Top雑感2014年2月(21日〜28日)

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2月21日 まだ続いていたんだ
 目標は年内妥結だったような・・・というのは最早禁句と化しているだろう。環太平洋パートナーシップ協定、所謂TPPの交渉だ。
明日からシンガポールで再び数日間の日程で交渉が行われるようだ。結局はどこの国も譲らなかったので交渉が進まなかったわけで
年が変わったからと言って特に何かが変わるものでもないだろう。そろそろ諦めても諦めるという選択肢も提示していいのでは
ないだろうか。どこの国だって、自国の利益を最優先にするわけで・・・。勿論、他国だけを批判しているわけではない。日本だって
ここだけは譲れないというのを固持し続けているわけであって。このまま、あと1年くらい交渉を続けるんじゃないかという
気がしている。諦めたら??

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2月22日 同訓異字
 文化庁が同訓異字の使い分けについて報告を発表した。より詳しくは、文化審議会国語分科会になる。常用漢字表が新しくなった事、
以前発表されたものは用例だけで分かりにくかったからというのが主な理由だ。早速発表されたものを見てみたのだが、「会う」と
「合う」、「遭う」のように分かりにくいものも含まれているのだが、「誤る」と「謝る」、「収める」「納める」「治める」「修める」
のように、小学校の漢字テストレベルと思われるものも含まれている。「刷る」「擦る」のように間違わないだろう、というものまで
入っている。合計133種類の同訓異字が紹介されているのだけど・・・紛らわしいかどうかというのは収載の基準には入っていない
ようだ。どうしてそんな雑な選び方をしたのだろうか・・・。今回、新しい指標が出たことで、色々な文書を作る際に参考に
なりそうだな、とか思っている私は、世間的には珍しい方だろう。結構大事なんだけどなぁ・・・。

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2月23日 オリンピック終了
 正確には日本時間では今日の深夜なので、これを書いている時は、まだ競技が続いているのだが・・・。キッチリと見た競技は
少ないのだけど、それでも言えるのは、もう少し詳しく解説してくれないかなぁ・・・という事。ルールが分かっている競技は
勿論見ていて分かるのだけど、初めてみる競技は意味が分からない物が多い。何が凄いのか、何処に注目してみれば良いのか。
解説者が凄いと言っているのは何処を見てそう言っているのか、そういうのがさっぱり分からない。日本人の応援に終始している
場合はさっぱり意味が分からないし、贔屓した事しか言わないので面白くないし。専門用語も使いたくなるのは分かるのだが、
説明を入れてもらわないと分からないし・・・。解説者は是非ともそういう解説をして欲しい。素人は何処を見ていいのかすら
分からないのだから。

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2月24日 Windowsのアップデート
 マイクロソフトは春にWindowsの次期アップデートを予定しているという。曰く、タッチとデスクトップのユーザーインタフェースの
ギャップを減らし、キーボードとマウスを使うユーザーの使い勝手を改善するという。他にも低価格PCの製造を可能にするとか
IEの互換性の改善とか色々とあるようだ。Windows8はとかく評判が悪い。タッチで操作する分にはまだマシだが、マウスと
キーボードでは使いにくい、と。電気屋の店頭で触った事もあるのだが、どうしたらいいのかよく分からなかったというのが実際だ。
明らかにタッチで使いやすいように作られているなぁと。OSだけ乗り換えて、タッチに対応していない人には使いにくいこと
この上ないのだ。思うのだが、マイクロソフトもそうだが、ユーザーの事情を無視して「どうだ!」と出してくる事が多い。
ユーザーの事情を汲むというのは難しい。企業が大きくなればなるほど難しい。だからこそ、そこを意識して活動しないと
いけないのではないだろうか。後から評判を聞いて修正をかけるのでは情けない・・・。

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2月25日 脱落者多数
 どういうわけか、日本でランニングがブームになって久しい。皇居の周りを走っている人の数を見ると驚くばかりだし、先日
行われた東京マラソンに至っては、倍率が10倍だという。しかし、その一方で始めてみたものの、辞めてしまう人も少なくなく、
辞めた人の7割は半年続かなかったのだという。最初から頑張り過ぎて燃え尽きてしまう人が多いというのがスポーツメーカーの
分析だ。スマートフォンのアプリであの手この手で続けられるようにしよう、という動きはあるようだけど、果たして効果のほどは?
何が問題かというと、走る事によって得られる何かが無いという事だろう。当然、走れば苦しい。ほぼ毎日5 km走る私だって毎日
苦しい。そんなに苦しい思いまでして得られる物が無ければ、それは続かないだろう。得られるものが、一緒に苦労している「ネットの」
知り合いだったり、SNSでの知り合いからの反応だったり、では続かないのではないか?というのが私の見解だ。何らかのキッカケで
楽しくならないと続かないと思う。それが何なのかは人それぞれだろうし、私自身も分からない。そんな私はというと、健康診断の
結果が相当に危ないので危機感から走っている。いつまで続くか・・・。

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2月26日 警察官の一芸選考
 大阪府警が実施するようだ。通常採用で一芸を自己推薦させるという。スポーツは勿論、IT技術や話術など、どんな分野からでも
人を集めようという思惑のようだ。今春募集する520人のうち、約50人の予定で、事前選考に合格すると教養の試験や面接、
体力検査で優遇されるのだという。警察という仕事はとかく大変だと思う。犯罪が多様化しているので、必要とされる知識の幅が
物凄く広くなっていると思うのだ。そこで、何かの分野に秀でた人を募集するというのは理にかなっていると思う。
通常の選考で選ばれた人を教育するよりも、既に詳しい人を採用すれば即戦力として使える、というわけだ。このような採用は
全国初だという。もしも、これで大きな効果があれば、全国に波及してもおかしくないような制度だと思う。ただ、どうにも
自己推薦というのが気になるわけで・・・。何らかの客観的な指標で能力を示さないと駄目なんじゃないか?書くだけなら
誰だってできるわけだし。

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2月27日 その短縮に意味は?
 JR東海が東海道新幹線の最高速度を2015年春から引き上げると発表した。現行は時速270 kmのところを時速285 kmに上げる
という。勿論、全区間でこの速度を出せるわけではないので、単純な計算はできないわけで。社長の話によると、東京―新大阪間で
2〜3分の短縮になるのだという。車体の性能の向上もあるだろうし、安全管理もキッチリでてきているからこそ、最高速度の
引き上げなのだろうけど、東京―新大阪間で2〜3分縮めてみたところで・・・という気がしてしまう。現状での最短は2時間25分
なんだそうで、そこから数分短くなったところで誤差じゃないの?という気がする。東京―新大阪間は乗った事があるが、
2時間半でも十分に飽きる。もっと大きく、30分短くなったとかであればインパクトは大きいが・・・。その2〜3分を縮める
企業努力を認めて欲しいというのがJR東海の言い分かもしれないが、その2〜3分に影響されるような物はないだろう、と。

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2月28日 ロケットブームなんて無かったんだ
 前回、固体ロケットのイプシロンが鹿児島県から発射されたのは夏だっただろうか。日本中が妙に熱狂していた。打ち上げを
見ようと発射台のある町には人が集まり、ニュースでも大きく取り上げられた。さて、今日未明、H2Aロケットが種子島
宇宙センターから発射された。実にひっそりとしたものだった。朝のニュースでちょっと取り上げられたくらいで、世間的には
話題にもならない感じだ。あのイプシロンの時はロケットブームが来たとか騒がれていたのだが、そんな物はやっぱり
無かったのだ。鹿児島本土だったこと、固体ロケットだった事が珍しかっただけなんだ、と改めて思った次第だ。冷静に
考えてみれば、ロケットブームって何だよ、という話で、一般の人には固体ロケットが何なのかすら分かっていなかったのでは
ないだろうか。イプシロンはH2Aの補助エンジンだ、と言っても信じてもらえないかもしれないくらいだ。じゃぁ、あの
イプシロンの騒動はどうして起きたんだ・・・。マスコミが騒ぎ過ぎただけ、という気がしないわけでもない。今後も
H2Aは密かに打ち上げられ続けるだろう。

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