Top雑感2014年4月(11日〜20日)

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4月11日 駆け込みの反動
 4月1日に消費税率が上がってから約10日。色々な調査結果が出てくる頃だ。4月第1週の消費動向がいくつか見えてきたようで、
家電では前年同期比で2割減少、自動車でも反動減が出ているようだ。旅行なのでは4月全体で見た時に反動減が出そうという予想が
出ているが、外食産業では反動減が見られないという調査結果が出ているようだ。業界によって動きは様々というところか。
私が周りを見ている感じでは、だが、ガソリンなどのどうしようもない物については1週間経って元に戻った感じがある。
一方で、コンビニは相変わらず人が少ない印象。旅行というか、先週あたりの高速道路の人出も、ほぼ元通りという感想だ。
結局はそうなんだよな、と。最初のうちだけで、元通りになってしまうのだ。家電の落ち込みもせいぜい1ヶ月といったところか?
日本人は大人し過ぎるんだよな、やっぱり。

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4月12日 消せるボールペンで不正
 やっぱりというか、まぁ出るだろうなと思っていた。これまでニュースにならなかったのが不思議なくらいで、ある意味で
みんな素直だったんだなという気がする。熱で消えるインクを使ったボールペンが発売されて久しいが、それを使って
承認を受けた勤務管理表を書き換えて時間外勤務手当を不正受給した人がいるようだ。ボールペンだから消せないという常識を
打ち破った商品であり、証書類や宛名書きには使えない旨が商品には書かれているものの、書いた物を受け取った側はチェック
できないわけで、こんな事が起こるのも無理はないだろう。さて、問題はここから。どうやって再発を防ぐか、だ。良心と
モラルに訴えかけて・・・というのはあまりにも不確実。消せるインクは黒、赤、青、緑があるので、これ以外の色で書類を作る
というのもなかなか難しい。さて、どうしたものやら。。。今のところ、サインは全てカリグラフィペンを使うとか、そういった
突飛な方法しか思い浮かばない。

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4月13日 プレートは繋がっている・・・
 今日の早朝、南太平洋のソロモン諸島付近でマグニチュード7.6の地震があった。約2週間前になるだろうか、日本時間では4月2日
午前9時頃に南米のチリ付近でも地震があり、津波が日本に到達するという事があった。震源地をキッチリと確認しているわけではないが
何となく気持ち悪いのが、この2つの地震が同じ太平洋プレートの境界線で起こっていそうだという事だ。チリの方は沈み込み地震断層
という見方があるようだがよく分からない。とにかく、同じプレートの西と東で連続して地震が起こったのだ。これはプレートにかかる
力のバランスが崩れていたという事を意味しているのでは?そして、今回の2つの地震で均衡がとれた・・・とはなかなか考えにくくて。
さて、そろそろ記憶から消え去りそうな3.11の約1ヶ月前にニュージーランドで大きな地震があった事を覚えているだろうか?
どうもこう、きな臭さを感じる。が、私がこういう予想をした時は、大抵外れるので、厄払いのようなものだと思って頂ければ。
何にせよ、地震が起きた時にすぐにプレートの境界線と合わせて考えてしまう癖はなくした方がいいような気がする。

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4月14日 強い肯定
 こういう場合、明確な証拠がない限りはなかなかこういう言葉はでないものだ。原子力規制委員会の有識者調査団が敦賀原発2号機の
原子炉直下の断層を検討し、4人全員が「活動性がある」という結論を示した。どちらとも言えないような場合は「活動性が無いことは
否定できない」といったような表現を使うのだが、明らかな肯定文。これはハッキリした証拠があったのだろう。これで敦賀原発
2号機は廃炉を迫られる公算が大きくなった。調査団からは「繰り返し動いており将来の活動性を否定できない」等の意見が出た
ようだが、最終的な結論は「活動性がある」だ。問題はこれから先、敦賀原発を保有する日本原子力発電がどのように動くか、だ。
異議申し立てが許される状態ではなくなっているのだが・・・。ところで、じゃぁそんな所に建設する許可を下したのは誰だ?
という問題が発生する。過去に遡及して罪に問うつもりはないが、当時と今では何故結論が変わってしまったのか、その原因を
追求する事が必要ではないだろうか。実現しないんだろうな・・・。

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4月15日 GPSソーラー時計
 腕時計にどこまでの性能を求めるのか、そんな疑問を持ってしまう。私としては普段は時刻が分かればいいし、ジョギングする時に
タイムを計る為のストップウォッチ機能が欲しい。それくらいだ。時計合わせが面倒なので電波時計だし、電池交換も要らないので
ソーラー発電のものを使っている。で、某有名メーカーから出たのがGPSソーラー時計。GPS内蔵の腕時計はこれまでもあったが、
ランナー向けだったりする。が、今回はGPSで自分のタイムゾーンを認識、自動的に時差を調整する機能を持っている。しかも
GPS衛星からの時刻の情報を使って時間を修正する機能まで持っているという。・・・ちょっとやり過ぎじゃないか?
そこまでしなくても、自分で時刻を合わせればいいじゃないか、という気がする。タイムゾーンを跨ぐような飛行機に乗れば
大抵は着陸時に現地時間を教えてくれるのだし。先日の海外学会では普段使っている時計のワールドタイム機能で十分だった。
腕時計にGPS信号の時刻を認識させる機能はやり過ぎじゃないか?ちなみに、ちらっと値段を調べたら15万円以上するようだ。
時計にそこまでのお金をかける気になれない・・・。

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4月16日 100年前の柱
 東京駅で開業時からある14本の柱が撤去される事になった。老朽化が理由であり、100年の間、屋根を支え続けた事になる。
鋼鉄製で柱頭に植物のレリーフがある。1対2本はモニュメントとして残されるという。写真も出ていたのだが、キチンとしていて
レリーフもなかなか凝った物であった。さて、ここで現代の建築を考えてみて欲しい。現代の物、同じ鋼鉄製でも100年先まで
持たせる事を考えて作っているだろうか。付け加えると、柱頭に凝った意匠のレリーフを入れるだろうか?100年先まで
持ちこたえるような建物は少ない気がするし、効率が重視される今ではわざわざレリーフを入れるなんて考えられない。
昔は良かったとかのんびりしていたとか誉め称えるつもりはないのだが、効率的である事を重んじるあまりに、忘れている、
若しくは軽んじられている何かがあるのではないだろうか。遊び心なんて言葉で住ませてはいけない何かが。レリーフがあっても
誰も気付かない、気にしないような世の中ではあるのだけど。

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4月17日 地下水バイパスも失敗?
 東京電力福島第一原発での地下水バイパス井戸の話。建家に流れ込む地下水を減らす為に、山側に井戸を掘り地下水を汲み上げて
汚染される前の水を海に放出しようという計画だ。ところが、12本の井戸のうち1本から基準を上回るトリチウムが見つかった
というのだ。約1週間前に汲み上げた頃から放射性物質は見つかっており、それから上昇傾向が続いているという。国の基準を
下回る自主基準を設定しているのだが、その自主基準を上回る程度の放射性物質なのだが・・・。さて、これで分かるのは、
地下水の流れはそんなに単純では無いらしいという事だ。どのような位置関係にあるのかは報道されていないので分からないが、
少なくともバイパスさせる事を想定して掘った井戸なので、汚染水が汲み上げられる予定ではなかった筈だ。その予定が崩れたのだから
地下水の流れ方が想像とは違った筈だ。さて、このバイパスは上手くいくのだろうか?

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4月18日 244メートル
 浜松シティマラソンのハーフマラソンのコースが正規の距離よりも244メートル長かったと発表された。完走した3279人の記録は
公認記録ではなくなるという。原因は折り返し地点のコーンの位置を122メートル先に置いた事。日本陸連が正規の地点に鋲を打ったが
当日は実行委員が仮測定した際の鋲にコーンを置いたのだという。4月に入ってから計測しなおして明らかになったのだという。
ハーフマラソンなので21キロ程度走る事になる。そこから244メートルなので1%程度長かったのだ。短かったのならまだしも、
長かったのだから記録しとて認めてもいいじゃないか、という気がする。長かったと言っても1%なわけだし。凄いのは、大会終了後に
距離が長かったのでは?という問い合わせが14件あったというのだ。何故気付く・・・。GPS付きの腕時計を使っていれば移動距離が
分かるので改めて確認した、といったところだろうか。市民ランナーを侮れない時代になった。

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4月19日 スマホに光学ズーム
 アメリカでスマートフォンを作っているメーカーによると、2年以内にスマートフォンのカメラに光学ズームを搭載する事が可能
なのだそうだ。今やスマートフォンはスナップ写真を撮りたい人にとって頼れる製品になっていると言い、現在のデジタル一眼レフ
との差であるレンズの壁も克服できるという内容のようだ。プロカメラマンか懐古主義以外の理由でカメラを買う人はいなくなる
だろう、と。今でもデジタル一眼がそんなに市場を席巻しているかというと疑問が残るところだが、スマートフォンに光学ズームは
やはり考えにくい。そして何よりも、最も大きな誤解は、所謂コンデジと一眼の違いが光学ズームだけにあると思っている点だ。同じ
画素数で比べても一眼の方が圧倒的にキレイに撮れるのは、撮像素子の大きさもあるが、そこに送り込む光の量に差があるからだ
スマートフォンに巨大なレンズを付けるなら可能性があるが、それはあまりにも考えにくい。スマートフォンが一眼を超える可能性は
まず無いと私は考えているのだが・・・。

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4月20日 高速道路逆走
 愛知県の一宮ジャンクションのあたりで高速道路の逆走事故が起こった。二階建て観光バスが中央分離帯を乗り越えて反対車線に
進入し、最終的には大型トラックと正面衝突したのだという。バスに乗客はいなかったものの、逆走時に接触した車の乗員など
が負傷、バスの運転手とトラックの運転手も含めて計10人が負傷したという。ここまで分かりやすい理由の逆走事故も珍しいのだが、
注目すべきは、逆走した際に走行車線と追い越し車線の間を走り抜けたという点だ。逆走車は多くの場合、巡行側から見た場合に
追い越し車線を走る事が多い。左側通行の意識があるためと考えられている。にも関わらず、車線の間というのが凄い。いくらなんでも
車線を守ろうとする意識は働きそうなものだが・・・。このバスの運転手に何があったのか、そこが気になる。

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