Top雑感2013年9月(11日〜20日)

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9月11日 iPhone
 今現在、私の携帯電話は見事に壊れている。通話ができないことはないのだが、スピーカーフォンのみだ。少し前までは時々
受話器側が回復していたのだけど、最近は全く駄目。先日もスピーカーフォンで通話をしていたくらいで、なかなか大変だった。
で、発表された新型のiPhone。待っていたというのが正しいのだが、その上位機種である5Sは予約販売無しなのだそうだ。
まぁ行列を作らせてイベントムードを盛り上げての宣伝を狙っての事なのだろうが、平日に発売で、私のように切羽詰まっている
人からしてみればかなりキツイ。休んでまで並ぶほどの価値はないだろうけど、今の状態が不便なのも間違い無い。無駄に
行列を作って売り切れさせるとかは止めて欲しいな、と。本当に困っている人だっているんだから・・・。今回は
マイナーアップデートだからそこまで殺到するとは考えにくいのだけど、最近の私のこの手の予想はことごとく外れるので
何とも・・・。予約させてくれないかなぁ・・・。

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9月12日 風刺画
 フランスの週刊誌が2020年の東京オリンピックが決まった事を受けたと思われる風刺画を掲載した。爆発した原発施設を背景に
置いて、腕が3本の力士と足が3本の力士が相撲をとろうとしているというもの。両力士とも痩せている。防護服を着たリポーターが
福島のお陰で相撲がオリンピック競技になったと実況している。これに対して「東日本大震災で被災した方々の気持ちを傷つけ、
福島第一原発の汚染水問題に誤った印象を与える不適切な報道で、大変遺憾だ」として抗議をすると官房長官が発表した。これって
そもそも報道か?という問題もあるのだが、風刺画くらいそっとしておいてあげようよ、と思ってしまう。誰もこれを見て
本当だとは思わないだろう。社会風刺くらい笑って許せるくらいじゃないと、恐怖政治と変わらない統治になってしまうのでは
ないだろうか。遠くから見て笑っていればいいじゃないか、と思う私は甘いのか。

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9月13日 イグ・ノーベル賞
 どうしてこんなにも日本人は常連なのか?人々を笑わせ、考えさせる研究や業績に贈られるイグ・ノーベル賞に今年も日本人が
輝いた。しかも医学賞と化学賞の2つ。これで7年連続で日本人が受賞しているそうだ。医学賞は音楽が脳を介して免疫反応に
影響しているとする研究結果。化学賞は切っても涙が出ないタマネギの開発に対してだ。これだけ日本人が受賞する事に対して
どのような感想を抱くのかは個人差があるだろう。「もっと本家でも頑張れよ」というのが多くの人が思うところだろうか。
私にはむしろ、これだけオリジナリティ溢れる研究をしている日本人の頭の柔軟さに驚かされる。世界的に見て役に立つかどうかは
分からないし、ずっと日の目を見ないまま埋もれてしまっていたかもしれない。しかし、歴史的に大きな発見というのは
意外ととんでもない所から見つかっていたりもするのだ。変な研究、と無下に扱うのは勿体ないと思うのだ。本当に役に立つ
日の目を見る研究なんて、世界的に見てもごくわずかでしかないという現実を、一般の人は知るべきなのかもしれない。

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9月14日 イプシロン成功
 打ち上げの時には日本人にこんなにもロケット好きがいたのかというくらいに人が集まったイプシロンロケット。その後延期が
続いて今日、とうとう打ち上げに成功した。意外な程にニュースにならず、打ち上げ成功後にニュースになっていたくらいだった。
一応、今回も見学者が集まったようなので、キッチリと調べていれば打ち上げ予定は分かっていた筈。私は全く気にしていなかった
わけだが。勿論、ただ打ち上げただけではなく、人工衛星が積まれていて軌道への投入にも成功したようだ。固体ロケットの割には
キッチリと制御されているんだなと思ってしまった。当然と言えば当然なのだが。そして、相変わらずの人の集まりよう。
どうしてこんなにもロケット打ち上げに人が集まるのか。どうせ見えるのなんて点火から僅かな時間だというのに・・・。
イマイチそのあたりの感覚が分からない。はやぶさから続く宇宙ブームとは思えないのだが。

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9月15日 再びゼロへ
 現在、国内で唯一運転している原発である大飯原発4号機。最稼働から13ヶ月が経過したので定期検査に入らなければならない。
それが今日の深夜からとなっており、明日の未明には原子炉が完全に停止する予定である。これで1年2ヶ月振りに国内の
稼働している原発がゼロになる。定期検査は1月中旬までかかる予定だが、原発稼働の新基準への適合審査がキッチリと終わっていない
という事もあって、再稼働がいつになるのかは明らかになっていない。今年の夏、関西での消費電力を時々見ていたのだが、
稼働していた2基が無かったら電気が足りていなかったという数字が出ていた。実際には周囲からの融通を受けたりして
どうにかしたのかもしれないが、結構危なかったのは事実。来年の夏はどうなってしまうのか、再稼働できるのか、
ゼロのままなのか。そもそも、次に稼働できる原発はどこなのか。色々と興味が尽きない。

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9月16日 特別警報
 制定されたのは8月30日だっただろうか。とにかくつい最近である。その地域で30年に1度くらいの災害の恐れがあるときに
発令されるというもので、まぁなかなか出ないだろうなと思っていたら、いきなり今日、発令された。大型の台風が近づいた
滋賀県、京都府、福井県に出されたのだ。こんなに早くお目にかかれるとは思わなかった。実際、京都府では道路が冠水するなど
かなりの被害が出ていたようだが、滋賀県、福井県ではどうなっていたのか、ニュースで流れないので分からないが、それなりの
被害が出ていたのだろう。特に、京都については渡月橋が水没しそうになっていたのが印象的だった。つい2ヶ月ほど前に
見たばかりだったので尚更。一応、特別警報の面目躍如といったところだろうか。因に、他の地域でもいつも通りに高潮で
通行止めになる高速道路とか、雨や風で規制がかかる道路とか色々と見えた。意外と大変な事になった台風だな、と。

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9月17日 今度はレベルか?
 特別警報が始めた発令された直後にこの発表はどうだろうかと思うのだが、気象庁の有識者会議が2016年をメドに、注意報、警報、
特別警報を「レベル」に統一する事を発表した。色々と表現が出てきて、危険度が分からなくなっているので、新しい指標を作る
というのが理由のようだ。しばくらは警報、注意報と併用し、徐々にレベルのみの表現にしていくという計画のようだ。確かに、
今や注意報なんて誰も気にしないし、警報でもちょっと大変なのかなくらいの認識となっている。先日の特別警報は面目躍如と
なったようだが、それでもよく分からないのが事実。基準を改めてレベル表記にするのは悪い事ではないだろう。問題は
それぞれのレベルがどれだけの危険性をはらんでいるのかをいかに周知させるかにあると思う。今の想定では竜巻と雷はレベル3まで、
他はレベル5までで表現するとなっているなど、上限も違う状態。どうやって知識を浸透させるかが難しい課題として残りそうだ。
結局のところ、大事なのは発表したレベルと実際の被害がリンクする事だと思ってしまうのはあまりにも残酷だろうか。
警報、注意報で大した被害が出ていないので誰も警戒しなくなったのが反面教師として生かされるのを願うばかりだ。

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9月18日 MDの生産終了
 どうやら実際は今年の7月には完全に撤退されていたようだ。MDというとCDよりコンパクトでCDから数曲ずつ入れてベスト盤を
作ってみたり、作った後で曲順を入れ替えたり、頭出しが楽だったり、一曲だけ消して入れ替えられたりと色々と便利だったのだが、
結局はiPodに勝てずフェードアウトしていった感じのある商品。自動車のオーディオにもMDプレイヤーというのが結構な割合で
普及していたのだが、iPodとFMトランスミッターの影響で廃れていったものだ。そしてついに今年の7月には最後のメーカーも
プレイヤーの生産から撤退したようだ。確かに私もポータブルMDプレイヤーを持っていた。勿論、録音もできるタイプ。でも、
iPodを買ってからは主役はそちらに移り、いつかの引っ越しの時に廃棄した記憶がある。最近は全く見ないなぁと思っていたら
撤退していたとは。まぁこれも時代の流れというやつだろうか。今更戻れないとは思うのだが。

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9月19日 リニアへの壁
 色々と物議を醸しているリニア新幹線。ここに来て色々な問題が噴出している。最深部で地下40 mとも言われるトンネルの建設。
出てきた残土の処理は勿論だが、南アルプスの辺りでは崩れ易く水が出易い地層を貫くことになるそうだ。技術が進歩しているとは言え
どうなるかはやってみないと分からない状態。他にも横切ると考えられる活断層や電力の問題、緊急時の脱出ルートの問題など、
細かい問題が噴出してきているのが現状。産業界は2020年の東京オリンピックまでにと意気込むが、実際は難しいようだ。
これだけ問題を立て続けに見せられると、本当に大丈夫かよ、と思ってしまう。かつて見に行った黒部ダムでも、そこに至るトンネルに
破砕帯というのがあり、水が噴き出して工事が難航したという説明があった。それでも何とか通したのだから、なんだかんだで
どうにかしそうな気はするのだが。料金を考えても、とりあえず乗る事はないかな、と思っている。話題作りに1回くらい、
といったところだろうか。

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9月20日 エレベーターのワイヤー
 先日、東京タワーで起こったエレベーターのガラスが割れてけが人が出た事故。その原因と考えられる異常が見つかった。
かごを吊るすワイヤーが1本切れており、機械室でワイヤーを通す穴が空いている鉄板が外れていたらしいのだ。勿論、通常では
鉄板はワイヤーに触れることはないのだが、擦れたような跡が見つかっているようだ。ところで、東京タワーのエレベーターの場合、
6本のワイヤーでかごとカウンターウェイトを吊っている。通常、ワイヤー1本だけで規定の重量を支えられるようになっているので
1本切れたからと言って落ちることはない。問題はそこではなく切れたという事実だ。通常の建物の中にあるエレベーターと違って
東京タワーの場合は外に露出している。だから痛みも早いのだろうけど、2年に1回はワイヤーを交換していたという。それでも
追いつかずに切れていた、というのはかなり重大な問題ではないだろうか?この原因を解明しないと、今度は東京スカイツリーでも・・・。
あちらの方がワイヤーが長いだろうから、色々と難しそうだし、どうなることやら。

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