Top雑感2013年5月(1日〜10日)

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5月1日 かさりん
 「かさりん」と聞いてどこか分かる人は地元の人か、なかなかの通かではないだろうか。メーデーで会社が休みだったので
前々から行きたいと思っていて実現しなかった葛西臨海水族園に行ってきた。世間的には平日なので、人も少なくてのんびりと
見物できた。日曜祝日にはかなり混雑するようだ。葛西臨海公園の一部という事もあってか、社会科見学か遠足かの小学生の
団体がかなりの数見受けられたが、水族園内にはいなかった。さて、このかさりん、色々な展示があるのだが、印象に残るのは
ビュンビュン泳ぐマグロだけと揶揄される事もある。水族園側としては北極・南極の海の展示もウリにしているようだが、
いかんせん水槽が小さいのとやっぱり地味。−2 ℃でも氷らない魚と聞いて驚く人は少ないのではないだろうか。その点、
マグロは見た目のインパクトも大きいし、水槽自体も大きいので人が多くても見える。実際、ホールのようになっていて、
座る場所まで用意されているのだから、印象に残るというのも当然か。ちなみに、脱走したペンギンは「さざなみ」という
名前を付けられて、他のペンギンに混じって展示されていた。羽につけた識別票で見つける事ができる。というわけで、
マグロを見たいならかさりんへ。

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5月2日 運賃を1円刻みに
 消費税増税に合わせて、鉄道会社が運賃を1円刻みにするという案が出ている。券売機で1円、5円の硬貨を使えるようにするのは
技術的に難しいのでICカードのみでの導入になると考えられている。記事からでは分からないが、券売機の維持費や必要とされる紙代、
回収した切符の処理費用などを考えてもICカード側が数円安くなるのだろう。ICカードを使っている身としては有り難い話であり
大いに利用させてもらいたいところなのだが、この方式を単純に導入するには、まだ問題が残されていると思う。何よりも、
全国でICカードが使えない地域が残されているという事。割引を享受できる権利すら与えられないというのは不公平ではないだろうか?
そして、相変わらずだが、地域を跨いでのICカードの利用ができないという点。偶然にも境界線近くに住んでいて、通勤、通学で
跨ぐ必要があった場合、何の意味もない。1円刻みの料金には賛成なのだけど、その前に解決すべき問題があるんじゃないか?
因に、ICカードの残金の1の位が0でなくなるのが何となく嫌で、普通の買い物には一切使っていない私。運賃が1円刻みになったら
普通の買い物にも使うんじゃないかと思っている。

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5月3日 チョコボールドリンク
 コンビニの棚でそんな物を見かけたら、買わずにはいられないだろう、イロモノ好きとしては。ピーナッツ風味という文字が踊る
そんな飲み物を購入。種類別が乳飲料なのが微妙に気になりつつも、早速飲んでみた。飲んでみて真っ先に甘さを感じるのだが、
チョコレートの甘さという雰囲気はあまりなく、何となく甘ったるいという感じ。そして下にピーナッツのような風味が残るが
何となく舌にまとわりつくというか、落花生を食べまくって舌がおかしくなってきた頃のような雰囲気。残念ながらチョコボール
っぽさというのは分からなかった。ピーナッツはあるけれど、チョコレートが感じられないのだ。乳飲料だけに、牛乳系の味が
邪魔をしているのかもしれない。この商品を見てふと思い出したのが、北海道土産の定番「白い恋人」のドリンク。メーカーの
Webページを見ても掲載されていない事から、既に販売されていないと思うが、かつては売られていたもの。同じように完全に液体
なのに、あの独特のクッキーの香りが鼻に抜ける、甘い飲み物だった。今回のチョコボールと共通するのは「何故飲み物にしようと
思った?」と軽く問いつめたくなるという点。何だろう、アイドルは例え下手でも歌を出す事が宿命付けられているように、
売れたお菓子も飲料にする事を試みる規則でもあるのだろうか。たった2つしかないが。チョコボールドリンクはイロモノとして
飲んでみる分には面白いかもしれない。好きな人もいるかもしれないし。

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5月4日 高速上り線の渋滞開始
 実は昨日から起こっていた。昨日の夜はいつもの週末通りの渋滞だったので、首都圏から日帰りで出かけた人の帰宅による
ものだろうという感じ。が、今日の夜は極めて典型的で見ていて楽しい。小仏トンネル、海老名SA、鶴ヶ島IC、音羽蒲郡IC、
四日市JCTと渋滞情報を気にする人であれば必ず耳にした事がある場所を先頭に渋滞が起こっている。それに加えて三ヶ日IC
一宮JCTでも起こっている。後者は先日通ったのだが、これは渋滞するよ、という構造だったので最近になって注目して見ている。
いつものように思うのだが、どうしてこんなにも一斉にみんなが動くのか。ずらせばいいのに・・・というのはいつも思う。
毎年のように東名高速に限ってだが「渋滞減らし隊」なるキャンペーンを実施しているというのに、イマイチ効果が見られない。
色々な事情があるのだろうけど、時間帯をずらせる人がずらすだけで大きく変わるのではないだろうか。因に、渋滞は明日も
予想されている。楽しみに観察しようと思う。

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5月5日 TOEFLの波紋が広がる
 国家公務員1種の採用試験にTOEFL等の点数を反映させる方針を固めた。「等」という断りがついているのは、TOEFLに
決まったわけではなく、民間の英語試験を採り入れようという方針だからだ。昇進などに使うという案は現役官僚に不安と
抵抗が広がった事から見送られたようだ。TOEFLではなくTOEICにする可能性もあるとかないとか。まぁ日本独自で
英語の試験を作れというつもりはないが、TOEICもTOEFLもアメリカのETSというNPOが実施しているわけだけど、
そんなに儲けさせてどうしようというのか・・・。TOEFLの受験について色々と見てみると、会場がすぐに一杯になるから
早めに申し込みをするように書かれている。これであちこちでTOEFLを必須にした場合、さらに会場が足りなくなる
可能性がある。そんなのを必須にしてしまっていいのだろうか。でも、本当に英語能力は必須なんだろうか・・・。
受験生にかかる負担が増えるだけという気がしないわけでもない。

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5月6日 空中権
 建設から50年経った首都高速道路。老朽化から改修が必要とされているが、その費用は最大9100億円と言われている。
その費用の調達に空中権を使おうという案があるようだ。東京駅が改修費用を捻出する為に使った手段で、容積率一杯まで
使わず、その分を周辺に売るという手段だ。ところで、首都高は急いで作る必要があったというのもあり、川の跡や
川の上に建設されている部分が多い。そのため、実際に空中権を売れるのは全体の面積のうち16%しかないのだとか。
実際には地盤が周囲より低い部分にフタをして土地を作って空中権を売るという技を検討しているようだ。東京駅で成功した
からって、空中権に頼り過ぎじゃないか?首都高は他の高速道路と違ってプール制から外れているようではあるが、あれだけの
数の車が走っているのだから、それなりに利益がありそうなのだけど・・・。と思って決算資料を見ると、平成24年度の
純利益は連結で17億円。意外と少ない。何か営業費用が凄いのだ、内訳がよく分からないが。どうせ改修するくらいなら
もっと分かり易く、走り易いようにゴソッと作り替えてくれないかな、なんて思ったりもする。空中権なんてチャチな
事を言わずに、もっとごそっと土地を売って、全部地下に埋めるとか・・・。

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5月7日 まだ1年か・・・
 東京スカイツリーが開業1周年を記念したイベントを開始した。これまでに行った12種類のライトアップを実施してみたり、
ソラマチの各店舗で1周年記念グッズの販売などを行うのだそうだ。開業初年度の来場者数を展望台で640万人、スカイツリータウン
全体で4400万人と想定しているようだ。調べてみるとスカイツリーの開業は昨年の5月22日。すっかり忘れていたし、まだ1年しか
経っていないのかという印象が強い。もっと前から開業していたような気がするし、あって当然のような印象すら受ける。
今になって電波が届かない家庭があるとかで慌てていたりするが、当のツリーの方は素知らぬ顔といった感じだ。結局のところ、
スカイツリーが本当にこんなにも急いで必要だったのかは分からないまま。今後電波の届かない地域が出る恐れがあるという
理由だった気がする。実際には切り替えに伴ってもっと大変な事が起こってしまっているわけだけど・・・。ところで
気になるのは東京タワーの観光客はどうなったのか?という事。減ったのか、変わらないのか。なかなか行く機会が無いので
分からないのだが、どれくらいの影響があったのかは気になる。管理会社である日本電波塔株式会社の最新の決算資料が
見つからなかったので分からないのが残念。たまには田無タワーも思い出してあげて欲しい。

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5月8日 自転車に赤切符
 神奈川県警は悪質な自転車走行に対して赤切符を積極的に交付する方針に切り替えたそうだ。1月から始め、既に240件を
超えているのだとか。信号無視、遮断機が下りた踏切への立ち入り、ピストバイクの取り締まりなどなど。これまでは
警告のカードだったが、あまりにも減らないので強硬手段に出たようだ。赤切符は青切符と違い、検察が起訴すれば
罰金刑などが課される。不起訴になったとしても前歴として記録が残る。平たく言うと前科者になる。いやはや、やっとか
という感じだ。自転車のマナーが悪過ぎるのだ。歩道を走っている時点で間違っているのだが、さらに後ろからベルを鳴らして
道を空けるように要求してくるなんてのはよくある。横断歩道を渡ろうとしたら、信号無視をした自転車に轢かれそうになった
事も何度か。もっとガシガシ取り締まればいいのにと思っていたところだ。これで少しは減ってくれればいいのだけど、
夜とかは結局横行したままなんだろうな・・・。

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5月9日 衆議院通過
 かつては国民総背番号制なんて呼ばれて随分嫌われたものだが、共通番号制度、マイナンバー制度なんて呼ばれるようになった
為か、案外あっさりと衆議院を通過した。参議院に送られて、今国会中に成立すると見込まれている。その場合、2016年1月には
制度がスタートするとも言われている。これで個々人の収入がバッチリ把握できるから、脱税とか無くなるよね・・・と思いたいのだが、
国会議員やら官僚やらがそんなに易々と自分たちの首を締めるような法案を作るだろうかという疑問が残る。それだけ信用が無い
という事を示しているのだけど。最大の問題はセキュリティだろうけど・・・。厳罰化するという流れのようだけど、
摘発できなければ処分する事もできないわけで。その辺りをどうするのかを上手くやって欲しい・・・とは言え、私自身はあまり
心配していないわけで。住基ネットが導入される時も散々騒がれたものの、悪用されたという話は聞かない。本気になってセキュリティ
を強化すればそれくらいの事はできるようなんだから、今回もきっと大丈夫だろう、と。何かと大事な申請には戸籍抄本が必要で
それは本籍地じゃないと取れないとか、不便で仕方ない・・・。そういった事が改善されるなら大歓迎だ。

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5月10日 各社決算発表
 東京証券取引所に上場している企業の決算発表が一段落した。勿論、全部をチェックしているわけではないが、新聞記事等から
気になる所を抜き出してみると、特に家電業界の不調っぷりが目立つ。かつてはドル箱であったテレビの売り上げが激減している
らしい。関係者の話によると、地デジ移行時の特需で6〜7年分の買い替え需要を先食いしてしまったようだ。4Kテレビなんてのが
もてはやされ始めているが、買ったばかりのテレビを買い替えるほどの魅力と対応する放送があるのかと考えると、なかなか厳しい
のではないだろうか。昨日までに決算を終えた企業の全業績が集計されており、それによると営業利益は前年比9%増だとか。
しかも最後の3ヶ月で0.6%減からの巻き返しをしたようだ。ただ、分からないのは、これで本当に景気が良くなったと判断して
いいのかという事。円安に振れた影響がどれくらいあるのかを見積もらないと、為替の気まぐれで一喜一憂する羽目に陥るかも
しれないからだ・・・。為替を無視した数字だけで消費税を上げられたら困るなぁなんて思ったりもしている。因に、私のところは
12月〆なので、3月は四半期決算で減収減益でした。

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