Top雑感2013年11月(21日〜30日)

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11月21日 有給取得率
 厚生労働省が発表した2012年の正社員の有給取得率は47.1%。前年から2.2ポイント低下しているそうだ。政府は「ワークライフ
バランス」の推進を掲げていて、2020年までに有給取得率を70%に引き上げる事を目指しているのだそうだ。ちなみに、私の
2012年の有給取得率は5%くらいだろうか。勿論、社内にはキッチリ消化している人もいるし、私のようにほとんど使わない人もいる。
そんなもんだと思う。有給を取るのが偉いわけでもないし、休まずに毎日会社に行く事が偉いわけでもない。必要であれば休めばいいし
必要が無いなら休まなくてもいい、そう考えている。有給を取る事がワークライフバランスだとも思えないし。指標として使われるのが
有給取得率しかない、というのが問題のような気がする。バランスの取り方は人によって違う筈だし。2020年の目標の達成はほど遠い
わけだけど、その目標に何の意味があるのか、考え直すべきではないだろうか。

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11月22日 喫煙者の悲哀
 大阪府堺市で起こった交通事故。市の水道局の職員が運転する公用車と自転車に乗った女子高生のとの接触事故で、軽傷なのだが、
問題はこの車の運転手にあった。勤務時間中の喫煙が禁じられている堺市なのだが、タバコを吸うのを我慢できなくなり、公用車で
職場を抜け出してタバコを吸おうとしていた時だったのだそうだ。これまでも月に3回程の割合で公用車で抜け出してタバコを
吸っていたのだとか。市の職員は依願退職している。私はタバコを吸わないのでどうでもいいと言えばその通りなのだが、ここの
ところ、どんどん喫煙者の肩身が狭くなっている。喫煙所は狭い空間で、そこに大人数が押し込められてモクモクやっているし、
禁煙の場所が圧倒的に多くなっている。今回のように、勤務時間中は喫煙禁止という場所もあるようで、どこでなら吸えるのか、
他人事ながら心配になってしまうほどだ。消費税増税に伴ってさらなる値上げも考えられているようだし。単なる嗜好品と言われれば
その通りかもしれないが、コーヒーだって紅茶だって嗜好品でしかないわけで。もう少し喫煙者に優しい世の中になってもいいのでは
ないだろうか。あまりにも風当たりが強くないか?

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11月23日 メダカ盗難
 栃木県でメダカ繁殖・販売専門店からメダカが盗まれたという事件があった。ビニールハウス内のメダカ約150匹がいなくなっていた
のだそうだ。窃盗事件として捜査にあたるのだが、その被害額は56万円というから驚きだ。品種の問題なのだが、1匹5000円のメダカ
50匹、4000円が50匹、3000円が30匹、900円が20匹盗まれたとしている。いや、所詮はメダカでしょ?と思って検索
してみたのだが、確かに高値で取引されている。「実際に見れば絶対に一目惚れする」とさえ書かれていたりもするほどだ。
まぁどんな所にでもマニアというのはいるわけで。メダカだって品種改良が続いているわけで、高値で取引される品種が出てきても
おかしくはないが、価値の分からない私からしてみれば「たかがメダカ」になってしまうのだ。まだまだ知らない世界が広がっている
と痛感させられた。メダカってその辺の川で捕まるものでしょ?と思うのは、超がつくほどの田舎出身だからなんだろう。。。

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11月24日 ゆるキャラグランプリ
 気付いたら今年も行われていた、それが素直な感想だ。以前優勝したくまもんは今も大人気だが、その次のバリィさんはその後、
それほど目にする事がなかったあたりから、そろそろ限界を迎えているのでは?という気がしないわけでもない。それでも今年の
エントリーキャラ数は1580であり、グランプリを獲得したのは栃木県佐野市の「さのまる」。佐野ラーメンの丼をかぶり、
ラーメンの麺のような前髪を持ち、いもフライの剣を腰にさしているという出で立ちの侍のキャラクターだという。元になった動物は
犬だろうか、よく分からない。昨年のバリィさんと同じ末路を辿りそうな気がしないわけでもない。因に、第1回ゆるキャラグランプリ
では、記名投票と携帯投票が行われており、記名投票で1位になったのがひこにゃん。こちらも最近はあまり見なくなってきた。
栄枯盛衰というわけではないが、人気は水物ということだろう。そう考えると、人気がピークの時に引退すると宣言して、実際に
引退した柳ケ瀬商店街のやななは成功だったのかもしれない。なお、ラインキングの最下位周辺にはナムキャラ応援団なるものが
軒並み並んでいたわけだが・・・詳しくは触れないでおく。

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11月25日 紅白歌手発表
 今年の大晦日の紅白歌合戦の出場歌手が発表された。毎年この時季だし、何かとネタにしやすいので取り上げている気がする。
で、ハッキリ言って、今年もよく分からない。私が音楽をあまり聞かなくなったというのもあるのだろうが、そもそもそんなに
ヒット曲が無いというのもある。あまり面白くなさそうだな、という印象を受けている。他に見るものがないから見ているという
状態が今年も起こりそうな気がする。あまりにも恒例となっているために、やめるという選択肢が選べないのだろうけど、
そろそろ考えた方がいいのかもしれない。CDも売れていないし、なんなら口パクの歌手だって出ているのが実状。個々人の好みも
細分化されてしまい、国民的ヒット曲というのが出なくなって久しい。紅白で初めて聞く曲だって結構ある。こんな状態でも
続けないといけないのだろうか・・・。他にももっと面白い番組をやってくれればそっちを見るのだけど。なんならずっと
ニュースでもいいとさえ思ってしまう。ま、きっと今年はその頃まで年賀状を作っていそうな気がしているけど。

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11月26日 新生児取り違え
 60年前に病院で取り違えられて貧困を強いられたとして、病院に損害賠償の支払いを命じる判決が出た。取り違えられて育った親元は
貧しい家庭で、中学卒業と同時に就職、学費を稼ぎながら定時制の工業高校を卒業した。が、本来育つはずだった家庭は経済的に
ゆとりがあり、教育熱心な親で、兄弟4人全員が私立高校から大学に進学しているというものだ。支払い命令が出た慰謝料は
3800万円。この取り違えられた人、小さい頃から親に似ていないなどと言われていて違和感があったというのだ。そこから60歳になって
DNA鑑定で親が違うという事、出生当時の病院の記録から実際の両親をしっかりと突き止めたというのが凄い。2009年1月に
兄弟との血縁関係が無いと判明してから事態が動き始めたようだ。DNA鑑定が比較的簡単に実施できるようになったというのは
事実だが、やっぱり凄い。事実は小説よりも奇なり・・・。

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11月27日 献血の問診
 輸血してHIVに感染したというニュースが昨日出た。それを受けての今朝の新聞での記事の内容が酷い。HIV感染の検査をするための
献血者が多いとか、医師との問診で報告をしなかったとか、問診票に虚偽の記載をしたとか色々と。確かに献血前にパソコンを使った
問診があり、そこにはHIVの感染の検査の為の献血かとか、性的接触に関しての内容があったりする。だが、私のように回数を
重ねると、だんだん読まなくなるのだが、海外旅行など一部の質問以外は何の意味も持たない問診。医師との問診にしても、報告を
しなかったと書かれていたが、実際に聞かれるのは当日の体調と消毒薬のアレルギーくらい。あとは血圧を測って終了。場所によっては
自分で血圧を測って、結果の印刷された紙を持って行くというのもあった。つまり、問診票の作成でも、医師の問診でも防ぐ事は
実質不可能なのだ。今回のケースでは、献血後に改めて渡される紙で、該当する場合は当日中に連絡するように書かれている内容。
それも本人の意志によるもの。結局は全てが性善説にのっとって成り立っているシステムなのだ。常に崩壊の瀬戸際にあったと
言ってもいいだろう。今回の件で献血者全員が白い目で見られる事の無いよう願っている。

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11月28日 有名人の落書き
 オーストラリア、ゴールドコーストを訪れていたカナダの人気歌手が、滞在中のホテルの壁に落書きをしたのだが、その落書きを
消すように市長から命令を受けたようだ。本人は既にチェックアウト済みで、ファンが楽しめるように残しておきたいという。
市長は落書き掃除セットを送ったり、直接メッセージを送ったりとしているようだが、本人に戻って掃除をする気はないようだ。
本人が言うように、この人のファンであれば大喜びするだろう。実際、海外ツアーをするくらいなのだから、大人気なのだろう。
しかし、だからと言って何をやっても許されるというわけでは無い。私としては市長を応援したい。人気があるから、スターだから
と何をしてもいいわけはないのであって、最低限のモラルは守るべきだろう。ホテルの壁に落書きなんて、子供じゃないんだから。
本人はアートだと主張しているようだが。この行為でファンが離れるかどうか、ある意味ではファンの人間性も試されているような
気がする。

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11月29日 韓国が参加か?
 最近はニュースに勢いも無くなってきたTPPだが、その交渉の場への関心を韓国が公式に表明した。TPPと言えば年内の交渉妥結を
目指しているものの、イマイチ着地点が見えない状態が続いている。韓国側は最終合意にはまだ時間がかかるが、これ以上遅れると
参加も困難になるとして公式に発表したようだ。ただでさえ終わりが見えなかったのに、さらに場をかき乱すような事を
しなくてもいいじゃないか、と思ってしまう。交渉への参加には現在の交渉国全部からの承認が必要だし、議会から正式な
承認を貰うのに90日が必要だったのはアメリカだっただろうか。今から90日というと、簡単に年内を過ぎてしまうわけで。
議論をややこしくしておいて、やっぱり参加しません、というのではあんまりではないだろうか。日本を含め、現在の交渉参加国が
どのような判断を下すのかにかかっているわけだけど・・・。年内に妥結を目指す方が先じゃないかな。

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11月30日 高額飲食税?
 政府が財政再建に向けた取り組みの一環として導入を検討しているもの。消費者が飲食店やホテルで支払う食事や飲み物代が
1人あたり1万円を超えたら、1人あたらい数百円程度の税を課そうというもの。企業の交際費の一部を非課税とする優遇策の
拡充とセットで行い、企業の税負担を抑制しながら、財源の確保を目指すというものであるらしい。で、この対象になる食事って
どんなものなのだろうか。結婚式とかであれば、超えているかもしれないが、私のような一般市民は1回1万円を超えるような
食事なんてほとんど経験できないのではないだろうか。元々そんな食事をする人は経費で落とせるような立場の人だけのような
気がしないわけでもない。これでどれだけの税収が見込めるというのだろうか。そして、我々一般市民では、飲み会の途中で
一旦精算という技があるわけだけど、これを使えば脱税もできるのでは?まだ検討段階だが、実現するとは思えないのだけど、
どうなんだろう。

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