Top雑感2013年4月(21日〜30日)

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4月21日 NASAは何を目指す?
 NASAが太陽系外で地球によく似た惑星を発見した。こと座にある恒星ケプラー62を公転しているケプラー62fという惑星。
直系は地球の1.4倍、表面に水があることが確認できたようだ。すぐ内側を公転する惑星も大きさは地球の1.6倍、はくちょう座にも
地球の1.7倍の大きさの惑星が見つかっているとか。相変わらずというか何というか、NASAが何処を目指しているのか
よく分からない。地球によく似た惑星があったとして、人類が移住する事を考えているとは思えないし、今でもテラフォーミングを
考えているようだし、地球と似た環境にしか生物が存在しないという前提でしか探していないようだし。そして、こんな星、
探せばいくらでも出てくるんじゃないか?とさえ私は思っている。観測技術が上がればいくらでも出てくるだろう、と。
正直言って、探してどうするのか?そこが見えてこないのだ。見つける事が目的・・・なんて事はないと思うのだが。見つける事
そのものには意味が無いのだから・・・。

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4月22日 4D映画
 映画業界では既に3D映画は下火のようだ。3D大作に目が慣れて観客が離れていき、日本の大手配給会社は事実上撤退したようだ。
あえて背景に2D映像を流すドキュメンタリー映画など、新しい形での3D映画の流れが出てきているようだ。そんな中で、4Dに
挑戦した映画館が名古屋にできた。映像に合わせて座席が振動したり、風やキリ、匂い、シャボン玉等を使って臨場感を高める
のだそうだ。通常の映画ならプラス1000円、3Dならプラス1300円。これから全国展開も考えているのだとか。私の場合だが、
映画は黙々と見ていたいのだ。映画の種類によらず、コンコースで静かに過ごし、何も言わず、何も食べず、ただじっと映画を見て、
エンドロールの最後まで見た後に黙々と映画館を去る。楽しいのかと聞かれると困るが、映画を楽しむものであって、それ以外は別に
何も無くていいだろうという考え。それだけに4Dというのは何とも落ち着かなさそうで敬遠してしまう。別に、臨場感なんて
要らないんじゃない?と思ってしまうのだ。私が珍しいタイプの考えなのは重々承知しているが、そうだとしても4Dも先行きは
怪しい気がする。物珍しさで人は集まるが、その後は廃れそうな気が・・・。

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4月23日 火星への片道旅行
 今後10年以内に人類初となる火星への有人飛行実現を目指すオランダの番組制作チームが参加希望者の募集を始めた。2023年に
宇宙飛行士4人を火星に送り届け、火星コロニー建設の試みをリアリティー番組としてテレビで放送する計画なのだそうだ。各グループ
4人で6グループを募集、2022年に最初のグループが出発した後は2年おきに出発する予定なのだとか。健康な18歳以上、優れた
社交、サバイバルスキルと最低限の英語能力が必要だとされているが、そんなもんでは足りないだろう。何しろコロニーを作ろう
というのだ。しかも機材も運べる分だけに限られている。建築関係の最低限の知識も必要だろう。コロニーが完成する前は
飛んでいった宇宙船の中で食事や睡眠をとるのだろうけど、宇宙船が故障する可能性もあるので、ある程度の機械の知識と修理できる
だけの技術力も必要。サバイバルスキルと言ってみても、元々食料が手に入る所ではないので、使い道は限定される。大気の主成分が
二酸化炭素なので火をおこす能力すら役に立たない。面白そうで興味はあるが、私では能力不足だ・・・。

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4月24日 全国一斉学力テスト
 今日実施されたもの。4年振りに全国で全数として行われたもの。ここ数年はというと、予算の削減などで抽出調査を行っていた
そうだ。自分が受けるわけでもないし、子供がいるわけでもないので全く覚えていなかった。興味があるのはそこで出題される問題
だけだった。今までもテストと同時に子供たちにアンケートを行っていたのだが、今回は保護者へのアンケートも実施するのだとか。
その調査結果から出ると考えられているのが、親の年収と子供の学力の関係。うん、実に興味がある。何なら学力テストの
都道府県別順位よりも気になる。ここの相関関係が気になるのだ。今の日本では貧困層が再生産されていると言われている。
子供が塾に行くのが普通になっている今、貧しい家庭では塾に通わせる事ができず、塾に行っている子供に比べて学力が劣る。その結果
将来の職業にも影響してきて、高収入が得られる職業につきにくく、貧しい家庭になる・・・、と。ところで、私は塾に通っていない。
兄は通っていたが、2人も通わせるほどの余裕が無かった。それでもキッチリと大学を出て、博士号を取得し、それなりの企業で
働いている。塾に行けないから学力が低いというのは何がか違っている気がするのだ。塾は問題の解き方を教えてくれるかもしれないが、
本当の理解は得られないと思っている。本当の理解をしていれば、十分に問題を解いてテストで高い点数を取る事ができる、と思う。
結果が出るのは8月。その頃には今と全く違う論点でネタにしていたりして・・・。

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4月25日 核の傘
 ジュネーブで開かれている核拡散防止条約再検討会議のための準備委員会で、日本が共同声明に署名しなかった事で波紋が
広がっている。共同声明では「いかなる状況下でも核兵器が再び使用されないことが人類の共存のためになる」と謳われており、
70カ国以上が署名したが日本は署名しなかった。「いなかる状況下でも」という文言が日本の安全保障の状況を考えると
相応しくないというのが理由だ。核を保有している国も署名していないのだとか。原爆を投下された唯一の戦争被曝国であり
これに署名する事が世界的にどれだけの説得力を持つのかを考えると、やや残念な決断だと思う。何らかの状況で、日本の有事に
アメリカが核を使った場合を考えての事だが、そんな場合でも反対の姿勢を貫くべきではないのだろうか。それでもアメリカが
核を使ったとして、日本は批判されるだろうか・・・。何があっても止めるべきだったという攻撃のとっかかりを残す事には
なるだろうが、そこは反対の姿勢をどれだけ強く貫いたかのアピールの問題の方が大事だと思う。今回の判断はさすがに
まずかったんじゃないか?と思っている。今後、どういう影響が出てくるのか、気になるところだ。

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4月26日 相手側の問題
 日本の閣僚が靖国神社に参拝したことに、中国や韓国が反発している。それに対して首相が「歴史認識に関する問題が外交問題、
政治問題化されることは望んでいない」と発言しているのだが・・・。歴史認識についてとやかく言うつもりはない。歴史の教科書は
その国での解釈による書かれ方、説明のされかた、事実の抽出がされているので、日本と他国の歴史の教科書が違っているというのは
十分に納得できるからだ。閣僚が靖国神社を参拝する事も私は何とも思わない。気になるのは首相の発言。何故そんな事が言えるのか、と。
こちらがどういう意図で言葉を発したとしても、受け取って理解、解釈する自由は相手側にある。軽く注意したつもりでも怒られたと
凹む事だってあるだろうし、違う意味に解釈する事だってある。こちらが望んでいなくても、相手側が望んでいれば、もしくは
そのように解釈する素地があれば、外交問題、政治問題に発展する可能性だってある。こちらがどう思っているかではなく、相手側が
どう解釈するかに全てがかかっているとも言えるだろう。世間一般にも、そのあたりを分かっていない人って多いんだよな・・・。
お互いの認識をすり合わせるのがいかに大変か・・・。

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4月27日 地球の核の温度は?
 欧州の研究チームが発表したもの。従来の推計よりも1000 ℃近く高く、6000 ℃なのだそうだ。勿論、核が突然熱くなった
わけではなく、推定の精度が上がっただけの話。これまでの温度の計算方法にあった欠陥を修正したのだとか。X線を使って
地球のモデルを調査する手法を開発し分析したのだそうだ。それまでの推計は1993年のドイツの研究チームによって
行われたもので5000 ℃くらいだったそうだ。そう言えば、地球の核の温度って記憶した覚えがないなと思い、手元にある
学生時代の資料をいくつか見てみたのだが、残念ながら記述は無かった。中学時代の理科の資料集にはあったと思うが、
さすがに手元にあるのは高校時代以降なので化学の資料集しかないし、地図帳はやはり地球内部にはあまり興味がないらしい。
果たして私が習った頃は何度だったんだろうか・・・。まぁ実生活には、核が何度であっても関係はないのだが。
これまで、地球に磁場がある理由を説明できなかったのだが、今回の核の温度の変更で地球物理学的モデルが裏付けられた
らしい・・・。やっぱり実生活には関係無いが。足下の地球も分からない事だらけなのに、一生懸命に望遠鏡をのぞく
天文学者もいるわけで。人間の興味の対象の幅は広い。

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4月28日 休みのこんな日は
 大型連休が昨日からスタート。ちょっと遠出をしようと考えているが、渋滞を避けて今日の深夜に出ようと思っている私は
相変わらず日中は渋滞情報のチェックをしていた。実は、昨日もチラチラと見ていたのだが、思ったほどには混まなかったのだ。
が、今日は極めて期待通り。東名高速が御殿場付近の左右のルートが合流した直後に混雑、かの有名な大和トンネル付近で渋滞、
関越道花園IC付近で事故渋滞、東京湾アクアラインが湾岸線から分岐した先で渋滞。どうしてこんなにも典型的な渋滞が
繰り返されるんだろうと思ってしまうほど。夜は比較的穏やかな方だけど、アクアラインが千葉から海ほたるまでで
渋滞が起こるというのは定番。そして新東名の威力は相変わらず絶大で、東名と並走している区間の渋滞はほとんど無し。
こんなにも渋滞緩和策が上手く機能した例って少ないんじゃないか?明日で大型連休の前半は終了。そうなると明日の夕方
には上り線が渋滞するのか?その様が見たい・・・なんて不謹慎な事を思うのだが、多分、その渋滞に巻き込まれている気がする。
何処に行くのかは、ネタになりそうだったらその形で公開って事で。

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4月29日 役に立つ事だってある
 昨日の予告通り遠出してきたわけだが、普段の渋滞情報チェックが実に役に立ったのだ。高速道路を走っている間は
ちょくちょくハイウェイラジオをチェックして交通情報を仕入れていたのだが、通過する経路上の渋滞が解消する時間というのが
大体分かるのだ。いつもの場所で渋滞がいつものように起こっているが、途中で適度に休憩を挟んで、自分がその地点に
到達する時刻を解消するであろう時刻にする事で、巻き込まれずに移動する事ができるのだ。勿論、解消時刻は必ずしも
一定ではないので、最終的にはSAやPAの情報端末での確認が必要になるが。そんなわけで、完全に渋滞フリーで移動できた・・・
とはいかないのが難しいところ。普段はチェックしていない場所で渋滞に巻き込まれたのだ。JCTだが、合流する車の数が
多すぎてスムーズに合流できないのが原因だろう。自分で走って初めて分かる渋滞ポイントとその理由。今後はそのJCTも
チェックだ!と意気込んでいるが、次にそこを利用するのはいつの日やら・・・。

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4月30日 ウェアラブル端末の時代か?
 Googleが眼鏡型端末の本格的な発売が年内に始めそうだ。地域も限られているし、端末を使って何をするかについて、短い
文章をつけて応募しないといけない。8000人と言われている。一方、Appleは次のカンファレンスで腕時計型端末が
発表されるのではないかと噂されている。両者に共通するのは身につける形の端末になっているという事。どちらもまだ
完全に仕様が発表されているわけではないので、どこまでできるのかは分からないのだが、両方とも普及に向かうとすると
時代は大きく変わってくるだろう。ただ、相変わらず分からないのは、そこまでして情報を入手しないといけない理由だ。
スマートフォンですら分からないというのに・・・。ほとんど下調べをせずに遠出して、現地で情報を手に入れて行動したり
するのだが、そんな事はできない人ばかりなんだろうなと思ってしまう。そんなに情報が検索できる状態というのが大事
なんだろうか。プライバシーの問題が取りざたされているが、それ以前に必要性についての議論をすべきではないだろうか。

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