Top雑感2013年9月(21日〜30日)

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9月21日 レールが広がる?
 JR北海道管内で貨物列車の脱線事故が相次いだ。中には事故にならなかったものの、脱線した形跡だけが残っている場所も発見
されている。脱線した後、そのままレールに戻ったと推測されると発表された。何故こんなにも?原因は??と気になっていたら
新しい発表があった。レールの幅が広がっていたのだという。年2回の定期検査で見つかっていたが、社内規則を無視して補修
していなかったのだという。つい先日の脱線事故の箇所では25 mm、その後の緊急点検では最大28 mmの広がりが見つかった
のだという。車輪の幅を考えると、それだけが原因とは考えられないし、全車両が脱線していないことからも、他の要因が
絡んでいるのは分かるのだが、そもそも、レールが広がるという事態に驚いた。枕木にガッチリと、少なくとも幅が広がる方向には
動かないように固定されているような気がしていたのだけど・・・。所詮は金属なので歪むのだろうか。ただ走っている
ように見えて、実は色々とあるのだな、と思わされた。

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9月22日 地形図のデザイン一新
 地形図と言ってもその現物を手に取った事のある人は少ないだろう。何処で売られているのかすら分からない人が多いかもしれない。
大きめの書店なら地元の物は大体売られているし、書店で注文すれば全国各地のものが手に入る。そんな地形図のデザインが変わる
となると、ますます興味のある人は減るような気がするが、とりあえず書き続ける。2万5千分の1地形図が対象のようだが、現在の
色合いを踏襲しつつも、全体的に鮮やかな印象になるよう変更するのだそうだ。およそ半世紀振りのデザイン変更なのだそうだ。
年内に刊行を初めて数年かけて置き換えるというのが国土地理院の計画のようだが、だからと言って、旧デザインの地形図に
駆け込み需要が起こらなさそうなのが平和だ。ひょっとしたら一部の地図マニアがこぞって買うのかもしれないが、影響は
限定的だろう。一部では古地図がブームになっていたりするが、現役バリバリの地図というのはイマイチブームになりきれない
部分があるので、そんなものなのだろう。ところで、地形図というと2万5千分の1の他に5万分の1というのもある。国土地理院の
発表を見ても、5万分の1の方には全く触れられていない。まぁ片方だけ図版の変更というのは考えにくいので両方共に
変更するのだろうけど、意外と扱いが寂しい感じ。忘れられたというわけではないのだろうけど、どうしてなのだろうか。
今度、書店に行った機会にでも地形図を改めて眺めてみようかな・・・。

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9月23日 迷惑メール
 時期によって波はあるものの、とにかく携帯電話に迷惑メールが多かった。それでもいくつかのドメインからPCのメールを受信する
必要があったので、手動受信にして通知メールだけ受け取り、手動で消すという手順を踏んでいた。先日、携帯電話の機種変更を
したら、手動受信の設定が消えていた。仕方ないので受信許可ドメインを指定した上で、PCからのメールの受信拒否設定にしたところ
迷惑メールがピタッと止まった。いかに迷惑メールがPCから「お手軽」に送信されているかがよく分かる。結局のところ、PCから
であれば、実に簡単に100通、200通、それ以上のメールを一気に送信する事ができる。そりゃ数も減らないよな、と思ってしまう。
時々面白い文面があったりして、送っている側の工夫の跡が見えたりするのだが、迷惑なものは迷惑なので切ることに。
これでしばらくは静かな日々が送れるようになるだろうか。あとは新しい機種を使いこなすだけだ。

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9月24日 国語に関する世論調査
 おそらく毎年実施されていると思う。文化庁の国語に関する世論調査だ。間違い易い用法がどれだけ定着しているかを始めとする
国語に関する様々な実態を調査するものだ。今回は擬音語や擬態語の認知度についても調べたようで、「キンキン(に冷える)」や
「さくさく(動く)」「ざっくり」「ほっこり」といったものも含まれていた。ざっくり、ほっこりは丁度定着するかどうかの
境界線くらいの認知度という事なのだが、会社で一時期やたらと使われた事があり、妙に気持ち悪かった。他にもやたらと
「イメージ」という言葉が使われたり、「個人的には」なんて接頭辞がついたりした。結局のところ、全ては表現を曖昧にする為の
単語でしかなく、「ざっくり」は「大体」でいいし、「どんなイメージでいますか?」なんて表現は「どう思っていますか?」で
いいだろう。「個人的には」というのは意見を言うが正式な物として受け取らないでという用法。別に使うなというつもりはないが、
どれもこれも多用するものではないだろう。どれだけ曖昧に言うんじゃなくてキッチリと言えよ、という気になってしまう。更に
「個人的には○○なイメージでいます」なんて表現をされると「そんなもん、勝手に思ってろ」と思う。時々「●●と私は勝手に
思っていたんですけど・・・」というのも聞くが「勝手に思っていたんでしょ?勝手に思っていればいいじゃん、あなただけだろうけど」
とさえ言いたくなる。結局のところ、何が書きたいかというと、曖昧な表現ばかり使うな、と。表現をぼかすのは日本人の美徳
かもしれないが、やりすぎると腹が立つ人もいるんだ、って事だ。

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9月25日 ゲリラ豪雨の予測
 予測が難しく、突如として発生する事から「ゲリラ豪雨」とマスコミに名付けられたにわか雨を予測するシステムが開発された。
豪雨が起こる直前に観察される積乱雲、その中の氷の粒が集まった豪雨の卵をキャッチするレーダーがその実態。国も似たような
システムを開発しているのだが、機械が大きく、測定範囲のメッシュも大きい。今回の物は大学のチームでレーダーを小型化、
それを生かして細かいメッシュで観測間隔も短くした。さらに車に乗せて運ぶ事もできるというメリットも持っている。
まぁどちらがいいかというのには様々な観点があるので一概には言えないのかもしれないが、民間グループが作るものは
やはり運用の点で優れているなという印象だ。国が開発すると、強い力に後押しされたというか、どことなく力技のような物を
感じてしまう。あとはこれらのシステムが活用されるのを願うばかりだ。少なくとも、今の所ゲリラ豪雨が降るという情報は
飛んでこない。10分前には分かるとされているので、十分に時間はあると思うのだが、通知するのが大変なのだと思う。
携帯電話のエリアメールでは広過ぎるような気がするし。作ったからには活用して欲しいものだ。

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9月26日 組織の風通し
 最近、どうにも風通しが悪い。しかも自組織内での話だというからタチが悪い。何が起こっているかというと、一部のメンバーで
話し合って決めた内容を、当然全員が知っている筈だ、という風に思っていたり、自分が持っている情報は全員が知っている筈だ
と思い込んでいるためか、極めて断片的な情報しか流れてこなかったり。今日に至っては、会議の中止案内をその場に居た人に口頭
で伝えただけで、その場にいなかった私には何の連絡も無かった、という事が。全て上の人の行動なのだが、どうしてこうなって
しまったのか。来週に話す機会があるので直接伝えるつもりだ。本人は情報の中心にいるので全てを把握しているのだろうが、
特に口頭での伝達だけの場合、形跡も証拠も残らないので、その場にいなかった人には知る手段すら残されていない。そのあたり、
分かっているのかすら怪しい。人が複数集まった時、それぞれの人が持っている情報、常識には差がある。その点を理解していない
人が多過ぎる。そして、情報というのは自分が思っている以上に相手に伝わっていないものだ。やり過ぎなくらい丁寧に伝えて
丁度いいのではないか、と私は思っている。会社で上に立つ人たちって、そんな教育も受けていないのだろうか・・・。自分は
気をつけようと思った今日。

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9月27日 Ctrl+Alt+Del
 このキーの組み合わせ、Windowsに触っていると幾度となくお世話になるものだろう。しかし、このキーの組み合わせについて
ビル・ゲイツが失敗だったと発言した。何故3本も指を使わないといけないのか、という質問に対するもので、その為のボタンを
キーボードに付けられれば良かったのに、という言葉と共に回答したようだ。離れた場所の3つのキーなので、間違って
押してしまう事を防ぐ為の組み合わせというのも理由としてはあるだろう。だが、当時の設計者がその為のボタンを付けてくれなかった
というのがあるらしい。それにしてはScroll lockだとかpauseだとか、一般の人には全く使わないボタンがある事には
どのような説明をするのだろうか?そっちの方が要らないだろう、と。開発当時はノートパソコンなんて想定していなかった
だろうから、キーの数が減っても生き残るキーなんて事は考えていなかっただろうし。大事なコマンドだからこそ、離れた
3つのキーというのは意味があると思うのだけど・・・。そんなキーのお世話にならないのが理想的なのだけど。

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9月28日 携帯電話の電源OFF
 列車内での携帯電話の電源OFFについて、見直そうという動きが出ているようだ。かつて携帯電話はペースメーカーから22 cm以上
離すように指針が出ていたのだが、今は電波が弱くなったので3 cmくらいまで近づけないと影響が出ないようになっている。指針では
余裕を見て15 cm程度離すとなっているので、電源OFFまでしなくていいだろう、という事だ。かつて、列車内などでは一律に電源を
切るように言われていたが、あまりにも守られないので、優先席付近のみ電源OFFに改められたという経緯が。それすらも今では
守られているのか怪しいのだが・・・。これで規制が緩和されて電源OFFではなくなった場合、ペースメーカー使用者はどんな
思いで列車に乗るのだろうか。ある日突然「実は大丈夫でした」と言われて安心できるのかどうか。なかなか受け入れ難いものが
あると思うのだけど。これも今までが必要以上に恐怖心を煽っていただけ、という気がしないわけでもない。今後はどういう
方向で決着するのか、静かに見守ろうと思う。因に、私は優先席には近づきません。

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9月29日 開票速報
 先日の参議院議員選挙の時にも思ったのだが、開票速報が早過ぎる。今日は大阪府堺市の市長選挙があった。現職と新人の
一騎打ちで、大阪都構想が実現に向かって動くかどうかを占う選挙だった。投票は午後8時まで。そしてインターネットの
ニュースサイトには8時1分には当選確実の文字が出ていた。早過ぎる。出口調査やら情勢の調査の結果のなせる技なのだろうが
いくらなんでも酷過ぎるのではないだろうか。もう開票しなくてもいいんじゃないか、という感じだ。というか、そもそも
電子投票にすれば速報も何もなく、すぐに結果が出る。もう開票作業をじっくり行う事に大きな意味が無い状態になっている。
そうであれば電子投票を考えてもいいのではないだろうか?電子投票はセキュリティ上難しいとしても、マークシート式にして
開票の手間を減らすとか。とにかく、今の状態では速報でサッサと決まってしまった後にも人の手でせっせと開票作業をしている
という手間が勿体ない。何か考える時期ではないだろうか。

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9月30日 テレビはもう駄目か?
 国内大手家電メーカーがテレビ事業を縮小すると発表した。赤字続きのテレビ事業らしいのだが、3か所ある海外工場を
1か所に絞り、従業員2000人を削減するという。人件費を減らし、海外メーカーへの生産委託を増やすという。自社生産の
割合を減らし、機種も4割ほど減らすのだという。別に家電業界に限った話ではない。今や業種を問わず、どこもかしこも
大手では他社への業務委託が増えている。自社の社員を使うよりも人件費が安いというのが主な理由だろうか。全てを自社で
行うメリットが薄れてきており、その技術を得意とする他社へ委託した方がメリットが大きいという事なのだろう。
まぁテレビもデジタル化での買い替え需要が一段落してからは値崩れが激しいのでこうなる事は予想できたと思うのだけど。
もう国内で作っても人件費がかかり過ぎて駄目なんだろうな、と。そうなると、日本の家電メーカーは何で生き残りをかけるのか?
白物・・・?

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