていたのだが、自分が運転するようになって、初めてヒッチハイカーを見た。場所は高速道路の
SAの駐車場の出口付近の歩道上。ダンボールに書いていたのは「次のSAまで」大学生っぽい男性2人がそれぞれダンボール掲げていた。
あまり乗せる気にもなかったのだが、ダンボールの文字が見えたのが直前だった事もあってスルーしてしまった。比較的遅い時間
だったのだが、どこまで移動するつもりだったのだろうか。あの感じだとSAごとにヒッチハイクしているようなのだが、それでは
いずれ失敗する可能性が高い。彼らがいたSAから2つ先のSAは、規模が比較的小さいためか、SAにしては利用者が少ない。
そうなると、そこから先の移動が困難になるはずなのだ。高速道路をヒッチハイクで移動する場合、トラックドライバーを捕まえるのが
効率が良いと言われている。無線でお互いに連絡をとっているので、乗り継ぎがスムーズになるらしい。結局彼らはどこまで
移動したかったのか、実際にどこまで移動できたのか、気になる事は色々とあるのだが、意外と乗せる気にならないもんだな、
というのは発見だった。

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3月16日 献血100回
 初めて献血したのは大学院生の頃だから、10年ほど前になるだろうか。最早正確な記憶すらないのだが・・・。それから
何も無ければ月1回のペースで通い続け、今日、ついに100回に到達した。100回記念のグラスが貰えて、ちょっといつもより
丁寧にお礼を言われた意外は、別にいつも通りの対応だった。むしろ、普段から見にくい血管が、一層見にくくなっていたらしく
迷惑をかけてしまったようで。これで1つの目標が達成されたので、次は・・・献血で47都道府県を制覇、と言いたいところだが
色々と難しいだろうなぁ、とは思っている。これまでは北海道、東京都、神奈川県の3つしか経験が無い。旅行に行っても
現地の状況も分からないし、車で行くと駐車場の問題があるし、献血ルームにも当たりハズレがあるので、ハズレを引くと
面倒なことになるし。4月初頭に海外の学会に出席するので、その後1ヶ月は献血できない。その間に何か次の目標を考えよう
かな、と。とりあず、目指すのは最西端の献血ルームか?

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3月17日 琵琶湖で津波
 琵琶湖で最大5 mの津波が起こるという試算の結果を滋賀県が出してきた。琵琶湖で津波というのは一体何事か?と思ったのだが、
琵琶湖の底を震源とする大地震が起こった場合の想定であるらしい。実際、湖底には5つの断層があるらしく、過去に津波が起こった
形跡も残っているらしい。しかし、これらの断層は今後300年の地震発生確率はほぼ0%とされており、具体的な被害想定や
対応策までは考えていないと県が発表している。最近、津波の被害想定ではないが、こういう事を会社でやっていたりするので
何となく気持ちは分かるのだが・・・。「計算すれば数字は出る」のだ。しかし、その数字にどれほどの意味と現実味があるかは
別問題ですよ、というのが多い。特にPCの発達と表計算ソフトの進化で、計算だけならいくらでもできるし、ちょっと数字を
変えると結果が大きく変わったりする。予測系の計算なんてどうにでもなるな、というのが正直な感想だ。そういうもの
なのだ。世間で出てくる数字を見る時にはそういう目が必要だなと、最近特に思うようになった。

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3月18日 再現実験
 何度か取り上げてしまうのは、やはり科学の世界に身を置くからだろうか。理研から論文が発表された万能細胞STAP細胞について
再現実験に最低3ヶ月、データをまとめるまでに約1年かかるという見通しが発表された。先立って発表された実験手順については
正直言って、見てもよく分からなかった。それだけに3ヶ月という期間が適正なのかどうかもよく分からないし、データのとりまとめに
1年という期間が妥当なのかどうかも定かではない。興味としては、本当に刺激だけで脱分化して万能細胞になれるのかどうかという
点になっている。そこが揺らいだ場合は、今後の研究者人生に大きな影響を及ぼす事は間違いないだろう。私自身は当初から
怪しいと思っていたわけだけど・・・。論文のねつ造云々よりも、結局はSTAP細胞が存在するのかどうか、そこが最大の論点に
なるべきではないだろうか。一躍有名になった人がどうとか、そういう事ではなく。ニュースにしやすいのは分かるが。

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3月19日 器物損壊
 京都府で高校生が逮捕された。コンビニで商品のアイスをホット飲料の陳列棚に入れて溶かしたというもの。本人は「覚えていない」
と容疑を否認しているという。なんでもこの高校生はこれまでも同じコンビニ内で大声を出したり寝転んだりといった迷惑行為を
繰り返していたといい、警察には被害届が提出されていたのだという。昨年末にアイスを溶かすいたずらをしたところで、店側が
我慢の限界を超えたといったところか。防犯カメラでキッチリと特定されたのだろう。この事件の容疑は「器物損壊の疑い」なのだ。
営業妨害・・・と言いたいところだが、偽計業務妨害だとか威力業務妨害というわけではなさそう。虚偽風説流布業務妨害、
電子計算機損壊等業務妨害にもあたらないと分類が難しい・・・。結局はアイスを溶かしたとしての器物損壊になるようだ。
事件の内容そのものよりも、売り物が器物である事の方が衝撃的だった。

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3月20日 オーブンレンジで煮物
 そもそも電子レンジを持っていないし、必要性も感じていないので家電量販店に行っても見る事がないので、謳い文句を見た時には
何の事か分からなかった。6月頃に発売されるスチームオーブンレンジでは煮物も細かい設定でできるという。食品の表面温度を瞬時に
測定して、むらなく加熱できるようになったのだという。食材の量もセンサーで見分けるのだとか。いやはや、レンジ系の進化は
どこに向かっているのかと心配になってしまう。煮物くらい煮て作ればいいじゃないか、と思ってしまうのだが、世間的には
どうなんだろうか。そこでオーブンで作る意義がイマイチ分からないのだ。店頭想定価格は14万円前後と、なかなか買おうかという
気が起こらない値段だ。売れるのか?そして煮物を作る人は出てくるのか?何となく、レンジも多機能になりすぎて、全ての機能を
使いこなしている人というのはいないのではないだろうか。ギリギリまで機能を絞ったタイプで十分という人もいる筈。
これからレンジはどこに向かっていくのか・・・。

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