Top雑感2014年3月(1日〜10日)

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3月1日 小学校が廃校に
 今朝、実家から連絡があり、私が通っていた小学校が廃校になると伝えられた。調べてみたら、今年の全校生徒は36人。しかも、
1、2年と3、4年は複式学級。特に悲しい事とかはないのだが、来るべき時が来てしまったかという感じだ。私がいた頃はそれでも
全校で120人くらいはいたのだが、減りに減って今やそんな人数になってしまったようだ。田舎での少子化の勢いはとどまるところを
知らない。これからは同じ町内でも5 kmくらい離れた所にある別の小学校に通うことになるのだろう。おそらくスクールバスで。
小学校のWebページを見ると各学年の人数とかが出ているわけだけど、最早この人数ではマトモに部活もできなくなるだろうという
状態だ。男子は野球、女子はミニバスが基本だったのだが、交代要員無しでギリギリいけるかも・・・くらいの人数しかいない。
もう色々と限界を迎えているんだろうなというのは何となく分かる。廃校にあたっては特に感慨もないのだけど、跡地を
どうするのかが気になる。一応、校舎と体育館、プール、野球場まであった学校だから、結構な広さがあるのだけど・・・。

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3月2日 雪の予報は?
 今週末も関東地方の山沿いでは雪が予想されていた。場所によっては大雪になるかもしれない、と。この冬は関東で大雪が2週間
連続で降ったので、天気予報を出す側もビビっているのではないかという気になってしまう。実際はほとんど降っていないようだ。
現場には行けないので、あくまでも道路情報からの推測だが、雨が精一杯のようだ。それでも予報側は諦めていないらしく、
夜から明け方にかけて5 cmくらい降るかもしれないという発表を続けている。今週末も確かに南岸低気圧が発生して通過している。
大雪になる事がある気圧配置なのだけど、だからって思い切った予報を出し過ぎたのではないだろうか。雨は降ったけど、それが
精一杯だった。これで本当に夜には雪になるのかどうかすら怪しい感じだ。なんというか、大雪があったが為に、「想定外の大雪」
というのを無くすような文言を使っているように見える。こういうのが続くと天気予報は信頼されなくなるんだよな・・・。

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3月3日 実験の再現性
 約1ヶ月前に発表されて話題になった万能細胞、STAP細胞、刺激惹起性多能性獲得細胞が他の研究室では作れないと問題になっている。
酸性の溶液に浸すだけとか、細い管に無理矢理通しただけとか、毒素をかけただけ、などと、何かと簡単に作れる事を強調したせい
とも言われている。実際のところ、「難しいことは難しい」と論文の共著者が話しているように、簡単ではないのだ。そんなにホイホイ
万能細胞に戻られてしまっては体をマトモに維持できないからだ。理研は詳細な手順の公開を検討しているというのだが・・・。
これ、なかなか化学の世界では考えられない。速報であったとしても、カギとなるじっけんについては実験方法を公開するのが
一般的だからだ。再現性がその時点で確かめられることはないが、再現性が低い場合には追試をした人によって間違いが
指摘されたり、別の原因が指摘されたりする事もある。滅多に無いのは化学だからかもしれない。何が書きたいかというと・・・
今まで何故実験手順を公開しなかったのか?ということと、それて追試できないのは当然ということだ。ひょっとしたら、
針の穴を通すような狭い条件なのかもしれない。その辺りがハッキリしないうちに「簡単」と発表した事にも問題はあるのだが
実験手順を公開した後からが本番だ。さて、どうなるのやら。

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3月4日 風化
 やはりもうじき3年という節目がやってくるからだろう。「東日本大震災の記憶を風化させない」とか、そんなキャッチフレーズを
よく聞くようになった。「風化していますか?」というアンケートを有名ポータルサイトが行うほどだ。結果を見ると、多くの人が
風化を感じているという結果だった。当たり前じゃないか、と思ってしまうのはひねくれているだろうか。良くも悪くも、ヒトは
忘れる生き物だ。いつまでも辛い思い出を引きずっていては精神が持たないし、全てを覚えているというのも不便なものなので
必要な情報を選択して記憶にとどめ、残りは忘れる生き物なのだ。風化して何が悪い。大事なのは記憶が風化しているかどうかではなく
その時に学んだ事、その時に得た教訓を生かしているか、という事にあるだろう。大変な災害でした、大きな被害が出ました
というのは、記憶していても何の意味の無い情報だと思うのだ。勿論、被災地が放置される事は当時の記憶の風化とは別問題であり、
現在進行形の問題として認識すべき事だろう。それとは別の震災そのものの記憶は風化して当然だと思う、というのは過激過ぎる
考えかたなのだろうか?

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3月5日 入社試験の有料化
 これが是か非かという問題は去年実施された時も起こったが、今回、厚労省が行政指導を行った事で、再び問題になっている。
厚労省の言い分では、お金を払える人にだけ受験機械が与えられるというのは不公平だというものだ。しかし、この受験料は
地方の学生からは取っていないし、額も2525円と私立大学の受験料と比較すると安価。これでも機会が不公平だと言えるのだろうか。
機会として不公平だというのであれば、そもそも、地方にいる人は不公平だ。100社以上にエントリーするとか、50社以上も
試験を受けたなんて話を聞くが、それができるのは都会に生活の拠点を置ける人だけだ。地方の人がホテル住まいでなんてのは
とてもできないし、何度も往復するのも厳しい。その辺りの地域差をどうにかしてから、機会の均等性を議論して欲しいものだ。
で、有料化に関しては、別にいいんじゃないか、と思う。本番の練習とか、何となくエントリーとか、そういう学生が増えているのは
事実だろう。採用活動をする側だって無料のボランティアでやっているわけではないのだから、本気で入社したいと考えている人にだけ
来て欲しい筈。僅かな額であったとしても有料にすれば冷やかしは減る筈なのだ。わざわざ行政指導するような事か?と。
そもそも、人は生まれた環境からして平等ではないのだし・・・。有料化の動きに追従する企業は出てこないんだろうな・・・。

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3月6日 ワクチンの生産態勢
 新型インフルエンザが発生した時に、国民全員分のワクチンを半年以内に生産する態勢を整える、という計画がある。厚労省が
打ち出したもので、その期限は今年度一杯なのであと1ヶ月弱。しかし、4500万人分の生産量が確保できない見通しとなった。
すでに1社が撤退していて2500万人分が不足、そして精製の効率が上がらずに2000万人分が作れないという報告がされたので
合計で4500万人分不足する計算だ。まぁこういう風な、御上が勝手に打ち立てた方針というのはどこかで無理が来る事があるものだ。
一体どんな見通しがあってその数字を出してきたのかを聞きたくなるのだが、実現可能性や実態というのを無視して、とりあえず
数字だけを打ち立てるというのは止めてもらいたいものだ。別にこの例に限らず、悲しいかな、よくある。何なら今日もあった
ばかりと言ってもいい。それをいかに上手く切り抜けるかに生き甲斐を見いだせる人は・・・ほとんどいないだろうな。
かく言う私も、地味に困っている・・・。

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3月7日 twitterのデマ
 どうしてこんなにもよく広まるんだろうかと思ってしまう。twitterでデマのツイートが広まっているとして注意が喚起されている。
しかも、そのデマのツイート、リンクが貼ってあり、それを叩くと自動的にツイートして、勝手に広まっていくのだという。完全に
愉快犯のやっている事なのだが・・・。いくつかデマのツイートが出ていたが、他人の興味を引くような内容が書かれているのだ。
もうクリックしてくれと言わんばかりに。なのにどうしてこんなにも簡単に広まってしまうのか。デマのツイートは一時期流行って
その時にみんな耐性がついたのではなかったのか?どうしてこんなにも歴史を繰り返すのか・・・。とりあえずリンクは叩いてみる
という動きを治さないと駄目なんだろう。特に最近は、転送用のアドレスが出ていて、実態が分からない事が多いというのも原因の
1つかもしれない。みんな、もう少し賢くなろうよ・・・。

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3月8日 団体行動
 会社のイベントで1日中外に出ていた。順番に回ってくる係のようなもので、今年とおそらく来年もイベントの企画側に回っている
のだが、特に今回のものの担当になっているので、色々と裏で動いていたわけだが・・・。やっぱり大人は団体行動ができない、という
事実をハッキリと認識した。そこを期待してはいけないのだ。基本的にみんな自由に動き回るのだ。それでもイベントが回るように
しないといけないというのは骨が折れる事のような、何も決めないようにしておくような・・・。何にせよ、企画する側の苦労は
絶えないわけで。果たして団体行動ができるのはどれくらいの年代なのか?小学校低学年までは無理。基本的に話を聞かないから。
大学生ともなると自由を謳歌し始めるし、社会的にも責任を自分で持つという意識が出てくるのか、人の話を聞かなくなる。
高校生もかなり自由。となると、小学校高学年〜中学生くらいが関の山か。そう考えるとこの手のイベントの企画は、その頃が
一番楽という事に。何故大人の方が苦労するのか、何か間違っている気がする。

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3月9日 デモの参加者数
 東日本大震災から間もなく3年。その直前の日曜日ということで、あちこちでイベントが行われたようだ。その中の1つ、
脱原発を訴えるデモ行進が行われたようで、ニュースで取り上げられていた。その参加者数がなかなか。主催者の発表
では1万人とされているが、警視庁の発表では4000人だという。デモを行う際には道路の使用許可が必要なので、警察に
申請をする必要があり、交通量の多い所では警備についたり、信号を調整したりする。たまたまデモ行進とすれ違った時に
思った以上に警察官がいるのに驚いたほどだ。どちらが正しいのかは実際に見たわけでもないし、数えたわけでもないので
分からないのだが、主催者が多めに数字を言うのは想像に難くない。だとしても倍も差があるというのは気持ち悪い。
この手のイベント事の参加者数は、最初から信頼してはいけないという事だろう。誰かこういうのを数えるシステムとか
作ってくれないかな。

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3月10日 余震
 やっぱりと言うか、この時期になるとこういう話が続々と出てくる。タイミングがいいので再び国民に注意を喚起しようという
ものだろう。東日本大震災の余震はまだまだおさまっていないので、M8級の地震が起きる可能性もある、という内容の発表を
気象庁が行った。昨年10月にはM7.1の余震が起こっているので、まだまだ油断はできない、というものだ。いや、まぁ
分からないでもない。だが、首都圏の人々にはすっかり過去の話になっているし、今更色々と言われても実感が沸かないだろう。
震災後に幹線道路の標識のポール等に、海水面からの高さと沿岸からの距離が書かれたシールが貼られた。勿論、今でも
貼られているが誰も意識していないのではないだろうか。だからこその注意喚起なのだろうけど、この地震の話は
狼少年状態になってしまっている気がする。何か別の手を打つ必要があるのではないだろうか。具体的な方法は思い浮かばないが。

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